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芸術の秋 音楽と読む物語<文芸②>

kage

2014/12/01 (Mon)

■2014年秋のテーマ特集本≪芸術の秋≫

Arika芸術の秋(音楽)

 芸術の秋 音楽と読む物語<文芸②>

芸術の秋。

今回は音楽が物語に絡んでくる文芸系の2回目。


アイコンりす今回の書籍案内人・・・・Arika



戦火をくぐり、数奇な運命に翻弄された一丁のヴァイオリンが生み出す感動の物語!!
 アヴェ・マリアのヴァイオリン /香川 宜子

アヴェ・マリアのヴァイオリン (単行本)アヴェ・マリアのヴァイオリン (単行本)
(2013/12/21)
香川 宜子

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ジャンル:文芸日本文学
レーベル:角川書店単行本
出版社名:KADOKAWA / 角川書店

アウシュビッツから日本へ。音楽を愛する人に受け継がれた奇跡の物語。

14歳のあすかのヴァイオリンには数奇な物語が隠されていた…。強制収容所に入れられながらも囚人音楽隊員として生き抜いた少女・ハンナ。彼女の側にはいつも1丁のヴァイオリンが……。家族、仲間、そして音楽のすばらしさを高らかに歌い上げた感動の力作。




廃部寸前の弱小吹奏楽部で、吹奏楽の甲子園「普門館」を目指す、幼なじみ同志のチカとハルタ。
 退出ゲーム /初野 晴

退出ゲーム (角川文庫)退出ゲーム (角川文庫)
(2010/07/24)
初野 晴

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ジャンル:文芸日本文学ミステリー
レーベル:角川文庫
シリーズ「ハルチカ」シリーズ
出版社名:KADOKAWA / 角川書店

青春ミステリの決定版

「わたしはこんな三角関係をぜったいに認めない」──穂村チカ、廃部寸前の弱小吹奏楽部のフルート奏者。上条ハルタ、チカの幼なじみのホルン奏者。音楽教師・草壁先生の指導のもと、吹奏楽の“甲子園”普門館を夢見る2人に、難題がふりかかる。化学部から盗まれた劇薬の行方、六面全部が白いルービックキューブの謎、演劇部との即興劇対決……。2人の推理が冴える、青春ミステリの決定版、“ハルチカ”シリーズ第1弾!




ピアノの英才教育を受けてきた和憲と、幼いころに誘拐された水雪の絶対孤独の絶対愛。
 海の底のピアノ/井上敏樹

海の底のピアノ海の底のピアノ
(2014/02/07)
井上敏樹

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ジャンル:文芸
レーベル:朝日新聞出版
出版社名: 朝日新聞出版

ピアノの英才教育を受けてきた和憲と、幼いころに誘拐された水雪。音楽を通じて運命的な出会いをしたふたりは互いに惹かれて行くが・・・。

絶妙なストーリー、通行人までが生き生きとしているような性格描写と何よりも主人公である水雪の生き方には目が離せず勇気を貰えます。ここに描かれてるのは鮮烈な孤独なのかもしれないし、揺るがない愛なのかもしれない。ただひたすらに、文面からピアノ・クラシックが激しく、また、同時に静かな祈りの様にリプレーンで流れ続けているそんな小説。ラストには意外な事実とこの作品ならではの救いが用意されていますが絶対孤独の絶対愛・・・・・圧倒的です。




男声ソプラノに象徴される歪んだ美・・・。
 死の泉/皆川 博子

死の泉死の泉
(2013/02/28)
皆川 博子

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ジャンル:文芸日本文学
レーベル:ハヤカワ文庫JA
出版社名: 早川書房

第二次大戦末期、ナチの施設〈レーベンスボルン〉の産院に端を発し、戦後の復讐劇へと発展する絢爛たる物語。去勢歌手、古城に眠る名画、人体実験など、さまざまな題材が織りなす美と悪と愛の黙示録。1997年の「週刊文春ミステリー・ベスト10」の第1位。第32回吉川英治文学賞受賞の奇跡の大作!

第二次大戦下のドイツのナチの施設「レーベンスボルン=生命の泉」で私生児を産んだマルガレーテをヒロインとした物語。前半はマルガレーテ自身の回想譚と言っても良い戦争終結までの記録風の記述、後半はその15年後の後日談という体裁になっている。穏やかな陽光、集うのは金髪碧眼の姉弟と見まがう3人と1人の幼子。 マルガレーテは二十歳、フランツは十歳、エーリヒは七歳になっていただろうか。幼いミヒャエルはまだ何も知らない。ひとときの絵、オーバーザルツベルク。

ここは、第二次大戦時のドイツ、私生児を生むため若い妊婦が集まり、見目よい小児を選別しSS将校に提供するナチの施設レーベンスボルン-生命の泉-。すべてはここから始まり、そして還る。戦時下のドイツの描写が特に素晴らしい。物語自体はミステリーというよりも純文学を読んでいる感じ・・・・この小説のすごさはラスト1行にある。すべての物語が終わったかに思えたその後に、最大のどんでん返しが待っているので、読み忘れのなきようでございます。



偶然、オルケストラ神戸に足を踏み入れた明菜だが、そこで封印していた「音楽」への思いを呼びさまされ・・・
  女神のタクト/塩田 武士

女神のタクト女神のタクト
(2011/10/27)
塩田 武士

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ジャンル:文芸音楽
レーベル:――
出版社名: 講談社

進め、前へ。音楽は魂だ!お待たせしました!『盤上のアルファ』の塩田武士、今度の舞台はオーケストラ!!

どう見てもたよりない指揮者と、あまりに濃いメンバー。偶然、オルケストラ神戸に足を踏み入れた明菜だが、そこで封印していた「音楽」への思いを呼びさまされ――。笑いがいつしか感動になる、猪突猛進・情熱物語!

この作品では、あるオケに天才的な指揮者が入って演奏会を開くという物語です。

最後に進むにつれて 最初乱れていたオーケストラの音も物語の展開も 高みを目指していきます。

演奏会もままならないオーケストラ、そこに新しく加わる指揮者、そして女性は 女神になれるのだろうか…




クラスで孤立していた玲を軸に、合唱によって心を一つにしていく少女たち・・・
 よろこびの歌/宮下 奈都

よろこびの歌 (実業之日本社文庫)よろこびの歌 (実業之日本社文庫)
(2012/10/05)
宮下 奈都

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ジャンル:文芸日本文学
レーベル:実業之日本社文庫
出版社名: 実業之日本社

青春音楽小説の傑作!

著名なヴァイオリニストの娘で、声楽を志す御木元玲は、音大附属高校の受験に失敗、新設女子高の普通科に進む。挫折感から同級生との交わりを拒み、母親へのコンプレックスからも抜け出せない玲。しかし、校内合唱コンクールを機に、頑なだった玲の心に変化が生まれる――。見えない未来に惑う少女たちが、歌をきっかけに心を通わせ、成長する姿を美しく紡ぎ出す。小泉今日子さんや書評家、書店員諸氏も絶賛した傑作。

高校時代って、楽しくキラキラ輝いて人生の中で最もいい時期に思われがちだけど、でも、彼女たちにだって悩みはある。10代にして人生を諦めている子もいるし、孤独や嫉妬に押しつぶされそうな子もいる。でも個々がそんな重いものを決して表に出さずに明るくふるまっているから、女子高生は勘違いされやすい。そんな悩める女の子たち一人ひとりの心の奥底を丁寧に映し出した作品です。

ちなみに、この「よろこびの歌」というタイトルも、各章のタイトルも、すべてハイロウズの曲のタイトルから借りてきて付けられたらしいです。作中にもハイロウズが好きな登場人物がでてきたり、ファン必読の一冊ですね。


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