角川文庫カドフェア2019|手に汗にぎる!❶|蟻の菜園 ‐アントガーデン‐/ユージニア/営繕かるかや怪異譚/悪の華/怪しい店/天使の囀り

2019/08/19 (Mon)

角川文庫フェア
角
川文庫『カドフェス2019』。
発見!角川文庫・カドフェス2019
×
天気の子(7・19公開・新海誠監督最新作)
雨が
大地に染み込むように
言葉が
心にじんわり広がる。
光が
雲間を貫くように
言葉が
心に鋭く刺さる。
気まぐれに変わる
夏の空。
気まぐれに読む
夏の本。
予報もできない結末が
きっと あなたを待ち受ける。

不朽の名作がスペシャルカバーで勢ぞろい!
スペシャルカバーの販売は2019年6月14日から、全国の書店にて発売開始
※なくなり次第終了となります。 ※Amazon、楽天などのネット書店ではカバーが異なる可能性がございます。
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┣文豪ストレイドッグス×角川文庫(全4種)
┣かまわぬ和柄Specialカバー(全8種類)

はさんで楽しむ!
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カドフェス対象本を1冊ご購入につき、店頭にてその場でプレゼント!
デザインはこの夏公開の映画『天気の子』、創刊70周年を迎えた角川文庫の第1作目『罪と罰』、ハッケンくんの全3種類!
┣天気の子
┣罪と罰
┣ハッケンくん
※2019/6/14よりなくなり次第終了。
※対象店舗は、全国のカドフェス展開中の書店さまで、カドフェスの帯がついている文庫が対象です。
(店舗、一部ネット書店によっては取扱いのない場合がございます)
※恐れ入りますが、クリアファイルのデザインはおまかせいただくことをご了承ください。

特製図書カードNEXTプレゼントキャンペーン
応募締め切り 2019年9月2日(月)23時59分まで
下記の応募フォームより、ご応募いただいた方から抽選で合計100名様に、カドフェス2019 特製図書カードNEXT(500円分)をプレゼント!
★図書カードNEXTの使用方法はこちら
カドフェス2019 特製図書カードNEXT(500円分):合計100名様
┣天気の子:34名様
┣罪と罰:33名様
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■応募締め切り
2019年9月2日(月)23時59分まで
■注意事項
※あらかじめ下記をご了承のうえでご応募ください
○おひとりにつき応募は1回まで。複数回ご応募いただいた場合でも、プレゼントの抽選対象はひとりにつき1口分となります。
○入力漏れや誤入力がある場合は、応募を受け付けられません。
○当選者の発表は、賞品の発送(2019年11月上旬予定)をもって代えさせていただきます。また、発送先は日本国内に限ります。
○賞品を譲渡(転売、オークション出品を含む)しないことが応募・当選の条件となります。
○応募に際しご提供いただいた個人情報は、弊社の「プライバシーポリシー」の定めるところにより、適正にお取り扱わせていただきます。
■応募に関するお問い合わせ
KADOKAWAカスタマーサポート
お問い合わせフォーム: https://www.kadokawa.co.jp/support/c/
※カドフェス2019 特製図書カードNEXTプレゼントキャンぺーンとご明記ください。
※当落に関するお問い合わせには応じかねます。
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発売日:2019年6月14日
KADOKAWA (2019-06-14)
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『孤狼の血』『盤上の向日葵』著者が放つ、社会派ミステリ!
結婚詐欺容疑で介護士の冬香が逮捕された。婚活サイトで知り合った複数の男性が亡くなっていたのだ。美貌の冬香に関心を抱いたライターの由美が事件を追うと、冬香の意外な過去と素顔が明らかになり……。
…‥‥‥…★

この切なくやりきれない思いをどうしたらいいのか。
これは、きつい内容だった。結婚をチラつかせた連続殺人事件から、児童虐待する父親、無戸籍の姉妹の存在が浮かび上がる。もっと姉妹を救える道はなかったのか。共依存を意味するアントガーデンという著作名が言葉の響きとは裏腹に重く心に響いた。1人のフリー女性記者が、結婚詐欺事件を起こした女性容疑者に対して抱いた違和感。そこから事件の真相が綴られる。章ごとに現在と過去を描き、その時、何が容疑者に起こったのか。しかし、それはあくまでも序章であった。実父から地獄のような虐待を受けた姉妹の悲しすぎる人生。人を殺めること、傷つけることは絶対に肯定できない。しかし、この姉妹の場合は……。少しの期間酒を止めていたからといってアルコール依存症の人間がした約束事など絶対に信用することなんか出来ません。またそのような人間と一緒に暮らす苦しみは他人には絶対にわからないと思います。なのでそんな人間を信用して小学生の冬香を簡単に父親の元に返してしまったのではないでしょうか…(ただ、どうして幼い姉だけを助けたのかは物語として矛盾は感じました)アルコール依存症に関する部分ではかなり感情を揺さぶられた。守ってあげれなかった大人達の責任は重い。 日本における「強すぎる親権」。なんとかしなければいけない。 罰を受けたこの姉妹に僅かでも救いが訪れることを切に願います。とにかく夢中になって一気に読みました。柚月さん凄いです。
柚月裕子
1968年、岩手県生まれ。山形県在住。2008年、『臨床真理』で『このミステリーがすごい!』大賞を受賞し、デビュー。13年『検事の本懐』で第15回大藪春彦賞を受賞。16年『孤狼の血』で第69回日本推理作家協会賞を受賞。丁寧な筆致で人間の機微を描きだす、今もっとも注目されるミステリ作家の一人。他の著書に『最後の証人』『検事の死命』『蟻の菜園‐アントガーデン‐』『パレートの誤算』『朽ちないサクラ』『ウツボカズラの甘い息』『あしたの君へ』『慈雨』『合理的にあり得ない 上水流涼子の解明』などがある。
「孤狼の血」シリーズ孤狼の血&凶犬の眼 単行本セットposted with amazlet at 19.07.27柚月裕子
KADOKAWA (2018-04-18)
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「佐方貞人」シリーズ最後の証人 (角川文庫)posted with amazlet at 19.07.26柚月裕子
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角川文庫カドフェア2019|手に汗にぎる!|🎬メディミックス作品|柚月裕子(最後の証人)検事の本懐 (角川文庫)posted with amazlet at 19.07.27柚月裕子
KADOKAWA (2018-07-24)
売り上げランキング: 11,942検事の死命 (角川文庫)posted with amazlet at 19.07.27柚月裕子
KADOKAWA (2018-08-24)
売り上げランキング: 10,290

日本推理作家協会賞長編賞受賞、著者渾身の代表作!
あの夏、白い百日紅の記憶。死の使いは、静かに街を滅ぼした。旧家で起きた、大量毒殺事件。未解決となったあの事件、真相はいったいどこにあったのだろうか。数々の証言で浮かび上がる、犯人の像は――。
「ねえ、あなたも最初に会った時に、犯人って分かるの?」こんな体験は初めてだが、俺は分かった。犯人はいま、俺の目の前にいる、この人物だ―。かつて街を悪夢で覆った、名家の大量毒殺事件。数十年を経て解き明かされてゆく、遺された者たちの思い。いったい誰がなぜ、無差別殺人を?見落とされた「真実」を証言する関係者たちは、果たして真実を語っているのか?
…‥‥‥…★

17人の死者を出した大量毒殺事件。名家で起きたこの惨劇の数十年後、関係する人々の証言によって、少しずつ真実が明らかになっていく。主観によって語られる聞き取りパートの合間に、かつて事件について書かれたベストセラーからの抜粋やその著者の取材日誌、この聞き取りをしている人物のファイルといった史料的な言説も挿入される。単にインタビューを集めただけではなく、作中作的な趣向が凝らされ、語りの仕掛けがミステリの仕掛けと重なっていくところが、いかにも恩田陸らしい。真相はさらに混迷の度合いを深めていき、ミステリー。
一見すると清廉なんだけど不思議なオーラがあってちょっと不気味な目の不自由な女の子緋紗子を主軸に、この女の子の家族を含む数十人が毒殺されるという事件の真相が徐々に解き明かされる物語。名言されてないけどおそらく金沢が舞台。実行犯の視点と教唆犯の視点、語り手が変わり、それぞれの語り手像が違う語り手によって徐々に明らかになっていくという、私の好きなタイプの書かれ方でした。語り手の一人称での記述が多く、スラスラ読むことができました鑑賞者の視点から、事件の背景や事前事後の出来事が語られて、複層的に徐々に真実が詳らかになっていくという展開。色や温度、臭いまで様々なものが凄く鮮明に感じられた。伏線のようで伏線でないような感じだったり、インタビュー形式でさらさらと読める割には核心はぼやけている。違和感というか不気味さというか、そういうものをすごく掻き立てられた。なんかモヤモヤして、うっすらと吐き気すら覚えた読後。湊かなえ作品に似通った構成かな。もう一回読みたいし、読んだ誰かと話したい
恩田 陸
1964年、宮城県生まれ。91年、第3回日本ファンタジーノベル大賞の最終候補作となり、『六番目の小夜子』でデビュー。2005年、『夜のピクニック』で第26回吉川英治文学新人賞、第2回本屋大賞受賞。06年、『ユージニア』で第59回日本推理作家協会賞長編及び連作短編集部門賞受賞。07年、『中庭の出来事』で第20回山本周五郎賞受賞。17年、『蜜蜂と遠雷』で第156回直木賞受賞。主な著作に『ネバーランド』『黒と茶の幻想』『上と外』『ドミノ』『チョコレートコスモス』『私の家では何も起こらない』『夢違』『雪月花黙示録』など。
KADOKAWA (2018-06-15)
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雨の日に鈴の音が鳴れば、それは怪異の始まり。
極上のエンターテインメント
叔母から受け継いだ町屋に一人暮らす祥子。まったく使わない奥座敷の襖が、何度閉めても開いている。(「奥庭より」)
古色蒼然とした武家屋敷。同居する母親は言った。「屋根裏に誰かいるのよ」(「屋根裏に」)
ある雨の日、鈴の音とともに袋小路に佇んでいたのは、黒い和服の女。 あれも、いない人?(「雨の鈴」)
田舎町の古い家に引っ越した真菜香は、見知らぬ老人が家の中のそこここにいるのを見掛けるようになった。(「異形のひと」)
ほか、「潮満ちの井戸」「檻の外」。人気絶頂の著者が、最も思い入れあるテーマに存分に腕をふるった、極上のエンターテインメント小説。 宮部みゆき氏、道尾秀介氏、中村義洋氏絶賛の、涙と恐怖と感動の、極上のエンタ-テインメント。
…‥‥‥…★

住まう家に纏わる怪異譚6篇。古い日本家屋にいる「何か」に気づく住人。語られるのは古い家屋の暗がりから聞こえてくる音。じわじわと何かが近づいてくる様子が恐ろしい。奥座敷の襖の向こう側や屋根裏に誰かいるような気配。家の軋む音だと思いたくても、つい音に敏感な耳と化す。日常のごく身近な所なので場面を想像しやすい怖さがあった。端正で落ち着いた文章もそれを一層掻き立てる。存在がはっきり見える話も。開けた時にそこに居る、もう何も開けられない。修繕屋の尾端の一工夫で「何か」を祓うのではなく「共存」する。僧侶でも霊能者でもない修繕屋さんが解決するのは新しい。雨の日になると近づいてくる喪服の女はじわじわと怖いが、神出鬼没な爺はちょっと探す楽しみがあっていいかもしれない。心臓には悪そうだけど。ただ、住職の言葉で見え方が変わった。どの篇も尾端が施した修繕がもたらす穏やかな安堵の雰囲気が印象深い。
小野 不由美
大分県生まれ。1988年作家デビュー。「悪霊」シリーズで人気を得る。91年『魔性の子』に続き、92年『月の影 影の海』を発表、「十二国記」シリーズとなる。十二国記と並行して執筆した『東亰異聞』『屍鬼』『黒祠の島』は、それぞれ伝奇、ホラー、ミステリとして高い評価を受けている。「悪霊」シリーズを大幅リライトし「ゴーストハント」として2010年~11年刊行。『残穢』は第26回山本周五郎賞を受賞。現在も怪談専門誌『幽』で「営繕かるかや怪異譚」を連載中。近刊に『営繕かるかや怪異譚』、文庫版『鬼談百景』。営繕かるかや怪異譚 その弐posted with amazlet at 19.07.24小野 不由美
KADOKAWA (2019-07-31)
売り上げランキング: 527
📲
「悪」に魅せられた美と友情を描いた、サスペンス・ミステリーの傑作。
団地で主婦が殺された。あの「ノラ」がついに帰ってきたのだ。事件をきっかけに久しぶりに集まった昔の悪の仲間。今は会社社長、ピアニスト、主婦……として、それぞれ平和に暮らしている。この生活を守るためにはノラを殺さなければならない。だが、捜査の手は着実に身辺にのび、一人、また一人と仲間が死んでいく。悪だけが持つ美と友情を描く、サスペンス・ミステリーの傑作。
…‥‥‥…★

裏切り、裏切られ、最後まで生き残るのは誰?!
全員悪役因果応報皆殺し!!!! 結構ハードな内容だったかな。終わり方は、主人公はこれから生きていけるのか?幸せになれるのか?って感じでした。一言で表すなら臭くないハードボイルド。徐々に登場人物の関係性とか、過去の出来事が分かってくる。昔の悪行が嘘のように今の人生が充実している者と、裏切られて踏み台にされた者とのコントラストが、赤川作品にしてはシビアに描かれていて容赦ないストーリー展開。ダークな世界観と手に汗握る展開だが、最後の一文で走れメロスを思い出した。じれったいはずなのに、すごく読みやすい!みんなにオススメできるような作品ではないけど、書店でふと見つけた時に手にとってほしい本。もう一度言うけど、オススメは出来ないです。”悪の華”。同じ題名の小説沢山ありますね。 みんな同じ感じかなぁ…。 正義がどこにも無いお話しでした。もうちいと人情味のある話のほうが好きですね。
赤川次郎
1948年、福岡県生まれ。1976年、「幽霊列車」でオール讀物推理小説新人賞を受賞。「夫は泥棒、妻は刑事」シリーズ、「三毛猫ホームズ」シリーズなどミステリーの他、サスペンス、ホラー、恋愛小説まで幅広く活躍。『東京零年』で第50回吉川英治文学賞受賞。2017年著書600冊、作家生活40周年を迎えた。

「火村英生シリーズ」(『怪しい店』と『鍵の掛かった男』が対象期間内の文庫新刊)📲
KADOKAWA (2016-12-22)
売り上げランキング: 134,116
大人気!火村英生シリーズ、切れ味鋭い作品集が待望の文庫化!
推理作家・有栖川有栖は、盟友の犯罪学者・火村英生を、敬意を持ってこう呼ぶ。
「臨床犯罪学者」と。
骨董品店〈骨董 あわしま〉で、店主の左衛門が殺された。
生前の左衛門を惑わせた「変な物」とは……。(「古物の魔」)ほか、美しい海を臨む理髪店で火村が見かけた、列車に向かいハンカチを振る美女など、美しくも恐ろしい「お店」を巡る謎を、火村と有栖の名コンビが解き明かす。
火村英生シリーズ、珠玉の作品集が登場。
推理作家・有栖川有栖は、盟友の犯罪学者・火村英生を、敬意を持ってこう呼ぶ。「臨床犯罪学者」と。骨董品店“骨董 あわしま”で、店主の左衛門が殺された。生前の左衛門を惑わせた「変な物」とは…(「古物の魔」)。ほか、美しい海に臨む理髪店のそばで火村が見かけた、列車に向けハンカチを振る美女など、美しくも恐ろしい「お店」を巡る謎を、火村と有栖の名コンビが解き明かす。火村英生シリーズ、珠玉の作品集が登場。
…‥‥‥…★

魅力的で闇深い”ヤバイ店”を巡る本格ミステリ短編集。
様々なお店を舞台にした短編集。入りにくい店巡りや、骨董市巡りをしたくなってきた! 古物商の店を舞台に「古物の魔」、趣味の古書店で「燈火堂の奇禍」、毛色は違うが好みだった「ショーウィンドウを砕く」、日常の謎をとく、波の音が聞こえる理髪店、一番行きたくなった「潮騒理髪店」、本題であり、人の話を聞くことをなりわいとするみみやで起こる「怪しい店」 東川篤哉の解説も一風変わって割と好き。事件が犯人側から語られたり、火村助教授が出先で入った理髪店での思い出話で事件(事件というほど事件でもない出来事)をアリスに電話で語る形式だったりと、趣向が凝らされています。火村助教授と作家アリスについては、シリーズ物ということで、詳しい描写は省かれています。オーソドックスなものあり、犯人視点だったり(こういう視点で火村を見るのは面白い。日常の謎的な話(有栖川さんの叙情的なところが出ていてよかった。)あり。コマチさんが、今回ぐっとキャラが立った感じ。シリーズとしても楽しめた。 ドラマ化した「ショーウィンドウを砕く」は、ミステリーも数読んでいくとあまり謎解きで感動することもないけれど、火村の本質部分がちらりと見え、久しぶりになるほどね~となりました。、どの話も面白かった。特に「潮騒理髪店」は箸休めみたいな感じだけど情景が美しく、推理していく過程も楽しめた。雰囲気が好き。ワクハラ感でいえば「怪しい店」よりも、古物商を題材とした「古物の魔」が面白かった。こういう読み終わったあと映像的に記憶に残る作品は良いですよね。なんとなく入りにくい雰囲気のお店や、表からでは何を扱っているか分からないお店。確かにたまに見かけます。その中では怪しい取引が行われているかも...とか変わったものを売買しているのかも...とか想像するだけでわくわくしますよね。身近にあるのに扉一枚隔てた未知の世界。思い切って迷い込んでみると新しい出会いがあるかも?
有栖川 有栖
1959年生まれ。大阪府出身。同志社大学法学部卒。1989年『月光ゲーム』で作家デビュー。書店勤務を続けながら創作活動を行い、94年作家専業となる。2003年『マレー鉄道の謎』で第56回日本推理作家協会賞、08年『女王国の城』で第8回本格ミステリ大賞を受賞。
★2016年1月17日-3月20日(全10話)
日本テレビ系 毎週日曜 午後10:30~午後11:25(初回は午後10:30~午後11:40)斎藤工×窪田正孝が難事件に挑む!
有栖川有栖原作のミステリー「火村英生」シリーズを実写化。究極の犯罪を追い求める犯罪学者・火村と友人で推理作家・有栖のバディーが難事件に挑む。
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■スタッフ・音楽
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原作:有栖川有栖「火村英生シリーズ」/脚本:マギー/脚本:佐藤友治/演出:佐久間紀佳/演出:明石広人/演出:浅見真史/プロデューサー:松岡至/プロデューサー:戸田一也/プロデューサー:小泉守/プロデューサー:松山雅則
♪ 主題歌:EDGE of LIFE「Selfy Trick」
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■キャラクター紹介(キャスト)
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•火村英生(斎藤工)
英都大学社会学部で犯罪社会学を担当している准教授。フィールドワークと称し、殺人事件の捜査協力をしている。犯罪に興味を持ったきっかけは「人を殺したいと思ったことがあるから」で、その心の闇はベールに包まれている。
•有栖川有栖(窪田正孝)
推理作家で火村の学生時代からの親友。火村の“保護者役”として捜査現場に同行しているが、思いつきの推理はことごとく外れる。一見、頼りないが、危うげな火村を助けたいと強く思っており、彼を見守り続ける。
•小野希(優香)
京都府警捜査一課の刑事。愛称はコマチ。部外者の火村と有栖が捜査現場に出入りすることを快く思っておらず、何かにつけて現場から追い出そうとする。やがて、火村の優秀さを認めざるを得なくなっていくが、同時に彼の心の闇も感じ取っていく。
•貴島朱美(山本美月)
英都大学社会学部の学生。火村のゼミを履修しており、火村を取り巻く華やかな女子大生グループの1人。だが、ある目的で火村に近づいており、時折、物憂げな表情を見せる。
•諸星沙奈江 (長谷川京子)
世間を震撼させる過激派集団「シャングリラ十字軍」の指導者。自らは手を汚さず、構成員の心を巧みに操って事件を起こしていく。ある出来事を機に火村と接見し、互いに興味を抱くようになる。
•鍋島久志(生瀬勝久)
京都府警捜査一課の刑事。火村と有栖の推理に厚い信頼を寄せている。2人に頼りっぱなしで、一見プライドがなさそうだが、部下には強気で毒舌な一面も。
•篠宮時絵(夏木マリ)
火村が暮らす下宿の大家。火村を息子のようにかわいがっており、人嫌いの火村も彼女には心を開く。ミステリー小説好きで、有栖の作品のファンでもある。
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■ あらすじ 第5話.「ショーウィンドウを砕く」
美人タレントはナゼ殺された? 殺人鬼に罠を仕掛ける超心理戦/ 2016/2/14放送/46分)
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芸能プロダクションの社長・正比古(宅麻伸)が、恋人で所属タレントの愉良(小島梨里杏)を彼女の部屋で殺害し、現場を強盗に入られたように偽装する。呼び出された火村(斎藤工)と有栖(窪田正孝)は、第一発見者を装う正比古から、2日前に愉良が部屋の鍵を落としたと彼に連絡してきたことを聞く。一方で火村は引き出しの中にあった未発表の宝くじを持ち去らず、靴を脱いで部屋に上がっている犯人の行動に疑問を抱く。
夕狩 正比古(オフィス夕狩・社長) - 宅麻伸
愉良(正比古の恋人・オフィス夕狩の所属タレント) - 小島梨里杏
酒井(オフィス夕狩・社員) - 内田滋
仲畑(オフィス夕狩・経理) - 吉岡扶敏
レイナ(オフィス夕狩・タレント) - 小松春佳
ブティック「シャレム」店員 - 真中乃亜
喫茶店のマスター - 津村和幸
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【 事件概要 】
芸能事務所社長の夕狩は所属タレントで恋人の愉良を殺害。金品を盗み、強盗のしわざに見せかける。刑事らに、愉良が鍵をなくしていたことを伝え、鍵を変えなかったことを後悔していると話す夕狩。火村は強盗にしては部屋で靴を脱いでいるのがおかしいこと、なぜ鍵を持っているのに在宅時に入ったのかということなどを指摘する。火村とアリスは夕狩を喫茶店へ釣れ出す。タバコを買いたい火村は、夕狩に千円札を両替してもらう。この千円札は愉良の部屋から盗んだものだった。愉良の指紋がついていたのが決め手となり、夕狩の犯行だとわかった。動機なき殺人が理解できないアリス。火村は朱美という学生が、15歳の時に火事にあったことを知る。朱美から迷宮入りしそうな事件についての相談を受けた火村は、調べてみると約束する。火村の元へ、ボイスチェンジャーを使った声で電話がかかってくる。火村をある場所へ呼びだそうという電話だった。
事件概要
被害者はタレントの愉良。
殺害現場は自宅。
第一発見者は夕狩正比古。
彼は愉良の所属事務所の社長で彼女の恋人。
合鍵、千円札、サイコパス診断!
愛人を殺害した男が火村先生に追い詰められていく。芸能プロダクション社長の夕狩正比古 (宅麻伸) は、恋人の愉良 (小島梨里杏) を殺害。完全犯罪を目論むが、見抜いた火村 (斎藤工) は、アリス (窪田正孝) とのコンビプレーで、正比古に罠を仕掛け、じわじわと追い詰める! 殺人鬼VS火村の緊迫感あふれる心理戦! そして、明らかになる恐るべき殺害動機とは!? 今回は、古畑任三郎や刑事コロンボでお馴染み、“真犯人を追い込む名探偵”の白熱する倒叙式ミステリーです! アリスが電話で物騒なお話中。サイコパス。二人の場面で共通して出た言葉。「鍵なくした日にやっちゃえばよかったのに」というのは、あれ、何?心の声?火村さん、サイコパスなの?サイコパスってなんだっけ。臨床犯罪学者 火村英生の推理(Blu-ray BOX)posted with amazlet at 19.07.24バップ (2016-08-17)
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アマゾン奥地を探検したメンバーが帰国後、次々と異常きわまりない自死を遂げる。
彼らの中で、何が起きたのか。
迫り来る死の予兆と快楽への誘惑。漆黒の闇から今、天使が舞い降りる。
北島早苗は、ホスピスで終末期医療に携わる精神科医。恋人で作家の高梨は、病的な死恐怖症だったが、新聞社主催のアマゾン調査隊に参加してからは、人格が異様な変容を見せ、あれほど怖れていた『死』に魅せられたように、自殺してしまう。さらに、調査隊の他のメンバーも、次々と異常な方法で自殺を遂げていることがわかる。アマゾンで、いったい何が起きたのか?高梨が死の直前に残した「天使の囀りが聞こえる」という言葉は、何を意味するのか?前人未到の恐怖が、あなたを襲う。
…‥‥‥…★

アマゾン川のジャングル探検隊に随行する作家・高梨が、ホスピスに精神科医として務める恋人・早苗に送るメールで始まる。不穏な終わり方をしたメールから高梨の身を案じた早苗だったが、無事に帰国した高梨と再会。だが、高梨の態度や言動に不審なものを覚え…。一方、パソコンゲーム依存生活を送るフリーター・信一は、ゲームキャラクターを使ったサイトが気になり、オフ会やセミナーに参加する。不穏な存在を感じる早苗が、最後に見たモノとは――⁉️ 学術的な事実を織り混ぜつつ、虚構を完成させる力量は凄いが、若干説明がくどい。そして、それを耐えきって読むと展開が予測しやすいという面白味を欠く結果に繋がってしまう。知的好奇心を学術的なところで満たし、不気味な情景でホラー欲を満たし、厚さで達成感を得れる。ただ、そこまで怖いかというと誇大広告な気はする。ラストの切なさと『天使の囀り』という字面の不気味さが好み。難しい描写やグロい描写が多々あるが、何故かすらすらと読めてしまう。500ページを超える作品なのだが、あっという間に読み終えてしまった。やや小難しいし、この世界に入り切るまでがちょっと長かったですが、それでも最後は気になって一気に読めてしまうから凄い。伏線の貼り方も上手い。ホラーではあるが、実際に起こりうるのではないかと思ってしまう。適度に現実味を帯びているからこそ、ほんとうに恐ろしさを感じてしまうのだろう。当分生もの食べたくない。依田さんが感染してしまったのが悔しい。
貴志祐介(きし ゆうすけ)
1959年大阪生まれ。京都大学経済学部卒。生命保険会社に勤務後、作家に。1996年「ISOLA」が日本ホラー小説大賞長編賞佳作となり、『十三番目の人格 ISOLA』と改題して角川ホラー文庫より刊行される。翌年『黒い家』で第4回日本ホラー小説大賞を受賞、100万部を超えるベストセラーとなる。2005年『硝子のハンマー』で日本推理作家協会賞、2008年『新世界より』で日本SF大賞を受賞。2010年刊行された『悪の教典』は第1回山田風太郎賞を受賞したほか第144回直木賞の候補ともなり、その年の話題を独占した。他の著書に『クリムゾンの迷宮』『青の炎』『ダークゾーン』など。クリムゾンの迷宮 (角川ホラー文庫)posted with amazlet at 19.07.25KADOKAWA (2012-12-06)
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KADOKAWA (2017-10-20)
売り上げランキング: 169,078青の炎 (角川文庫)posted with amazlet at 19.07.25貴志 祐介
KADOKAWA (2002-10-23)
売り上げランキング: 23,332
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