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大人本セレクト(176)...もっと読まれてほしい3冊[永い言い訳/数学する身体/愛と人生]

kage

2019/01/28 (Mon)

■大人だから楽しんで読める、
大人だから読んでほしい様々なジャンルの『大人本セレクト』をレビュー!
Arikaおとな本1
VOL・176

ほん運び大人だからこそ読んでほしい、もっと読まれてほしい3冊

映画で培った批評眼が冴えわたる
 永い言い訳/西川美和

永い言い訳
永い言い訳
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西川 美和
文藝春秋
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Arika報告書v1アイコン映画監督として知られる著者ですが、その評価眼は小説でも冴えています。妻を失った小説家の再生を描きつつ、人間のどうしようもなさを丁寧にすくった文章は絶品。読後も読書の中で物語が続き、じわじわ熟成されていきます。文学とエンターテインメントの垣根を越した西川作品の真骨頂。3回読み、3回とも心がざわつきました。





数字を通じて人間を問う革命の書
  数学する身体/森田真生

数学する身体
数学する身体
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森田 真生
新潮社
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Arika報告書v1アイコンコンピュータの生みの親チューリングと、「数字は情緒」と語る岡潔。およそ相容れない2人を同居させ、それぞれの数字の世界を描きながら終章で両者を結びついたのが本書です。数字の身体性を丁寧に明かすこの本は、新たな時代の始まりを告げる書。今後はこの本抜きに科学は」もちろん、あらゆる学問を語ることができないはずです。





寅さんとたゆたう記録の旅
 愛と人生/滝口悠生

愛と人生
愛と人生
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滝口 悠生
講談社
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Arika報告書v1アイコン『男はつらいよ』はマンネリズムの象徴とされますが、実は人生の機微が豊かに描かれた映画なのです。寅さん映画は教養、そう気づかせてくれたのがこの小説。シリーズの子役だった「私」を主人公に、映画をなぞりながら愛と人生を描いています。人生についてつらつら語っているのを聞くような、不思議な読書体験が味わいました。


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