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(2019年メディアミックス作品)10月18日に映画公開される原作&コミック

kage

2019/10/18 (Fri)

メディアミックス2019

2019年に映画化・ドラマ化・アニメ化のメディアミックス作品をご紹介!!
 ■ 映 画 化 作 品(10月18日全国公開)

10月18日(金)公開
┣フッド ザ・ビギニング
┣駅までの道をおしえて
┣世界から希望が消えたなら。
┣マレフィセント2
┣楽園


映画化・ドラマ化・アニメ化のメディアミックス作品をご紹介!!

映画公開前にチェックするもよし、見た後でじっくり復習するもよし。

合わせて原作本・コミックを楽しんでください!




ジャンル:ファンタジー
 フッド ザ・ビギニング   【10月18日公開】



■内容紹介
中世イングランド、おたずね者となった弓の名手ロビンはシャーウッドの森の奥に隠れ住む。棒術の名人、吟遊詩人、飲んだくれの修道僧など個性豊かな強者たちを仲間に引き入れながら、強欲な役人や聖職者らを相手に痛快な戦いを繰り広げるロビンだが…。著者による挿絵全点収録!イングランドの義賊伝説を元にした痛快活劇。

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■原作の感想
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Arikaアイコン(小)1 弱きを助け強きをくじくロビン・フッドと仲間たち 
その昔、村山知義・亜土訳で岩波から児童書として出ていたものの新訳。弱きを助け強きをくじくロビン・フッドと仲間たち。しかし義賊と称するようなヒーロー的イメージよりも、単に陽気なおたずね者たちと読んだ方がいいような雰囲気で、逆にそれが親しみやすさを齎している。美味しいものに目がなく、権威をものともせず、悪戯を仕掛けるのが大好きで、時に拳で語り合う。なんだかクラスの中学生男子たちを見ているようだった。全体的に愉快な分、ラストが衝撃的でもある。そして作者の手による挿絵もふんだんにあって見どころたっぷり。装飾文様ひとつとっても技巧的に描かれている。ひと昔前の時代劇のような、安心感。弱きを助け強きを挫く愉快な仲間たちの愉快な冒険はどこの国でも好みの題材だったのだろう。ロビン達がでくわす事件のきっかけが『冒険を求めて』という動機から始まったりするものだったりして、その子供っぽさがなんだか憎めない。その最期も、貴族としてではなく、森の人間として死を迎えたのが民衆に愛され続けた理由なのかもしれない。 子供の頃に読んだバージョンだと恋人が何度か出てきたような気がするが、記憶が定かでない。代りに何度も登場?するのがスワントホールドじいさん。誰だよ。心配していた挿し絵もちゃんとあって、むしろ岩波版は子供向けにだいぶ刈り込んでいました。ロビンと愉快な仲間たちが歌うシーンでも、歌詞は省いたり、ややくどいやりとりはあっさりカット。ワッピーは岩波版で育ったから、それがリズムになってしまっていて、リトル・ジョンがロビンをやりこめるところなど、だいぶ印象が違いました。新訳は少しだけ長くなっていますが、その分、ロビンたちと一緒に旅をする時間が増え、やはり避けがたいラストの涙も二割増でした。








■映画ストーリー
十字軍に召集されていたロビン・ロクスリー(タロン・エジャトン)が、4年ぶりに帰ってくると、すでに戦死届が出され領地と財産は没収、恋人や領民も追い出されていた。しかし、狙撃手のジョン(ジェイミー・フォックス)に導かれてロビンは再び領主となる。彼は、国を操ろうとする長官と教会が領民から搾取しているのを知り、長官らに接近しながら、頭巾姿の義賊フッドとして奪われた領民の金を奪い返す。

★映画チェック★
レオナルド・ディカプリオが製作に名を連ねた、ロビン・フッドを題材にしたアクションアドベンチャー。領主であるロビンが頭巾で顔を隠したヒーローとなり、巨悪に立ち向かう。オットー・バサーストがメガホンを取り、『キングスマン』シリーズなどのタロン・エジャトン、『ジャンゴ 繋がれざる者』などのジェイミー・フォックスらが共演。エガートン演じるロビンが、飛び降りながら次々と弓矢を放つ。

■スタッフ
監督:オットー・バサースト
プロデューサー:レオナルド・ディカプリオ/ジェニファー・デイヴィソン
撮影:ジョージ・スティール
編集:ジョー・ハッシング/クリス・バーウェル
美術:ジャン=ヴァンサン・ピュゾ
衣装:ジュリアン・デイ
音楽:ジョセフ・トラパニーズ
音楽スーパーバイザー:ランドール・ポスター
脚本・原案:ベン・チャンドラー
脚本:デヴィッド・ジェームズ・ケリー

☑映画詳細データ
英題:ROBIN HOOD
製作国:アメリカ
配給:キノフィルムズ
技術:カラー/シネマスコープ

■キャスト(役名)
タロン・エジャトン(ロビン・ロクスリー)
ジェイミー・フォックス(ヤーヤ/ジョン)
ジェイミー・ドーナン(ウィル)
イヴ・ヒューソン(マリアン)
ベン・メンデルソーン(ノッティンガム州長官)
ティム・ミンチン(タック修道士)
F・マーレイ・エイブラハム(枢機卿)






ジャンル:犬/子供
 駅までの道をおしえて   【10月18日公開】



■内容紹介
かげがえのない時間に出逢える。

「ルーは死んでなんかいない」愛犬の死を信じられずに探し回る少女が見つけた、時間から取り残されたような古い喫茶店。店の老人がくれた写真には野球のユニフォーム姿の少年が写っていた。大切な相手を失い、悲しみにくれる人々に訪れた奇跡を描いた表題作をはじめ、かけがえのない時間に出逢える作品集。

伊集院さんの作品が語る「野球」の魅力に私は感動しています。プレーする人も、それを観る人も、ともにその喜びや感動を共有できる「野球」のすばらしさを、伊集院さんが作品を通して後々まで伝える伝道師となってください。――(長嶋茂雄)

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■原作の感想
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Arikaアイコン(小)18つの、生死と野球に纏わる短編集。 
「ルーは死んでなんかいない」愛犬の死を信じられずに探し回る少女が見つけた、時間から取り残されたような古い喫茶店。店の老人がくれた写真には野球のユニフォーム姿の少年が写っていた。大切な相手を失い、悲しみにくれる人々に訪れた奇跡を描いた表題作をはじめ、かけがえのない時間に出逢える作品集。さて、物語は小さな女の子とその愛犬の死の物語。フセ老人と心を通わせ、ピクニックに出かけるシーンでは海のキラキラが涙が出るほど美しい。夢なのか幻なのか、切ないけど、心に残る物語。8つの、生死と野球に纏わる短編集。正直入り込めなかったけれど、人が一人亡くなるということは、周りへの影響がとても大きいこと。 1人の死は、他人の今後を左右する。表題を含めて移ろいゆく季節の中で人との別離と、悲しみを超えて生きていこうとする人たちを描いた8つの短編集。どれもじんわりと優しく読ませてくれます。何らかの形で全編に描写される野球のエピソードは伊集院さんの野球の思いが込められているようで、そこで語られる野球と人生訓が胸を打つ。「2ポンドの贈り物」は何ぞやと思いきや…重い2ポンドでしたね。どれをとってもいいなと思える作品でした。




■映画ストーリー
8歳のサヤカ(新津ちせ)は、両親(坂井真紀、滝藤賢一)、愛犬のルーと一緒に赤い電車が走る海辺の街で暮らしていた。彼女は臨海学校で留守にした数日の間にルーがいなくなったことが信じられず、ルーとの思い出の場所を訪ねては捜し続けていた。ある日、サヤカは以前ルーが連れていってくれた野原で一匹の犬と出会う。

★映画チェック★
『臍帯』などの橋本直樹が監督を務め、伊集院静の小説を映画化。互いにかけがえのない相手を失った少女と老人の物語が描かれる。少女を『3月のライオン』シリーズなどの新津ちせ、彼女の良き友人となる老人を『沈黙 -サイレンス-』などの笈田ヨシが演じ、『コーヒーが冷めないうちに』などの有村架純が10年後の少女にふんしてモノローグを担当した。主題歌は『この世界の片隅に』などの音楽家コトリンゴ。

■スタッフ
原作:伊集院静
脚色・監督:橋本直樹
主題歌:コトリンゴ

☑映画詳細データ
製作国:日本
企画・製作:GUM
企画・製作・製作プロダクション:ウィルコ
配給:キュー・テック
配給協力:GUM WORLD
技術:カラー
(新宿ピカデリー、シネスイッチ銀座ほか)

■キャスト(役名)
新津ちせ(サヤカ)
有村架純(10年後のサヤカ)
坂井真紀(サヤカの母)
滝藤賢一(サヤカの父)
マキタスポーツ(サヤカの伯父)
羽田美智子(サヤカの伯母)
柄本明(動物病院院長)
余貴美子(看護師長)
市毛良枝(サヤカの祖母)
塩見三省(サヤカの祖父)
笈田ヨシ(フセコウタロー)





ジャンル:宗教
 世界から希望が消えたなら。   【10月18日公開】



■内容紹介
ベストセラー作家であり、自ら出版社を経営している御祖真。妻や3人の子供にも恵まれ、充実した日々を過ごしていた彼には、誰にも言えない“秘密”があった。ある日、帰宅途中に胸の苦しみを感じた真は、外の空気を吸うために送迎車から降り、庭園を散歩する。そこでは結婚式が行われていた。娘の将来の花嫁姿を思い浮かべた矢先、真は激しい心臓発作に襲われ、その場に倒れてしまう。緊急搬送された病院で医師から告げられたのは“死の宣告”だった―。

Scene
Special Corner 製作総指揮・大川隆法総裁が創る作品世界
法話「新復活」抜粋
「映画『世界から希望が消えたなら。』参考霊言」1、2抜粋
製作総指揮・原案/大川隆法紹介
Ryuho Okawa Original Songs 映画「世界から希望が消えたなら。」楽曲
主題歌「新復活」/イメージソング「もう一度だけ」
挿入歌「Immortal Hero」/挿入歌「強くなりたい」
Special Interview 脚本・大川咲也加
人物紹介〔ほか〕




■映画ストーリー
出版社を経営するベストセラー作家の御祖真(竹内久顕)は、妻と3人の子供に囲まれ幸福な家庭を築いていた。実は誰にも言えない秘密を抱えている彼は、ある日、家に帰る途中で突然胸が苦しくなり、外の空気を吸おうと庭園に足を向ける。ちょうど結婚式の最中で、真の目に娘の将来の花嫁姿が浮かんだとき、激しい心臓発作が彼を襲う。

★映画チェック★
幸福の科学の大川隆法が製作総指揮と原案を務めた、死を宣告された男性を描いたドラマ。病に倒れた主人公が、残された時間を全うしようとする。主演を務める竹内久顕が主題歌も担当し、『僕の彼女は魔法使い』などの千眼美子や『希望ヶ丘夫婦戦争』などのさとう珠緒のほか、小倉一郎、大浦龍宇一、河相我聞、田村亮らが共演した。

■スタッフ
製作総指揮・原案:大川隆法
監督:赤羽博
音楽:水澤有一
脚本:大川咲也加

☑映画詳細データ
製作国:日本
製作:幸福の科学出版
製作協力:ARI Production/ニュースター・プロダクション
制作プロダクション:ジャンゴフィルム
配給:日活
配給協力:東京テアトル
技術:カラー

■キャスト(役名)
竹内久顕(御祖真)
千眼美子(藤坂沙織)
さとう珠緒(磯子)
芦川よしみ
石橋保
木下渓(玉美)
小倉一郎
大浦龍宇一(虎川医師)
河相我聞
田村亮(桃山医師)




ジャンル:ファンタジー
 マレフィセント2   【10月18日公開】



■内容紹介
ディズニー・クラッシック・アニメーションの金字塔『眠れる森の美女』に登場した、オーロラ姫に呪いをかけた邪悪な妖精・マレフィセントを主人公に描いた『マレフィセント』と、その続編『マレフィセント2』を1冊に収録。

1 『マレフィセント』
果たして、彼女は何者だったのか? なぜオーロラ姫に恐ろしい呪いをかけたのか? そして、その呪いがマレフィセントとオーロラ姫にもたらす驚くべき運命とは――?

2 『マレフィセント2』
マレフィセントが新たな世界を切り開いた数年後が舞台。“新たなる呪い”をめぐり、マレフィセントの“究極の愛”が試される。




なぜマレフィセントは、罪のないオーロラ姫に、死に至るまでの呪いをかけなければいけなかったのでしょうか。妖精の国で生まれ、角ある故に捨てられて、カラスに育てられたマレフィセント、魔女の学校で三人の善き妖精といっしょに魔法を学んでいくべきだった彼女に起きた、切なすぎる悲劇とは!? そして、オーロラ姫との本当の関係は? 原題『Mistress of All Evil直訳:全ての悪の支配者)

『眠れる森の美女』のストーリーなら、多くの人が知っているでしょう。中でも悪役の魔女のマレフィセントは、お祝いの宴に呼ばれないというだけの理由で、生まれたばかりのオーロラ姫に「16歳の誕生日で死ぬ」という呪いをかけてしまいます。

しかし、なぜマレフィセントは、罪のないオーロラ姫に、死に至るまでの呪いをかけなければいけなかったのでしょうか。

妖精の国で生まれ、角ある故にカラスの木に捨てられて、カラスに育てられたマレフィセント、魔女の学校で三人の善き妖精といっしょに魔法を学んでいくべきだった彼女に起きた、切なすぎる悲劇とは!?

ディズニー公式作品でははじめて解き明かされる、悪い魔女マレフィセントの生い立ち。あなたも、思わずマレフィセントの気持ちに共感してしまう!? そして、オーロラ姫との、本当の関係とは?

原題『Mistress of All Evil直訳:すべての悪の支配者)

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■原作の感想
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Arikaアイコン(小)1  
『マレフィセント』は、誰もが知ってるディズニー名作アニメの『眠れる森の美女』には、驚くべき秘密が隠されていた…。超話題の実写映画「マレフィセント」とその続編「マレフィセント2」のノベライズを完全収録!悪役、マレフィセントの真の姿は、自然と平和を心から愛する美しい妖精だった…彼女はなぜ、オーロラ姫に恐ろしい呪い「永遠の眠り」をかけたのか?マレフィセントとオーロラ姫をめぐって数奇な運命が交錯する!ドラマチック・ダーク・ファンタジー傑作版!!

『Disneyみんなが知らない眠れる森の美女』は、『眠れる森の美女』で、オーロラ姫に恐ろしい呪いをかけた魔女のマレフィセントは、実は“良き妖精”になりたかった―。妖精の国に生まれたマレフィセントは、カラスの棲みかの木のうろに捨てられ、カラスに育てられた。不憫に思った“伝説の魔女”は、幼いマレフィセントを養女に迎えたが、悲劇の影が、この親子に忍び寄っていた…。これは、ハッピーエンドが許されないヴィランの、波乱万丈の人生物語。

これ、シリーズものだったの?!マレフィセントとオーロラ姫の意外な関係。マレフィセントが、悪女になったのも、しょうがないなあ。最初から、順番通りに読まないとね。




■映画ストーリー
呪いの眠りから覚めたオーロラ姫(エル・ファニング)は、フィリップ王子(ハリス・ディキンソン)のプロポーズを受ける。一方、妖精界を滅ぼすために動き出す者たちがいた。そして結婚式当日、オーロラ姫に魔の手が忍び寄る。

★映画チェック★
アンジェリーナ・ジョリーふんする、『眠れる森の美女』のオーロラ姫に呪いをかけたマレフィセントが主人公のダークファンタジーの続編。前作の数年後を舞台に、オーロラ姫と暮らすマレフィセントに忍び寄る敵や、新たな呪いをめぐる物語が描かれる。アンジーとオーロラ姫役のエル・ファニングが再び共演するほか、『ラブ・フィールド』などのミシェル・ファイファーらが出演。監督は『パイレーツ・オブ・カリビアン/最後の海賊』などのヨアヒム・ローニングが務める。

■スタッフ
監督:ヨアヒム・ローニング
音楽:ジェフ・ザネリ
衣裳デザイナー:エレン・マイロニック
編集:ローラ・ジェニングズ/クレイグ・ウッド
プロダクションデザイナー:パトリック・タトポロス
撮影監督:ヘンリー・ブラハム
製作総指揮:マット・スミス/ジェフ・キルシェンバウム/マイケル・ヴィエイラ
製作:ジョー・ロス/アンジェリーナ・ジョリー/ダンカン・ヘンダーソン
原案・脚本:リンダ・ウールヴァートン
脚本:ノア・ハープスター/ミカ・フィッツァーマン=ブルー

☑映画詳細データ
英題:MALEFICENT: MISTRESS OF EVIL
製作国:アメリカ
配給:ウォルト・ディズニー・ジャパン
技術:カラー

■キャスト(役名)
アンジェリーナ・ジョリー(マレフィセント)
エル・ファニング(オーロラ姫)
ミシェル・ファイファー(イングリス王妃)
ハリス・ディキンソン(フィリップ王子)
サム・ライリー(ディアヴァル)

日本語吹き替え
上戸彩(オーロラ姫)
福田彩乃(ノットグラス/フィリットル/シスルウィット)
小野賢章(フィリップ王子)
深見梨加(マレフィセント)
阪口周平(ディアヴァル)
五十嵐麗(イングリス王妃)
永宝千晶(ゲルダ)






ジャンル:犯罪
 楽園   【10月18日公開】



■内容紹介
本作を原作にした映画『楽園』2019年秋公開! 出演 綾野剛 杉咲花/佐藤浩市 監督・脚本 瀬々敬久
人はなぜ、罪を犯すのか? 『怒り』『国宝』の著者、最新文庫化!
田園に続く一本道が分かれるY字路で、一人の少女が消息を絶った。犯人は不明のまま十年の時が過ぎ、少女の祖父の五郎や直前まで一緒にいた紡は罪悪感を抱えたままだった。だが、当初から疑われていた無職の男・豪士の存在が関係者たちを徐々に狂わせていく……。(「青田Y字路」)痴情、ギャンブル、過疎の閉鎖空間、豪奢な生活……幸せな生活を願う人々が陥穽に落ちた瞬間の叫びとは? 人間の真実を炙り出す小説集。

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■原作の感想
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Arikaアイコン(小)1 人はなぜ、殺めるのか?
ただ、幸せになりたかっただけなのに‥‥なぜ? 

実在の事件を題材にした5つの短編。各々の題名も5文字。報道では取材されたほんの上っ面だけしか知り得ないけれど。他人の悪意、何年も前からの積み重ね…歯車がカチリと嵌まる瞬間に悲劇は起こる。登場する人達に根っからの悪人は居ないのに。『曼珠姫午睡』は唯一女性が主人公で毛色が違った。狭い集落であればある程、余所者は排除される『青田Y字路』『万屋善次郎』。レールに乗せられた人生は破綻する『百家楽餓鬼』。息子が哀れで仕方なかった『白球白蛇伝』。分岐点!世の多くの人は平々凡々と生きる。出来れば平穏に生きたいと願っているはずだ。犯罪を好んで実行する人は少数派だと信じている。でも犯罪は日々起こる。そこにはきっと分かれ道があったはずだ。罪を犯さざるを得なくなるきっかけを作った分岐点が...。ほんの一瞬で人生が変わってしまうんだな。 罪を犯すまでの経緯が辛かった。普段ニュースでは犯罪行為しか知らされないが、裏にはそこに追い込まれた事情があるのだ。同情はしないが、毎日の生活の中でのちょっとした思慮の大切さを想う。逃れられない人間の付き合いって改めて面倒だと思った。

映画『楽園』は、『青田Y字路』『万屋善次郎』を中心に描く。事件の容疑者となってしまう孤独な主人公・豪士、心に傷を負った少女・紡、次第に狂気に駆られていく男・善次郎ら物語の核を担う人物の孤独や哀しみ。転落と極端な人生模様。報道される事件から想像して書いたのかなって感じで、でもエンタメというより文学に近い感じ。実際、吉田修一はプロットを決めずに思いつくままに書く作家らしい。編集者から実際の事件をいくつかあげてもらい、そこから構想を練っていったそうだ。しかもだ、登場人物たちの背景を描くのが上手い。正直あまり文体としては特徴ないが、人間味のある登場人物ばかりなのが魅力的!! 犯罪が起こる過程、犯罪を起こした意味、犯罪に巻き込まれる理由。当事者や周囲にしかわからない事実が読み進めていくと映像で鮮明に目の前に広がっていく恐怖。吉田修一恐るべし.....。しかも抜群に面白くて、途轍もなく胸が痛ませ、読み終えて未だに鳥肌が立ってる。吉田修一の熱心な読者ではないが、犯罪物は妙なリアリティが好きでよく読む。本作を原作にした映画『楽園』2019年秋公開!是非観に行きたい。

角川文庫カドフェア2019|手に汗にぎる!❺|メディア・ミックス作品|🎬映画『楽園』(犯罪小説集)






■映画ストーリー
12年前、青田に囲まれたY字路で幼女の誘拐事件が発生した。事件が起こる直前までその幼女といたことで心に傷を負った紡(杉咲花)は、祭りの準備中に孤独な豪士(綾野剛)と出会う。そして祭りの日、あのY字路で再び少女が行方不明になり、豪士は犯人として疑われる。1年後、Y字路へ続く集落で暮らす養蜂家の善次郎(佐藤浩市)は、ある出来事をきっかけに、村八分にされてしまう。

★映画チェック★
『悪人』『怒り』などの原作者・吉田修一の短編集「犯罪小説集」の一部を、『64-ロクヨン-』シリーズなどの瀬々敬久監督が映画化。ある村で起こった幼女誘拐事件、少女行方不明事件、養蜂家にまつわる事件を通して、人々の喪失と再生の物語が描かれる。少女行方不明事件の犯人だと疑われる主人公を演じる綾野剛をはじめ、NHKの連続テレビ小説「とと姉ちゃん」などの杉咲花や『64-ロクヨン-』シリーズで主人公を演じた佐藤浩市らが共演する。

■スタッフ
原作:吉田修一
監督・脚本:瀬々敬久
撮影:鍋島淳裕
照明:かげつよし
録音:高田伸也
美術:磯見俊裕
編集:早野亮
主題歌:上白石萌音
作詞・作曲・プロデュース:野田洋次郎
劇伴:ユップ・べヴィン

☑映画詳細データ
製作国:日本
配給:KADOKAWA
制作プロダクション:角川大映スタジオ
技術:カラー

■キャスト(役名)
綾野剛(中村豪士)
杉咲花(湯川紡)
村上虹郎(野上広呂)
片岡礼子(久子)
黒沢あすか(中村洋子)
石橋静河(田中紀子)
根岸季衣(藤木朝子)
柄本明(藤木五郎)
佐藤浩市(田中善次郎)



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