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(3月特集) 暗い夜、星を数えて: 3・11被災鉄道からの脱出 (新潮文庫)/彩瀬 まる(著)

kage

2020/03/10 (Tue)

311.png

誰もが立ちすくんだあの日から9年。

いまだから読みたい本――3.11後の日本

アイコンりす今回の書籍案内人・・・・Arika

 暗い夜、星を数えて: 3・11被災鉄道からの脱出 (新潮文庫)
 /彩瀬 まる(著)




遺書は書けなかった。いやだった。どうしても、どうしても――。あの日福島県に向かう常磐線で、作家は東日本大震災に遭う。攪拌されるような暴力的な揺れ、みるみる迫る黒い津波。自分の死を確かに意識したその夜、町は跡形もなく消え、恐ろしいほど繊細な星空だけが残っていた。地元の人々と支え合った極限の5日間、後に再訪した現地で見て感じたすべてを映し出す、渾身のルポルタージュ。

Arikaアイコン(小)1常磐線の車内で被災した25歳・女性作家
そこへ襲った津波、そして原発事故―。

2011年、福島に向かう途中の電車の中で大震災に遭遇した25歳の女性作家。そこへ襲った津波、そして原発事故―。暴力的な攪拌されるような揺れ、死をも覚悟した迫り来る津波……避難場所の中学校から見た町は跡形も無く、広がっていたのはどこまでも平坦な闇と夜空に光る星。これは震災当日からの5日間とその後二度訪れた福島での体験ルポ。一人旅の道中の被災、そして震災後に足を運んだ東北の様子。いずれも彩瀬さんの感じたことが記されている。感情過多ではない。けれどひしひしと伝わるものがある。被災者となった作者にしか書けない生々しく悲惨な描写に心が震えてくる。今までを捨てて生きていかなければならない被災地の人達の生の声に、作者同様怒りや悲しみ、不安を覚える。膨大な取材をまとめたレポートとは異なり、一人の人間が見聞きし経験することには限りはあるかもしれない。けれど、限りがあるからこそそれは切実であり、「生」だ。出会った人のあたたかさ、そしてその人たちが営んでいた日常が分断されたこと、作者を通して勝手にも少し近しく思え、だからこそ苦しくもある。優しい筆致の中に溢れる作者の思い。多くの人に読んでもらいたい一冊。


彩瀬まる…小説家
1986年千葉県千葉市生まれ。埼玉県在住。上智大学文学部卒業後、小売会社勤務を経て、2010年「花に眩む」で第9回「女による女のためのR‐18文学賞」読者賞を受賞、デビュー。2016年、『やがて海へと届く』で第38回野間文芸新人賞候補。2017年、『くちなし』で第158回直木三十五賞候補、第5回高校生直木賞受賞。2019年、『森があふれる』で第36回織田作之助賞候補。 文芸誌などで次々に小説を発表、手触りのある生々しい筆致と豊かなイメージにあふれた作品世界で高い評価を得る。


Arikaシネマ2014b1
 📚|彩|瀬| ま|る|著|書|リ|ス|ト
 小説



▲『あのひとは蜘蛛を潰せない』(2013年3月 新潮社 / 2015年 新潮文庫)


 

▲『骨を彩る』(2013年11月 幻冬舎/2017年2月 幻冬舎文庫)
┣収録作品:指のたより / 古生代のバームロール / ばらばら / ハライソ / やわらかい骨




▲『神様のケーキを頬ばるまで』(2014年2月 光文社/2016年10月光文社文庫 )
┣収録作品:泥雪 / 七番目の神様 / 龍を見送る / 光る背中 / 塔は崩れ、食事は止まず


 

▲『桜の下で待っている』(2015年3月 実業之日本社/2018年1月 実業之日本社文庫)
┣収録作品:モッコウバラのワンピース / からたち香る / 菜の花の家 / ハクモクレンが砕けるとき / 桜の下で待っている


 

▲『やがて海へと届く』(2016年2月 講談社/2019年2月 講談社文庫)


 

▲『朝が来るまでそばにいる』(2016年9月 新潮社/2019年8月新潮文庫 )




▲『眠れない夜は体を脱いで』(2017年2月 徳間書店)




▲『くちなし』(2017年10月 文藝春秋)




▲『不在』(2018年6月 KADOKAWA )


 

▲『珠玉』(2018年12月 双葉社)




▲『森があふれる』(2019年8月 河出書房新社)


 ノンフィクション


 

▲『暗い夜、星を数えて 3・11被災鉄道からの脱出』(2012年2月 新潮社/2019年2月 新潮文庫)

2020年3月特集
暗い夜、星を数えて: 3・11被災鉄道からの脱出 (新潮文庫)/彩瀬 まる(著)


 アンソロジー|「」内が彩瀬まるの作品
 アタシの想いが、胸打つリズム。速くて、限りなく熱い。30人の愛のリズムがここにある。 
 愛ノリズム 私の恋愛短編集13(2007年5月 新風舎)/恋愛文学編集室(編)



ヒトの数だけ存在する。愛は不確定なエレメントを内包して。

30人の愛のリズムを収めた短編集。

「第6回恋愛文学コンテスト」の受賞作品ならびに応募作品の一部を掲載。

小百合(著)…過去を待つ
彩瀬まる(著)…「サマーノスタルジア」
荒原有季(著)…常夜灯
世霧諷愛(著)…秋桜
誇大紫(著)…笑える君に愛の手を
西木綾(著)…四天王寺万灯供養
小山あゆみ (著)…「また明日」の代わりに
松尾れん(著)…二人だけの同窓会
一狼屋 (著)…好きになれた人
ひめのゆう(著)…しあわせ
和蔵華雪(著)…人の心がもつ引力
藤紫 (著)…ファーストキッスをあなたに
宇月麗(著)…桜の木の下で…
大内慎也(著)…僕にしかわからないコト。
后汐惺 (著)…ハッピー・ライティング
本田雅美 (著)…葉月
北川吏 (著)…夏・海・恋
文月涼子 (著)…おばちゃんの恋は妄想
白戸美子 (著)…ラベンダー
鈴木景子(著)…私のセンセー
如月(著)…秋風
天河めろん(著)…ヨゾラノムコウ
龍崎桜 (著)…想い出恋愛
咲坂刹那 (著)…スタートアゲイン
さんごいち(著)…愛は数えないで
山岡まり (著)…My Love Situation
美山優花(著)…あなたと私の『純粋』
いなばかずみ (著)…マシマロの恋
コトバ (著)…もう一つの空
山科類 (著)…初恋のいる場所



 R-18文学賞を受賞した作家らによるアンソロジー短編集
 文芸あねもね(2012年3月 新潮文庫、2013年3月 FeBe オーディオブック配信)

恋愛とか、孤独とか、未来とか。

R-18文学賞に由縁の作家10人が集結! 

震災復興チャリティ同人誌が待望の文庫化。




「女による女のためのR-18文学賞」
過去受賞者(+α)の10人の女性作家のチャリテイ同人誌

日本大震災の後、 「女による女のためのR-18文学賞」過去受賞者(+α)の10人の作家たちで「少しでも東日本大震災被災者の力になれれば」と話し合った結果、全額寄付を目的としたチャリティ同人誌を作った。電子書籍として売り出されたその同人誌の存在を知らなかったが、その後、紙媒体の文庫として出版されたことを知った。この本ができるまでの経緯は、山本文緒によるあとがきからも伺えるし、その他の執筆者による「文芸あねもね★できるまで物語」として巻末にまとめられています。

【執筆者一覧】
第9回読者賞受賞:彩瀬まる(著)…「二十三センチの祝福」
第1回読者賞受賞:豊島ミホ(著)…真智の火のゆくえ
第7回大賞受賞:蛭田亜紗子(著)…川田伸子の少し特異なやりくち
第6回優秀賞受賞:三日月拓(著)…ボート
第4回大賞受賞:南綾子(著)…ばばあのば
第5回大賞・読者賞受賞:宮木あや子(著)…水流と砂金
第7回読者賞受賞:山内マリコ(著)…アメリカ人とリセエンヌ
山本文緒(著)…子供おばさん
柚木麻子(著)…私にふさわしいホテル
第3回大賞・読者賞受賞:吉川トリコ(著)…少女病 近親者・ユキ
(五十音順/敬称略)

■イラストレーション:さやか 
■デザイン:山口由美子


  旬の女性作家6人が競演 女子高生をめぐる6つの情景
  あのころの、(2012年4月 実業之日本社文庫)



夢、あこがれ、自信。悲しみ、怒り、とまどい。不安、嫉妬、そして別れ……。窪美澄、瀧羽麻子、吉野万理子、加藤千恵、彩瀬まる、柚木麻子。いま、エンタテインメント文芸の世界で熱い注目を集める、旬の女性作家6人が、あのころ――女子高生時代――ならではのセンシティブな心模様、取り巻く情景を鮮烈に紡ぎ出す。いまを全力で駆け抜ける現役女子高校生、かつて女子高生だったすべての大人の女性たち、もちろん、女性達とともに伴走しつづけるすべての男性にも。「あのころ」の記憶を持つすべての読者に贈る、珠玉の青春アンソロジー。いきなり文庫で登場!

窪美澄 (著)…リーメンビューゲル
瀧羽麻子(著)…ぱりぱり
吉野万理子(著)…約束は今も届かなくて
加藤千恵(著)…耳の中の水
彩瀬まる(著)…「傘下の花」
柚木麻子 (著)…終わりを待つ季節



 注目の女性作家たちが描く傑作恋愛アンソロジー。
 あなたの求める「たったひとり」はきっとこの世のどこかにいるはず!?

 運命の人はどこですか?(2013年4月 祥伝社文庫)



この人が私の運命の相手?十年前、再会の約束を交わした元彼、同棲し始めたばかりの彼女、自分の理想の名前を持つ相手、小説家を目指すきっかけになった女性、上司のすすめでお見合いをした相手、同じ趣味を持つ同僚…。あなたの求める「たったひとり」はきっとこの世のどこかにいるはず!?注目の女性作家たちが描く傑作恋愛アンソロジー。

10年前に再会の約束を交わした元彼、小説家を目指すきっかけになった女性、同じ趣味を持つ同僚…。この人が私の運命の相手? 注目の女性作家たちが描く恋愛アンソロジー。『Feel Love』等掲載を文庫化。

飛鳥井千砂(著)…神様たちのいるところ
彩瀬まる(著)…「かなしい食べもの」
瀬尾まいこ(著)…運命の湯
西加奈子(著)…宇田川のマリア
南綾子 (著)…インドはむりめ
柚木麻子(著)…残業バケーション



 ひとつの商店街を舞台に7軒のお店が本日開店!
 人気作家7名が紡ぐほっこりおいしい物語が、文庫オリジナルで登場!!

 明日町こんぺいとう商店街 1 招きうさぎと七軒の物語(2013年12月 ポプラ文庫)



この路地を曲がれば、そこはもう、すこし不思議な世界の入口―。

ひとつの架空の商店街を舞台に、七人の人気作家がお店を開店し、短編を紡ぐほっこりおいしいアンソロジー。

商店街のマスコット「招きうさぎ」がなつかしくあたたかな物語へと誘います。

大島真寿美(著)…カフェスルス
大山淳子(著)…あずかりやさん
彩瀬まる(著)…「伊藤米店」
千早茜(著)…チンドン屋
松村栄子(著)…三波呉服店−2005−
吉川トリコ(著)…キッチン田中
中島京子(著)…砂糖屋綿貫



 すこし不思議な商店街――
 「明日町こんぺいとう商店街」を舞台に、人気作家が短編を紡ぐ、ほっこりおいしいアンソロジー第3弾!

 明日町こんぺいとう商店街 3 招きうさぎと七軒の物語(2013年12月 ポプラ文庫)



どこかなつかしく、不思議な雰囲気が漂う「明日町こんぺいとう商店街」。

架空の町の商店街を舞台に、7人の人気作家が7軒のお店の物語を紡ぐ、ほっこりおいしいアンソロジー第3弾。

『asta*』掲載を文庫化。


この路地を曲がったら、そこはもう、すこし不思議な世界の入口――。どこかなつかしい気配が漂う架空の町・明日町の「こんぺいとう商店街」に、人気作家たちが個性あふれるお店を開店する、ほっこりおいしいアンソロジー。ポプラ文庫の人気シリーズ第3弾が文庫オリジナルで登場です! 今回、お店を開く作家は全部で7人。人気のベテランから注目の若手まで、読みごたえのある物語が揃っています!

大島真寿美「カフェ スルス~一年後~」
越谷オサム「ブティックかずさ」
青谷真未「エステ・イン・アズサ
秋山浩司「明日の湯」
島本理生「ドイツ料理屋『アイスバイン』」
加藤千恵「多肉植物専門店『グリーンライフrei』」
彩瀬まる(著)…「赤城ミート」


 「あのひとが欲しい。どんなことをしても―」
 女性作家が女性のために書き下ろした、匂いたつ、珠玉の恋愛官能短編集。

 きみのために棘を生やすの(2014年6月 河出書房新社)



あのひとがほしい――。

彩瀬まる、窪美澄、千早茜、花房観音、宮木あや子が、「略奪愛」をテーマに紡いだ書き下ろし恋愛官能小説集。

窪美澄 (著)…朧月夜のスーヴェニア
千早茜(著)…夏のうらはら
彩瀬まる(著)…「かわいいごっこ」
花房観音(著)…それからのこと
宮木あや子(著)…蛇瓜とルチル



 新芥川賞作家ほか2015年の注目作が一冊で読める!ベスト短篇小説アンソロジー。
 2014年刊行の全文芸誌掲載作品から文学の目利きがセレクト!日本文学の傑作を味わう22篇。

 文学2015(2015年4月 講談社)/日本文藝家協会(編)



日本文藝家協会が毎年編んで読者に贈る年間傑作短篇アンソロジー。昨年一年間に文芸誌などの媒体に発表された全短篇の中から22篇を厳選。ベテラン作家から新鋭作家まで、多彩な書き手による注目作、意欲作を選び出し、この一冊で2014年の日本文学を一望できる珠玉の短篇名作選です。解説:川村湊

小池昌代(著)…男鹿
星野智幸(著)…クエルボ
本谷有希子(著)…藁の夫
鹿島田真希(著)…ガーデン・ノート
川上未映子(著)…あしたまた昼寝するね
黒田夏子(著)…みだれ尺
河野多惠子(著)…歌の声
多和田葉子(著)…ミス転換の不思議な赤
又吉栄喜(著)…松明綱引き
山田詠美(著)…虫やしない
角田光代(著)…神さまに会いにいく
金井美恵子(著)…昇天
桐野夏生(著)…雀
高樹のぶ子(著)…崖
綿矢りさ(著)…こたつのUFO
古井由吉(著)…春の坂道
藤田愛子(著)…渇いた梢
彩瀬まる(著)…「大自然」
古川日出男(著)…鯨や東京や三千の修羅や
滝口悠生(著)…泥棒
小野正嗣(著)…悪の花
谷崎由依(著)…蜥蜴


  5人の犯人が鍵をかけて隠した5つの“秘密”を解き明かす、競作アンソロジー。
 鍵のかかった部屋 5つの密室(2018年8月 新潮文庫nex )



密室がある。糸を使って外から鍵を閉めたのだ。これが、トリックです。本来ネタバレ厳禁の作中トリックを先に公開してミステリを書くという難題に、超豪華作家陣が挑戦! 鍵と糸――同じトリックから誕生したのは、びっくりするほど多彩多様な作品たち。日常の謎あり、驚愕のどんでん返しあり、あたたかな感涙あり、胸を締め付ける切なさあり……。5人の犯人が鍵をかけて隠した5つの“秘密”を解き明かす、競作アンソロジー。 『小説新潮』の特集に島田荘司の書き下ろしを加えて書籍化。

似鳥鶏(著)…このトリックの問題点
友井羊(著)…大叔母のこと
彩瀬まる(著)…「神秘の彼女」
芦沢央(著)…薄着の女
島田荘司(著)…世界にただひとりのサンタクロース


 単行本未収録作品

花に眩む 『小説新潮』2010年6月号
祝祭 『別冊文藝春秋』2017年5月号
新しい星 『別冊文藝春秋』2019年9月号
海のかけら 『別冊文藝春秋』2020年1月号


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外部リンクD01-g031.gif
第9回女による女のためのR-18文学賞読者賞受賞の言葉
内部リンクD01-g031.gif
(オトナ女子が読みたいエロ系文庫)R‐18文学賞受賞者の活躍!|彩瀬まる
(オトナ女子が読みたいエロ系文庫)第9回(2010年度)R‐18文学賞受賞作
(オトナ女子が読みたいエロ系文庫)R‐18文学賞受賞者の活躍!|文芸あねもね
宮木あや子文庫|「水流と砂金」収録。『文芸あねもね』 (新潮文庫)/彩瀬まる+豊島ミホ+蛭田亜紗子+三日月拓 +南綾子+宮木あや子+山内マリコ+山本文緒+柚木麻子+吉川トリコ(著)
2020年3月特集
やがて海へと届く (講談社文庫)/彩瀬 まる(著)

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