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(僕が女性に読ませたいマンガ-52)勇者ヴォグ・ランバ/庄司 創

kage

2014/08/29 (Fri)

Arikaうさたく本2

Arika嬢から、「女性に読ませたいマンガや見てほしいアニメをテーマに書いてみませんか?」

その企画を聞いた時、僕は「書きたいです!」とふたつ返事した。

小説よりも、映画よりも、僕はマンガやアニメから学んだ事が多い。

そしてずっと、マンガやアニメと共に生きてきた。

僕にとって、マンガを読む、アニメを観ることは子どもの頃から生活の一部です。

という事でうさタクの企画(≧▽≦)☆


勇者ヴォグ・ランバ(1) (アフタヌーンKC)勇者ヴォグ・ランバ(1) (アフタヌーンKC)
(2013/01/23)
庄司 創

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第52回目 「痛みを失ったニセモノの世界」

勇者ヴォグ・ランバ/庄司 創


回、僕が選んだのは庄司 創の『勇者ヴォグ・ランバ』です。

終末戦争回避のため、自由意思を放棄し「ペインフリー」となる道を選んだ人類、そんな体制を打破するべく、元軍人ヴォグ・ランバたちが闘争していくSF活劇。

理想社会、人間の幸福の形を探っていく真撃で誠実な作風が好ましい。

主人公が決断するシーンがどれも印象深い。

物心ついたときから不仲だった両親、哲学的ゾンビだったとしても理想的な家族だと、心動く。

巻末に「伊藤計劃の影響を受けています」と明記してあった。

伊藤計劃さんの「虐殺器官」も「ハーモニー」も積んでいて読んでいないのだけれど、影響受けたのどちらなのかな?

連載中雑誌でぱらぱらと読むより、2巻まとめてコミックで読む方が断然面白くハードSFの濃厚さにしびれる。

主人公が意識を消失した両親の微笑みに涙した時、僕もなんとも言えない深い感情に包まれたが、強制的世界平和を望んでディストピアを到来させんとした『ヨルムンガンド』や『メタルギアソリッド4』の系譜に連なっている世界観だと思った。

平和とは何か、その実現には何が必要なのか深く考えさせられた。

勇者ヴォグ・ランバ(2)<完> (アフタヌーンKC)勇者ヴォグ・ランバ(2)<完> (アフタヌーンKC)
(2013/02/22)
庄司 創

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どのように結末を迎えたかは2巻で確かめるべしだけど、中盤のオクトのプレゼンのところが一番楽しく読めた。

最初は、「幸福な世界を創ろうとして人から意志を奪おうとする」のに反発する形で自由意思を賛美する、良くある話かと思いましたが、全然、全く、ちっともそれだけには留まらないもので、圧倒されてしまった。また、価値システムの流動性を限りなく高めると、戦争という巨大なリスクが個人個人の感情的痛みに分散される、というような発想は面白く共感できる部分もあった。

ただ、SF的な世界を読者に納得させるにあたって、もう少し絵に説得力があればのてんはあるけど、SF好きなら絶対に読んで損はしないと言える、オススメ漫画です。

|*-ω-)ノでは、また.。.:*・
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