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《文豪×酒4‐お酒の本エトセトラ01》お酒×文芸・小説(その5)

kage

2018/12/04 (Tue)

文学の秋の特集:お酒と本。🍶
文豪×酒

≫お酒の本エトセトラ01
お酒×文芸・小説(その5)

小説家はしばしば、作中に自分の”酒観”を覗かせる。

今回は、古今東西、酒にまつわる名作『酔っぱらい読本』から日本の作家のエッセイを精選に注目。

酒の席にまつわる作家・文豪など著名人たちのさまざまなストーリーが溶け込んでいる酒にまつわる談。

盃を傾けながらページをめくり、「飲む文学」を味わおう。

今夜はどのジャンルの一冊で酔おうかな?

アイコンりす今回の書籍案内人・・・・Arika

 スウィートビター 恋とワインと人生のレッスン
 /ステファニー・ダンラー(著) 吉嶺英美(訳)


スウィートビター 恋とワインと人生のレッスン (BLOOM COLLECTION)
ステファニー・ダンラー
TAC出版 (2018-10-25)
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オハイオからニューヨークに単身やって来た22歳のテス。

働き始めた一流レストランでは、刺激的な恋や複雑な人間関係に翻弄される激動の日々が待っていた。

1人の女性の成長と等身大の恋を描いた鮮烈ラブストーリー!


〈ユニオンスクエア・カフェ〉〈ブヴェット〉〈ティアポル〉などのニューヨークの有名レストランで、大学卒業後7年間働いた著者による自伝的処女作。「自分の思うとおりの人生を生きたい」という一心で片田舎を飛び出し、ニューヨークの一流レストランで働き始めた22歳のテスの成長の軌跡が、美しい四季の移ろいとともに描かれる。レストラン業界の舞台裏、それも従来はなかなかスポットを浴びることのなかった“サーバー”(ウェイトレス)たちの日常の仕事ぶりから猥雑なナイトライフ、さらにはワイン・料理・マンハッタンの街の喧噪までが、詩的かつ繊細な言葉でつづられている。大都会でひとり戸惑いながらも、仕事と恋にひたむきな若い女性のみずみずしい感性が読者の五感に訴える、世界11ヵ国以上で翻訳されたベストセラー。




 ワイン一杯だけの真実/村上 龍(著)

ワイン一杯だけの真実 (幻冬舎文庫)
村上 龍
幻冬舎
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複雑さと錯乱の快楽そのもののようなラ・ターシュ。

非常に切なく非常に幸福な幼い時期を蘇らせたモンラッシェ。

8本の銘酒がひき起こす女たちの官能を描く極めつけのワイン小説。


複雑さと錯乱の快楽そのもののようなラ・ターシュ。セックス以外では癒せない夜に味わうシャトー・マルゴーの香り。非常に切なく非常に幸福な幼い時期を蘇らせたモンラッシェ―。女たちが八本の宝石のような名酒からひき起こす怖いまでに美しい官能を、驚異的な筆致で描いた極めつけのワイン小説集。



 山口瞳 電子全集20 1979~1980年『兆治』/山口瞳 (著)

山口瞳 電子全集20 1979~1980年『兆治』
小学館 (2018-05-25)
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後に映画化され大いに話題を集めた小説『兆治』を始めとして、1979年10月~1980年までに書かれた43作品収録。

収録作品は、小説『兆治』(「波」1979年10月~1980年11月。単行本化の際に『居酒屋兆治』と改題)から、エッセイ「武蔵野写生帖9 回想の目白界隈」(「芸術新潮」1980年12月)まで、1979年10月から1980年までに発表された小説、エッセイ等43作品を初出掲載順に収録。

『居酒屋兆治』は、連作的長篇小説として「波」に連載されたときには、単に『兆治』という題であった。この、素っ気ない題名に、山本周五郎の時代小説の世界、たとえば、「さぶ」の世界を、現代に舞台を変えて書こうという山口瞳の意気を感じないわけにはいかない。愚直なまでに、損な道を進んでしまう不器用な兆治と、なにをしても不幸を呼び込んでしまうさよ、兆治に陰険な仕打ちをしたがる上司など、舞台を江戸時代の下町に変えると、このまま、山本周五郎の時代小説の世界になるのである。『兆治』を原作として、昭和の大スター・高倉健が主演した映画『居酒屋兆治』が、1983年に公開される。この映画では、舞台は北海道の函館に変えられ、それに伴って、兆治が辞めた会社が造船会社、さよが働いていたキャバレーがある旭町が、ススキノに変わっていた。

画文の紀行文『武蔵野写生帖』は、美術専門誌の「芸術新潮」(新潮社発行)に連載された。いつもの旅で相棒であったドスト氏の同行はなく、これまでの、絵と会話を楽しむ旅行とは違った印象の画文紀行文で、20巻、21巻の2巻に分けて全編を収録する。

付録として、電子全集の総監修を務める、山口瞳の長男・山口正介が回想録「草臥山房通信」(20)を寄稿。



 おいしいワインに殺意をそえて/スコット ミシェル(著) 青木千鶴 (訳)

おいしいワインに殺意をそえて (イソラ文庫)
スコット ミシェル
早川書房
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ワイン職人はなぜ死んだ?

ワイン好きの元女優が探偵するグルメ・コージー・ミステリ


売れない女優のニッキィはレストランで働いて生計を立てていた。そこにある日、客として現われたのはデリック・マルヴォー、名門ワイナリーの若き敏腕オーナーだった。ニッキィのワインの知識を見込んだ彼は、自分の補佐役として働かないかと誘ってくる。迷いながらもワイナリーの見学に訪れたニッキィだが、到着早々、ワイン職人の他殺体を発見してしまう。この美しいナパ・ヴァレーで、いったい誰が何のために? ニッキィは自分なりに真相を探りはじめるが……。ワインと絶品グルメが満載、思わず乾杯したくなるコージー・ミステリ。ワインの豆知識とおつまみに最適な料理のレシピ付き!



相手が誰であろうと怯みはしない。野心にまみれた裏切り者たちを、窓際の狼が斬る!
 不祥事/小川竜生(著)

不祥事―「窓際の狼」シリーズ (光文社文庫)
小川 竜生
光文社
売り上げランキング: 1,544,487


酒造メーカー大手・日本酒造がビール業界に参入した。広告戦略を担当する東阪広告は、CMに人気俳優の水島紀之を起用。数々の困難に見舞われながらも、窓際部長・舘脇一輝の力で、ロケは無事にする。しかし、帰国の際、大事件が発生。事態は予期せぬ方向へと動き出す! 相手が誰であろうと怯みはしない。野心にまみれた裏切り者たちを、窓際の狼が斬る!(『窓際の狼2』改題)



 ワインの染みがついたノートからの断片 -未収録+未公開作品集-
 /チャールズ・ブコウスキー (著) 中川五郎 (訳)


ワインの染みがついたノートからの断片 -未収録+未公開作品集-
チャールズ・ブコウスキー
青土社
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酒、競馬、セックス、そして詩…。これが本当のハードボイルド。正気と狂気のあわいで、孤独と怒りを抱えて、暴力と放浪の日々をすごした男が、唯一無二のことばで、ときにパンクにときにやさしく描きだす、社会の片隅で生きる者たちの物語。

著:ブコウスキー・チャールズ
1920年ドイツ生まれ。3歳でアメリカに移住。LAシティ・カレッジ中退ののちアメリカ各地を放浪、24歳で最初の小説を発表するも一度、作家の夢をあきらめ、適当な仕事にありつきながら酒とギャンブルにあけくれた放浪生活を送る。1960年頃から郵便局に勤務しつつ創作活動をつづけ、1969年、ブラック・スパロー・プレスのジョン・マーティンに認められ、郵便局を退職し作家に専念。100冊に及ぶ著作があるといわれている。94年白血病によって死去

訳:中川五郎
1949年大阪生まれ。フォークシンガー、訳詞家、音楽評論家、小説家、エッセイスト、翻訳家




  ウィルバーフォース氏のヴィンテージ・ワイン
 /ポール トーディ (著) 小竹由美子(訳)


ウィルバーフォース氏のヴィンテージ・ワイン (エクス・リブリス)
ポール トーディ
白水社 (2010-08-17)
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『イエメンで鮭釣りを』に続くトーディの第二作! 

ボルドーワインの虜となった若き実業家の転落を、ユーモラスかつ苦味に満ちた語りで、四つの「ヴィンテージ(醸造年)」を遡りながら描き出す。


《ワインの海に溺れて》
『イエメンで鮭釣りを』に続くトーディ第二作! ひょんなことからボルドーの虜となった実業家ウィルバーフォースの転落を、苦いユーモアとともに巧みに描き出す長編小説。

〈2006〉ロンドンのとある高級レストラン。ウィルバーフォースのお目当ては貴重な1982年のシャトー・ペトリュス。冴えない身なりにクレジットカードの提示を求められるが、ワインの知識でソムリエを唸らせる。運ばれてきたペトリュスを口に含むと、亡き妻キャサリンの幻覚を見、周囲に広がる驚きとざわめきのなか、二本目を頼む。だがやがて酩酊状態に陥り、店から丁重に追い出されてしまう。

翌朝、気がつくと自宅のベッドの中。主治医からは完全なアル中だと宣告される。今や破産寸前の状況に怯えながら、酒びたりの生活の中で断片的に現われる過去と、幻覚に繰り返し悩まされる日々......。
その後、〈2004〉から〈2002〉まで、ワインの「ヴィンテージ」になぞらえた年代を遡るうちに、冒頭で提示された混沌の背景が徐々に現われる。仕掛けと企みに満ちた、味わい深い一冊。




 残照 アリスの国の墓誌/辻真先(著)

残照 アリスの国の墓誌
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新宿ゴールデン街に店を構えるバー『蟻巣』。ミステリ好きの客たちが夜な夜な推理を戦わした日々も今は昔、ついに閉店の日を迎える。大家に鍵を返却するまでのわずかな時間、ママの近江由布子と常連客たちが思い出すのは、看板猫・チェシャをなでながらパイプをくゆらせていた物静かな巨匠、やはり常連客だった今は亡きマンガ家・那珂一兵の姿――。別れの酒の肴にと語られた、一兵が遭遇したというふたつの衝撃的な事件の経緯と真相とは? 『蟻巣』閉店までの数時間を昭和のマンガ・アニメ史とともに描く本格ミステリ。日本推理作家協会賞受賞の『アリスの国の殺人』より35年、辻ミステリの集大成! オールスターキャストで贈る長編ミステリ。



サントリー創業者・鳥井信次郎の果てなき情熱。
 琥珀の夢 小説 鳥井信治郎(上・下)/伊集院静(著)

琥珀の夢 上 小説 鳥井信治郎
伊集院 静
集英社
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松下幸之助が商いの師として敬愛した男。

サントリー創業者・鳥井信治郎の戦い


<大阪船場、丁稚奉公編>
明治12年1月30日夜明け。大阪船場、薬問屋が並ぶ道修町に近い釣鐘町で一人の男児が産声を上げた。両替商、鳥井忠兵衛の次男信治郎、後に日本初の国産ウイスキーを作り、今や日本を代表する企業サントリーの創業者の誕生であった。次男坊の宿命で信治郎は13歳で薬種問屋小西儀助商店に丁稚奉公に入る。小西商店では薬以外にウイスキーも輸入して扱っていたが、儀助は国産の葡萄酒造りを考えていた。しかし当時の葡萄酒はアルコールに香料など様々なものを混ぜ合わせた合成酒。信治郎は夜毎、儀助と葡萄酒造りに励んだ――。


琥珀の夢 小説 鳥井信治郎 下 (集英社文芸単行本)
集英社 (2017-11-02)
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「やってみなはれ」の精神で洋酒に命を捧げた男。

サントリー創業者・鳥井信治郎の商魂


<ジャパニーズウイスキー編>
信治郎、二十歳の春、鳥井商店を開業。明治39年、屋号を寿屋洋酒店に変更、日々葡萄酒の味の研究に勤しむ中、赤玉ポートワインが完成する。ライバルは東京、神谷伝兵衛の蜂印葡萄酒。宣伝の重要性を知っていた信治郎は、新聞広告、赤玉楽劇座、ヌードポスターと攻勢に出た。国産ウイスキー造りは周囲からは猛反対にあっていた。そんな時、関東大震災が起きる。瓦礫と化した東京を見て、信治郎は誓う。「わてが日本をええ国にするんや。ウイスキーを作ってみせる」。竹鶴政孝を雇い、莫大な借金をして山崎蒸溜所を建設する――。

伊集院 静
1950年山口県生まれ。立教大学文学部卒業。CMディレクターなどを経て、81年「皐月」で作家デビュー。91年『乳房』で吉川英治文学新人賞、92年『受け月』で直木賞、94年『機関車先生』で柴田錬三郎賞、2002年『ごろごろ』で吉川英治文学賞受賞





 禁酒宣言 ――上林暁・酒場小説集/ 上林暁(著)  坪内祐三 (編)

禁酒宣言 ――上林暁・酒場小説集 (ちくま文庫)
筑摩書房 (2013-08-02)
売り上げランキング: 241,317


世に私小説というものがあり、今ではなんとなく遠ざけられているが、実は近代日本文学の有力なスタイルなのではないかという指摘もある。というコムズカシイ話はさておき、『禁酒宣言』は代表的私小説作家の一人上林暁が自らの酔態ぶりを描いた13編からなる短編小説集。題名とは裏腹の飲み屋通いのお話です。「飲み屋とは、女将との会話が人生であり神話的な広がりを持つ独特の空間である」ことがしみじみとわかります。季節を問わずお酒がおいしい方々にうってつけの一冊。



 夢のように日は過ぎて/田辺聖子(著)

夢のように日は過ぎて(新潮文庫)
新潮社 (2016-10-21)
売り上げランキング: 228,673


会社勤めのデザイナーとしてキャリアを積んだ芦村タヨリさんは、今が娘盛り。日本酒で作った自家製化粧水でお肌はピカピカ、相手の男次第でハタチから三十五まで幅広く年齢のサバも読めます。ちょっぴり落ち込んだりしても、「アラヨッ」の掛け声もろとも、優雅に軽やかにピンチを乗りこえてしまう、その素敵に元気な独身生活の秘訣とは? ハイミスの魅力あふれる連作長編小説。







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