FC2ブログ
2020 08 « 1.2.3.4.5.6.7.8.9.10.11.12.13.14.15.16.17.18.19.20.21.22.23.24.25.26.27.28.29.30. »  2020 10

【ゾンビアニメ感染拡大中!】TVアニメ「屍鬼」・・・うろこ

kage

2014/11/08 (Sat)

『怖い映画』企画第1弾『ゾンビ』

img863b.jpg

アニメ化された作品を紹介します。

ゾンビもの+エトセトラが好きな方、参考にどうぞ!




TVアニメ
 屍鬼

屍鬼 1 【完全生産限定版】 [DVD]/内山 昂輝,大川 透

¥6,804
Amazon.co.jp

小野不由美作の小説作品。

2010年7月より12月まで、フジテレビ、BSフジ「ノイタミナ」枠ほかフジテレビ系列にて放送された。

放送されたのは全22話だがDVD, Blu-ray版では未放送の2話が収録されている。

人口約1300人の小さな集落、外場村。外部とは国道1本でしかつながっておらず、周辺から隔絶されたようなこの地には、まだ土葬の習慣が残っている。ある日、山入地区で3人の死体が発見された。その死に村の医者の尾崎敏夫は不審を感じるが、事件性はないとされ、通常の死として取り扱われた。しかしこれ以降、村人が一人、また一人と死んでいく。


結城夏野/内山昂輝
尾崎敏夫/大川透
室井静信/興津和幸
清水恵/戸松遥
桐敷沙子/悠木碧
辰巳/高木渉
桐敷正志郎/GACKT




Arika報告書1g

吸血するのは食事と同じで

生きるために当たり前の行為というのは考えさせられる一言でした。




語としては王道かもしれませんが、大筋を派手に演出するよりも個々を細かくみせて、ゆっくりと話が進んで行く点からも、この先どうなってしまうの?といったところで毎話終わってしまい、続きが非常に気になる作りになっています(意図的にそうしているのだと思いますが)。特に閉塞的な村社会が良かった。それによって排他的とか事無かれ主義のようなものが怖さを強めてます。



画の絵はきれいで、物語は小野不由美さん原作なので折り紙つきのうえ、一気に10話くらいまとめて観たいな〜という、海外ドラマっぽい作品だと思いました。



優さん、素晴らしい文句のつけようがないケロ♪



楽は、OP1とED2、雰囲気はあっているんだけど好きになれなかった。



ャラクターが個性ありすぎて違和感を感じますが、慣れてしまえばどうってことなく、むしろ登場人物が多いのでこれくらい個性ある造形のほうが分かりやすくて助かります。ホラー&サスペンスならではの「じらし」も複線もたっぷりでキャラ一人一人しっかり芯があります。キャラクター達の奇抜な髪型や髪色が気にならない位、雰囲気と間合いの作り方が丁寧で、じわじわした恐怖が感じられます。


■総合評価 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

途中までは丁寧に描けていたし雰囲気も好きな感じで良かったんだけど、最後の方がちょっと駆け足になってしまったのと終わり方も中途半端で惜しかった。 特に結構余計な話も多くて無駄な話数を使ってしまったのもあるし、最後まで丁寧に描いて纏めていれば間違いなく良い作品になっただろうなと思う。

話数の問題っていうより単に詰めきれなかっただけかもしれないけど・・・・。

それまではキャラ描写とか、互いの心境描写とかヴァンパイアは何を考えてるのか、ヴァンパイアになった人の思いとか丁寧に描かれていて引き込まれたし、キャラの存在感もあったけど内から来る、怖さみたいなものがジワジワと迫ってくる。それは敵キャラや、見た目だけの怖さではなく、ヴァンパイアになったり精神が壊れていく、精神的な恐怖心があった。

ヴァンパイアものはありがちだけど、設定もそうだけど何を考えてるのかとか、何を思ってるのかとか、突き詰めていて自分なりの考えを持っていてそこにオリジナリティーがあったので良かった。 後、音楽が悲しさであったり怖さであったり雰囲気を作りだしていた。

「私は悪いことをしていない、食事をしただけ。

食べないと飢えて死んでしまうから・・。

死ななかったからいけないの?飢えて死ななかったから私が悪者なの?

(・・・・・・中略・・・・・)

私だって好きでこんな生き物になったわけじゃない、でも命があればそれが惜しいわ・・・。

それは私の罪なの?」


沙子の終盤での吐露があまりに哀しく、そして痛々しかった。

人間の場合は養殖したり家畜を飼育したりしますが、屍鬼達にはそういった考えが無いようなので、共存は不可能みたいです。

人間の生き血でしか飢えを癒せない、生を保てない『屍鬼』という生き物。不死に近い能力を持ちながら、日差しの中で活動ができなく、(一部を除いて)日が昇れば強烈な睡魔に襲われる、それゆえ彼らは人間との共存が望めない・・。沙子自らが『屍鬼』というものが神に見捨てられた生き物であると揶揄したのもその所為なのだろう。

でも、正直、クリニックだの葬儀屋だの作る暇があったら献血センターでも作れば良かったんじゃないかとちょっと思った。

本作はこんな犠牲者側が変更されることで視点が変わることがやはり1番の特徴です。当初は人間側で視ていたものの終盤では少女である沙子を大勢で追い掛け回したり、拷問のような手段で屍鬼たちを殺害する人間達に、やってることは屍鬼以上に醜いものを感じてもしまうこともありました…。

それに恐怖心による人間同士の同士討ちや、気が違って現実逃避する人の心の弱さ。または仲間意識の脆弱さ、憎悪による人の殺し合いなどなかなかリアルに「人間」と言うものを表現している一方で、屍鬼側となった者にも精神的には未だ人であったり、起き上がってしまったことを悔やむ者が居て、そういった人との境界をあやふやにしている者の存在全てが、物語の悲しみを助長していたと思えます。

でも、共存するための努力を行わず貪るだけの屍鬼達を見ていると、結局は存在するに値しない生物としか思えませんでした。

本来見せたかったのは死者としての鬼と生きている人間の中に潜む鬼で、どちらが善でどちらが悪であるかは立場によってどちらにも変わるということなんだろうけど、屍鬼達のあまりに非生産的な行動が目立って「まぁ、こうなるよなぁ」的な感想しか持てませんでした。

不老不死を扱った話は、生産活動を行わない、思考が停止しているというような内容が良く出来ていたと思う。沙子は頭も良さそうだし長く生きて知識も豊富なようだけど、死んでしまってからはやはり思考が停止してるような表現をしたかったのだろうか。辰巳が囮となって屋敷を出るときに静信へ言った言葉から察すると、そうなのかなと思えます。

前半はサスペンス的で面白く視聴できましたが、後半は単調な屍鬼狩りになってしまい全てが相殺されてしまいました。

賛否両論あるアニメのようですが、様々に考えさせられる面もあったので、そこは評価すべきだし、見応えがありました。


★★★ (物語:4  作画:3  声優:3  音楽:2  キャラ:3 )
関連記事
スポンサーサイト



コメントフォーム

kage


URL:




Comment:

Password:

Secret:

管理者にだけ表示を許可する

この記事へのトラックバック