FC2ブログ
2020 05 « 1.2.3.4.5.6.7.8.9.10.11.12.13.14.15.16.17.18.19.20.21.22.23.24.25.26.27.28.29.30. »  2020 07

(11月の特集本:オレンジ文庫編❸/4)「時をかける眼鏡」シリーズ/椹野道流(著) 装画:南野 ましろ

kage

2018/11/29 (Thu)

11月の特集本:キャラ文芸
キャラ文芸1

思わず惹き込まれる世界観、個性的、独創的な登場人物たち。

キャラクターの個性がいわゆる立っていて、独特の世界観をもち、しっかり物語が紡がれている”キャラクター文芸”が、いま出版界を振わせている。恋愛もの、ほっこり系、殺人、ミステリー、異世界、オカルト……とジャンルは多様で、いずれも読む人を惹きつけてやまない知的エンタメ!今月はそんな話題の”キャラ文芸”の文庫をご紹介。

アイコンりす今回の書籍案内人・・・・Arika

集英社の”キャラクター文芸”が、すこぶるおもしろい!
集英社・オレンジ文庫/4

読んでハマる、ちょっぴり泣ける、そして元気が出る!

登場人物たちの豊かな個性、活躍、心情が、読む人の心を掴んで離さない「キャラ文芸」

表紙を見てもその世界観がひと目でわかるまさにエンタメの王道。

いま、読んで置きたい集英社・オレンジ文庫を紹介。


時をかける眼鏡
著者:椹野 道流
装画:南野 ましろ
集英社オレンジ文庫

🍊法医学者がリアルな知識で描くタイムスリップ法医学ミステリー
  時をかける眼鏡: 医学生と、王の死の謎

遠慮の欠片もなく照りつける、眩しい夏の太陽。

母の故郷・マーキス島にある「法医学博物館」で突然過去の世界に飛ばされた、 医学生の西條遊馬。わけがわからないまま、殺人事件の現場に居合わせたために投獄されてしまう。そこで出会ったのは、この国の皇太子ロデリック。彼は、父である王を殺した罪に問われているというのだが…?そして、ロデリックの無実を証明するよう、遊馬に頼んできた人物とは――!?

時をかける眼鏡 医学生と、王の死の謎 (集英社オレンジ文庫)
椹野 道流
集英社 (2015-01-20)
売り上げランキング: 274,537


Arikaアイコン(小)1法医学×タイムスリップ。
過去の歴史から召喚された?現代法医学生が挑む国王殺しの謎。

医学生の遊馬は夏休みに、母の故郷であるマーキス島の、「法医学博物館」を訪れた。その博物館の中で光を放つ本に触れた途端、遊馬は過去へと飛ばされ、殺人犯として投獄されてしまい……。現代法医学を使い、国王の死の真相をつきとめるタイムスリップ・ミステリー。まだ医学もほとんど発展していない中世の時代、そこには殺人の疑いをかけられた王子がいた……法医学を学ぶ学生主人公が、異世界で、その知識をもとに事件を解決する。死体が全てを語っている・・・。物語としてはまだプロローグという位置付け、今後は色んな時をかけるのか、どの巻の時空で謎解きをするのか? 以前はごく普通の人が異世界とかに飛ばされるパターンが多かった気がするけど、最近は獣医(獣医さんのお仕事という本では獣医が飛ばされてる)とか法医学とか専門の知識持ってる人が飛ばされるんだね。遊馬無事に帰ってこれるのか? そして愛情表現がいびつな兄弟の今後がとても楽しみ♪次回作に期待。


🍊"DNA鑑定のない時代"の謎に、現代の医学生が挑む!
  時をかける眼鏡: 新王と謎の暗殺者

西條遊馬は、毎朝、夜明けと共に目を覚ます。

自室のごく小さな窓から差し込む朝の光が、

ちょうど顔面に当たるせいで、眩しくて自然と目が開いてしまうのだ。


過去の世界のマーキス島に呼び寄せられた、医学生の西條遊馬。
元の世界に戻るその日まで、王室に仕える鷹匠クリストファーの弟子として過ごすことになった。
しかし、新王ロデリックの即位式の夜、事件は起きた。 招待客である外国の要人が不審な死を遂げたのだ。
早急に犯人を見つけ出さなければ王室の信用にかかわる。
遊馬は現代法医学の知識で真相究明に臨むが――!?

時をかける眼鏡 新王と謎の暗殺者 (集英社オレンジ文庫)
椹野 道流
集英社 (2015-07-17)
売り上げランキング: 334,910




🍊少なくとも今は、ここが僕のいるべき場所なんだ。
 時をかける眼鏡: 眼鏡の帰還と姫王子の結婚

夏は過ぎ去ったとはいえ、午後の日差しは意外なまでに強く、ジリジリと肌を焼く。

元の世界に戻る日がいつになるのかわからないまま、過去の世界のマーキス島で暮らす医学生の西條遊馬。いまの生活にも慣れてきた矢先、姫王子ヴィクトリアの結婚話がもちあがった。大国アングレからの申し入れだから、断るのは難しい。だが簡単に受け入れるわけにもいかない…。王であるロデリックが見出した答えとは!? そして遊馬は唐突に決断を迫られることに!

時をかける眼鏡 眼鏡の帰還と姫王子の結婚 (集英社オレンジ文庫)
椹野 道流
集英社 (2016-05-20)
売り上げランキング: 318,407



🍊中世の謎を“現代法医学”で解き明かす、タイムスリップ・ミステリー
 時をかける眼鏡: 王の覚悟と女神の狗

雪かきを終えると、

ガチガチと歯を鳴らしながら自室に駆け込み、

暖炉の前で足踏みをしながら、

分厚い毛皮の手袋を嵌めたままの両手を暖炉の火にかざす


王が女神の怒りをかったときに現れると言い伝えられている「女神の狗」が出たと報せがあった。マーキス王国に呼び戻された遊馬は現代法医学の知識を使って、城下で起きた不審死事件を調べることに…!?

時をかける眼鏡 王の覚悟と女神の狗 (集英社オレンジ文庫)
椹野 道流
集英社 (2016-10-20)
売り上げランキング: 279,743



🍊学生遊馬が、幻の宝物を求めた先で見たものは…。
 時をかける眼鏡: 華燭の典と妖精の涙

大きな切り株の上に、

細めの枝を十本ほど適当に並べ、小振りの鉈で短めにざくざく切っていく。


かつての宗主国アングレから、国王の同意がなければジョアンとヴィクトリアの結婚を認めないとの通告が入った。ロデリックは、キャスリーンお披露目の舞踏会にアングレ特使を招待し、その席で言質をとろうと一計を案じる。が、キャスリーンがアングレ特使を怒らせてしまい、窮地に立たされた一同。謝罪の代わりに伝説の宝物「妖精の涙」を差し出すように言われ…。

時をかける眼鏡 華燭の典と妖精の涙 (集英社オレンジ文庫)
椹野 道流
集英社 (2017-04-20)
売り上げランキング: 208,411



🍊大国フランク王国の大使殺害事件に医学生が挑む!
 時をかける眼鏡: 王の決意と家臣の初恋

晴れ渡った空を、ふんわりした真っ白の雲がゆっくりと流れていく。

高地であるせいか、やけに近く見えるその雲を見上げ、西條遊馬は思わず呟いた。


過去の世界でマーキス王家に力を貸す決意をした西條遊馬。遊馬は、マーキス王国からポートギース王国に嫁ぐ姫王子・ヴィクトリアのお供の一人として、随行することになる。各国の賓客を招き、ポートギースの王・ジョアンとヴィクトリアの結婚式が盛大に行われ、そこには、大国フランクの使節も招かれていた。盛大な結婚式が行われた夜、フランク王国の使節が何者かに殺害されて……?

時をかける眼鏡 王の決意と家臣の初恋 (集英社オレンジ文庫)
椹野 道流
集英社 (2018-01-19)
売り上げランキング: 212,518



🍊財宝の秘密を握るミイラが発見されて…!?
 時をかける眼鏡: 兄弟と運命の杯

顔が冷たくない。

それが、目覚めた瞬間、西條遊馬が驚いたことだった。


ヴィクトリアの結婚式を終え、マーキスに帰ってきた遊馬たち。平穏な時はつづかず、マーキス島に巨大な嵐が襲来する。沿岸部に多大な被害を受けたマーキス王国は、復興と対応に追われる日々をすごす。そんな中、嵐で壊れた城壁から隠し部屋が発見され、その中にミイラが見つかる。調べてみるとマーキス王国がアングレ王国の支配下にあった頃に多大な財宝を隠したと言われる過去の宰相のミイラであることをつきとめる。復興資金に苦しんでいた国王ロデリック達は宝探しに盛り上がるが……!?

時をかける眼鏡 兄弟と運命の杯 (集英社オレンジ文庫)
椹野 道流
集英社 (2018-07-20)
売り上げランキング: 212,631


Arikaアイコン(小)1法医学×タイムスリップ。
過去の歴史から召喚された?現代法医学生が挑む国王殺しの謎。

シリーズ第7弾。。読み応えのあるときとあっさりのときがあって、今回はあっさりの方。輿入れしたヴィクトリアがポートギース国で落ち着いたのを見届け、マーキス王国へ帰国した遊馬とクリス。帰って早々すぐに嵐が襲来。現代の知識を駆使して、台風の避難所を設置する事を提案したり、地下から出てきた遺体の検案をしたり、遊馬大活躍の回。三章「嵐の中で」の災害から、四章「隠されていたもの」五章「大切な人」まで滑らかに時系列が流れた。サブチャラ達も自然に動き、フランシスの遊馬に対する驚きの本音が聞けたのはよかった。あと遊馬がいなくなった後のことを考えた展開など、これからのことも示唆していてあっさりだったけど、思いのほか満足できた。ミイラ(死蝋)に関するお話は、法医学に詳しい著者だからこそ書けるお話で興味深かった。 宝探しや宰相の隠し財産については、次巻に回収かな?医学生としての知識も役にたち、ますます安定の流れ。確かに兄弟間の橋渡し的役割を求められている遊馬。近い将来、無事日本に戻る日は来るのか?


椹野 道流(ふしの みちる) 
兵庫県出身。
デビューから数年は某大学の法医学教室に在籍する非常勤監察医だった。
現在は専門学校で教壇に立つかたわら、作家活動をしている。
特技は一弦琴。中原中也が好きで、ペンネームの「椹野」は椹野川に由来する。
1996年、講談社の第3回ホワイトハート大賞エンタテインメント小説部門に「人買奇談」で佳作入選。翌年講談社X文庫ホワイトハートより同作でデビュー。以降、ホワイトハートからは『奇談』シリーズ、『にゃんこ亭のレシピ』シリーズ、講談社ノベルスからは『鬼籍通覧』シリーズ(ホワイトハートにて、順次文庫化されている)などを発表。『奇談』シリーズは、3作のオリジナルCDブックも発売されている。また、『妖魔なオレ様と下僕な僕』(通称「妖僕」)シリーズ、『右手にメス、左手に花束』(通称「メス花」)シリーズ、『作る少年、食う男』シリーズなどはドラマCD化もされている。





関連記事
スポンサーサイト



コメントフォーム

kage


URL:




Comment:

Password:

Secret:

管理者にだけ表示を許可する

この記事へのトラックバック