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(百合小説・09) 幽霊列車とこんぺい糖~メモリーオブリガヤ~/木ノ歌 詠

kage

2014/05/11 (Sun)

■百合男子・うさタクと腐・百合女子・Arikaの同企画レビュー!!
Arikaうさたく本3d4

(百合小説・09)幽霊列車とこんぺい糖~メモリーオブリガヤ~/木ノ歌 詠

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■百合レビュー奇数ナンバー担当

Arikaうさたく5s


僕は、少女同士の恋愛を主に描いた百合に萌えてしまう百合男子なのである。

『我れ思う、故に百合あり! だが、そこに我、必要無し。』

訳:百合が好きだ!! しかしそこに男である自分は存在しない・・・いや、してはならない!!

男である僕はその場に不必要な存在だというのに、女の子同士がイチャイチャしてるのを見ると胸が熱くなり、こっそりと近くで女の子たちを観察したいという矛盾した好奇心を抱えている。

どうして百合に惹かれてしまうかは自分でも不可解な謎!?

この企画は、「百合」というジャンルに少し興味があるけれど、何から見ればいいか分からないというそんな百合初心者のあなたに向けて百合男子である僕と共にBLも百合もオールマイティで、その愛を愉しめる腐・百合女子であるArikaお姉様と2人で初心者向け百合物件(アニメ・漫画・ゲーム・小説など)を毎回1件ずつ交互にご紹介していくよ!






↑プチって押して頂けると励みになります。



あらすじA09-c013.gif

「うそっ!最悪だ…」中学二年生の有賀海幸は、7月の焼けつくような日射しの中、思いっきり絶望感を味わっていた。

地元のローカル線に飛び込み自殺をするはずが、廃線になっていたから…。

自分に保険金までかけるという海幸の完璧な計画は、変更を余儀なくされてしまう。

そんな彼女の前に、突然リガヤと名乗る女子高生が現れた。

タガログ語で“幸せ”を意味する名を持つリガヤは、海幸を廃線の線路の先へと誘う。

そこにはポツンと一台の廃棄車両があった―。

「ボクがこいつを『幽霊鉄道』として、甦らせてみせる!」そう宣言するリガヤとともに、こうして海幸の不思議で先の見えない夏が始まった…。

瑞々しく切なく揺れる少女たちのひと夏を描く、青春ファンタスティック・ストーリー登場。



百合的お勧めポイントA09-c013.gif

幽霊列車とこんぺい糖

自殺願望持ちの主人公・海幸が、廃線の上で出会ったのは明るくて芸術の才能溢れる少女・リガヤだった。

その少女と結んだ“ある約束”は、2人の運命を大きく変えることになる・・・という物語。

最初は、百合好きとしてはとりあえず読んどくか、程度の気持ちで期待せずに購入したのですが、以外や以外、相当な掘り出し物でした。

読みやすいけれども、巧みにその世界観へ読み手を溶け込ませるだけの確かな物語性がありました。

タイトルやイラストは甘々で萌え~のライト百合なイメージなのですが、扱っているテーマや人物背景が、かわいらしい表紙絵からかけ離れて痛みや真摯さのある重たい話でした。

一見すると狂気じみているシーンもありますが、それらも含め、作者がきちんとテーマを捉えて真剣に描いているので、むしろ全体を通じて「非常にまっとうな物語」だと思いました。

生々しい世界観でぐいぐいと物語に引き込んでいく巧みさに作者の強いメッセージ性とかリアリティなどを感じました。

なにより、この2人のキャラが立っててすごくいいんですよ。

海幸ちゃんがリガヤの為に、ドンドン強くなってカッコよくなっていくのに痺れました。

終盤の『えっ・・・これ・・・マジでどうなっちゃうの?!』という暗黒展開を突き抜けた後の、あの爽やかなラストのインパクトが半端なかったですね。

このテの作品が好きな僕としては申し分ないのだけれど、比較的百合要素が強めな作品なのでそういう要素が苦手な方は回避された方が良いかも知れません。また、話の展開や主人公の設定・思考などについてはネガティブなテーマがびっくりするほどの大部分(自殺、障害、心中、事故等…)を占めているため、可愛い表紙を見て明るい話を期待している人にも若干の注意が必要です。

単に絆を深めていく様子を見ているのが楽しい、というだけではなく、偶然の出会いから、次第に過去が明らかになっていく過程がよく描かれているので、百合とか抜きにしてもオススメです。

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