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<全国妖怪文庫コラム⑤*時代で見る妖怪たちの変遷・3≪戦後、妖怪がカルチャー化する流れが多種多様に広げる!≫「妖怪談義 /柳田國男」「妖怪学/井上円了」「夜叉ヶ池・天守物語/泉鏡花」「岡本綺堂 怪談選集/岡本綺堂」

kage

2014/10/06 (Mon)

<全国妖怪文庫コラム⑤>
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日本人の妖怪愛は限りなく深い。

歴史を見れば、古代から連綿として、絵に物語にと妖怪を愛し続けてきたのである。

そんな妖怪ダイスキDNAを呼び覚ましてくれる

「時代で見る妖怪たちの変遷3≪戦後、妖怪がカルチャー化する流れが多種多様に広げる!≫」を紹介しよう。





時代で見る妖怪たちの変遷・3≪戦後、妖怪がカルチャー化する流れが多種多様に広げる!≫

怪がカルチャー化する流れは戦後も続きます。

最大のインパクトは水木しげるの登場。

荒俣宏など、先人の研究成果を親しみやすい形で紹介することに努めた在野研究者の存在も大きい。

また、亰極夏彦の小説は従来とはまったく異なるアプローチで妖怪の本質に迫り、多くの熱狂的なファンを生んだ、その結果、妖怪好きの裾野が広がり、昨今の妖怪ブームに繋がったといえるでしょう。



Arika報告書y0001おすすめ

水木しげる 妖怪百物語水木しげる 妖怪百物語
(2005/11)
水木 しげる

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Arikaアイコン(小)1  この本を一言で表現するなら、最も身近に「魔界」を感じる本っ!

水木しげるが語り継ぐ、妖怪100の物語!  妖怪の恐ろしさやすごさがあふれていて、 さらに妖怪を身近に感じるようになる一冊だった。妖怪の収録量やカラフルさでは「妖怪画談」や「図説日本妖怪大全」には遠く及びませんが、レトロな2色刷りで、ちびっ子向けの楽しい本に仕上がっています。 どの妖怪も恐ろしいだけではなく、愛嬌もあることを知った。




怪奇文学大山脈 (1) (西洋近代名作選 19世紀再興篇)怪奇文学大山脈 (1) (西洋近代名作選 19世紀再興篇)
(2014/06/28)
荒俣 宏

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Arikaアイコン(小)1 妖奇小説の博物館に入った気分になる本。

怪奇文学を世界的な視野で見渡して編まれたアンソロジー。ドイツロマン派から始めて、その影響を受けたイギリスの作品、フランスの作品、さらに大西洋を越えてアメリカの作品、そして1編だがロシアの作品が収録されている。「悪魔のディッコン」と「ふくろうの耳」が気にお気に入り。特に「ふくろうの耳」は、哀しく不思議な味わいの話。「人狼」は、映像的で強い印象を残す。双子の弟の悲しさ・・・。人狼の犠牲となる小さな子どもも心に残った。 タイトルに恥じない名著として今後も玩味していきたいところだが、編者がこのジャンルにまだ想いを残しているのを確認できたのが最大の収穫かもしれない。 特に前文のところでは力が入っていることがよくわかります。また、先生の希望なのかもしれませんが挿絵が入っているのがいい感じでいた。




巷説百物語 (角川文庫)巷説百物語 (角川文庫)
(2012/10/01)
京極 夏彦

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Arikaアイコン(小)1 京極さんの良さがふんだんに出てる舞台設定

又市の施す仕掛けにより、困難な問題を解決していく。必殺仕事人って感じ?ミステリ要素は百鬼夜行シリーズより低めだけど、読みやすくて面白かった。 世の中のどうにもならない状況を怪異の力を借りて丸く収めていく、小悪党たちの活躍が小気味よい。江戸の裏に住まい闇を翔ける異物を怪談調のミステリに仕上げた逸品である。ポイントなのは怪談調というところで、いかにも魑魅魍魎の跋扈するおどろおどろしいような雰囲気を演出しつつも種を明かせばあっさりと人の手によるものだと判明して視界がさあっと変貌するような感覚がある。おかげで、ジャンルのわからない前半の話は怪談として手探りで楽しみ、仕掛人のわかった後半の話はどうやって辻褄を合わせるのかを考えるミステリとして楽しむことができた。ひょっとして作者の思惑に乗せられてしまったのだろうか? 京極さんの良さがふんだんに出てる舞台設定だと思います。

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