和菓子歴…卯月(レンジで作る「道明寺桜もち」)

2014/04/25 (Fri)

■和菓子暦・・・卯月
もち米から作られた道明寺を使ってあんを包んだ桜もち。
関西ではこちらがポピラー。
モチモチした食感のもちを桜の葉で、くるり!


(6個)
■道明寺粉…100g
A{こしあん(市販品)150g+水大さじ1
■砂糖…20g
■食用色素(赤)…少々
■桜の葉の塩漬け…6枚
熱湯

あんを作る!
1:Aを鍋に入れ、中火で水けをとばしながら練る。
2:1の水けがとんでひとかたまりになったらバットに移し、広げて冷まします。冷めたら6等分し、それぞれ丸めておく。
道明寺を作る!
3:道明寺粉を耐熱ボウルに入れ、熱湯3/4カップ加える。全体を軽く混ぜて表面を平らにし、ラップをかけて10分蒸らす。
4:3に熱湯大さじ2をかけ、全体を軽く混ぜて表面を平らにする。ふわりとラップをかけ、電子レンジで3分加熱(1回目の加熱)して取り出す。
5:4に熱湯大さじ1をかけ、全体を軽く混ぜて表面を平らにする。ふわりとラップをかけ、電子レンジで2分加熱(2回目の加熱)する。
6:電子レンジから取り出し、そのまま5分蒸らす。
7:砂糖と食用色素を6に加え、濡らした木べらで道明寺粉を潰すように混ぜる。
8:7を6等分する。1個ずつ、濡らしたラップではさみ、手で軽く押して丸く伸ばす。
9:8で2のあんを包んで俵形に整え、桜の葉で巻く。
★関西風・桜もちの話 ★
桜の季節になると、塩漬けの桜葉で包まれた桜もちが登場します。
桜もちにも関東・関西とあり、私が住む愛媛では「関西風」が主流です。
関西では少し粒粒のある生地であんを包んだ「道明寺」と呼ばれる菓子をさすのが一般的です。
最近では関東でもよく見かけるように成ったらしい「道明寺」ですが、あれを「ぼたもちの親戚!?」と本気で思っている関東人も多いらしいのです。
実際、東京の人に「あれ(道明寺)ってぼたもちの春バージョンでしょ?」と真顔で言われて、関西人[※愛媛も関西地域です]に取って、”桜もちといえば「道明寺」=「道明寺粉」を使った和菓子”が当然の認識なので「エー\(◎o◎)/!」とびっくりしました。
まあ、東京の人に取っては、道明寺もぼたもちも見た目同じで「色が違うだけの春バージョンのぼたもち」なのでしょうか?
関東の人限定で、関西で大恥をかかない様にご忠告を・・・。
”この「道明寺」はぼたもちでは全然なく、道明寺粉という粉を使った繊細な和菓子 ”です。
その昔、大阪の道明寺というお寺で作られていた干飯(ほしい)が、その起源と言われ、もち米を蒸してから乾燥させ、粉砕して粉にしたもので、他の粉より粒子が荒いのが大きな特徴です。この道明寺粉を水に漬け、戻してから蒸すと粒粒の食感を残したまま柔らかな生地と成ります。
関東のワッフル風のオシャレな桜もちも美味しいですが、関西風のボテッとした、いかにもおふくろの手作り風の桜もちもまたいいものですよ。
どちらも、桜漬けの桜の葉っぱで、クルリと巻かれて、桜色。どちらもおいしい。
噛むといい匂い。
熱い緑茶を入れて、作った側からパクリパクリと、あっという間に食べてしまう。
「なんか、一瞬だね」と笑い。
食いしん坊の集まりは地元言葉で話が弾む昼下がり、なんか春を実感できて嬉しい気持ちに成ります。
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