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(3月特集:小説・ノンフィクション3.11)小説3.11🐿

kage

2020/03/21 (Sat)

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誰もが立ちすくんだあの日から9年。

いまだから読みたい本――3.11後の日本

アイコンりす今回の書籍案内人・・・・Arika

 小説3.11



第35回野間文芸新人賞受賞/第2回静岡書店大賞小説部門大賞受賞
 想像ラジオ (河出文庫) /いとう せいこう(著)



深夜二時四十六分。海沿いの小さな町を見下ろす杉の木のてっぺんから、「想像」という電波を使って「あなたの想像力の中」だけで聴こえるという、ラジオ番組のオンエアを始めたDJアーク。その理由は―東日本大震災を背景に、生者と死者の新たな関係を描き出しベストセラーとなった著者代表作。 野間文芸新人賞受賞。

想像ラジオ (河出文庫)/いとう せいこう(著)



 ムーンナイト・ダイバー (文春文庫)/天童荒太(著)



震災から四年半が経った地で、深夜に海に潜り、被災者たちの遺留品を回収するダイバーがいた。男の名前は瀬奈舟作。金品が目当てではなく、大切な家族や恋人を亡くした人々のために、ボランティアに近い形で行なっている。ただし、無用なトラブルを避けるため、ダイバーと遺族が直接連絡を取り合うことは禁じられていた。

ある日、舟作の前に透子という美しい女性が現れる。彼女も遺族の一人だったが、なぜか亡くなった自分の夫の遺品を探さないでほしい、と言う――。

フクシマの原発避難区域圏内にも入って取材し書かれた、著者の新たな代表作となる鎮魂の書。サバイバーズ・ギルト(生存者の罪悪感)についても強烈に考えさせられる問題作です。巻末に新たな書下ろしエッセイ「失われた命への誠実な祈り」を収録。

ムーンナイト・ダイバー (文春文庫)/天童荒太(著)



 持たざる者 (集英社文庫)/金原ひとみ(著)



一瞬の出来事で、日常生活が思いがけない方向に進んでいく──。

東日本大震災を境に変わってしまった四人の男女、それぞれの思いが絡まり合いながら、鮮やかに描かれる人生の葛藤。

(解説/江南亜美子)

持たざる者 (集英社文庫)/金原ひとみ(著)


全米図書賞(翻訳文学部門)受賞!
 献灯使 (講談社文庫)/多和田 葉子(著)



大災厄に見舞われ、外来語も自動車もインターネットもなくなり鎖国状態の日本。老人は百歳を過ぎても健康だが子どもは学校に通う体力もない。義郎は身体が弱い曾孫の無名が心配でならない。無名は「献灯使」として日本から旅立つ運命に。大きな反響を呼んだ表題作のほか、震災後文学の頂点とも言える全5編を収録。

献灯使 (講談社文庫)/多和田 葉子(著)


 女たちの避難所 (新潮文庫)/垣谷 美雨(著)



九死に一生を得た福子は津波から助けた少年と、乳飲み子を抱えた遠乃は舅や義兄と、息子とはぐれたシングルマザーの渚は一人、避難所へ向かった。だがそこは、“絆”を盾に段ボールの仕切りも使わせない監視社会。男尊女卑が蔓延り、美しい遠乃は好奇の目の中、授乳もままならなかった。やがて虐げられた女たちは静かに怒り、立ち上がる。憤りで読む手が止まらぬ衝撃の震災小説。

女たちの避難所 (新潮文庫)/垣谷 美雨(著)


 希望の地図 3・11から始まる物語 (幻冬舎文庫)/重松 清(著)



中学受験失敗から不登校になってしまった光司は、ライターの田村章に連れられ、被災地を回る旅に出た。宮古、陸前高田、釜石、大船渡、仙台、石巻、気仙沼、南三陸、いわき、南相馬、飯舘……。破壊された風景を目にし、絶望せずに前を向く人と出会った光司の心に徐々に変化が起こる――。被災地への徹底取材により紡がれた渾身のドキュメントノベル。

希望の地図 3・11から始まる物語 (幻冬舎文庫)/重松 清(著)



彼女は災厄か。それとも神の恩寵か。圧倒的スケール。究極のカタルシス。“桐野夏生”を感じろ!
 バラカ 上下 (集英社文庫)/桐野夏生(著)

震災のため原発4基が全て爆発! 

警戒区域内で発見された少女〝バラカ〟。

彼女の存在をめぐり周囲の人間たちの思惑、愛憎が交錯し、物語は思わぬ方向へ!


 

■上巻:出版社勤務の沙羅は40歳を過ぎ、かつて妊娠中絶した相手の川島と再会。それ以来、子供が欲しくてたまらなくなってしまった。非合法のベビー・スークの存在を聞きつけ、友人・優子とドバイを訪ねた。そこで、少女「バラカ」を養女にしたが、全く懐いてくれない。さらに川島と出来婚をしていたが、夫との関係にも悩んでいた。そんな折、マグニチュード9の大地震が発生。各々の運命は大きく動き出す。

■下巻:東日本大震災によって、福島原発4基すべてが爆発し、日本は混沌としていた。たった一人で放射能被害の警戒区域で発見された少女バラカは、豊田老人に保護された。幼くして被曝した彼女は、反原発・推進両派の異常な熱を帯びた争いに巻き込まれ―。全ての災厄を招くような川島に追われながらも、震災後の日本を生き抜いてゆく。狂気が狂気を呼ぶ究極のディストピア小説、ついに文庫化!

バラカ 上下 (集英社文庫)/桐野夏生(著)



 ボラード病 (文春文庫)/吉村萬壱(著)



B県海塚市は、過去の厄災から蘇りつつある復興の町。皆が心を一つに強く結び合って「海塚讃歌」を歌い、新鮮な地元の魚や野菜を食べ、港の清掃活動に励み、同級生が次々と死んでいく――。

集団心理の歪み、蔓延る同調圧力の不穏さを、少女の回想でつづり、読む者を震撼させたディストピア小説の傑作。
(解説・いとうせいこう)

「誰も触れたがらないきわどいポイントを錐で揉みこむように突いてみせた、とびきりスキャンダラスな作品」(松浦寿輝)

「この作品に描かれた社会が、近未来の日本に現れないことを願っている」(佐藤優)

「世界をありのままに感じることがいかに困難であるかを描きだした魂の小説」(若松英輔)

ボラード病 (文春文庫)/吉村萬壱(著)


 やがて海へと届く (講談社文庫)/彩瀬 まる(著)



すみれが消息を絶ったあの日から三年。真奈の働くホテルのダイニングバーに現れた、親友のかつての恋人、遠野敦。彼はすみれと住んでいた部屋を引き払い、彼女の荷物を処分しようと思う、と言い出す。地震の前日、すみれは遠野くんに「最近忙しかったから、ちょっと息抜きに出かけてくるね」と伝えたらしい。そして、そのまま行方がわからなくなった―親友を亡き人として扱う遠野を許せず反発する真奈は、どれだけ時が経っても自分だけは暗い死の淵を彷徨う彼女と繋がっていたいと、悼み悲しみ続けるが―。死者の不在を祈るように埋めていく、喪失と再生の物語。

やがて海へと届く (講談社文庫)/彩瀬 まる(著)

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2017年3月特集:3・11を心に刻む「あの日」を思う本
≪ノンフィクション≫5年を経て。悼む、そして生きていく
悼む、そして生きていく物語
福島を生きる≪原発事故の現実≫
災害に備える≪悲劇から得た教訓≫



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