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(百合小説・02)わすれなぐさ /吉屋 信子

kage

2014/03/05 (Wed)

■百合男子・うさタクと腐・百合女子・Arikaの同企画レビュー!!
Arikaうさたく本3d

(百合小説・02)わすれなぐさ /吉屋 信子(著)

・‥…━━━☆・‥…━━━☆・‥…━━━☆・‥…━━━☆・‥…━━━☆・‥…━━━☆


■百合レビュー偶数ナンバー担当

Arika001b.png


ここ数年、百合描写の入ったアニメを見かけることが多くなり、ハマった人も意外と多いはず。

「最近、女の子同士が仲良くしているのを見ると心が熱くなる」

「これから沢山女の子のイチャイチャを見るぞ!」

意気込んでみたものの、、初心者からするとまだまだ閉ざされた部分が多いと感じてしまうでしょう。

そんな百合初心者のあなたに向けてレビューするのは、

『我れ思う、故に百合あり!だが、そこに我(男)、必要無し』の百合哲学を持つうさタク。

『BLも百合もオールマイティで、その愛を愉しめる腐・百合女子』であるArika。

この2人が百合初心者向けにアニメ・漫画・ゲーム・小説などの百合物件の中から1件ずつ交互にご紹介していくよ!




↑プチって押して頂けると励みになります。




あらすじA09-c013.gif

美しく我侭なお嬢様・陽子、人造人間とあだ名される優等生・一枝、無口で風変わりな個人主義者・牧子。

一枝と心を通わそうとする牧子だったが、華やかな魅力に溢れる陽子の操る糸に絡めとられていく…。

夏休みの水泳合宿、学校帰りの横浜ドライブ―少女小説の女王が描く、昭和ロマン漂う少女たちの愛と友情の物語。


百合的お勧めポイントA09-c013.gif

わすれなぐさ (河出文庫)わすれなぐさ (河出文庫)
(2010/03/05)
吉屋 信子

商品詳細を見る


昔の作家さんとは思えぬほどに読みやすく、一気に読んでしまいました。

少女が少女のために書いた『わすれなぐさ』は、中原淳一のオリジナルは、少女雑誌「少女の友」に昭和7年4月号~12月号まで連載された作品を文庫化したものらしいです。

河出文庫から吉屋信子の少女小説が出るのは、「花物語」に次いで2番目となります。

この『わすれなごさ』は吉屋信子の感性あふれる作品となっています。

謹厳な学者を父に持つ個人主義者の牧子を中心に、ブルジョアの娘で自由奔放な陽子、戦死した軍人を父に持つ一枝の3人を中心に進んでいきます。

連載当時の昭和7年という年代が、作品の所々に見え隠れして興味深いものがありました。

宝塚歌劇団のスターや松竹歌劇団の水江瀧子など憧れのスターの話は今とあまり変わらないものがあるなと思いました。

ユーモアがあって面白く何より丁寧で、当時の時代背景について無知な私としては助かりました。また、戦前の時代背景と当時の女学生の心の動きが楽しめました。

ストーリーには当時流行のモダンな風物がさまざまに盛り込まれ、華やかなロマンチシズムと大正浪漫に浸れる一冊。

現代というぎすぎすした時代にうんざりしている乙女なら、絶対にこの本を読むべき。




文庫: 221ページ
出版社: 河出書房新社
発売日: 2010/3/5
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