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《文豪×酒1‐文豪が愛した日本酒③》坂口安吾「酒のあとさき」×新潟第一酒造「越し露」

kage

2018/11/21 (Wed)

文学の秋の特集:お酒と本。🍶
文豪×酒

文豪が愛した日本酒

小説家はしばしば、作中に自分の”酒観”を覗かせる。

ウイスキーやビールなど、物語に登場する酒は数あれが、日本を代表する文豪たちのとゆかりが深いのはやはり日本酒です。

今も変わらぬ味に、さまざまなストーリーが溶け込んでいる。

盃を傾けながらページをめくり、「飲む文学」を味わおう。


アイコンりす今回の書籍案内人・・・・Arika

文豪×日本酒③ 
 坂口安吾「酒のあとさき」×新潟第一酒造「越し露」

酒のあとさき
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(2012-10-04)



坂口安吾の酒にまつわる小説・エッセイ等を多数収録されてる
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堕落論・特攻隊に捧ぐ - 無頼派作家の夜 (実業之日本社文庫)
坂口 安吾
実業之日本社 (2013-12-05)
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【内容情報】
戦後無頼派の代表的作家・坂口安吾の代表作と、酒にまつわる小説・エッセイ等を多数収録したオリジナル作品集。戦後の文壇に新風を吹き込んだ「堕落論」などのエッセイはじめ、「白痴」「桜の森の満開の下」などの代表的小説、GHQの検閲により削除された幻のエッセイ「特攻隊に捧ぐ」、安吾、太宰、織田作が女について奔放に語る鼎談「歓楽極まりて哀情多し」収録。

【目次】
堕落論/堕落論ー続堕落論/白痴/戦争と一人の女ー無削除版/真珠/特攻隊に捧ぐ/わが戦争に対処せる工夫の数々/青年に愬うー大人はずるい/朴水の婚礼/桜の森の満開の下/木枯の酒倉からー聖なる酔っ払いは神々の魔手に誘惑された話/酒のあとさき/ちかごろの酒の話/歓楽極まりて哀情多し/反スタイルの記/机と布団と女/大阪の反逆/不良少年とキリスト


■□小説の一説■□■━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
なぜ酒をのむかと云えば、
なぜ生きながらえるかと同じことであるらしい。


(坂口安吾「酒のあとさき」より)
┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━■□■□■

Arikaアイコン(小)1随筆「酒のあとさき」で、酒場での中原中也とのケンカの様子も描いている坂口安吾。叔母・貞と姉・セキの嫁ぎ先である村山家が、松之山温泉近くの蔵元「越の露醸造」(現・新潟第一酒造)とあって、家系上も酒との縁は深い。

「お姉さんのだんなさんは絵や書を書く方で、馬が合った二人は飲みながら酔った勢いで一筆書いたりしていたようです」(村山家32代当主・芽久美さん)。ボトルには安吾自身の一筆があり、のびのびとした筆致は、しばしば松之山に逗留し酒を飲んで過ごした安吾のリラックスした姿を思わせます。

31代当主の故・村山政光さんは、グラスに氷を入れて熱燗を注ぐ「燗ロック」で楽しんでいたそうです。

軽やかで透き通る味は、安吾ファミリー流の飲み方で楽しんでみては。

・・・・・・・・・★
酒呑みはどうしようもないのだが、どうにも憎めない。坂口安吾のように、酔うために酒を呑む人間はどうにかして事件に会うものですが、酔っている身だと何とはなしに乗りきるものなんですね。まあ酒呑みはいつの世も闊歩しているもので。戦中戦後の物資がなかった時代でも、坂口安吾のようにたくましく飲み続ける人はいたわけで。「世の中に下戸の建てたる藏はなし」何て言葉もありましたな。まあそのあとは、上戸の藏も建ちはせねどもと繋がったと記憶します。

「越の露」は、現在はなくなってしまいましたが、 昔、松之山には醸造所がありました。 越の露醸造。 現在は大棟山美術博物館になっている、 庄屋の村山家です。 坂口安吾の叔母と姉の嫁ぎ先ですね。 越の露醸造は昭和38年に、 上越市浦川原区にある、 新潟第一酒造に合併されました。 坂口安吾が松之山を訪れた時は、 「越の露」を飲んでいたことでしょう。 ラベルも坂口安吾に因んだものとなっています。 まさに松之山の酒といったら、 「越の露」なのです。



越の露

辛口本醸造:越の露
坂口 安吾は、近現代日本文学を代表する作家の一人です。
初代社長の村山政光氏の叔父にあたり、松之山とは縁の深い人物です。
そんな坂口安吾が愛した蔵の銘柄をリニューアル。
安吾直筆の書をラベルにしました。


大正11年:亀屋酒造として創業(銘柄 越の曙)
昭和38年:亀屋酒造(旧浦川原村)、越の露醸造(旧松之山町)、大島酒造(旧大島村)、和泉屋酒造(旧松代町)の四軒が、中小企業近代化促進法の新潟県第一号として合併し、新潟第一酒造株式会社設立
初代会長 武田良文 初代社長 村山政光
昭和40年:一川酒造(旧中里村)が追加合併
合併後は酒造りの権威であり、農学博士の飯田茂次先生を招致し、当社裏山からこんこんと湧く柔らかい伏流水で、すっきりきれいな辛口酒を目指した
昭和50年:二代目会長 村山政光 二代目社長 服部 正 就任
昭和57年:三代目社長 武田誠二 就任
平成11年:業務部長(当時)武田良則 醸造責任者就任
平成16年:酒米「五百万石」のファーストファーム(株)への委託契約栽培が始まる
平成18年:酒米「越淡麗」のファーストファーム(株)への委託契約栽培が始まる
蔵人制廃止、従業員だけの酒造りに切り替える
平成20年:三代目会長 武田誠二  四代目社長 武田良則 就任
平成27年:岩崎豊 醸造責任者就任
平成28年:四代目会長 村山芽久美 就任

D01-g031.gif新潟第一酒造

坂口安吾(さかぐち あんご)
┣1906年(明治39年)10月20日 - 1955年(昭和30年)2月17日
┣小説家。
┣本名は炳五(へいご)。
┣新潟市西大畑町に生まれる。
┣デビュー作:『木枯の酒倉から』(1931年)

代表作
┣『風博士』(1931年)
┣『堕落論』(1946年)
┣『白痴』(1946年)
┣『桜の森の満開の下』(1947年)
┣『二流の人』(1948年)
┣『不連続殺人事件』(1947年)

主な受賞歴
┣探偵作家クラブ賞(1948年)
┣文藝春秋読者賞(1950年)


幼稚園の頃より不登校になり、餓鬼大将として悪戯のかぎりを尽くす。1926(大正15)年、求道への憧れが強まり、東洋大学印度哲学科に入学するも、過酷な修行の末、悟りを放棄する。1930(昭和5)年、友人らと同人雑誌「言葉」を創刊、翌年6月に発表した「風博士」を牧野信一に絶賛され、文壇の注目を浴びる。その後、「紫大納言」(1939年)などの佳作を発表する一方、世評的には不遇の時代が続いたが、1946(昭和21)年、戦後の本質を鋭く把握洞察した「堕落論」、「白痴」の発表により、一躍人気作家として表舞台に躍り出る。戦後世相を反映した小説やエッセイ、探偵小説、歴史研究など、多彩な執筆活動を展開する一方、国税局と争ったり、競輪の不正事件を告発したりと、実生活でも世間の注目を浴び続けた。1955(昭和30)年2月17日、脳溢血により急死。享年48歳。小説の代表作は「紫大納言」「真珠」「白痴」「桜の森の満開の下」「夜長姫と耳男」など。エッセイの代表作は「FARCEに就て」「文学のふるさと」「日本文化私観」「堕落論」「教祖の文学」など。


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