FC2ブログ
2020 05 « 1.2.3.4.5.6.7.8.9.10.11.12.13.14.15.16.17.18.19.20.21.22.23.24.25.26.27.28.29.30. »  2020 07

(全国妖怪文庫・第4弾「東西で比較!ご当地妖怪文庫ガイド」) 風車祭(上・下)/池上 永一

kage

2014/10/09 (Thu)

img844a1.jpg

日本人の妖怪愛は限りなく深い。

歴史を見れば、古代から連綿として、絵に物語にと妖怪を愛し続けてきたのである。

そんな妖怪ダイスキDNAを呼び覚ましてくれる文庫本を紹介しよう。

img842b遠野1

各地で生まれ、語り伝えられ、その地域の特徴を映す妖怪たち。

第2弾では、東西各地に伝わる妖怪をディープに知る文庫をご紹介。



アイコンりす今回のBook案内人・・・・Arika


西日本編


古代から近世にかけて日本の中心であった上方、古代王朝が存在したといわれる出雲、そして本土とは異なる歴史を歩んできた沖縄。悠々の時を刻んできた土地に生まれた妖怪たちが見せる万華鏡のような物語の美しさ、おもしろさを堪能しよう。


(全国妖怪文庫・第4弾「東西で比較!ご当地妖怪文庫ガイド」)・・・琉球(現・沖縄県)
 風車祭(上・下)/池上 永一

風車祭 上 (角川文庫)風車祭 上 (角川文庫)
(2009/10/24)
池上 永一

商品詳細を見る


風車祭 下 (角川文庫)風車祭 下 (角川文庫)
(2009/10/24)
池上 永一

商品詳細を見る


Arikaアイコン(小)1 魂(マブイ)を落した少年は島を救えるのか?

沖縄の離島に住む高校生の武志は、228年もの間、魂だけになってさまよい続けるビシャーマと出会う。彼女から島滅亡の予言を聞いた武志は懸命にそれを防ごうとするが、努力も虚しく予言は一つ一つ成就していってしまう。島、そして武志の運命は? 6本足の巨大な妖怪豚や妖怪火(マゾームノーナ)など沖縄特有の妖怪がいっぱい。


■主な『琉球』(現・沖縄県)の妖怪

マジムン
沖縄県や鹿児島県奄美群島に伝わる悪霊の総称。様々なマジムンが伝えられている。動物の姿をしたマジムンに股をくぐられると死んでしまうので、決して股をくぐられてはいけないといわれる。また奄美群島の一部ではハブのことをマジムンと呼び、伝承では神の使いであるともされ、マジムンの中では唯一実在する生物である。

アカガンター
沖縄県に伝わる妖怪。姿は赤い髪の赤ん坊のようで、赤い服を着ていることもある。古びた家の中に現れ、夜に広間で寝ている者の枕をひっくり返したり、寝ている者を押さえつけたりするという。外観や習性にキジムナーとの共通点があることから、キジムナーの仲間、もしくはキジムナーの別名とする説もある。妖怪研究家・多田克己は著書において、座敷童子と同種の妖怪としている。民俗学者・日野巌による『日本妖怪変化語彙』にはアカガンターワラバーの名で、赤い髪の童子の妖怪の記述がある。

遺念火(いねんび)/因縁火(いんねんび)
沖縄地方に伝わる火の妖怪。遺念とは亡霊を指す沖縄の言葉であり、この遺念が火となって現れるのが遺念火とされる。あちこち移動したり飛び回ったりせず、ほとんど同じ場所に現れる。出没場所は山中など、人のいない寂しい場所が多いが、まれに海上にも現れるという。



キジムナー(キジムン)
沖縄諸島周辺で伝承されてきた伝説上の生物、妖怪で、樹木(一般的にガジュマルの古木であることが多い)の精霊。 沖縄県を代表する精霊ということで、これをデフォルメしたデザインの民芸品や衣類なども数多く販売されている。


ザン
鹿児島県奄美群島および沖縄県での伝承上の魚、またはジュゴンのこと。「ザンノイオ」ともいう。 沖縄出身の民俗学者・上勢頭亨の著書『竹富島誌』によれば、石垣島ではザンは美女の上半身と魚の下半身を持つ人魚とされ、ザンが津波を予言したという伝説が述べられている。


乳の親(ちーのうや)
沖縄県に伝わる女の妖怪。外見は優しい顔立ちの女性で、洗いざらしのような黒髪を長く垂らしており、乳房が非常に大きい。国頭村や大宜味村には、小児を葬るための童墓(わらべばか)という墓があるが、ここには乳の親がいて、葬られた子供に乳を飲ませて養うと信じられている。そのために6歳以下の子供が死ぬと、乳の親に頼むために重箱を盛って祀るという。一方で今帰仁村などでは、童墓や水中にいる乳の親が、まだ生きている子供を奪い去るといわれる。幼児に鏡を見せると、水面を鏡と思って水面に行きたがり、その挙句に乳の親に引きずり込まれるので、鏡を見せるべきではないとされている。沖縄には以下のような話があり、これらは乳の親によるものといわれている。
ある子供が病床から回復しかけていた頃、乳の大きな女が現れ「こっちおいで」と招きながら姿を消した。とたんに子供は容態が急変し、やがて命を落とした。素性の知れない洗い髪の女が子供を抱いて、店に菓子を買いに来ていた。その頃、里外れの墓からよく赤ん坊の声が聞こえたが、その女が店を訪れているときのみ声は聞こえなかった。人々が墓を開けてみると、中では生きている赤ん坊が泣いていた。


芭蕉精(ばしょうのせい)
鳥山石燕の妖怪画集『今昔百鬼拾遺』にある怪異。芭蕉の霊が人の姿をとるなどして人を化かすというもの。


ブナガヤ
沖縄県に伝わる妖怪。普段は川底に住み、保護色によって姿を隠しており、人間と関り合いになることはあまりない。人間の子供が誤ってブナガヤの手を踏んでしまうと、その手にブナガヤ火(ブナガヤび)と呼ばれる火をつける。また足を踏むと、同じようにブナガヤ火によって火傷させる。このブナガヤ火は通常の火と異なり、青みがかった色をしているという。かつてはブナガヤ火で子供が火傷をすると、土地の年寄りたちが呪文を唱えて火傷を消したという話もある。沖縄本島北部の大宜味村では戦後まで、旧暦8月頃に巨木の上や丘の上に小屋を立ててブナガヤの出現を夜通し待つ「アラミ」という風習が行われていたという。人間と関わった数少ない事例では、大正7-8年頃、砂糖を作る農民の元に毎晩来ていたブナガヤを捕まえて、サーターグルマ(砂糖車)の圧搾口へ押し込んだら、潰れたらしく、血まみれになったという話がある。


飯笥(みしげー)/ミシゲー・マジムン
沖縄県に伝わる付喪神の一種で、マジムンの一種。本来の飯笥とはしゃもじのことだが、妖怪の飯笥とはこの飯笥が古くなって妖怪に変化したもののことである。夜中に動き出し、騒いだり人をからかったりと悪戯を働く。同様に食器が変化した妖怪に、鍋笥(ナビゲー、杓子のこと)の妖怪がいる。捨てられたこれら食器類がこれらの妖怪となって夜に遊び出すことがあり、そのときにはごみ捨て場から音楽が聞こえてくるという[2]。そのような怪異があるため、古くなった飯笥や鍋笥は捨てるものではないといわれていたという。
関連記事
スポンサーサイト



コメントフォーム

kage


URL:




Comment:

Password:

Secret:

管理者にだけ表示を許可する

この記事へのトラックバック