(『古典』古くて良いもの)赤川次郎の文楽入門―人形は口ほどにものを言い/赤川次郎(著)

2017/05/09 (Tue)
2017年4~5月(前半)の特集本
堅苦しくて難しいという印象でも、
奥が深くて知れば知るほど面白くなってくるのが「古典の魅力」です。
現代向けに編集された本を案内役に、歴史をさかのぼってみませんか?

赤川次郎の文楽入門―人形は口ほどにものを言い (小学館文庫)/小学館

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2017年度『本屋大賞』結果発表! 全国の書店員さんが選んだ、いちばん売りたい本はコレだ!!

2017/05/09 (Tue)

2017
賞をとって話題になった本や漫画には、人を惹きつける魅力がある。
2004年に開始した『本屋大賞』に注目!
大賞作品はもちろん、ノミネート作品もみんなが知っている作品も多い!

『本屋大賞』とは、過去一年の間に刊行された日本の小説の中から、新刊書の書店で働く書店員が実際に読んで、「面白かった」「お客様にも薦めたい」「自分の店で売りたい」と感じた本を選び、投票で決定するものです。
「本屋大賞」の選考方法や選考委員などを分かりやすくイラスト付きでご説明。
↓
本屋大賞作品をプレイバック!・・・『本屋大賞』ってなに?
■2017年度選考期間:2016年11月〜2017年4月
第14回目となる2017年本屋大賞は2016年11月から一次投票を開始。
一次投票には全国446書店564人、二次投票には288書店より346人もの投票がありました。
二次投票ではノミネート作品をすべて読んだ上でベスト3を推薦理由とともに投票しました。
その結果、2017年本屋大賞に、『蜜蜂と遠雷』恩田陸(幻冬舎)が決まりました。


378.5点

3年ごとに開催される芳ヶ江国際ピアノコンクール。
「ここを制した者は世界最高峰のS国際ピアノコンクールで優勝する」というジンクスがあり、近年覇者である新たな才能の出現は音楽界の事件となっていた。
ピアノコンクールを舞台に、人間の才能と運命、そして音楽を描き切った青春群像小説。
著者渾身、文句なしの最高傑作!
3年ごとに開催される芳ヶ江国際ピアノコンクール。「ここを制した者は世界最高峰のS国際ピアノコンクールで優勝する」ジンクスがあり近年、覇者である新たな才能の出現は音楽界の事件となっていた。養蜂家の父とともに各地を転々とし自宅にピアノを持たない少年・風間塵15歳。かつて天才少女として国内外のジュニアコンクールを制覇しCDデビューもしながら13歳のときの母の突然の死去以来、長らくピアノが弾けなかった栄伝亜夜20歳。音大出身だが今は楽器店勤務のサラリーマンでコンクール年齢制限ギリギリの高島明石28歳。完璧な演奏技術と音楽性で優勝候補と目される名門ジュリアード音楽院のマサル・C・レヴィ=アナトール19歳。彼ら以外にも数多の天才たちが繰り広げる競争という名の自らとの闘い。第1次から3次予選そして本選を勝ち抜き優勝するのは誰なのか?
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人の持つ根源的な感動力をより戻してくれる一冊
ダブル受賞が伊達じゃない面白さ。音楽をこんな風に表現できるなんて。本当にキラキラしていて、私自身も音楽の溢れる世界に入り込んでしまいまった。登場人物が多いのにごちゃごちゃしてる感じも何も感じない。誰かに感情移入しているというよりかは、一参加者(いろんな立場があるのでそれもワクワク)として音楽の世界に引き込まれた。ピアノコンクールの話ということで畑違いだなぁっと思って今日まで読んでこなかった自分馬鹿でした。ピアノやクラシックには、あまり造詣が深くないので、楽しめるかなと思っていたいましたが、そこは、恩田陸さん!そんな心配は無用でした、読んでよかった!最終ページのコンクール結果を眺めながら読者というより聴衆としての充足感をしみじみと。シンフォニーは大好きであるがピアノ曲はほとんど聴いて来なかったが読後本作は手元に置いてコンテスタントのプログラムにある曲を実際に聴いてみようと思った。まずはバルトークのPコンチェルト3番あたりから。
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