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おすすめBOOKフェア(part1)日本の民俗学の父・柳田国男コレクションフェア

kage

2014/05/28 (Wed)

Arika(フェア)1

日本の民俗学の父・柳田国男コレクションフェア

不朽の名著『遠野物語』で知られる柳田国男(1875―1962)の没後50年にあたり、角川ソフィア文庫より「柳田国男コレクション」を刊行しました。

各作品には、民俗学・宗教学・歴史学・人類学・伝承文学等、各界第一線の執筆陣が解説を書き下ろしています。

それぞれに多彩な伊勢型紙の柄を使用した和柄カバーを採用。

『新版 遠野物語 付・遠野物語拾遺』『雪国の春 柳田国男が歩いた東北』に加え、『新訂 妖怪談義』『山の人生』『海上の道』『日本の昔話』『小さき者の声 柳田国男傑作選』ほか、柳田民俗学の真髄を味わえる12作品をラインナップ!


Book紹介案内担当:Arika

Arika報告書y0001おすすめ
 新版 遠野物語/柳田 国男(著)

遠野物語―付・遠野物語拾遺 (角川ソフィア文庫)遠野物語―付・遠野物語拾遺 (角川ソフィア文庫)
(2004/05/26)
柳田 国男

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願はくはこれを語りて平地人を戦慄せしめよ
―― 初版序文より

Arikaアイコン(小)1 「雪女・天狗・河童の話、正月行事や狼たちの生態―。」
遠野郷(岩手県)には、怪異や伝説、古くからの習俗が、なぜかたくさん眠っていた。怪談・神秘好きの人にお勧めの本です。昔の日本が持つ独得の雰囲気がよく現れていると思います。前半(遠野物語本編)は歴史的仮名遣いで書かれているので、古典にあまり縁のない方や、国語の苦手な方には読み進めにくいかもしれません。ですが、後半は「日本むかしばなし」的な感じの現代語で書かれているので色々な人におすすめです。 日本の原風景を描く日本民俗学の金字塔。年譜・索引・地図付き。




 雪国の春 柳田国男が歩いた東北/柳田 国男(著)

雪国の春  柳田国男が歩いた東北 (角川ソフィア文庫)雪国の春 柳田国男が歩いた東北 (角川ソフィア文庫)
(2011/11/25)
柳田 国男

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柳田の対象への洞察力は、本書の見えざる力となっている
―― 鶴見太郎

Arikaアイコン(小)1 「柳田が二ヶ月をかけて東北を訪ね歩いた旅行記―。」
名作『遠野物語』を刊行した10年後、柳田は二ヶ月をかけて東北を訪ね歩いた。その旅行記「豆手帖から」をはじめ、「雪国の春」「東北文学の研究」など、日本民俗学の視点から東北を深く考察した文化論を1冊にまとめたのがこの本。内容は、菅江真澄の本について、雪に関する随筆、津軽の旅の記録、東北文学について、など多岐に渡る。”東北学は、まだ未開拓な分野であり、確立された手法はない。この書はあくまでも実験的なものなので、紀行文のようなものになった。もし、それが失敗しているならば、日本語というものが、東北を語るには適さないということになる”。柳田国男の東北に対する考え方が、この一文に凝縮されている。




 新訂 妖怪談義/柳田 国男(著)

新訂 妖怪談義 (角川ソフィア文庫)新訂 妖怪談義 (角川ソフィア文庫)
(2013/01/25)
柳田 国男

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日本民俗学における妖怪研究の出発点
―― 小松和彦

Arikaアイコン(小)1 「日本民俗学における妖怪研究の出発点―。」
妖怪とは何か――。柳田国男が、日本各地を歩き見聞きしながら妖怪について、"きまじめに、しかも存分に"語った書。ただし、まとまって書かれた本ではなく、妖怪について書いた文章をまとめたものです。河童、ざしきわらし、天狗などのテーマについて、主に書かれている。妖怪は柳田民俗学の中核で、どうして人々が、長い間、妖怪の話を語り継いできたか、その背景を探ろうとした。その意味では、妖怪というテーマは、柳田にとっては、決して周辺のものではなく、中核的なテーマだったのだということが、この本を読むと、よく理解できる。 引用文の出典とされる資料にもあたり、詳細な注と解説を付す決定版でもある。




 一目小僧その他 /柳田 国男(著)

一目小僧その他 (角川ソフィア文庫)一目小僧その他 (角川ソフィア文庫)
(2013/01/25)
柳田 国男

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柳田が次々と繰り出す伝承事例は、現在の私たちにとって「不思議の園」なのではなかろうか
―― 小松和彦

Arikaアイコン(小)1 「およそこの世の中に「人」ほど不思議なものはない―。」
柳田国男が日本全国に広く伝わる妖怪「一目小僧」「橋姫」「物言う魚」「ダイダラ坊の足跡」「目一つ五郎考」「鹿の耳」「隠れ里」「流され王」「魚王行乞譚」「餅白鳥に化する話」「熊谷弥惣左衛門の話」 などの伝説について募集整理し分析したものをまとめた論文集。表題の論文は、一つ目小僧にまつわる各地の言い伝えを紹介し、その背景を探る内容となっている。各伝説の由来と歴史、人々の信仰や風習を辿り、妖怪が生まれる背景について大胆な仮説を提唱しながら一歩づつその核心に迫っていく様子は、まるで、推理小説の謎解きを読んでいるようにスリリングさえある。柳田の民俗学の特徴が、こうしたストーリーテリングにあることが、もっともよく表れている作品の一つではないだろうか。




 山の人生/柳田 国男(著)

山の人生 (角川ソフィア文庫)山の人生 (角川ソフィア文庫)
(2013/01/25)
柳田 国男

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山人たちが抱えていた人間苦の根源に光をあてた貴重な書
―― 山折哲雄

Arikaアイコン(小)1 「山の神秘、人々の悲劇を辿った代表作―。」
冒頭で、山の中で暮らしていた父親が、生活苦から、自分の子供を殺してしまう、というショッキングなエピソードを紹介し、まるで小説家のように文章の上手さで読者の心を冒頭からガッチリと摑かまれる。内容は、山で暮らす人々に起こった悲劇や不条理、山の神の嫁入りや神隠しなどの怪奇談、天狗や山男などにまつわる人々の宗教生活、山間に埋もれた人生の記憶や伝承の起源などを実地をもって精細に例証を出しては透徹した視点で綴る柳田民俗学の名作『遠野物語』と対をなす代表作。もともと雑誌への連載をもとにしているので、1つの章は短く読みやすい。しかし、全体の構成は、実に良く考えられており、柳田の長年の研究の成果が、あますところなく、まとめられている。




 海上の道/柳田 国男(著)

海上の道 (角川ソフィア文庫)海上の道 (角川ソフィア文庫)
(2013/01/25)
柳田 国男

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本書に展開されている思考は「内在の学」としての民俗学の本質を見事に実現している
―― 中沢新一

Arikaアイコン(小)1 「遠い昔、祖先たちはいかなる経路を辿ってこの列島に移り住んだか―。」
彼らは稲作技術を携えて遥か南方から「海上の道」を北上し、沖縄の島づたいに渡来した。ヤシの実の漂着・宝貝の分布・ネズミの移住など一見小さな事実を手掛りに、最晩年の柳田が生涯の蓄積を傾けて構想した大胆ともいえる学問的仮説を展開し、後世の幅広い領域に多大な影響を与えた柳田国男の最晩年の名著。主に沖縄地方を中心(発端?)とした日本民俗学とでも言えばいいでしょうか。ネズミが海を超える話、海の向こうの浄土、竜宮城の話、世界中に分布する宝貝の話など、どれをとっても興味深く、沖縄の歴史と文化を感じるのに参考になります。




 日本の昔話/柳田 国男(著)

日本の昔話 (角川ソフィア文庫)日本の昔話 (角川ソフィア文庫)
(2013/02/14)
柳田 国男、三浦 佑之 他

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本書には、正真正銘「名も無き人」が語り伝えた昔話が収められている
―― 三浦佑之

Arikaアイコン(小)1 「日本人の心の原風景がよみがえる昔話106篇―。」
伝説はどのようにして日本に芽生え、育ってきたのか。「咳のおば様」「片目の魚」「山の背くらべ」「伝説と児童」「藁しび長者」「笠地蔵」など全国各地で語り継がれる昔話106篇を収録。各地の実例をあげ、その変遷を紐解いていく。名著『日本の昔話』の姉妹編。 柳田国男のやさしく美しい日本語でつづられた文章は、「むかしむかし、あるところに」からはじまる、誰もが聞きなれた昔話のあらゆる原型となっている。この本の面白いところは、最後に「伝説分布表」が各県ごとに載っている所です。自分の住んでいる地域に昔どんなお話が伝わっていたのか調べて読む事も出来ますし、つれづれに読んで楽しめる本です。

 


 日本の伝説 /柳田 国男(著)

日本の伝説 (角川ソフィア文庫)日本の伝説 (角川ソフィア文庫)
(2013/01/25)
柳田 国男

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化物めいた底知れぬ博識と、民俗文化の過去と未来を見はるかす透徹した眼力に、ほとほと畏れ入った
―― 東 雅夫

Arikaアイコン(小)1 「各地に語り継がれた伝説を紐解く―。」
道ばたの石や木、小さな池や山も、遠い昔から言い伝えられてきた伝説で彩られている。かつては私たちの身近にいくつも伝えられ、民間信仰と結びついて生活の一部となっていた伝説。「咳のおば様」「山の背くらべ」「神いくさ」など、今では語る人も少なく、忘れ去られようとしている伝説の数々を、民俗学の先駆者が、全国からくまなく採集し、美しく平易な文章で後世に残さんと集めて学術的内容。また『日本の昔話』姉妹編とされるが、内容・体裁はかなり異なっている。『日本の昔話』は、物語集の体裁をとっているが、本書はそうではない。行われているのは伝説の分類・分析なのである。読み物としての楽しみ方は出来ないと思う。とはいえ、日本の伝説について考えるうえでは、非常に刺激的な一冊。どうして日本の各地に似たような伝説が残っているのかの分析は実に興味深い。




 日本の祭/柳田 国男(著)

日本の祭 (角川ソフィア文庫)日本の祭 (角川ソフィア文庫)
(2013/01/25)
柳田 国男

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『日本の祭』は、正真正銘、柳田国男の民俗学の到達点としてある
―― 安藤礼二

Arikaアイコン(小)1 「祭のルーツを民俗学から解き明かす―。」
1941年に、東京大学の理工系の学生を中心とした観衆に対して講義した内容を本にしたもの。内容は日本の祭について、その特徴を総合的に語ったもの。そもそも祭りとは何か、というところから始め、祭を行う場所には木が欠かせない、祭りの時に行う精進、神はどのような形で姿を表すか、どのように参拝するのか、祭場をどのように設定するか、祭を行う準備としての物忌みについて、酒などの供物の役割は何かなど、日本各地から集められた事例を紹介しつつ、持論が語られていく。どのテーマも、日本中の豊富な事例で紹介している。柳田は、これから社会に出る若者たちに、自分たちの国の伝統を、少しでも理解して欲しかった。若い学生へのメッセージ性が強く、当時の若者が日本の伝統から離れてしまっていることへの憂慮があらわれている。また、戦時中ということもあり、非常に特色のある一冊に仕上がっている。論述の面白さと事例の面白さが融合した良書。




 毎日の言葉 /柳田 国男(著)

毎日の言葉 (角川ソフィア文庫)毎日の言葉 (角川ソフィア文庫)
(2013/01/25)
柳田 国男

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柳田国男という巨大な民俗知にして、はじめて成しえた、小さな、しかし稀有なる書物
―― 赤坂憲雄

Arikaアイコン(小)1 「語り部の口を経て伝えられてきた、力強く美しい日本語を味わう―。」
アリガトウ、イタダキマス、スミマセン――。日頃、何気なく私たちが使っている言葉の源を探ろうとした一冊。地方に残る口伝えの古い言葉を通して、日常語のルーツを探り、日本語の豊かさを伝える。次世代に向けた、硯学ならではの独自の試み。 少し難解で読むのに苦労するというイメージがあった柳田国男の作品の中では とても読みやすいと思います。若い女性に向けて書かれたということでもうなずけました。




 小さき者の声 柳田国男傑作選/柳田 国男(著)

小さき者の声 柳田国男傑作選 (角川ソフィア文庫)小さき者の声 柳田国男傑作選 (角川ソフィア文庫)
(2013/02/23)
柳田 国男

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柳田国男の魅力は、その方法が文体の中に隠されていることにある
―― 鶴見太郎

Arikaアイコン(小)1 「児童の言葉や遊びを民俗学的に論じた傑作選―。」
日本の原型とは何か、それを子供の遊びから考察した一冊。地域によって風土は全く違うのに、遠く離れた土地で似たような遊びや言葉を使っていることがある。現在ではもう見られない遊び・言葉は貴重です。あれこれと世界を知らない子供は純粋にその地域で育ち、意識しないままその世界のみを生きる。それ故に純粋にその地域の特性を持ち合わせている。そう思うと自分の子供のころはどうだったかなあと耽ってしまう。 「まんまいさま」「のの様」って具体的になんだ?とずっと疑問でしたが本書を読んで、なるほどこういう意味かと納得。児童の言葉や遊びを民俗学的に論じた表題作ほか、「こども風土記」「母の手毬歌」「野草雑記」「野鳥雑記」「木綿以前の事」の六作品を収録。子どもだけではない、日本人の心の深層に迫ろうとしている内容です。幼少期の純粋な好奇心を生涯持ち続けた柳田国男。そのみずみずしい感性と、対象への鋭敏な観察眼が伝わる傑作選。  




 柳田国男 山人論集成/柳田 国男(著)

柳田国男 山人論集成 (角川ソフィア文庫)柳田国男 山人論集成 (角川ソフィア文庫)
(2013/02/23)
柳田 国男

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山人論は多文化民俗学とでもいうべき一つの可能性を孕み、それは今も民俗学の数少ない可能性として残っている
―― 大塚英志

Arikaアイコン(小)1 「柳田はなぜ「山に住む人々」に引き込まれたのか_?」
日本の先住民の末裔で、山姥や天狗のような姿を持つとも考えられた「山人」。彼らは一体何者なのか――。独自の習俗や信仰を持っていた「山人」に柳田は強い関心を持ち、膨大な数の論考を記した。では柳田国男はなぜ「山に住む人々」に引き込まれたのか?、という切り口で、柳田国男のライフワークとしての「山人論」を再構成しつつ、時とともに変容していった巨匠の山人論の生成・展開・消滅を大塚英志が探るものです。







【柳田国男】

柳田国男は日本民俗学の創始者といわれ、1875年、父松岡操の六男として兵庫県に生まれます(本名・松岡国男。のちに柳田家の養嗣子となる)。

青年時代は叙情詩人としても注目され、その文章は文学作品としての評価も高く、森鴎外・田山花袋・島崎藤村・国木田独歩など多くの文学者とも親交がありました。

東京帝国大学法科大学で農政学を学び、卒業後は農商務省に入省。法制局参事官、貴族院書記官長などの要職を歴任しますが、官界在職中から積極的に民俗学研究に取り組み、退官後の1935年、『民間伝承の会(のちの日本民俗学会)』を創始。雑誌「民間伝承」を刊行して日本民俗学の独自の立場を確立しました。

1962年、87歳で亡くなるまでに、百数十冊もの著作を発表。日本文化史研究上の広範な礎となった柳田国男は、近代日本を代表する「知の巨人」といえます。


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