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<全国妖怪文庫コラム⑤*東西で比較! こんなに違う妖怪≪河童のイメージ≫「河童・或阿呆の一生/芥川 龍之介」「ニッポンの河童の正体/飯倉 義之」

kage

2014/10/11 (Sat)

<全国妖怪文庫コラム⑥>
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日本人の妖怪愛は限りなく深い。

歴史を見れば、古代から連綿として、絵に物語にと妖怪を愛し続けてきたのである。

そんな妖怪ダイスキDNAを呼び覚ましてくれる

「東西で比較! こんなに違う妖怪≪河童のイメージ≫」を紹介しよう。





西で比較! こんなに違う妖怪≪河童のイメージ≫

童といえば、頭に皿があり、口は尖っていて、背中に亀のような甲羅があって、体の色は緑色で・・・・・・・・というイメージを、誰しも思い描くのではないだろうか。だが、実はそのイメージは、19世紀以降に広まったものであり、それほど歴史は古くないものである。

実際に日本各地の民間伝承で語られる河童の姿は、亀よりもむしろ猿に近い。

甲羅がないのはむろんのこと、全身に毛が生えているというから、体の色が緑色のはずはない。

おそらく茶色か黒で、顔の色は赤いとされることも多い。

柳田國男の『遠野物語』でも、遠野の河童は”面の色赭きなり”とはっきり書かれています。





Arika報告書y0001おすすめ河童本2冊!

河童・或阿呆の一生 (新潮文庫)河童・或阿呆の一生 (新潮文庫)
(1968/12/15)
芥川 龍之介

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Arikaアイコン(小)1  風刺との事ですが、文体が童話的!

芥川龍之介の晩年の作品集。全体的に破滅的な情緒が支配し、未完結の完結をしている。死を意識しながら最後の力を振り絞って作家としての自分を振り返る「或阿呆の一生」「歯車」は難解だけど迫力があった。全てを理解するのは難しいけど、「彼は人生を見渡しても、何も特に欲しいものはなかった。が、この紫色の火花だけは、凄まじい空中の火花だけは命と取り換えてもつかまえたかった。」この一節が心に沁みてきます。風刺との事ですが、文体が童話的だし、河童の世界に行ってしまうというのも、ファンタジーだなと思う。取り立てて、ぐっとくるオチではないけど、滑らかで静かな余韻を感じた。 太宰もきっと読んだんだと思うとせつなくなります。




ニッポンの河童の正体 (新人物ブックス)ニッポンの河童の正体 (新人物ブックス)
(2010/10/13)
飯倉 義之

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Arikaアイコン(小)1 日本の文化の奥深くに潜む、河童を追いかけ、その実像に迫る本。

キュウリが好きで、相撲が好き。日本人の身近に住み、常に交渉を持ってきた河童。各地に伝承があり、抜群の知名度がありながら誰もその正体を知らない謎の生き物河童。河童は人と自然、学問と娯楽を結ぶものなのかな?それにしても河童の銅像、キャラ、マンガ、本、沢山あるよね。現代での河童像、即ちマンガやキャラクターとして登場する河童、或いは町おこしの主役として活躍する河童について言及し、現代の日本人の間でも河童が如何に親しまれているかという事を検証している。


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