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遠めがねの海/文:山下 明生 絵:村上康成

kage

2012/09/03 (Mon)

ほん運び 特集 感性にまかせて選ぶ
なんだか○○な本の選び方No/007
★ときには感覚や気分にまかせて本を選んでみませんか? あなたがピンときたとき本は、今のあなたの心の中をそのままうつし出しているのかもしれません…今回は雑画家2人が感覚や気分で選んだセレクト25冊★


夏から秋への季節の変わり目

きゅうに静かになった海岸通りを歩いていると、

なんだか小さな不思議に出会いそう


アイコンかえる今回のBook案内人・・・風うろこ


遠めがねの海遠めがねの海
(2004/09)
山下 明生

商品詳細を見る





がおわってきゅうに静かになった海岸通り。

「あれれ? こんなところに、お店?」

ぼくの足をとめたのは、道端ほこりっぽいシューウィンドウ

アンティークショップのウインドーで出会った古い傷だらけの望遠鏡。

いや望遠鏡というより、それは遠めがね。

その中には、ときどき外とはちがう風景がうつるのです。

静まりかえった初秋の砂浜につむぎ出された人に教えたくない、とっておきのお話。



↑プチって押して頂けると励みになります。



ARIKAと風1感想

体はこちら側にあるのだけれど、心は”覗き窓”の向こう側に飛んでいるような気がするときがある。

この本を読むと、そんな不思議な感覚を覚える。

静まりかえった初秋の海辺に古びたアンティークショップで「遠めがね」に出合った。

ウインドー越しにレンズを覗くと、毎回違う景色が映る。

どちらかといえば大人向けのメルヘンである。

村上氏が描くコミカルな絵によって、渋さは緩んではいる。

小さな子どもが読むと、夕日の海を進む老犬の場面だけに強く心ひかれるかもしれない。

だがそれは、作者が遠めがねを通して見せた魔法に、子ども自身、見事にかかった証。

余談ですが、ふつう絵本を作る際、画家さんと細かく打ち合わせをするものだとてっきり思っていたのですが…

山下氏談によりますと文を渡しただけで、村上氏と一切打ち合わせはしていない…とのことです。

かなりビックリです。

だとしたら、絵を担当した村上氏は、ものすごい感性の持ち主です。



山下/明生
1937年、東京に生まれる。瀬戸内海の能美島で少年時代を過ごす。「うみのしろうま」(理論社)で野間児童文芸推奨作品賞、「カモメの海」(理論社)で日本児童文学者協会賞・路傍の石文学賞、「はんぶんちょうだい」(小学館)で小学館文学賞、「まつげの海のひこうせん」(偕成社)で絵本にっぽん大賞、「海のやくそく」(佼成出版社)で産経児童出版文化賞美術賞、など数々の受賞作品がある

村上/康成
1955年生まれ。「ピンクとスノーじいさん」「ようこそ森へ」(徳間書店)、「プレゼント」(BL出版)でボローニャ国際児童図書展グラフィック賞、「ピンク!パール!」(徳間書店)でBIB世界絵本原画ビエンナーレ金牌、「なつのいけ」(ひかりのくに)で日本絵本大賞などを受賞。



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