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新潮社文庫の100冊2020|考える本⑤|🎬メディアミックス作品|森下典子『日日是好日―「お茶」が教えてくれた15のしあわせ―』

kage

2020/10/11 (Sun)

夏の文庫フェア2020

新潮文庫の100冊2020
文庫フェア


潮文庫『新潮文庫の100冊』。

2020年のテーマ「この感情は何だろう。」

毎年夏になると、出版各社の文庫を紹介したパンフレットが書店に並びます。

これらのパンフレットのなかでも「新潮文庫の100冊」のキャンペーンは、1976年から始まり40年近い歴史があります。

2900余点の新潮文庫の中から編集部が厳選した100点を、「恋する本」「シビレル本」「考える本」「ヤバイ本」「泣ける本」の5テーマに分類しておすすめします。

■フェアのジャンル項目


恋する本
シビレル本
考える本
ヤバイ本
泣ける本


■アイコンの説明


=受賞作
=映像化
📚=新潮文庫の一行


 
大丈夫。きみの悩みは、もう本になっている。この夏を、何冊生きよう。
  考える本
 🎬作品 

エッセー・随筆/茶道
第43回報知映画賞 監督賞 (2018年10月13日に公開『日日是好日』/主演:黒木華
 📚「生きてる」って、こういうことだったのか!(P7)
 日日是好日―「お茶」が教えてくれた15のしあわせ―/森下典子(著)

人生の挫折のなかで発見した、五感で季節を味わう歓び……。

生きる勇気が湧いてくる感動の一冊。 


日日是好日―「お茶」が教えてくれた15のしあわせ (新潮文庫)
森下 典子
新潮社
売り上げランキング: 856


お茶を習い始めて二十五年。就職につまずき、いつも不安で自分の居場所を探し続けた日々。失恋、父の死という悲しみのなかで、気がつけば、そばに「お茶」があった。がんじがらめの決まりごとの向こうに、やがて見えてきた自由。「ここにいるだけでよい」という心の安息。雨が匂う、雨の一粒一粒が聴こえる……季節を五感で味わう歓びとともに、「いま、生きている!」その感動を鮮やかに綴る。

装幀
[萩茶碗]
14代坂倉新兵衛作 即中斎 銘「好日」

…‥‥‥…
Arika報告書v1アイコン二十歳の春、お茶に出会えた。就職の悩み、失恋の傷、大切な人との別れ。いつも「お茶」に救われた。「人生のバイブル!」と共感を集めた名エッセイ。どこか清々しくゆったりとした時間の流れを体感しているような、そんなエッセイだった。母が以前お茶を習っていた事もあり、一度だけ私も誘われて、友達と着物を着て近所の先生のお宅に伺った事がある。作法も何も知らずに行ったあの時は、ただただ大変だった記憶しかない。だけど、お茶を通して見える世界の限りない奥深さや、五感全てで四季を感じ味わいながら生活する事の素晴らしさ心の豊かさが、あの空間の中にはあったのだなぁと時を経て気付かされました。それはきっと、最高の贅沢なのかもしれない。 才能がある人がいるかどうかは解らないけど、茶道は心の栄養になるのかな。 雨の章が特に好き。雨の日を好きになりそう。日々是好日。こちらの黒木華は会っているように思います。ちょっと映画を見たくなりました。

(2018年メディアミックス作品)10月13日に映画公開される原作&コミック


森下典子
1956(昭和31)年、神奈川県横浜市生れ。日本女子大学文学部国文学科卒業。大学時代から「週刊朝日」連載の人気コラム「デキゴトロジー」の取材記者として活躍。その体験をまとめた『典奴どすえ』を1987年に出版後、ルポライター、エッセイストとして活躍を続ける。『典奴ペルシャ湾を往く』『前世への冒険――ルネサンスの天才彫刻家を追って』『ひとり旅の途中』『日日是好日―「お茶」が教えてくれた15のしあわせ』『いとしいたべもの』などの著書がある。

Instagram[新潮社「日日是好日」]公式アカウント
森下典子エッセイ おいしささ・え・ら

2020/9/27
┗…インタビュー/対談/エッセイ
奇跡の四十年 『日日是好日』(新潮文庫)その後
日日是好日―「お茶」が教えてくれた15のしあわせ―


Arikaシネマ2014b1
 新潮社|書籍一覧まとめ

五十代、独身、母と二人暮らし。

「生き物は飼わない」母娘に、突然舞い降りた猫日和。


猫といっしょにいるだけで (新潮文庫)
森下 典子
新潮社 (2014-10-28)
売り上げランキング: 50,770


五十代、独身、母と二人暮らし。仕事のスランプで切羽詰る日々だった。訪れた神社で「しあわせをください」とつぶやいた翌日、庭の白木蓮の切り株に、彼らは舞い降りた。「猫は嫌いだし、生き物は飼わない」と決めていたが、愛護協会や保健所も頼れない……。やがて始まるにぎやかで、穏やかな日常。『日日是好日』の著者が描く、笑って泣ける猫日和! 『いっしょにいるだけで』改題。


Arikaシネマ2014b5
劇場公開日:2018年10月13日/100分/G/配給:東京テアトル、ヨアケ
 日日是好日(にちにちこれこうじつ)

日日是好日
日日是好日
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(2019-04-24)
売り上げランキング: 6,038


■映画ストーリー
大学生の典子(黒木華)は、突然母親から茶道を勧められる。戸惑いながらも従姉・美智子(多部未華子)と共に、タダモノではないとうわさの茶道教室の先生・武田のおばさん(樹木希林)の指導を受けることになる。

★映画チェック★
茶道教室に通った約25年について記した森下典子のエッセイを映画化した人間ドラマ。母親の勧めで茶道教室へ通うことになった大学生が、茶道の奥深さに触れ、成長していく姿を描く。メガホンを取るのは『ぼっちゃん』などの大森立嗣。主人公を『小さいおうち』『リップヴァンウィンクルの花嫁』などの黒木華、彼女と一緒に茶道を学ぶ従姉を『ピース オブ ケイク』などの多部未華子、茶道の先生を『わが母の記』などの樹木希林が演じる。

■スタッフ
監督・脚本:大森立嗣
原作:森下典子
音楽:世武裕子
撮影:槇憲治
照明:水野研一
美術:原田満生、堀明元紀
録音:吉田憲義
装飾:田口貴久
衣装:宮本まさ江
ヘアメイク:豊川京子
製作国:日本
製作:「日日是好日」製作委員会
製作幹事・製作プロダクション・配給:ヨアケ
製作幹事:ハピネット
製作プロダクション:ハーベストフィルム
配給:東京テアトル
特別協賛:カジワラ
(シネスイッチ銀座、新宿ピカデリー、イオンシネマほか)

■キャスト(役柄)
黒木華(典子)
樹木希林(武田先生)
多部未華子(美智子)
原田麻由(田所)
川村紗也(早苗)
滝沢恵(由美子)
山下美月(ひとみ)
郡山冬果(典子の母)
岡本智礼(典子の弟)
荒巻全紀
南一恵
鶴田真由(雪野)
鶴見辰吾(典子の父)




樹木希林さんの存在感。毎日一瞬一瞬を生きることの繰り返し
Arika感想(映画)aエッセイスト森下典子が約25年にわたり通った茶道教室での日々をつづり人気を集めたエッセイ「日日是好日 『お茶』が教えてくれた15のしあわせ」を、黒木華主演、樹木希林、多部未華子の共演で映画化。「本当にやりたいこと」を見つけられず大学生活を送っていた20歳の典子は、タダモノではないと噂の「武田のおばさん」が茶道教室の先生であることを聞かされる。母からお茶を習うことを勧められた典子は気のない返事をしていたが、お茶を習うことに乗り気になったいとこの美智子に誘われるがまま、流されるように茶道教室に通い出す。見たことも聞いたこともない「決まりごと」だらけのお茶の世界に触れた典子は、それから20数年にわたり武田先生の下に通うこととなり、就職、失恋、大切な人の死などを経験し、お茶や人生における大事なことに気がついていく。主人公の典子役を黒木、いとこの美智子役を多部がそれぞれ演じ、本作公開前の2018年9月に他界した樹木が武田先生役を演じた。

とにかく希林さんの凛とした存在感がすごくて、もうこの方の新しい演技を見ることが叶わない。そんな当たり前のことが、とても寂しくて改めて、希林さんの存在を強く意識して鑑賞しました。内容はとても静かに、粛々と進んでいくので、「一瞬一瞬に集中する」ということの積み重ねと繰り返しによって、主人公の精神的な成長や、時間の移ろいを感じさせられます。当該作品では茶道の世界が忠実に再現されており、四季の移ろいを感じさせる技巧も凝らされています。ただその中に、主人公の20年数年間が詰まっていて、その内容は濃いのですが。すぐに分かるものと、すぐにはわからないもの…すぐには分からないものは、時間をかけて分かっていくのだ、と言う言葉には背筋がピンとさせられる。ついつい世の中のスピーディーさに合わせて、よく分からないことをそのままにしたり、分かったふりをしたり、そのまま置いてきぼりにしてしまったり。物事も、季節の景色の移り変わりも、もう少し丁寧に見て、考えて、触れていきたいなと思わせてくれる映画でした。

監督は「さよなら渓谷」「まほろ駅前多田便利軒」などの大森立嗣。大森立嗣監督は、過去作と照らして考えると、初めて「美」に真正面から取り組んだように感じた。俳優たちの所作はもちろん、茶の道具、和菓子、和服、庭の自然などをとらえた映像もみずみずしく、ため息が出るほど美しい。大森監督の新境地であり、将来のスケールの大きな傑作につながるステップとしても位置付けられそうだ。
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評価:★★★★ 4.1  
物語4.0 演出4.0 配役5.0 音楽3.0 映像4.5

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日日是好日(にちにちこれこうにち、にちにちこれこうじつ)の意味
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禅語のひとつ。もともとは、唐末の禅僧雲門文偃の言葉とされ、『雲門広録』巻中を出典とするが、一般には『碧巌録』第六則に収められている公案として知られる。日々是好日、雲門日日是好日、雲門日々是好日[7]、雲門好日、雲門十五日と表記されることもある。

★ 解釈
┗…「日日是好日」は、表面上の文字通りには「毎日毎日が素晴らしい」という意味である。

そこから、毎日が良い日となるよう努めるべきだと述べているとする解釈や、さらに進んで、そもそも日々について良し悪しを考え一喜一憂することが誤りであり常に今この時が大切なのだ、あるいは、あるがままを良しとして受け入れるのだ、と述べているなどとする解釈がなされている。


外部リンク
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📚森下典子 『日日是好日-「お茶」が教えてくれた15のしあわせ-』 - 新潮社
Instagram[新潮社「日日是好日」]公式アカウント
🎬映画『日日是好日』(にちにちこれこうじつ)公式サイト
📳映画『日日是好日』 (@nichinichimovie) - Twitter
映画『日日是好日』 - Facebook



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