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(2019年メディアミックス作品)9月27日に映画公開される原作&コミック

kage

2019/09/27 (Fri)

メディアミックス2019

2019年に映画化・ドラマ化・アニメ化のメディアミックス作品をご紹介!!
 ■ 映 画 化 作 品(9月27日全国公開)

9月27日(土)公開
┣惡の華
┣銀河英雄伝説 Die Neue These 星乱 第一章
┣任侠学園
┣ハミングバード・プロジェクト 0.001秒の男たち
┣パリに見出されたピアニスト
┣宮本から君へ
┣ヘルボーイ


映画化・ドラマ化・アニメ化のメディアミックス作品をご紹介!!

映画公開前にチェックするもよし、見た後でじっくり復習するもよし。

合わせて原作本・コミックを楽しんでください!




ジャンル:人間模様
 惡の華   【9月27日公開】

惡の華 コミック 全11巻完結セット (少年マガジンコミックス)
押見 修造
講談社
売り上げランキング: 6,098


■内容紹介
ボードレールを愛する、文学少年・春日高男(かすが・たかお)。ある日、彼は、放課後の教室に落ちていた大好きな佐伯奈々子(さえき・ななこ)の体操着を、思わず盗ってしまう。それを、嫌われ者の少女・仲村佐和(なかむら・さわ)に見られていたことが発覚!!バラされたくない春日に、彼女が求めた“契約”とは……!?話題沸騰!!奇才・押見修造が描く背徳的純愛ストーリー!

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■原作の感想
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Arikaアイコン(小)1 まるで純文学の様な漫画。
思春期に誰もが味わう感覚みたいな鬱まんがながら、なぜ心に刺さる⁉

心の奥にあるグチョングチョンでドロドロの何かが疼く作品。最初は単なるイロモノに見えるが、話が進むにつれて心理描写の巧みさが際立ってくる。特に表情の書き分けが優れているまるで純文学を漫画にした様な漫画。ラブコメ…でいいよな?ていうか、そもそも、愛は喜劇であり、滑稽なものなのかもしれない。側から見れば、バカみたいで、理解不能で、場合によっては犯罪的であっても、本人たちにとっては生き死にの問題だったりする。そんな危険なものの端緒が思春期と重なるって言うんだから、恐ろしい。でも、面白い。そして、愛おしい。 著者インタビューによると仲村のモデルは著者の妻らしい。さらに作品内に「モデルとなった女性(妻)は長身」という記述もあることから、おそらく、常盤のモデルでもあるだろう。完全に著者のミューズである。読んでる最中から胸の中が騒がしい。うまく表現できないけど、込み上げてくる静かな熱いなにかが生まれた。話題になっていて気になっていたが、面白かった。一気に全巻読んだ。押見修造さんの「志乃ちゃんは自分の名前が言えない」も今度呼んでみよう!読後感はもう「”若いっていいよなあ”とか”あの頃に戻りたいなあ”、なんて1ミリたりとも思わないよなあ」に尽きた。いま同世代の人たちが読むとまた違った感覚なのかもしれないけど。ボードレールは単なるアイテム扱いでまったくストーリーに関係なし(笑)






■映画ストーリー
中学2年生の春日高男(伊藤健太郎)は、周りを山々が囲む町で、息苦しさを感じながら過ごしていた。ある日の放課後、彼は教室でクラスのマドンナである佐伯奈々子(秋田汐梨)の体操着を見つけ、とっさに体操着を盗んでしまう。それを目撃した問題児の仲村佐和(玉城ティナ)は、黙っていることを条件に自分に従うよう春日に迫る。

★映画チェック★
押見修造のコミックを原作にした青春ドラマ。男子中学生の鬱屈(うっくつ)と衝動が描かれる。メガホンを取るのは『ゴーストスクワッド』などの井口昇。ドラマ「今日から俺は!!」などの伊藤健太郎、『わたしに××しなさい!』シリーズなどの玉城ティナ、『青夏 きみに恋した30日』などの秋田汐梨、『きょうのキラ君』などの飯豊まりえらが出演する。

■スタッフ
監督:井口昇
脚本:岡田麿里
原作:押見修造

☑映画詳細データ
製作国:日本
製作・製作幹事:ハピネット
製作・共同幹事:NTTぷらら
製作・配給:ファントム・フィルム
製作・製作プロダクション:角川大映スタジオ
技術:カラー
(TOHOシネマズ日比谷ほか)

■キャスト(役名)
伊藤健太郎(春日高男)
玉城ティナ(仲村佐和)
秋田汐梨(佐伯奈々子)
飯豊まりえ(常磐文)
北川美穂
佐久本宝
田中偉登
松本若菜
黒沢あすか
高橋和也
佐々木すみ江
坂井真紀
鶴見辰吾




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内部関連リンク



アニメ「惡の華」について私が思った事・・・!





ジャンル:アニメ作品
 銀河英雄伝説 Die Neue These 星乱 第一章  【9月27日公開】



銀河英雄伝説 文庫 全10巻 完結セット (創元SF文庫)
田中 芳樹
東京創元社
売り上げランキング: 32,824


■内容紹介
西暦2801年を宇宙暦1年とした遥かな未来。その勢力圏を銀河系にまで拡大させた人類は人類統一政府である銀河連邦を成立させるが、やがて進取の精神を失い、その政治体制は長い年月を経て腐敗していった。社会の閉塞感を打破する強力な指導者が求められる中、各地に出没して人々を悩ませ続けた宇宙海賊を壊滅させた連邦軍の英雄ルドルフ・フォン・ゴールデンバウムは、やがて政界に転ずると民衆の圧倒的支持を得て強大な政治的権力を掌握し、首相と国家元首を兼任して終身執政官を自称、独裁政権を確立した。宇宙暦310年に至って、「神聖にして不可侵たる」銀河帝国皇帝に即位して銀河帝国を建国、新たに帝国暦1年とした。みずから信奉する正義を疑わぬルドルフは、共和主義者を中心とした反対派を弾圧・粛清し、議会を解散して専制政治へと移行させた。共和主義者を排斥し弱者を社会から排除するその支配は苛烈を極める一方、自身を支持する「優秀な臣民」に対しては特権を与え、帝国を支える強固な貴族階級を形成した。ルドルフの死後も、至高の権力をえるのはその子孫にかぎられ、世襲だけが権力の移動のあるべき姿になったかにみえた。

銀河英雄伝説事典 (創元SF文庫)

東京創元社
売り上げランキング: 139,434


1982年に第1巻が発売され、今なお多くのファンの心を魅了し続ける不朽の名作『銀河英雄伝説』をさらに楽しむためのガイドブック。全登場人物を掲載した「人名事典」、登場するすべての艦船をまとめた「艦船名事典」、帝国と同盟の歴史を詳細に記録した「年表」に加え、著名作家・漫画家による解説や対談も再録。

銀河英雄伝説ハンドブック (徳間デュアル文庫)
田中 芳樹
徳間書店
売り上げランキング: 449,176


「銀河英雄伝説」正伝、外伝に登場するすべての人物を網羅した「人名事典」を、デュアル文庫版の対応して再編集。帝国と同盟の歴史を詳細に記録した「年表」、そして有名小説家、漫画家らによる解説、正伝執筆時と終了時に行われた対談も再収録。いま解き明かされるキルヒアイスの早すぎる死の真相とは―「銀英伝」初代担当編集者へのインタビュー。まだ「銀英伝」を読んだことのない人にも、楽しめる永久保存版。

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■原作の感想
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Arikaアイコン(小)1遠く、遠く、遥かなる未来―― 
“常勝の天才”と“不敗の魔術師”と称される二人のSF英雄譚!!  

「銀河英雄伝説」は、田中芳樹によるSF小説で、1982年に第1巻が刊行されて以来、累計発行部数1,500万部を超えるベストセラー。ラインハルトとキルヒアイスの出会いから少年時代までがメイン。こういう導入部の上手さはフジリューさすがだなと思う。タイプも違うし気が合うのかと最初は思ったけどずっと友情続くっぽいので安心した。ジークフリートの幸福と不幸は、彼自身の才覚、能力、そして曇りない誠実さによるものなのだろうと思う。たとえどんなに気の合う相手であっても、彼にラインハルトが求めるだけの強さが無ければ決してのちに続く物語は紡がれず、ラインハルトとしてもいささか無味な人生を送ることになっていただろう。しかし同時に、それだけの力があるがゆえに、あの結末へと至る。そこに一抹の切なさを感じたが、幸福も不幸も画一して論じれないところも本シリーズの魅力である。何となくこうなるのかと分かるけどそこまでの過程も楽しめそう。所々シュールな場面に感じるのもフジリューっぽくて私は結構ツボだった。目的にたどり着くまでの道のりはまだまだ長そう。原作小説も藤崎竜によるコミカライズも苦戦せずにすんなり話に入り込めて読了。ただ原作とコミカライズでは雰囲気が若干異なる。コミカライズの方がキャラの改変がいささか強い!原作と違ってても楽しめる人もいますし、そっくりに作らないと駄目な訳でもないので、それぞれにお楽しみ下さい。




★映画チェック★
田中芳樹のSF小説シリーズを原作にしたアニメーションの続編で、三章から成る劇場版の第一章。銀河帝国軍と自由惑星同盟軍の攻防や、アムリッツァ星域会戦の幕開けなどが映し出される。アニメーション制作を Production I.G が手掛け、監督をアニメシリーズ「スタミュ」や『黒子のバスケ』シリーズなどの多田俊介が担当。ボイスキャストは宮野真守、鈴村健一、諏訪部順一、小野大輔ら声優陣がそろう。

■スタッフ
原作:田中芳樹
監督:多田俊介
シリーズ構成:高木登
助監督:森山悠二郎
キャラクターデザイン・総作画監督:菊地洋子
キャラクターデザイン:寺岡巌/津島桂
総作画監督:後藤隆幸
特技監督・メカデザイン:竹内敦志
メカデザイン:臼井伸二/常木志伸
オリジナルメカデザイン:加藤直之
プロップデザイン:太田恵子
プロップデザイン・紋章デザイン:秋篠Denforword日和
3D:I.G3D
3D監督:森本シグマ
美術:Bamboo
美術監督:竹田悠介
美術設定:塩澤良憲/曽野由大/藤井一志
美術デザイン:渡部隆
色彩設計:竹田由香
音響監督:三間雅文
音楽:橋本しん/井上泰久
音楽制作協力:Sony Music Publishing (Japan)Inc.
オープニングテーマ:SawanoHiroyuki[nZk]:Uru
エンディングテーマ:SawanoHiroyuki[nZk]:Anly
撮影監督:荒井栄児
編集:植松淳一

☑映画詳細データ
製作国:日本
制作・製作:Production I.G
監修:らいとすたっふ
企画協力:ROOFTOP
制作協力:徳間書店
製作協力:DMM pictures
製作:松竹
技術:カラー

■声の出演
宮野真守(ラインハルト・フォン・ローエングラム)
鈴村健一(ヤン・ウェンリー)
梅原裕一郎(ジークフリード・キルヒアイス)
梶裕貴(ユリアン・ミンツ)
諏訪部順一(パウル・フォン・オーベルシュタイン)
小野大輔(ウォルフガング・ミッターマイヤー)
中村悠一(オスカー・フォン・ロイエンタール)
川島得愛(アレックス・キャゼルヌ)
遠藤綾(フレデリカ・グリーンヒル)
三木眞一郎(ワルター・フォン・シェーンコップ)
鈴木達央(オリビエ・ポプラン)
石川界人(ダスティ・アッテンボロー)
花澤香菜(ヒルデガルド・フォン・マリーンドルフ)
古谷徹(フレーゲル)
二又一成(アーサー・リンチ)
下山吉光(ナレーション)


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副題の『Die Neue These』は「新論」、意訳で「新説」を意味する。2019年に全国の映画館でイベントで全12話を3章に分け、9月27日、10月25日、11月29日に上映される。


外部リンク
銀河英雄伝説ON THE WEB - 徳間版アニメ公式サイト。

内部リンク
(2018年メディアミックス作品)4/3(火)アニメ化された原作&コミック





ジャンル:学園
 任侠学園   【9月27日公開】

任侠学園 (中公文庫)
任侠学園 (中公文庫)
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今野 敏
中央公論新社 (2012-01-21)
売り上げランキング: 2,073


任侠学園
任侠学園
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今野 敏
実業之日本社
売り上げランキング: 496,079


任侠学園 任侠シリーズ (ジョイ・ノベルス)
実業之日本社 (2012-07-01)
売り上げランキング: 10,089


■内容紹介
日村誠司が代貸を務める阿岐本組は、ちっぽけながら独立独歩、任侠と人情を重んじる正統派のヤクザだ。そんな組を率いる阿岐本雄造は、度胸も人望も申し分のない頼れる組長だが、文化的事業に目のないところが困りもの。今回引き受けてきたのは、潰れかかった私立高校の運営だった。百戦錬磨のヤクザも嘆くほど荒廃した学園を、日村たちは建て直すことができるのか。大人気の「任侠」シリーズ第二弾。

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■原作の感想
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Arikaアイコン(小)1出版社に引き続き、学校の経営に乗り出したヤクザの奮闘を描く物語  
任侠シリーズ2作目。ヤクザに誇りを持つ弱小任侠集団「阿岐本組」今度は荒れる高校が舞台に…。親分は今度は荒んでしまっている学校の理事長となり、代貸の日村がまたしても実務を担当する。割れたままの窓ガラス、汚れた校舎、放置された花壇、目に付くところから綺麗にしていくが、次々と問題が浮上し、日村は休む暇がない。なにか目玉となる部活を作ろうとするが、校長は諦めきっていた。ダンスがプロ級の沢田、囲碁が強い黒谷、そして校長もアマ名人級の囲碁の達人だった。少しずつ軌道に乗り始めたところで、またもや理事長を退くことになった阿岐本だが、学校を去るときに意外なことが起こる。登場人物と展開が判りやすく、楽しく読むことができた。ヤクザになるような男達にとって学校はある意味天敵でありトラウマ、それを義理と人情、礼儀そして躾で立て直しを図るが…やる気のない教師やモンスターペアレント、無気力な生徒達と戦いながら徐々に学校が変わっていく…他のシリーズと違ってリアル感はちょっと薄いけど、痛快ストーリーで面白くて一気読みでした。子供達が屋上から手を振るシーンに思わず涙腺が…。理事にされた日村は花壇の整備から?やんちゃな人が嫌う学校に大人になって出向くなんてね、とクスクスと日村の苦労に同情しながら、学校の荒廃の原因の女子の妬みと、ヤクザのバックにはすわ抗争と思ったら、またオヤジさんがね。結構面白かった。怖くて嫌われがちなヤクザだけど、この話に出てくるヤクザは人間くさくて最高。結構面白かった。いい具合にヤクザが学園を立て直していった。荒廃した高校と生徒が立派になっていく様子が痛快だった。メンツのために退陣してまた次は何を更生させるのか楽しみになる。






■映画ストーリー
経営難の仁徳京和学園高校に、昔気質のヤクザ一家・阿岐本組の阿岐本組長(西田敏行)やナンバー2の日村(西島秀俊)らが新しい理事としてやってくる。見た目が怖く荒っぽいが、義理人情を重んじる彼らの言動に、少しずつ周囲の空気が変わっていく。あるとき、学校の乗っ取りをもくろむ欲深い連中が策略を仕掛けてくる。

★映画チェック★
今野敏の小説「任侠」シリーズの一作「任侠学園」を原作にしたコメディードラマ。ヤクザ一家が経営難に陥った高校の再建に挑む。メガホンを取るのは『ATARU』シリーズなどの木村ひさし。主演は『オズランド 笑顔の魔法おしえます。』などの西島秀俊とドラマ「ドクターX」シリーズなどの西田敏行。

■スタッフ
原作:今野敏
監督:木村ひさし
脚本:酒井雅秋
音楽:末廣健一郎
主題歌:東京スカパラダイスオーケストラ

☑映画詳細データ
製作国:日本
企画・制作プロダクション:ROBOT
幹事・配給:エイベックス・ピクチャーズ
製作:映画「任侠学園」製作委員会
技術:カラー

■キャスト(役名)
西島秀俊(日村誠司)
西田敏行(阿岐本雄蔵)
伊藤淳史(二宮稔)
葵わかな(沢田ちひろ)
葉山奨之(黒谷祐樹)
池田鉄洋(三橋健一)
佐野和真(志村真吉)
前田航基(市村徹)
戸田昌宏(白崎仁)
猪野学(島本義行)
加治将樹(定岡潔)
川島潤哉(甘糟達男)
福山翔大(江守太一)
高木ブー(高木組長)
佐藤蛾次郎(西潟源太)
桜井日奈子(小日向美咲)
白竜(唐沢隼人)
光石研(小日向泰造)
中尾彬(永神健太郎)
生瀬勝久(綾小路重里)





ジャンル:ノンフレクション
 ハミングバード・プロジェクト 0.001秒の男たち  【9月27日公開】

フラッシュ・ボーイズ 10億分の1秒の男たち (文春文庫)
マイケル ルイス
文藝春秋 (2019-08-06)
売り上げランキング: 9,352


■内容紹介
リーマンショック以降、電子化と規制で一変したウォール街。二軍投資銀行に勤めるブラッド・カツヤマは、何故か株を買おうとすると値段が逃げ水のようにあがってしまう事に気づく。そこには投資家を出し抜く超高速取引業者“フラッシュ・ボーイズ”の姿があった。巨大システムの詐欺と実態を暴いた傑作NF。
序章 幻想のウォール街
第1章 時は金なり
第2章 取引画面の蜃気楼
第3章 捕食者の手口
第4章 捕食者の足跡を追う
第5章 ゴールドマン・サックスは何を恐れたか?
第6章 新しい取引所をつくる
第7章 市場の未来をかいま見る
第8章 セルゲイはなぜコードを持ち出したか?
終章 光より速く

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■原作の感想
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Arikaアイコン(小)1米金融業界にも、トレーダーVS技術者という構造があるのだなと言うのは勉強になりました。  
証券市場の民主化によってニューヨーク証券取引所とNasdaq以外の証券取引所が乱立するようになった2009年ぐらいから、ディーラーたちは不思議な現象に悩まされる。コンピュータスクリーンが映し出す各証券市場の売値と買値で取引しようとすると、ふっと売り物や買い物が消えてしまうのだ。その値が消えて、買う場合だったらば、必ずそれより高い値で、売る場合だったらばそれより低い値で取引が成立してしまうのだ。二軍投資銀行に勤めるブラッド・カツヤマは、なぜか株を買おうとすると値段が逃げ水のようにあがってしまう事に気づく。彼はドンキホーテのように、単身調査に乗り出す。するとそこには、私たちの注文を10億分の1秒の差で先回りしていく超高速取引業者「フラッシュ・ボーイズ」の姿があったのだ。巨大システムの詐欺と実態を暴いた傑作ノンフィクション? 今の株式市場は人の手には負えなくなっている。瞬きの間に株価が乱高下。その中で、速さを追求して利益を掠め取る「超高速取引業者」とその戦略を阻むために遅さを武器に戦う人。(i)システムの欠陥には容赦なくつけこむ、(ii)勝てる場所でだけ勝負する。聞こえは悪いが、勝負の要諦ともいえる。「ぼくは、自分がこういう目に遭ったのを、いくらか喜んでいます。生きるとはいったいどういうことなのか、理解するのに役立ったと思いますから」(p.313)が印象深い。いちいちセリフが、かっこいい(クールな)。知りたかったことはあとがきにまとめられていたが、訳者の表現の癖もあるのかもしれないが、金融の話は難しい!第1章のスパイヴィ達は所謂「フラッシュボーイズ」側で悪の捕食者の一部だと気付いたのは中盤だった。一般投資家では気付きようのない巨大な陰謀で、アメリカだけの話かと思いきや巻末解説で日本も同じ(民間だけでなく官もグルならそれ以上の)様相で震えるしかない「NISA口座を開いたあなた=俺」。登場人物の給与が軒並み桁違いのエリートで、フィクションの世界かと勘違いしてしまいそうになるがウォール街で起きた(起きている)まぎれもない事実の一つなんだよな……。米金融業界にも、トレーダーVS技術者という構造があるのだなと言うのは勉強になりました。






■映画ストーリー
ヴィンセント(ジェシー・アイゼンバーグ)と従兄弟のプログラマー、アントン(アレキサンダー・スカルスガルド)は、高速で株の売買をする高頻度取引で年間500億円以上の利益を得るため、カンザス州のデータセンターからニューヨーク証券取引所まで約1,600キロを直線の光回線でつなぐことを思いつく。0.001 秒の時間短縮を目指して奮闘する彼らの前に、1万件の地主との買収交渉など次々と苦難が立ちはだかる。

★映画チェック★
株取引でばく大な利益を得るため奔走した人々の実話に基づいた人間ドラマ。少しでも速い取引を実現するため、一直線の通信回線を敷こうと奮闘する人たちが描かれる。『ソーシャル・ネットワーク』などのジェシー・アイゼンバーグ、『ターザン:REBORN』などのアレキサンダー・スカルスガルド、『フリーダ』などのサルマ・ハエックらが出演。『魔女と呼ばれた少女』などのキム・グエンがメガホンを取った。

■スタッフ
監督・脚本:キム・グエン
製作:ピエール・エヴァン
共同製作:アラン=ジル・ヴィエルヴォイエ
製作総指揮:ブライアン・カヴァナー=ジョーンズ/フレッド・バーガー

☑映画詳細データ
英題:THE HUMMINGBIRD PROJECT
製作国:カナダ/ベルギー
配給:ショウゲート
技術:カラー/5.1ch/シネマスコープ
(TOHOシネマズ シャンテほか)

■キャスト(役名)
ジェシー・アイゼンバーグ(ヴィンセント・ザレスキー)
アレキサンダー・スカルスガルド(アントン・ザレスキー)
サルマ・ハエック(エヴァ・トーレス)
マイケル・マンド(マーク・ヴェガ)






ジャンル:音楽
 パリに見出されたピアニスト   【9月27日公開】

パリに見出されたピアニスト (マグノリアブックス)
ガブリエル・カッツ Gabriel Katz
オークラ出版 (2019-09-20)
売り上げランキング: 49,464


■内容紹介
原題:Au bout des doigts

パリ、北駅。雑踏の中に置かれた一台のピアノから聞こえてきたバッハの調べに、音楽学校のディレクターであるピエールは足を止めずにはいられなかった。強く心を打つ演奏は、二十歳くらいの青年によるものだった。決して完璧に弾いているわけではないのに、ピエールには山の中の早瀬、雷雨の空を全速力で駆けていく雲が見え、喉を締めつけられるような感情にとらわれた。
しかし、演奏は三人の警官によって静止され、青年は逃げるようにそこから立ち去ってしまった。
並外れた感性を持つその青年を見つけ出したいとピエールは願い──。9月27日公開の映画『パリに見出されたピアニスト』の翻訳小説。




■映画ストーリー
パリ郊外で家族と裕福ではない暮らしをしているマチュー(ジュール・ベンシェトリ)はピアノが大好きな青年で、表向きはクラシックを否定しながら、ひそかに練習し続けていた。ある日、パリの北駅に置かれたピアノを弾いていると、偶然通りかかったパリ国立高等音楽院のディレクター、ピエール(ランベール・ウィルソン)から声を掛けられる。その後警察に捕まったマチューは実刑を免れるため、公益奉仕を命じられた音楽院でピアノのレッスンを受けることになる。

★映画チェック★
恵まれない境遇の青年がピアニストとしての才能を開花させるヒューマンドラマ。自らの指で未来を切り開いていく主人公に『アスファルト』などのジュール・ベンシェトリがふんし、彼を導く人々を『神々と男たち』などのランベール・ウィルソンと『ずっとあなたを愛してる』などのクリスティン・スコット・トーマスが演じる。ルドヴィク・バーナードがメガホンを取った。

■スタッフ
監督・脚本:ルドヴィク・バーナード
脚本:ジョアン・ベルナール
音楽:アリー・アルーシュ
撮影:トマス・ハードマイアー
衣装:マリリン・フィトゥシ
美術:フィリップ・シーフル
キャスティング:ナタリー・シュロン/ギョーム・ムーラン/ダヴィッド・バラネス
音響:アモリ・ドゥ・ネクソン
編集:ロマン・リウー
助監督:バスティアン・ブラム
制作主任:マルゴ・リュノー/スクリプト/カミーユ・アルパジュー
プロダクションマネージャー:パスカル・ルーセル
プロデューサー:マティアス・ルバン
エリック・ジュリエアン

☑映画詳細データ
製作国:フランス/ベルギー
配給・提供:東京テアトル
提供:カルチュア・パブリッシャーズ
技術:カラー/シネマスコープ/デジタル
(ヒューマントラストシネマ有楽町、新宿シネマカリテ、YEBISU GARDEN CINEMAほか)

■キャスト(役名)
ランベール・ウィルソン(ピエール・ゲイトナー)
クリスティン・スコット・トーマス(女伯爵)
ジュール・ベンシェトリ(マチュー・マリンスキー)
カリジャ・トゥーレ(アンナ)
エルザ・ルポワーヴル(マティルド・ゲイトナー)
アンドレ・マルコン(アンドレ・ロシジャック)
ミシェル・ジョナス(ムッシュー・ジャック)
グザヴィエ・グェルフィ(ケヴィン)
テレスフォール・トゥヌー(ドリス)
ヴァネッサ・ダヴィッド(クリスタ・マリンスキー)
ミロ・マゼ(ダヴィッド・マリンスキー)
ルイーズ・ラベック(マリオン・マリンスキー)
ガスパード・メイレ・カウランド(セバスティアン・ミシュレ)
アレクサンドル・ブリック(アレクサンドル・ドロネー)





ジャンル:リーマン
 宮本から君へ   【9月27日公開】



■内容紹介
文具メーカー「マルキタ」の新人営業マンである宮本浩。恋にも仕事にも不器用な主人公・宮本は自分の存在の小ささに苛立ちながらも前へ進もうとする。そんなとき、宮本は通勤途中の電車のホームで、甲田美沙子に出会う。新米サラリーマンのほろ苦く厳しい日常をリアルに描いた新井英樹の秀作!

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■原作の感想
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Arikaアイコン(小)1世の中VS俺、連戦連敗。
どこに行っても犬に吠えられる熱血営業マン・宮本浩、七転八倒の記録--。 

1992年度小学館漫画賞受賞、今こそ読まれるべき“バブル期の日本で最も嫌われたマンガ”がここに復刻! 新井英樹の初連載作品。バブル期の世間が浮かれていた頃に描かれた、「主人公が(文字通りに)地べたを這いずり回って営業の仕事をとっていく」熱血、というより暑苦しいサラリーマン漫画。前篇(1・2巻)はサラリーマン漫画なのだが、ヒロインが登場する後半からただの「サラリーマン漫画」ではくくれない宮本という男の物語になる。コミック前篇なら70点、しかし後半にいくに従って、「怒涛の宮本の戦い」になる傑作。熱量。血。戦い。勝負。 何年も前の作品だけど、今までに見たことがない新しい感覚。





■映画ストーリー
文具メーカーの営業マン宮本浩(池松壮亮)は、営業スマイル一つできない不器用な人間だが、正義感は人一倍強かった。会社の先輩だった神保(松山ケンイチ)の仕事仲間・中野靖子(蒼井優)と恋に落ちた宮本が彼女の自宅に招かれた日、靖子の元彼・裕二(井浦新)が姿を現す。宮本と寝たと話す靖子に激怒した裕二に、宮本は「この女は俺が守る」と宣言する。

★映画チェック★
熱血営業マンが悪戦苦闘しながら成長する姿を描いた新井英樹の漫画を、実写ドラマ化に続き映画化。原作の後半を基に、主人公とヒロインに訪れる試練を映し出す。ドラマ版に続いて主演の池松壮亮をはじめ、蒼井優、柄本時生、星田英利、古舘寛治、松山ケンイチが出演し、ドラマ版の監督を務めた真利子哲也が続投。映画版キャストには井浦新、ピエール瀧、佐藤二朗、さらに元格闘家の一ノ瀬ワタルが新たに参加する。

■スタッフ
原作:新井英樹
監督・脚本:真利子哲也
脚本:港岳彦
エグゼクティブプロデューサー:河村光庸/岡本東郎
プロデューサー:佐藤順子
ラインプロデューサー:角田道明
撮影:四宮秀俊
照明:金子康博
録音:西條博介
キャスティング:おおずさわこ
助監督:佐野隆英
制作担当:金子賢太郎
装飾:山田智也
スタイリスト:伊賀大介
ヘアメイク:小林雄美
特写:佐内正史
音楽:池永正二
音楽プロデューサー:齋見泰正

☑映画詳細データ
製作国:日本
制作プロダクション・配給:スターサンズ
制作協力プロダクション:CREDEUS
配給:KADOKAWA
製作:2019『宮本から君へ』フィルムパートナーズ
技術:5.1ch/ビスタサイズ/カラー/デジタル

■キャスト(役名)
池松壮亮(宮本浩)
蒼井優(中野靖子)
井浦新(風間裕二)
一ノ瀬ワタル(真淵拓馬)
柄本時生(田島薫)
星田英利(小田三紀彦)
古舘寛治(岡崎部長)
ピエール瀧(真淵敬三)
佐藤二朗(大野平八郎)
松山ケンイチ(神保和夫)





ジャンル:SF
 ヘルボーイ   【9月27日公開】

ヘルボーイ:地獄の花嫁
マイク・ミニョーラ
ヴィレッジブックス (2017-01-30)
売り上げランキング: 56,096


ヘルボーイ:疾風怒濤
ヘルボーイ:疾風怒濤
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マイク・ミニョーラ
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ヘルボーイ:百鬼夜行
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マイク・ミニョーラ
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■内容紹介
1944年12月23日、スコットランド沿岸の小さな島で、怪しげな儀式が執り行われた。 戦況逆転を狙うナチスドイツの「ラグナロク計画」である。 得体の知れぬ怪僧ラスプーチンを頼ってまで実行された計画の目的は、世界を混沌へと追いやる龍神オグドル・ヤハドを解き放つ力を地獄より召喚する事だった。 果たして計画は成功した。 島を遠く離れたイングランド中部のイースト・ブロムウィッチに一匹の悪魔が姿を現したのだ。 計画を察知していた連合軍特殊部隊は、逸早くその幼い悪魔を保護し、こう名付けた。 「ヘルボーイ」と……。 巨人を狩る儀式に参加するためにイングランドに呼ばれたヘルボーイは、化物の軍団を作り上げようとする危険な敵、血の女王ニムエと遭遇するが…

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■原作の感想
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Arikaアイコン(小)1 9月公開の映画『ヘルボーイ』原作コミック!  
ヘルボーイの短編集。マイク・ミニョーラ以外に、リッチ・ベーコンとクレイグ・ラッセルが作画で参加している。ミニョーラ以外のアーティストが描くヘルボーイはなんだか違う世界に迷い込んでしまったかのようで、読んでいて不思議な気分になった。ミニョーラの一番のお気に入りだという「醜女の魔女」は、コマとコマの間、要所要所で差し込まれた赤が鮮烈で、静な語り口とは対照的な演出が目の奥に焼き付く。娘との会話から発想されたという「ヒュドラとライオン」は雰囲気がよい。「マコマ」に描かれているようなアフリカ神話のスケールも楽しい。世界には多くの不思議があるというが主人公が出会った怪奇はそれに匹敵するだろう。 民話の追体験、みたいな感じ。








■映画ストーリー
超常現象調査防衛局“B.P.R.D.”のエージェントであるヘルボーイ(デヴィッド・ハーバー)は、イギリスで暴れ回る巨人退治の指令を受ける。暗黒時代に封印されたブラッドクイーン(ミラ・ジョヴォヴィッチ)が1,500年の時を超えて眠りから覚めたことを知ったヘルボーイと、霊媒能力を持つ少女アリス(サッシャ・レイン)、ベン・ダイミョウ少佐(ダニエル・デイ・キム)らは、ブラッドクイーンに接近する。

★映画チェック★
ドラマシリーズ「ゲーム・オブ・スローンズ」などのニール・マーシャルを監督に迎え、マイク・ミニョーラのアメコミシリーズをスタッフやキャストを一新して映画化。異形のヒーローが、世界滅亡をたくらむ悪と戦う。本作では原作者のマイクが監修を担当し、ドラマシリーズ「ストレンジャー・シングス 未知の世界」などのデヴィッド・ハーバーが主演を務める。ミラ・ジョヴォヴィッチが悪役として登場する。

■スタッフ
監督:ニール・マーシャル
原作・製作総指揮:マイク・ミニョーラ
脚本:アンドリュー・コスビー
製作:ローレンス・ゴードン/ロイド・レヴィン

☑映画詳細データ
英題:HELLBOY
製作国:アメリカ
提供:ハピネット/ポニーキャニオン
提供・配給:REGENTS
技術:カラー
(TOHOシネマズ日比谷ほか)

■キャスト(役名)
デヴィッド・ハーバー(ヘルボーイ)
ミラ・ジョヴォヴィッチ(ニムエ/ブラッドクイーン)
イアン・マクシェーン(トレバー・“ブルーム”・ブルッテンホルム教授)
サッシャ・レイン(アリス・モナハン)
ダニエル・デイ・キム(ベン・ダイミョウ少佐)
ペネロープ・ミッチェル(ガネイダ)
トロイ・ジェームズ(バーバ・ヤガ)
エマ・テイト(バーバ・ヤガ)
ソフィー・オコネドー(レディー・ハットン)
アリスター・ペトリ(グラーレン卿)
マーク・スタンリー(アーサー王)
ブライアン・グリーソン(マーリン)
マリオ・デ・ラ・ロサ(エステバン・ルイズ/カマゾッツ)
トーマス・ヘイデン・チャーチ(ロブスター・ジョンソン)

声の出演
スティーヴン・グレアム(グルアガッハ)


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