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2014年中にチェックしておきたい、大注目の新人15/18人の作家たち

kage

2014/11/26 (Wed)

Arikaシネマ2014b1

Arika賞をとった本

賞をとって話題になった本には、人を惹きつける魅力がある。

いつか読もうと思っていた賞をとった作品を

この機会に手に取って読んでみませんか?

ペンギンアイコン3 『2014年中にチェックしておきたい、大注目の新人15/18人の作家たち』

まだ1~2冊しか単行本が刊行されていない新人作家の中から、大プッシュの18人を選びました。

3人ずつ計6回に分けての更新5回目。


D23-f002.gifD23-f004.gif2012年シェイマス賞(アメリカ私立探偵作家クラブ賞)最優秀新人賞を受賞。アメリカ探偵作家クラブ賞
 ブラック・フライデー/マイクル・シアーズ(著)、北野寿美枝(訳)

ブラック・フライデー (ハヤカワ文庫NV)ブラック・フライデー (ハヤカワ文庫NV)
(2014/01/24)
マイクル・シアーズ

商品詳細を見る


著者:マイクル・シアーズ
訳者:北野寿美枝
ジャンル:文芸海外文学サスペンス
レーベル:ハヤカワ文庫NV
出版社名:早川書房配
信開始日:2014年04月18日

あらすじ・内容
興奮と感動の金融サスペンス。シェイマス賞最優秀新人賞受賞作    不正行為を働き、二年間服役した元花形トレーダー、ジェイスン。彼はウォール街の証券会社の最高財務責任者から、思わぬ仕事を依頼された。事故死した若手社員の取引の資料を証券取引委員会が提出するよう求めている、何か問題があるのか調べてほしいというのだ。高額の報酬に惹かれジェイスンは受諾するが、やがて大きな陰謀が明らかに。金融界出身の著者が、父子の心の交流を織り込んで描く興奮と感動のサスペンス小説。
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Arikaアイコン(小)1「この名親子コンビの未来に期待大!」
不正行為を働いて服役した元金融トレーダーが、SECも目を付ける不審な取引を解明せよとの依頼を受け調査を開始するが、次々と関係者が死に追い込まれ…、という展開。金融詐欺の話だけだと比較的単純なんだけど、逮捕前に生まれた自閉症の息子との交流が場面場面にあり、この作品に関してはシングルファーザーとなった主人公の息子が自閉症という設定がとても良い味わいを出している。息子"キッド"が、物語の要所で絶妙の勘を働かせたり、父を狙う追手とバトルを繰り広げたり。不器用な父親と徐々に心を通わせていくもうひとつのストーリーに、心を打たれる。

SECからは金融で金を扱う業務に就く事を禁じられ、トレーダー時代の知人友人の大半からは見放され、自閉症の子供の面倒を見つつ調べを進めて行くというのは金融ミステリーというより探偵そのもの。厳しい制約の中で捜査を取引のように進めて行く所が一番金融ミステリーらしい。 サスペンスとしてのプロットはやや甘だが、この名コンビの未来に期待大。 とにかく文章が好み!この父と息子の今後はとても気になる。次回作が楽しみ。

マイクル・シアーズ
コロンビア大学ビジネス・スクールを卒業後、ペイン・ウェバー証券などのウォール街の会社に20年以上にわたって勤務した。デビュー作である『ブラック・フライデー』は2012年に発表されて高い評価を受け、シェイマス賞(アメリカ私立探偵作家クラブ賞)最優秀新人賞を受賞。さらにアメリカ探偵作家クラブ賞、国際スリラー作家協会賞、アンソニー賞、バリー賞の最優秀新人賞にノミネートされた(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)








D23-f002.gifD23-f005.gifアメリカ探偵作家クラブ(MWA)賞を受賞。
 地上最後の刑事/ベン・H・ウィンタース(著)、上野元美(訳)

地上最後の刑事 (ハヤカワ・ポケット・ミステリ)地上最後の刑事 (ハヤカワ・ポケット・ミステリ)
(2013/12/06)
ベン H ウィンタース、Ben H. Winters 他

商品詳細を見る


著者:ベン・H・ウィンタース
訳者:上野元美
ジャンル:文芸ミステリー推理
レーベル:ハヤカワ・ミステリ
出版社名:早川書房
配信開始日2014年04月11日

あらすじ・内容
〈アメリカ探偵作家クラブ賞最優秀ペイパーバック賞受賞〉小惑星衝突が迫り社会が崩壊しつつある世界で、新人刑事は地道な捜査を開始する。近未来ミステリ。   ファストフード店のトイレで死体で発見された男性は、未来を悲観して自殺したのだと思われた。半年後、小惑星が地球に衝突して人類は壊滅すると予測されているのだ。しかし新人刑事パレスは、死者の衣類の中で首を吊ったベルトだけが高級品だと気づき、他殺を疑う。同僚たちに呆れられながらも彼は地道な捜査をはじめる。世界はもうすぐなくなるというのに……なぜ捜査をつづけるのか? そう自らに問いつつも粛々と職務をまっとうしようとする刑事を描くアメリカ探偵作家クラブ賞最優秀ペイパーバック賞受賞作!
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Arikaアイコン(小)1「半年後に滅びる地球で、殺人事件を捜査する刑事」
小惑星が地球に激突し人類が滅亡するまであと6ヶ月。生活は大きく変わり、自殺者も増える中で1人の男が自殺のような変死体で見つかった、ってとこから始まる刑事物。軸である推理もおもしろいけど地の文章がとても好きな小説で終末の時を自分の仕事をしながら過ごす、しかもアメリカ人がぁ?って少々違和感はあるんだけど、主人公の刑事という職務に対する執着の理由がちゃんと明かされて実に切ない。後半はページをめくるごとに前の包装を解いていく感じで、言葉も人間も分厚いものだと思わされる本。 プレアポカリプスもだが、異様なシチュエーションがなければこうも面白くはならなかったでしょうが、こういう設定だからいろんな小技が効いてるし、適度な長さなのもいい感じです。

ベン・H・ウィンタース
アメリカ、メリーランド州に育ち、ワシントン大学を卒業。第六長篇にあたる本書でアメリカ探偵作家クラブ(MWA)賞を受賞。インディアナポリス在住。






D23-f002.gifD23-f006.gif第7回小説現代長編新人賞奨励賞受賞作。
 白球アフロ/朝倉宏景(著)

白球アフロ白球アフロ
(2013/03/13)
朝倉 宏景

商品詳細を見る


著者:朝倉宏景
ジャンル:文芸日本文学
レーベル:――
出版社名:講談社
配信開始日:2013年06月28日

あらすじ・内容
アフロ×高校野球×恋愛が紡ぎ出す、軽やかにして熱量あふれる青春ストーリー! 第7回小説現代長編新人賞奨励賞受賞作!!アメリカから等々力高校にやってきた、アフロでデカくて、ちょっぴりウザい黒人転校生のクリス。弱小野球部に鳴り物入りで入部したけれど、メジャーリーガー級の構えとは裏腹に、バッティングはからっきし。しかも、アメリカ野球で育ったヤツにとって、犠牲バントだけは納得のいかないものらしい。
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Arikaアイコン(小)1「アフロ×高校野球×恋愛が紡ぎ出す、軽やかにして熱量あふれる青春ストーリー!」
都立高校の弱小野球部に、ある日ガタイのいい黒人転校生がやってきた。となれば、野球とベースボールとのギャップや文化の違いからくるトンデモ事件、八面六臂の活躍で弱小野球部を頂点に導く筋書きを想像したが、全然違っていた。外国からの転校生と、高校野球部と異文化を受け入れて変化させた監督は凄い。元巨人等のラミレスさんは、日本の野球に馴染むのが大事!!と結論を出していたけど、このクリス君も遠からず?である。登場人物全員に好感が持てるので、自然と応援してしまいます。ときどきクスッと笑えるところもあり。しんみりするシーンもあり。意味不明な掛け声には笑ってしまったり(笑)。 読みやすい内容で、楽しく読む事が出来ました。 高校生達の青春を感じる作品でした。


朝倉宏景(あさくら・ひろかげ)
1984年東京都生まれ。東京学芸大学教育学部卒業。会社員となるが、その後退職し、現在はアルバイト生活。本作(受賞時タイトル「白球と爆弾」より改題)で第7回小説現代長編新人賞奨励賞を受賞。大の阪神ファン。




■アメリカ私立探偵作家クラブ(Private Eye Writers of America、略称:PWA)
1981年に設立されたアメリカ合衆国の作家団体。ロバート・J・ランディージ(英語版)が呼びかけ、ジョン・ラッツ(英語版)、マックス・アラン・コリンズ、ビル・プロンジーニ、マーシャ・ミュラー、マイクル・Z・リューインらとともに結成した。1982年より、私立探偵小説を対象とするシェイマス賞を主催する。また、功労賞として不定期にジ・アイ(THE EYE)賞を授与している。

■アメリカ探偵作家クラブ(英 : Mystery Writers of America、略称:MWA)
アメリカ合衆国の推理作家の団体。「アメリカ推理作家クラブ」とも訳される。ニューヨークを基点とする。1945年に、クレイトン・ロースン、アントニー・バウチャー、ローレンス・トリート(英語版)、ブレット・ハリデイ(英語版)によって設立された。エドガー賞(MWA賞とも)を主催している。エドガー賞又はMWA賞は、アメリカ合衆国の文学賞。アメリカ探偵作家クラブによって前年にアメリカで発表されたミステリの分野の作品から選ばれる。長編、短編などのジャンルごとの部門に加え、小説以外のテレビや映画の部門がある。アメリカの作家エドガー・アラン・ポーにちなんで命名されたこの賞の受賞者には小さなエドガー・アラン・ポーの胸像が贈られる。この他、ロバート・L・フィッシュやエラリー・クイーン等の小説家の名を冠した部門が存在する。作者がアメリカ探偵作家クラブの会員でなくとも受賞できるが、アメリカで出版されている必要がある。

■小説現代長編新人賞
講談社が主催し、講談社発行の小説誌『小説現代』において募集、発表される公募新人文学賞である。小説現代新人賞(1963年 - 2005年、短編の公募新人賞)をリニューアルし、2006年より開始された。作品のジャンルは問われない。受賞者には賞状、及び300万円が贈られる。


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