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《文豪×マンガ1》谷崎万華鏡 - 谷崎潤一郎マンガアンソロジー /榎本俊二、今日マチ子、 久世番子、 近藤聡乃 、しりあがり寿 、高野文子、中村明日美子…etc (著)

kage

2018/11/12 (Mon)

文学の秋の特集:夢のコラボレーション続々。
文豪×マンガa

太宰治、芥川龍之介、谷崎潤一郎……

その作品の芸術性の高さで、”文豪”と呼ばれる偉大なる作家たち。

そんな彼らの作品や、なんと彼ら自身までもが、続々マンガ化されている。

正統派コミカライズ作品から、「その手があったか!」という驚きの文豪マンガまで紹介!


アイコンりす今回の書籍案内人・・・・Arika

この一冊で、文豪・谷崎の小説、随筆、人生が味わえる豪華絢爛な競演企画。
 谷崎万華鏡 - 谷崎潤一郎マンガアンソロジー
 /榎本 俊二、今日 マチ子、 久世 番子、 近藤 聡乃 、しりあがり寿 、高野 文子、中村 明日美子…etc (著)


谷崎万華鏡 - 谷崎潤一郎マンガアンソロジー
榎本 俊二 今日 マチ子 久世 番子 近藤 聡乃 しりあがり寿 高野 文子 中村 明日美子 西村 ツチカ 古屋 兎丸 山口 晃 山田 参助
中央公論新社
売り上げランキング: 79,045


榎本俊二「青塚氏の話」
今日マチ子「痴人の愛」
久世番子「谷崎ガールズ」
近藤聡乃「夢の浮橋」
しりあがり寿「谷崎潤一郎『瘋癲老人日記』×ヘミングウェイ『老人と海』REMIX」
高野文子「陰翳礼讃」
中村明日美子「続続羅洞先生」
西村ツチカ「猿が人間になった話」
古屋兎丸「少年」
山田参助「飈風」
山口晃「台所太平記」


D01-g031.gif谷崎潤一郎メモリアルイヤー|特設ページ|中央公論新社

線
Arikaアイコン(小)1谷崎潤一郎歿後50周年・生誕130周年を記念して、
現代人気作家11名が谷崎作品と奇跡のコラボレーション!  

谷崎潤一郎の没後50年を記念し、WEB上で中央公論新社によって行われているアンソロジー企画。榎本俊二、今日マチ子、 久世番子、近藤聡乃、しりあがり寿、高野文子、中村明日美子、西村ツチカ、 古屋兎丸、山田参助、山口晃など、毎月1人の人気作家が、谷崎文学にオマージュを込めてマンガを発表。谷崎作品のストレートなコミカライズ(と言っても、個性派作家陣の独自性が発揮されまくり)はもちろん、谷崎自身の生涯に思いを馳せる作品なども、バリエーション豊かに寄稿されている。稀代の漫画家、絵師11名が文豪・谷崎の小説、随筆、人生にオマージュを捧げる豪華絢爛な一冊。谷崎文学の変態ぶりをどう料理するか。『痴人の愛』から『瘋癲老人日記』まで、奇跡の競演作品をご堪能あれ。アプローチが全く違うところが面白い。どれか気に入る一篇があるはずです。

・‥…━━━☆
榎本俊二「青塚氏の話」
思い人の完璧な女体を、市販の材料で手作りする男の狂気を描く。
谷崎の変態性が21世紀の読者にも衝撃をあたえる。この文豪、やっぱりやばい。
・‥…━━━☆
久世番子「谷崎ガールズ」
谷崎作品のマンガ化ではなく、生涯三人の妻をもった、谷崎の半生をコミカルに描く。
・‥…━━━☆
中村明日美子「続続羅洞先生」
先生の欲望が具体的に描かれた最終頁が秀逸。こんなに品良くSMプレイを描けるなんて・・・。線の美しさはいつもながらため息がもれるが、谷崎のマゾヒズムをさらりと伝えてしまえる力量に感服。つかみどころのない羅洞先生、飄々とした記者……雰囲気にぴったりのキャラ造形はさすが⁉ 
・‥…━━━☆

作家の目を通すと、増幅される魅力があって、万華鏡だなあと…と思いつつ、それぞれの作家の良さがしっかりと出ていた。


■□毎月1日更新・マンガアンソロジー■□■
谷 崎 万 華 鏡

人気作家と文豪・谷崎潤一郎の世界が奇跡のコラボレーション!
毎月1名の作家が谷崎文学にオマージュを込めてマンガを発表した。
※掲載期間終了後も、冒頭部分はお読みいただけます。

第1回
久世番子「谷崎ガールズ」
┣1977年愛知県生まれ。2000年にマンガ家デビュー。
┣書店員の本音を赤裸々に描いた『暴れん坊本屋さん』や、文豪の魅力を語り倒す『よちよち文藝部』などのコミックエッセイがベストセラーに。
┣現在、『kiss』で「神は細部に宿るのよ」、『別冊花とゆめ』で「パレス・メイヂ」を連載中。

第2回
近藤聡乃「夢の浮橋」
┣1980年千葉県生まれ。2008年よりニューヨーク在住。
┣アニメーション、マンガ、ドローイング、油彩など多岐に渡る作品を国内外で発表している。
┣『はこにわ虫』『いつものはなし』『うさぎのヨシオ』などコミック作品も精力的に発表し、近著『ニューヨークで考え中』も話題に。
┣現在『ハルタ』に「A子さんの恋人」を連載中。

第3回
中村明日美子(なかむら・あすみこ)「続続蘿洞先生」
┣2000年に「コーヒー砂糖いり恋する窓辺」でデビュー。
┣爽やかな青春物語からボーイズラブ、官能的な物語まで、多岐にわたる世界観で読者を魅了する。
┣近著に『同級生』シリーズ、『君曜日』など。

第4回
西村ツチカ「人間が猿になった話」
┣1984年兵庫県生まれ。2009年にマンガ家デビュー。
┣2010年『西村ツチカ作品集 なかよし団の冒険』で文化庁メディア芸術祭マンガ部門新人賞受賞。
┣著書に『かわいそうな真弓さん』『さよーならみなさん』がある。
┣自主製作マンガ誌『ユースカ』でも精力的にマンガを発表している。 イラストレーターとしても活躍中。

第5回
古屋兎丸「少年」
┣1968年東京都生まれ。94年に『月刊漫画ガロ』より「Palepoli」でデビュー。
┣卓越した画力と多彩な画風で熱狂的な支持を集める。
┣主な著書に『ライチ☆光クラブ』『帝一の國』『女子高生に殺されたい』などがある。

第6回
山田参助「飇風」
┣1972年生まれ。雑誌『さぶ』『SAMSON』へ短篇マンガや挿絵を発表するかたわら、歌謡曲デユオ「泊」で音楽活動を行い、活躍は多岐に亘る。
┣現在『コミックビーム』で「あれよ星屑」、『コミック乱』で「ニッポン夜枕ばなし」を連載中。
┣主な著書に『若さでムンムン』『あれよ星屑』などがある。

第7回
榎本俊二「青塚氏の話」
┣1968年、神奈川県生まれ。『モーニング』より「GOLDEN LUCKY」でデビュー。
┣不条理さと哲学的な問いが横溢する独特のギャグ世界を構築。
┣主な著書に『えの素』『榎本俊二のカリスマ育児』『ムーたち』などがある。

第8回
しりあがり寿‐谷崎潤一郎「瘋癲老人日記」×ヘミングウェイ「老人と海」REMIX
┣1958年、静岡県生まれ。85年、『エレキな春』でデビュー。
┣ヘタウマな画風でパロディやギャグ、死や人生をテーマにした哲学的な作品を精力的に生み出し、多くの読者から指示されている。
┣主な著書に「真夜中の弥次さん喜多さん」「ヒゲのOL籔内笹子」「オーイ・メメントモリ」などがある。2014年、紫綬褒章受章。

第9回
高野文子「陰翳礼讃」
┣1957年新潟県生まれ。看護士として勤める傍ら、79年に商業誌デビュー。
┣1982年に日本漫画家協会優秀賞、2003年に手塚治虫文化賞マンガ大賞を受賞。
┣作品集に『絶対安全剃刀』『おともだち』『るきさん』『ドミトリーともきんす』などがある。
┣漫画作品の他に絵本『しきぶとんさん かけぶとんさん まくらさん』などを手がける。

第10回
今日マチ子「痴人の愛」
┣東京都生まれ。
┣2005年「ほぼ日マンガ大賞」入賞。
┣2014年に『みつあみの神様』『アノネ、』『mina-mo-no-gram』『U』で手塚治虫文化賞新生賞」受賞。
┣2015年に『いちご戦争』で日本漫画家協会賞・カーツーン部門大賞」受賞。近著に『ニンフ』『ぱらいそ』などがある。

第11回
山口晃「台所太平記」
┣1969年群東京都生まれ。群馬県桐生市育ち。画家。
┣2007年、会田誠との二人展「アートで候。会田誠、山口晃展」、08年「さて、大山崎 山口晃展」を催して以降、各地で展覧会が開かれている。寺院や公共施設等のパブリックアートを手がける一方、新聞小説や書籍の装画、文筆業など活躍は多岐に渡る。
┣主な著書にマンガ『すずしろ日記』シリーズ、『藤森照信×山口晃 日本建築集中講義』のほか、2012年に上梓した『ヘンな美術史』で小林秀雄賞を受賞。


別冊太陽236 谷崎潤一郎 (別冊太陽 日本のこころ 236)

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谷崎 潤一郎(たにざき じゅんいちろう)
1886年(明治19年)7月24日 - 1965年(昭和40年)7月30日(没)
職業:小説家、劇作家、随筆家
デビュー作:『誕生』(戯曲、1910年)

代表作
『刺青』(1910年)
『痴人の愛』(1924年-1925年)
『卍(まんじ)』(1928年-1930年)
『蓼喰ふ虫』(1928年-1929年)『春琴抄』(1933年)
『陰翳禮讚』(随筆、1933年-1934年)
『細雪』(1944年-1948年)
『少将滋幹の母』(1949年-1950年)
『鍵』(1956年)
『瘋癲老人日記』(1961年-1962年)

主な受賞歴
国民文芸賞(1923年)
毎日出版文化賞(1947年)
朝日文化賞(1948年度)
第8回文化勲章(1949年)
毎日芸術大賞(1962年年度)

明治末期から第二次世界大戦後の昭和中期まで、戦中・戦後の一時期を除き終生旺盛な執筆活動を続け、国内外でその作品の芸術性が高い評価を得た。現在においても近代日本文学を代表する小説家の一人として、評価は非常に高い。

初期は耽美主義の一派とされ、過剰なほどの女性愛やマゾヒズムなどのスキャンダラスな文脈で語られることが少なくないが、その作風や題材、文体・表現は生涯にわたって様々に変遷した。漢語や雅語から俗語や方言までを使いこなす端麗な文章と、作品ごとにがらりと変わる巧みな語り口が特徴。『痴人の愛』『春琴抄』『細雪』など、情痴や時代風俗などのテーマを扱う通俗性と、文体や形式における芸術性を高いレベルで融和させた純文学の秀作によって世評高く、「文豪」「大谷崎(おおたにざき)」と称された。その一方、今日のミステリー・サスペンスの先駆的作品、活劇的な歴史小説、口伝・説話調の幻想譚、果てはグロテスクなブラックユーモアなど、娯楽的なジャンルにおいても多く佳作を残している。


Arika報告書v

正統派「細雪」より、大衆的というか著者の性壁を色濃く反映したと思われる作品が好きです。

それこそ引くくらいの変質・変態性だったり、ドロドロの嫉妬からくる独占欲カモンだったり、また著者ならではのエロティシズムの追求だったり…。

無意識に性に目覚めていく少年期を豊潤な筆致で描く「少年」の初々しさにトキメキつつ、イチオシなのは谷崎文学に通底するフェティシズムが匂い立つ名作6篇が収録された「谷崎潤一郎フェティシズム小説集 (集英社文庫)」。オススメなのは、谷崎文学の通奏低音であるマゾヒズムに焦点をあて、人間の心に潜む“魔性"を刺激する短編集「谷崎潤一郎マゾヒズム小説集 (集英社文庫)」。

……その他、官能的な愛やマゾヒズムを描いた谷崎潤一郎の作品など下記の書籍でお楽しみいただけます。

また、山田詠美さんが『痴人の愛』をオマージュした小説『賢者の愛』も好評発売中!


刺青・少年 (角川文庫)
KADOKAWA / 角川書店 (2016-04-01)
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谷崎 潤一郎 (著)
舞台は江戸時代の下町、腕のいい刺青師が偶然みかけた娘の足。その娘こそ、刺青師の求める肌の持ち主だった。1年後、娘が訪ねてきた。麻酔薬で眠らせ、一心に女郎蜘蛛を娘の背中に刺し込む刺青師。谷崎潤一郎24歳の処女作「刺青」。表ではガキ大将とひ弱な男児だが、家に帰るとその立場が逆転。巻き込まれた主人公と男児の姉も加わり、4人のイジメ遊びが展開される。踏みつけたり、姉を縛ったりしての遊びの果てには。子供の倒錯した世界を描く「少年」。耽美で、サディズムとマゾヒズムが交錯、それでいて決して下品にならない格調高い物語の数かず。ほかに、「秘密」を収録。著者初期の短編集。


瘋癲老人日記
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(2017-01-30)


谷崎潤一郎 (著)
七十七歳の卯木は美しく驕慢な嫁颯子に魅かれ、変形的間接的な方法で性的快楽を得ようとする。老いの身の性と死の対決を芸術の世界に昇華させた名作。


卍(まんじ) (新潮文庫)
卍(まんじ) (新潮文庫)
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谷崎 潤一郎
新潮社
売り上げランキング: 14,432


谷崎潤一郎 (著)
光子という美の奴隷となった柿内夫妻は、卍のように絡みあいながら破滅に向かう。官能的な愛のなかに心理的マゾヒズムを描いた傑作。


鍵
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(2016-06-28)


谷崎潤一郎 (著)
妻の肉体に死をすら打ち込む男と、死に至るまで誘惑することを貞節と考える妻。性の悦楽と恐怖を限界点まで追求した問題の長篇。〈解説〉綱淵謙錠


猫と庄造と二人のをんな (中公文庫)
谷崎 潤一郎
中央公論新社 (2013-07-23)
売り上げランキング: 377,188


谷崎潤一郎 (著)
猫に嫉妬する妻と元妻、そして女より猫がかわいくてたまらない男が繰り広げる軽妙な心理コメディの傑作。安井曾太郎の挿画収載。〈解説〉千葉俊二


台所太平記 (中公文庫)
谷崎 潤一郎
中央公論新社
売り上げランキング: 261,002


谷崎潤一郎 (著)
若さ溢れる女性たちが惹き起す騒動で、千倉家のお台所はてんやわんや。愛情とユーモアに満ちた筆で描く抱腹絶倒の女中さん列伝。〈解説〉阿部 昭


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谷崎潤一郎フェティシズム小説集 (集英社文庫)
谷崎 潤一郎
集英社 (2012-09-20)
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谷崎 潤一郎 (著)
本当のいけないことを また教えてあげる。女郎蜘蛛の入れ墨を背に彫り込まれた娘が、自らの裡にひそませる欲望を解き放ち、あざやかな変貌をとげる「刺青」、恐怖に取り憑かれた男の禁断の快楽を描いた「悪魔」、女の足を崇拝する初老の男と青年が、恍惚の遊戯に耽り、溺れていく「富美子の足」など、情痴の世界を物語へと昇華させた、谷崎文学に通底するフェティシズムが匂い立つ名作6篇。 谷崎文学の名作の中から、人間の心に潜む密やかで妖しい欲望を浮かび上がらせる作品を一冊に。

「刺青」「悪魔」「憎念」「富美子の足」「青い花」「蘿洞先生」6篇を収録。(解題/千葉俊二 鑑賞/KIKI)


変身綺譚集成 (平凡社ライブラリー)
谷崎 潤一郎
平凡社 (2018-07-10)
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谷崎 潤一郎(著) 東 雅夫 (編集)
文豪怪異小品集第7弾。超自然の怪異を描いた「変身綺譚」系の作品や怪奇幻想文学ジャンルの仲間らについて語った作品を収録する。


arikaおすすめ

谷崎潤一郎マゾヒズム小説集 (集英社文庫)
集英社 (2017-06-30)
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谷崎 潤一郎 (著)
谷崎文学で知る、ほんとうのいけないこと。谷崎文学の通奏低音であるマゾヒズムに焦点をあて、人間の心に潜む“魔性"を刺激する短編集。エスカレートする遊びの中で、少年と少女が禁じられた快楽に目覚めていく「少年」、女に馬鹿にされ、はずかしめられることに愉悦を感じる男を描く「幇間」、関東大震災時の横浜を舞台に、三人の男が一人のロシア人女に群がり、弄ばれ堕ちていく「一と房の髪」など、時代を超えてなお色鮮やかな、谷崎文学の真髄であるマゾヒズム小説の名作6篇。

「少年」「幇間」「麒麟」「魔術師」「一と房の髪」「日本に於けるクリップン事件」の初期傑作6編を収録。

この世界を知ってしまったら、元の自分には戻れない。


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谷崎文学のヒロイン×着物‼
谷崎文学のヒロインを当時の資料に沿って再現!
春琴、幸子、雪子、妙子、ナオミ、汲子…アンティーク着物と挿絵の奇跡のコラボレーションがいい!!


谷崎潤一郎文学の着物を見る: 耽美・華麗・悪魔主義 (らんぷの本)
大野 らふ 中村 圭子
河出書房新社
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大野 らふ 、中村圭子 (著)
谷崎文学に登場するヒロインの着物姿を再現!同時代の挿絵も掲載。岩田専太郎が描く「ナオミ」の着物--挿絵と着物の美の饗宴! 春琴、幸子、雪子、妙子、ナオミ、汲子…。谷崎文学のヒロインを当時の資料に沿って再現!アンティーク着物と挿絵の奇跡のコラボレーション!!


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山田詠美さんが『痴人の愛』をオマージュした小説『賢者の愛』も好評発売中!

賢者の愛 (中公文庫)
賢者の愛 (中公文庫)
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山田 詠美
中央公論新社 (2018-01-23)
売り上げランキング: 80,741


山田詠美(著)
幼い頃から想いを寄せていた諒一を奪った親友・百合。二人の息子に「直巳」と名付けた日から、真由子の復讐が始まった。22歳年下の直巳を手塩に掛けて〝調教〟し――。谷崎潤一郎作家の山田詠美が、名作『痴人の愛』に挑む、絢爛豪華な愛憎劇!

Arikaアイコン(小)1一人の男性を子供の頃から教育していき理想の男に⁉
女二人の歪んだ絆の話。えー…内容をザックリ言うと『幼馴染である親友に幼き頃からの想い人を「妊娠、結婚」とゆう形で持っていかれ、その復讐として彼女らの間に産まれた息子を調教する』話です。あゝこうして書くとなんと口汚い事か。『調教』とゆうワードが目を引くかと思いますが、そんな下衆な話ではありませんので、ご安心を。それでも一人の男性を子供の頃から教育していき理想の男にしていこうとする。しかも、おいしくなるまでじっとじっと我慢して大事に大事に愛でるというこは、男性目線で見れば真由子の言動に焦らされる直巳の気持ちと同じように感じられ、直巳視点で見てしまうだろうし、女性目線では真由子の気持ちや、若い男性を育てるという行動に感情を入れることができるものなのかと感じさせられるだろうと思う。山田詠美らしいっていうか、 谷崎潤一郎の「痴人の愛」のオマージュとして上手だと思ったし、予想をはるかに超えたゾクッとするラストだった。あまり書くとネタバレになってしまうのでとにかく読んで欲しい。


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外部リンクD01-g031.gif
芦屋市谷崎潤一郎記念館

内部リンクD01-g031.gif
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