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2015冬期☆土曜日にドラマ化された原作&コミック「神戸在住/限界集落株式会社/贖罪の奏鳴曲(ソナタ)/硝子の葦」

kage

2015/01/31 (Sat)

Arikaひつじ


2015年に映画化・ドラマ化・アニメ化のメディアミックス作品をご紹介!!
■2015冬期☆土曜日にドラマ化された原作&コミック

【1月31日更新】
・神戸在住/新久 千映
・限界集落株式会社/黒野伸一
・贖罪の奏鳴曲(ソナタ)/中山七里

【2月11日更新】
・硝子の葦/桜木紫乃


ドラマを見る前にチェックするもよし、見た後でじっくり復習するもよし。

合わせて原作本・コミックを楽しんでください!




【1月31日更新】
 神戸在住/新久 千映

神戸在住(1) (アフタヌーンKC)神戸在住(1) (アフタヌーンKC)
(1999/08/20)
木村 紺

商品詳細を見る


ドラマタイトル:神戸在住

テレビ神奈川:1月17日(土) 18:30~20:00 放送
とちぎテレビ:1月17日(土) 19:00~20:30 放送
群馬テレビ:1月17日(土) 19:00~20:30 放送
千葉テレビ:1月17日(土) 19:00~20:30 放送
KBS京都:1月17日(土) 20:00~21:30 放送
三重テレビ:1月17日(土) 20:00~21:30 放送
ぎふチャン:1月17日(土) 21:00~22:30 放送
テレビ和歌山:1月18日(日) 14:00~15:30 放送
東京MX(MX2):1月18日(日) 19:00~20:30 放送
ミヤギテレビ:1月22日(木) 25:29~26:59 放送 NEW!
テレビ埼玉:1月24日(土) 19:00~20:30 放送
岩手朝日テレビ:2月7日(土) 26:45~28:15 放送


■原作/原案…原作:木村 紺「神戸在住」(講談社アフタヌーンコミックス)

■スタッフ
監督:白羽弥仁/脚本:安田真奈/製作総指揮:朝日義治/製作:門前喜康、石田好一、中村仁/企画プロデュース:大西昭彦/プロデューサー:嶋田豪、高瀬博行/撮影:豊浦律子/照明:鈴村真琴/美術:嶋田良一/録音:松陰信彦/編集:渋谷陽一/音楽:妹尾武/主題歌プロデュース:犬飼伸二/主題歌:宮崎奈穂子「あのとき」/助監督:落合俊一/制作担当:金子哲男/ロケーションサポート:神戸フィルムオフィス/製作:サンテレビ/配給:アイエス・フィールド

■キャラクター紹介(キャスト)
辰木桂 ( 藤本泉)
2月8日生まれ。神戸の大学の文学部美術科課程に通う大学生。もともと東京出身だが、大学入学前に家族で神戸に引っ越してきた。長田区に住む。美術科進学を決めたのは、高校時代に出会った日和洋次の作品「月を見ている猫」に影響を受けてのことで、神戸に来てからは日和のアトリエ兼ショップを訪ね、以来、親交を結ぶ。優しい性格で、涙もろく夢を語る人には弱い。また、普段から大人しく、周りに押されるままに行動するエピソードも多い。ボーイッシュな体型を気にしてか、あまりスカートをはかない。高校時代はロングヘアだったが、大学進学後はショートヘアにしている。本とビートルズなど古めの洋楽が好き。携帯電話は持っていない。大学入学は第8話の和歌子と林浩のエピソードからは1996年4月、第5話の明石海峡大橋が開通した1998年4月には2回生になっている。大学卒業後、伊川谷カンパニーというミニコミ誌の出版などを手がける会社に就職の予定。またその傍らで幼時以来となる生け花を始める。

日和洋次 (菅原永二)
イラストレーター。元町高架下でアトリエ兼ショップ「FREEDOM」を経営している。若い頃に交通事故にあった後遺症のため足が不自由(車椅子に乗っている)で左目が義眼であるほか、24歳より腎臓疾患を抱え人工透析を受けていた。本人も余命が長くないことを自覚していたとはいえ、32歳の若さで心不全により急逝する。桂が美術科への進学を決意したきっかけとなったのが日和の作品であったこと、死の直前に日和の身体が変調をきたす場面に居合わせながら対応しきれなかったことから、その死は桂にとって大きな衝撃となり、一時は心に大きな傷を負うものの、周囲との関わり合いの中で回復していく。

泉海洋子 (浦浜アリサ)
和歌子と共に普段から遊んでいる友人。英文科に通う。身長175cm、赤いベリーショートヘアと青い瞳のカラーコンタクトがトレードマーク(2回生~パリ留学時)。姫路出身で、実家は和菓子製造業。高校時代から、学生のかたわらモデルの仕事をしており、1回生で大学のミスキャンパスに選ばれた。海外での活躍を目指しており、そのためにパリに短期留学する。帰国後、大学卒業を先延ばしにしてミラノ留学を計画。さらなるモデル修行に励む。ペットにコリー犬を飼っており、名前をリップという。

鈴木タカ美 ( 松永渚)
同じ美術科に所属する友人。大阪府豊中市出身。普段から明るくて周りのムードメーカー的存在。だが、時としてその性格が裏目に出てしまうこともある。父が借金を作り蒸発したため、引越を繰り返していた。絵画の才能に恵まれ、卒業制作は大賞を受賞する。その一方で漫画も執筆し、漫画コンクールでも入賞する実力の持ち主(ちなみに『なかよし』に投稿していた)。大学卒業後は漫画家を目指す。

金城和歌子 (柳田小百合)
桂にとって大学で最初の友人。神戸市中央区出身。英文科に通う。普段から泉海洋子と桂の三人で遊ぶことが多い。西灘高校時代に震災を直接体験し、その時林浩と出会う。その後大学で再会して付き合うようになり、第1話の時点ではひよどり台の仮設住宅にて、既に同棲している。林浩とは一旦関係が破綻しかけるも、めでたく婚約。やきもち焼きな性格でもあり、林浩が地元で女友達と再会している間はずっと落ち込んでいた。大学卒業後、輸入雑貨のショップに就職の予定。

小西健 (松尾貴史)
喫茶店「キネマ」のマスター。同性愛者であり、元オペラ歌手という経歴を持つとてもミステリアスな人。店名からか、店内では常に映画が上映している(TVのみ)。辰木の友人、和歌子に「桂の秘密のオジサマ」と称される。南米に恋人がいたが、周囲の反対により引き離される。店内改装を機に南米に行ったのは昔の恋人を一目見たかったからだと推測される。

辰木さなえ (愛華みれ)
桂の母。桂によれば「飽きやすいのに執念深い困った性格」の持ち主。細かなことにまでいちいち言わずにはおれないため、家族を困らせることも。カントリー趣味の、やや変わった買い物感覚があり、和風主体の辰木家のなかではいささか奇抜すぎると評される。温泉旅行が趣味。

合田和名 ( 田中美里(友情出演))
早坂兵衛 ( 仁科貴)
武内真弓 ( 竹下景子)

■あらすじと解説
阪神・淡路大震災から20年・・・。
震災を知らない女子大生たちが織りなす、神戸へのオマージュ。
物語は、神戸の大学に通う女子大生たちを中心に展開。
震災を街の記憶としてどこかに感じつつ、この街の“いま”を生きる彼女たちの姿を描きます。 製作にあたっては、オール神戸・阪神間ロケで撮影を実施。
神戸に深くかかわる人々の姿を、この街の景観や匂いとともにお届けします。
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■原作の感想
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震災も、人の生き死にも、差別も、神戸という街とそこに住む人々は優しく包み込んでくれる!?
Arikaアイコン(小)1神戸に暮らす主人公の日常を描いた漫画。東京出身の大学生・桂の神戸での生活を追っています。ハーバーランドやパンダのいる動物園。 大丸や高架下など実際にある風景がいくつも出て来て、住んでる人にも旅行をする人にもおすすめです。街はキレイに復興し、もうほとんど爪痕は見れないけれども、
人の心のなかにはまだまだ震災の重荷が残っています。桂の友人和歌子ちゃんもその1人。神戸を旅する時には、美しい町並み、おいしい食べ物、そういうものと一緒に、ここまでに至ったヒトのがんばりと、亡くなった、残されたヒトのかなしみを、ちょっとでいいから感じていただけたらいいな…と思います。震災も、人の生き死にも、差別も、神戸という街とそこに住む人々は優しく包み込んでくれる。静かで穏やかな画風の中には喜びや悲しみ、怒り、愛しさなど様々な感情がつまっています。神戸を語るうえで切り離せない"震災"の事の他にもテーマは盛りだくさんです。この作品の面白さを言葉で伝えるのは難しいけれど、震災から20年目の今だからこそ多くの人に読んでもらいたい作品でもある。一番好きなキャラクターは鈴木さんです。




 限界集落株式会社/黒野伸一

限界集落株式会社 (小学館文庫)限界集落株式会社 (小学館文庫)
(2013/10/08)
黒野 伸一

商品詳細を見る


ドラマタイトル:限界集落株式会社 

1月31日スタート NHK総合 毎週土曜 午後9:00~午後10:00

■原作/原案…原作:黒野伸一「限界集落株式会社」(小学館

■スタッフ
脚本:櫻井剛/演出:岡田健/演出:一色隆司/制作統括:落合将/制作統括:谷口卓敬/プロデューサー:森谷雄/主題歌:湘南乃風「ロード」

■キャラクター紹介(キャスト)
大内正登(反町隆史)
東京で働くタクシー運転手。かつて有機農業に失敗し、父・一男や娘・美穂を村に残して東京に逃げた。父の葬式で村に戻り、有機農業に挑もうとする娘を支えようと決意する。

多岐川優(谷原章介)
謎の経営コンサルタント。実は村の出身で、村の再建のためにある提案を持ちかける。

大内美穂(松岡茉優)
正登の娘。東京で就職しようとしたが、畑を継ぐことを決意する。

■あらすじと解説
起業のためにIT企業を辞職した多岐川優が、人生の休息で訪れた故郷は、限界集落と言われる過疎・高齢化のため社会的な共同生活の維持が困難な土地だった。優は、村の人たちと交流するうちに、集落の農業経営を担うことになった。
現代の農業や地方集落が抱える様々な課題、抵抗勢力と格闘し、限界集落を再生しようとするのだが…。集落の消滅を憂う老人達、零細農家の父親と娘、田舎に逃げてきた若者。かつての負け組が立ち上がる!過疎・高齢化・雇用問題・食糧自給率、日本に山積する社会不安を一掃する逆転満塁ホームランの地域活性エンタテインメント。
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■原作の感想
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山積する社会不安を一掃する逆転満塁ホームランの地域活性エンタテインメント!!
Arikaアイコン(小)1農業の6次産業化版、半沢直樹。「限界集落」、「市町村合併」、「食糧危機」、「ワーキングプア」、「格差社会」などなど日本に山積する様々な問題を一掃する、前代未聞!内容は軽いタッチで描かれているが かなり現実味を帯びている気がする。こんな集落が日本のあっちこっちに立ちあがっても良いのでは!環境が人を適応させ、人材と回りの協力が活性化させる。 人材がいないと言う人もいるけど主婦の力も侮れないものがある! 農業についての全くの素人だが知識がなくてもすんなり飲み込めた。専門的なことがわからなくても優しい説明でわかりやすい。物語としては主人公が農業に携わる心理的変遷や、登場人物の恋愛模様の描き方に若干物足りなさを感じた。でも、読後は爽やかな後味が残った。 出逢いによってそれぞれの価値観が変化していく様が面白い。続編もあるようなので読んでみようと思います。  





 贖罪の奏鳴曲(ソナタ)/中山七里

贖罪の奏鳴曲 (講談社文庫)贖罪の奏鳴曲 (講談社文庫)
(2013/11/15)
中山 七里

商品詳細を見る


ドラマタイトル:贖罪の奏鳴曲

1月24日スタート WOWOWプライム 毎週土曜 午後10:00~午後11:00

■原作/原案…原作:中山七里「贖罪の奏鳴曲」(講談社文庫)

■スタッフ
脚本:西岡琢也/監督:青山真治/プロデューサー:青木泰憲/プロデューサー:植田春菜/プロデューサー:石田麻衣/プロデューサー:槙哲也/プロデューサー:平部隆明

■キャラクター紹介(キャスト)
御子柴礼司(三上博史)
どんな罪名で起訴されても、必ず執行猶予を勝ち取る不敗の弁護士。依頼人から巻き上げる報酬も法外で悪評が高い。

東條幹也(染谷将太)
東條美津子の息子。半身不随で車いす生活を送っている。

東條美津子(とよた真帆)
町工場の経営者の妻で、御子柴の依頼人。保険金欲しさで入院中の夫を殺害したとされる事件で係争中。

稲見武男(中原丈雄)
北関東医療少年院の元教官。御子柴の過去を知っている。

渡瀬(リリー・フランキー)
埼玉県警捜査一課班長。御子柴の周辺を嗅ぎまわっていたフリーライター水死事件の捜査を進めるうちに、御子柴の驚くべき過去を知る。

■あらすじと解説
弁護士・御子柴礼司は、ある晩、記者の死体を遺棄した。
死体を調べた警察は、御子柴に辿りつき事情を聴く。
だが、彼には死亡推定時刻は法廷にいたという「鉄壁のアリバイ」があった―。
「このミス」大賞受賞作家による新たな傑作誕生。
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■原作の感想
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.ブラックジャックの弁護士版.....?続編も楽しみです。
Arikaアイコン(小)1出だしから主人公が犯人?どう帰結するのか想像出来ないまま話が展開していく。深いというか広いというか。少年犯罪のその後をベースに様々なテーマと視点を包括。御子柴の底深さはまだある気がしていて、渡瀬の存在感がとてもよいです。話の筋じたいが二転三転して着地点が全く読めず。おぉ、と何度か思いました。主人公側、刑事側、被告側、それぞれの視点で固定して読んだら全く別の印象になるんだろうなぁという想像も膨らみます。保険金殺人事件の法廷劇と殺人事件が絡み合って最後まで飽きずに読み切れた。後半の展開、特に冒頭がよかった。遺体遺棄から始まる為、主人公が気になって仕方がない。そして主人公の御子柴の印象が最初と読み終わった後では変わってくる。彼の過去の描写がうまく作用している。読んでいる途中でぼんやり見えてきてしまう部分もあるが、全貌を見通しているこの立ち位置のキャラクターは非常に好きなんです。知識の守備範囲が広すぎる。そして、なにげない日常が突然、魔界に変貌する高低差のある告発と予測不能な結末....。まさに中山七里先生マジック!?悪人に思えた主人公の過去が少しずつ明らかになり、彼がどういう人間なのか、どういう道のりを歩いてきたのか気になって一気に読んでしまう。毎度の事ながら読了と共にタイトルが腑に落ちる手腕に脱帽。 「贖罪」という言葉に重いテーマとリアリティがしっかり含んでいる。

とにかく今の気持ちとしては相関図が欲しい気分です。ふおおお...またヤラレタ(゚Д゚)!!!出版元は違うものの『連続殺人鬼カエル男』とこう繋がっているとは....!?あの少女の運命が分かってるだけに、また複雑の気持ちになった。 時系列的にはこちらの方が後になるかれどカエル男の時の古手川刑事と渡瀬警部も登場。ざわつく法廷と信じられない様な演出に逆転裁判じみた物を感じながらも、すっきり片付く後味の悪い終わり方。安定の音楽表現も有りと大満足。カエルの時もそうだったけど渡瀬格好良すぎ!続編 『追憶の夜想曲』も読んでほしい・・・。


連続殺人鬼 カエル男 (宝島社文庫)連続殺人鬼 カエル男 (宝島社文庫)
(2011/02/04)
中山 七里

商品詳細を見る


追憶の夜想曲追憶の夜想曲
(2013/11/21)
中山 七里

商品詳細を見る





【2月11日更新】
 硝子の葦/桜木紫乃

硝子の葦 (新潮文庫)硝子の葦 (新潮文庫)
(2014/05/28)
桜木 紫乃

商品詳細を見る


ドラマタイトル:硝子の葦 ~garasu no ashi

2月21日スタート WOWOWプライム 毎週土曜 午後10:00~午後11:00

■原作/原案…原作:桜木紫乃「硝子の葦」(新潮文庫

■スタッフ
脚本:永田優子/監督:三島有紀子/プロデューサー:井上衛/プロデューサー:森川真行/プロデューサー:石塚清和

■キャラクター紹介(キャスト)
幸田節子(相武紗季)
ラブホテル「ホテルローヤル」のオーナー・喜一郎の妻。感情を抑えて生きてきたが芯は強い。趣味は短歌。母・律子のことを幼いころから憎んでいる。

澤木昌弘(小澤征悦)
「ホテルローヤル」の顧問税理士。節子の元雇用主で、現在は節子と不倫関係にある。

佐野倫子(中村ゆり)
節子の歌仲間。娘のまゆみを育てながら、幸せな家庭の妻を演じている。夫の渉は、一見良き夫だが…。

幸田梢(森川葵)
喜一郎の2番目の妻の子。荒んだ生活を送っているが実は優しい性格。

藤島律子(多岐川裕美)
節子の母。スナック「バビアナ」を経営している。奔放で派手な性格。喜一郎とはかつて愛人関係だった。

幸田喜一郎(奥田瑛二)
「ホテルローヤル」のオーナーで節子の夫。2度結婚に失敗しており、節子が3度目の妻。明るく、大らかな自由人。趣味はオペラ鑑賞。

■あらすじと解説
直木賞受賞作『ホテルローヤル』に連なる傑作長編ミステリー。度肝を抜く大どんでん返し驚愕の結末!

道東・釧路で『ホテルローヤル』を営む幸田喜一郎が交通事故で意識不明の重体となった。年の離れた夫を看病する妻・節子の平穏な日常にも亀裂が入り、闇が溢れ出す――。彼女が愛人関係にある澤木とともに、家出した夫の一人娘を探し始めると、次々と謎に直面する。短歌仲間の家庭に潜む秘密、その娘の誘拐事件、長らく夫の愛人だった母の失踪……。驚愕の結末を迎える傑作ミステリー。
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■原作の感想
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ホテルローヤルと併せて読むべし、クライム・サスペンス好きの人には超お勧め!?
Arikaアイコン(小)1道東を舞台にしたミステリー。あの直木賞受賞作『ホテルローヤル』の舞台が、この作品でも中心的な役割りとして描かれている。『ホテルローヤル』の経営者の妻・幸田節子、節子の短歌仲間の佐野倫子の二人の女性が物語の中心人物であり、二人の周りの女性たちも物語を構成する重要な役割りを演じる。すなわち、この作品もまた、これまで桜木紫乃が描いて来たような女性の物語なのである。

軸が女性の強かさ、冷酷さと思う。どこかハングリーな部分の復讐が繰り返される気持ちになり、悪い気はしない。ストーリー的には、少人数で構成され急降下ってところですね。良い意味で期待を裏切られ、紹介文と帯の「度肝を抜く大どんでん返し、驚愕の結末!」のキャッチ・コピーにだまされた。情とか性とか邪さとか論理や倫理の埒外に在る何かを紡いで構築された物語であり、デンマークの映画監督L・フォン・トリアの作品が頭によぎった。導入部等、若干読み辛さを感じたが、池上冬樹氏の解説を読み納得した。意識して削られた文体を採用しているみたいだ。時系列が飛んで戻ってのことが多いのが少し大変ですが、閉塞感と女のしたたかさとたくましさは著者の真骨頂といった印象。 作者の紡ぐキリキリとした言葉と、行間からじわじわと染み出してくるような湿度。 どこかハングリーな部分の復讐が繰り返される気持ちになり、悪い気はしない。 本作は、良質のクライム・サスペンスで、最初、少しとっつきにくい感がしますが、我慢して読むと、そのうち、物語にぐいぐい引き込まれていきます。



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