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(「さよなら」の言葉で読む失恋文庫)落下する夕方/江國 香織…Arika*

kage

2015/03/07 (Sat)

Arika失恋文庫2

二人の仲はすでに終わっている、この恋は始まらない・・・なんとなくわかってはいたけれど、相手が放った言葉をフラレ文句として受け、”失恋を悟る”シチェーションや痛みのツボは人それぞれ。

「さよなら」の言葉から見えてくるのは、突きつけられるのは、失恋という事実だけじゃないということ。

たとえばどんな相手が悪くても、しょうもなくても、言葉と一緒に跳ね返ってくるのは気付いていなかった自分の恥部。

そんなイタさいっぱいのフラレ文句とは_____

そんな上質な失恋文庫をご紹介。



◆恋愛の心理が疑縮されている”破れた恋”のフラレ文句に注目!



梨果と八年一緒だった健吾が家を出た。

それと入れかわるように押しかけてきた健吾の新しい恋人・華子と暮らすはめになった梨果は、彼女の不思議な魅力に取りつかれていく。逃げることも、攻めることもできない寄妙な三角関係。

そして愛しきることも、憎みきることもできないひとたち…。

永遠に続く日常を温かで切ない感性が描いた、恋愛小説の新しい波。

落下する夕方 (角川文庫)落下する夕方 (角川文庫)
(1999/06)
江國 香織

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◆選ばれない「さよなら」の言葉!

「……つまり、そういうことなんだ」 

(江國 香織『落下する夕方』P8より)

❤…‥・‥…―━━━―…‥・‥…━━━…‥・‥…―━━━―…‥‥‥…❤

Arikaアイコン(小)1 分が気づかなかっただけ。冒頭「引っ越そうと思う…」という恋人のなにげない言葉が実は別れ話だったというところから始まるこの小説は、読み出したら止まらない。彼の中で二人の恋は、すでに”そういうこと”で、くるまれていた――― 

8年間暮らした彼が出ていったかわりに、押しかけてきたのは、彼の新しい恋人。奇妙で不思議な三角関係のなかで、静かに別れを受け入れていく主人公の姿が愛おしい。





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