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(3月特集)想像ラジオ (河出文庫)/いとう せいこう(著)

kage

2020/03/02 (Mon)

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誰もが立ちすくんだあの日から9年。

いまだから読みたい本――3.11後の日本

アイコンりす今回の書籍案内人・・・・Arika

第35回野間文芸新人賞受賞/第2回静岡書店大賞小説部門大賞受賞
 想像ラジオ (河出文庫) /いとう せいこう(著)



深夜二時四十六分。海沿いの小さな町を見下ろす杉の木のてっぺんから、「想像」という電波を使って「あなたの想像力の中」だけで聴こえるという、ラジオ番組のオンエアを始めたDJアーク。その理由は―東日本大震災を背景に、生者と死者の新たな関係を描き出しベストセラーとなった著者代表作。 野間文芸新人賞受賞。



Arikaアイコン(小)1小説を読むことは、想像することだ!
読んで想って、その言葉に耳を傾けること、それ自体に意味がある。 

1章を読み進める中で、一番最初に強く感じたのは、3・11の大惨事から一向に事態が改善されないまま記憶の風化が始まってしまうようで「怖い」でした。あれからたった3年前のことを我々日本人は風化させようとしてるのではないか。当事者である人々を置き去りにし、景気浮場に浮かされて…。それに対し、「死者の声に耳を澄ませつづけよ」「死者に想いを向けつづけよ」「想像すれば聞こえるはず」と訴え、”想像”することが大事だと、決して忘れてはいけないことがあることをこの作品は感受性で我々に突きつける!!!! 3・11をモチーフにしたテーマに、静かに、悲しく、胸がつぶれそうになりながら頑張って最後まで読み終えた。小説を読むことは、想像することだと私は思う。小説だからこそ出来ること、小説にしか出来ない答えの一つがあったと思う。生きている人間の言葉だけが真実で、亡くなった人たちの言葉など生者が創り上げた極論にすぎないという結論付けることは容易い。しかし、その言葉が真実かどうかよりも、読んで想って、その言葉に耳を傾け想像すること、それ自体に意味がある事をこの小説は教えてくれた。




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 文藝 いとうせいこう「想像ラジオ」を語る/河出書房新社 (編集)



雑誌「文藝 2013年春季号」より、いとうせいこう氏特集部分のみを抜粋して電子化!

16年ぶりの新作について自ら語った「「想像ラジオ」を語る」ほか、星野智幸氏との対談、インタヴュー等。ファン必読。


いとうせいこう…編集者、タレント、小説家、作詞家、ラッパー、俳優
1961年3月19日、東京生まれ。早稲田大学法学部卒業後、出版社の編集を経て、音楽や舞台、テレビなどの分野でも活躍。1988年『ノーライフキング』で作家デビュー。1999年『ボタニカル・ライフ』で第15回講談社エッセイ賞、2013年『想像ラジオ』で第35回野間文芸新人賞、第2回静岡書店大賞(小説部門)を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

代表作
『ノーライフキング』(1988年)
『想像ラジオ』(2013年)

主な受賞歴
講談社エッセイ賞(1999年)
野間文芸新人賞(2013年)

デビュー作
『ノーライフキング』(1988年)

公式サイト
WATCH SEIKO
いとうせいこう (@seikoito) - Twitter
いとうせいこう (seikoito) - Instagram

連載 等
いとうせいこうインタビュー
いとうせいこう×會田茂一インタビュー - CINRA.NET/2008年7月15日掲載
したまちコメディ映画祭in台東
したまちコメディ大賞
いとうせいこうインタビュー - ブックショート/2014年11月27日
いとうせいこう - NHK人物録


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