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凸面鏡の自画像/ ジョン・アシュベリー (著) 飯野友幸(訳)

kage

2022/05/13 (Fri)

今日の棚の一冊1

📚エトセトラ↓
 凸面鏡の自画像/ ジョン・アシュベリー (著) 飯野友幸(訳)
出版社:左右社 (2021/12/6)



ニュー・ヨーク派の前衛詩人ジョン・アシュベリーによる552行の長編詩、『凸面鏡の自画像』。マニエリスム画家パルミジャニーノの自画像にインスピレーションを受け、ビート派と時代を同じくする詩人の思考は軽やかにつらなっていく。ポール・オースターの愛する詩人の代表作を、詩人本人による「元ネタ」解説と、訳者による詳細な解題とともに刊行。

ある日、プロヴィンスタウンをぶらついていて書店を通りかかった際、ショーウィンドウにパルミジャニーノの安っぽい画集があるのを見た。自画像がそのカバーだった。わたしは画集を買い、スタジオに持ち帰り、ゆっくり詩を書きはじめた──
(Self-Portrait in a Conve Mirror エアリオン・プレス版 序文より)


フランチェスコ、お前の手は大きいのでこの球体だって壊せるし、むしろ人が思うには大きすぎて、細かい網の目、幽閉されていろと
言わんばかりの網の目など織ることもできない。(大きいといっても目が粗いわけではなく、尺度が違うだけのこと、ちょうど海底で寝こける鯨と、海の表層に浮かぶ小さいのに大きいつもりの船との関係のように)。
(本文より)




👑全米図書賞・全米批評家協会賞・ピュリッツァー賞受賞
ポール・オースターが偏愛する詩人による長編詩、30年ぶりの全面新訳。

Arika報告書v1アイコンニュー・ヨーク派の前衛詩人ジョン・アシュベリーによる552行の長編詩、『凸面鏡の自画像』。「パルミジャニーノが描いたように」で始まり描き手をめぐる思考が連なる長編詩は、1974年にアメリカの詩人ジョン・アシュベリーが発表し高い評価を受けた、16世紀イタリアの画家フランチェスコ・バルミジャ二ーノの同タイトルの絵画に触発された話題作、30年ぶりの全面新訳。




ジョン・アシュベリー
アメリカの詩人。1927年ニュー・ヨーク州ロチェスター生まれ。ハーヴァード大学卒業後、コロンビア大学で修士号を取得。
第一詩集『木々』(1956)でデビュー。『凸面鏡の自画像』(1956)で全米図書賞、全米批評家協会賞、ピュリッツァー賞を受賞。ニュー・ヨーク派と呼ばれ、多くの詩集にくわえ、美術評論やフランス詩の翻訳も発表。2017年、90歳で歿。

飯野友幸
米文学者。上智大学文学部英文学科教授。
著書に『ジョン・アッシュベリー――「可能性への賛歌」の詩』(研究社、2005)、『フランク・オハラ──冷戦初期の詩人の芸術』(水声社、2019)、訳書に『俺にはアメリカの歌声が聴こえる――草の葉(抄)』(光文社、2007)、『ブルース・ピープル――白いアメリカ、黒い音楽』(平凡社、2011)ほか。
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