（初心者向け「百合アニメ」のススメ・08）「咲-Ｓａｋｉ-」

2014/01/24 (Fri)

■百合男子・うさタクと腐・百合女子・Arikaの同企画レビュー!!


－初心者向け『百合アニメ』のススメ・08－

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■百合レビュー偶数ナンバー担当




ここ数年、百合描写の入ったアニメを見かけることが多くなり、ハマった人も意外と多いはず。

「最近、女の子同士が仲良くしているのを見ると心が熱くなる」

「これから沢山女の子のイチャイチャを見るぞ！」

意気込んでみたものの、、初心者からするとまだまだ閉ざされた部分が多いと感じてしまうでしょう。

そんな百合初心者のあなたに向けてレビューするのは、

『我れ思う、故に百合あり！だが、そこに我（男）、必要無し』の百合哲学を持つうさタク。

『ＢＬも百合もオールマイティで、その愛を愉しめる腐・百合女子』であるArika。

この２人が初心者向けに百合物件（アニメ・漫画・ゲーム・小説など）を毎回１件ずつ交互にご紹介していくよ！




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あらすじ

本格ガールズ麻雀ストーリー

宮永咲は高校一年生。奇跡的な麻雀を打ってのける（毎局プラスマイナスゼロで和了ることができる）美少女。

原村和の天才的な打ち方に感化され麻雀部に入部することを決意する。

二人の天才美少女が全国大会の頂点を目指す。


百合的お勧めポイント

咲-saki- BD-BOX (通常版) [Blu-ray] (2012/09/19) 植田佳奈、小清水亜美 他 商品詳細を見る

キャッチコピーが「本格ガールズラブ麻雀ストーリー」でもいいんじゃないかってくらい百合百合してる作品です。

しかし、百合百合しいですが、属性の無い人でも見られるアニメでもあります。

そうだな、このアニメを例えるなら「テニスの王子様」を麻雀にし、登場キャラを女の子にした、って感じかな？

世界で麻雀が大流行し、麻雀のプロが夢の職業、という世界で、女子高生が麻雀全国大会出場を目指すお話です。

従来の不健全な麻雀アニメからすると、健全で好感が持てます。

ある意味、斬新で大胆な設定です。

麻雀が現実じみてないので、演出が派手で見てて気持ちいいですね。

現実的な有り得ない役の出方をしますが、逆にこれはアニメでないと絶対に表現できないので、「アニメ」の良さを活かしている所もポイント高いです。また、緊迫する心理戦に、各キャラの回想を交え、そして凄まじい逆転上がりという緩急を使った構成、過剰演出な超能力バトル的な麻雀対決、そしてその演出に合うだけの劇中の曲が良いし、物語の山場は久々に気持ちが高ぶらせていただきました。

そして、女の子が女の子にときめくのが当たり前の世界観がとにかく素晴らしい。

萌え・百合満載の美少女たちがマージャンでバトルするのだが、咲とその仲間達が全国大会を目指し、その全国大会で出会うであろう姉との確執を解消するという最初こそ麻雀中心だったのですが、キャラ同士のつながりを描く場面があざといぐらいにどんどんと増えていくと、視覚的にインパクト百合萌えラブ重視！のオンパレードで各キャラの能力も含めてバラエティに富んで広く楽しめます。

麻雀自体も熱く楽しめるのですが、百合的にも熱く萌えられるなかなかの百合物件だと思います。



【放送情報】
■1期　2009年（全25話）
■2期　2012年（全16話）咲-Saki-　阿知賀編 episode of side-A
■3期　2014年（放送中）咲-Saki- 全国編

【メインキャスト】
宮永 咲（植田佳奈）
原村 和（小清水亜美）
片岡優希（釘宮理恵）
染谷まこ（白石涼子）
竹井 久（伊藤 静）
須賀京太郎（福山 潤）


【メインスタッフ】
原作： 小林 立
掲載： 「ヤングガンガン」
発行： スクウェア・エニックス
監督： 小野 学
助監督： セトウケンジ
シリーズ構成・脚本： 浦畑達彦
キャラクターデザイン＆総作画監督： 佐々木政勝
美術監督・設定： 松本浩樹＜スタジオ・イースター＞
編集： 三嶋章紀
色彩設計： 内林裕美
撮影監督： 林コージロー
3D制作： サンジゲン
音響監督： 鶴岡陽太＜楽音舎＞
アニメーション制作： GONZO＜第5スタジオ＞
アニメーション制作： ピクチャーマジック
制作協力： GONZO＜第5スタジオ＞
音楽製作： ランティス