和菓子歴…皐月(こしあん&みそあんの「柏もち」)

2014/05/05 (Mon)

■和菓子暦・・・卯月
柏もちは端午の節句にちなんだ縁起もちです。
ちょっと手間がかかりますが、
手作りなら味わいも一段とUP!いたします。


(8個分)
■上新粉…150g
■水…170g
■食紅…少々
■こしあん(市販)…100g
■みそあん{白こしあん(市販)80g+甘みそ(市販)20g
■柏の葉・・・・・・8枚
■シロップ(煮とかす・手水用){砂糖大さじ3+水大さじ6

下準備…市販のあんを使う場合、柔らかい事が多いので・・・
■こしあん(市販)は鍋に入れて木ベらで混ぜながら弱火にかけ、丸められる程度の固さになるまで水分を飛ばす。
■みそあんは、鍋に白あん+甘口の味噌を混ぜて弱火で練りあんを作る。
1:ボウルに上新粉+水を加えて軽く混ぜる。少し柔らかくてもよい。
2:蒸し器に硬く絞った布巾を敷いて、周りを少し高くし、湯げ上がった1を流し入れて強火で約15分蒸す。
3:蒸し上がった布巾ごと水につけ、ボウルに取って手にシロップをつけながらこね、2等分する。半量には食紅の水溶きで極薄く色づけし、それぞれ4個に丸めておく。
4:下準備した、こしあんとみそあんは、各4個ずつ丸めておく。
5:3の生地を楕円形に伸ばし、白い生地のほうにはこしあんを入れて二つ折りにし、柏の葉を中表にして包む。ピンク色の生地にはみそあんを入れ、葉を外表に包む。
五月五日の端午の節句にはなくてはならないもののひとつに『かしわもち』がある。戦国時代の携帯食から生まれたもので、かしわもちを包むかしわの葉が放つ香気によって、子どもたちの体から邪気や疫病をぬぐい去り、よい若者に育つように祈念して作られたお菓子。
かしわもちのあんは、あずきとみそあんがあり、もちにかしわの葉の香りがほんのりと移って、捨てがたい味わい。新しい葉が育つまで古い葉が枯れないところから、子孫繁栄の縁起のよい葉ともいわれるかしわは東北地方に多く、西日本では奈良の吉野や九州の一部に見られるで比較少なく、そのためかしわの葉の代わりに、さるとりいばらの葉を用いる事もあります。
★和菓子の材料について(白こしあん)★
白こしあんは上等の和菓子に使われます。最高の豆は白小豆ですが、手亡、白いんげん豆で作っても。今回はあんの数も多く、市販のあんを使用しましたが、もし、あんから手づくりするのなら、
①一晩水につけてそのまま中火にかけ、煮立ったら、1カップのさし水をして柔らかく茹る。指先で簡単に潰れるくらいの柔らかさが理想。
②柔らかく茹でた小豆をボウルに受けたザルに取る。
③ボウルごとザルを流しに持って行き、上から水を入れ、冷ます。水はボウルからあふれない様に注意!!
③細い流水をかけながら、手で小豆を潰すようにしてこし出す。ザルには皮の部分だけを残す。皮は捨て、ボウルの汁があんになる。
④しばらく置くとあんが沈没するので上澄みを捨て、こし袋へ。ボウルの底に沈没しているあんを残さずこし袋にあける。こし袋に入れたあんを上から水を流し入れ、よくさらす。
⑤こし袋の口をしっかりとねじって閉じ、あんの水分を絞る。あんをよくさらしたら、こし袋に体重をかけて絞る(生あん)。
⑥生あんの60~70%の砂糖を水で溶き、生あんと鍋に入れて煉る。
⑦塩を加えて煉る。木べらで鍋底に一文字がかければ出来上がり!!
美味しさの上ではあんから手作りに越した事はないし、あんも作ってみれば案外簡単なんだけど、ただ時間と手間はかかります。今回の様にあんの数が多いと倍以上の時間と手間の労力が必要なので、今回は市販品で…。ちゃんと鍋であんの下準備さえしておけば市販品でも充分美味しいと思います。
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