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(ようこそ ライトノベルの杜へ)一迅社文庫『妹!妹!妹!いもうとー!ラノベ』 セレクト11冊

kage

2015/04/03 (Fri)

★アニメ化や映画化など、多方面で注目されている作品が目白押し!
Arikaライトノべルの杜へ

アニメや映画の原作が、実はライトノベルズっていうのが、けっこうあります。

純文学にもマンガにも勝るとも劣らない魅力があるライトノベルの世界にちょっと足を踏み入れてみてはいかがですか?



ライトノベルってなに?!

今やどこの本屋さんにも売られている「ライトノベル」は通称で「ラノベ」と呼ばれるほど、世間に親しまれています。

文庫やノベルスサイズの小説本で表紙、挿絵がマンガやアニメ調のイラストなのが特徴。

恋愛、SF、ファンタジー、ミステリー、ホラーとさまざまなジャンルがあって、主にティーン向けに書かれているから、とっても読みやすい内容になっています。

そして、人気のラノベが原作となっている、アニメや映画作品が意外と多かったりもするのです。

そんなラノベの世界を数回に分けて徹底紹介しちゃいます♪

今回は、レーベルごとの作品群の中から「妹プッシュ本」をピックアップしてみました。



Arika妹

一迅社文庫 (出版社・一迅社が刊行する少年向けライトノベル系文庫レーベル)
2008年5月20日創刊。姉妹レーベルに少女向け作品を中心とする一迅社文庫アイリス(2008年7月19日創刊)がある。創刊と同時に新人賞・一迅社文庫大賞を共同(部門別)で実施していたが第4回以降は一迅社文庫NewGenerationAwardにリニューアルした。なお、アダルトゲーム原作のタイトルについては他の多くのレーベルと同様に刊行されている。

■代表作
「うちの猫の手は借りたくない」「お嬢様のメイドくん」「覚えてないけど、キミが好き」「猫は勘定にいれません、もちろん家にもあげません」など。



 あくまでも、妹が欲しいんです。/水無瀬 さんご

あくまでも、妹が欲しいんです。 (一迅社文庫)あくまでも、妹が欲しいんです。 (一迅社文庫)
(2012/04/20)
水無瀬 さんご

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イラスト/犬洞 あん

無類の妹好きなのにリアル妹がいない俺、二宮シンヤ。その迸る想いを胸に妹イラストを描いていると、窓から悪魔のリリンがやってきた。リリンは俺の願い事を3つ叶えてくれるらしい。それを聞いて「妹が欲しい。あ、もう一人。もう一人追加」と願う俺。それはもう詳細な設定資料まで付けて。翌朝起きると願いは見事叶い、俺の家には二人の妹が―!?小悪魔系ドタバタ妹コメディ。

Arika注目1h妹大好きな主人公が悪魔にお願いをして妹を貰う話!
変態的に妹キャラ好きな主人公が、突如現れた願いを叶える悪魔に妹が欲しいとお願いしたところ、理想の妹が2人とオマケがついてきたらという話。冒頭の期待感がすごく良かった。「無類の妹好きである。無類というか、ぶっちゃけ、生活に支障を来しているレベルだ」この部分に笑った。悪魔でも妹がほしい気持ちは良くわかる。妹との日常生活、朝起こしてもらったり、お風呂ハプニングがあったり。こういう生活にあこがれるってエピソードと愛が存分につまっていて前半はワクワク楽しめた。が、問題は後半です。はっきり言って狂っています。中盤に一悶着あって、兄妹の関係は終わるのですが、その後の主人公たちの行動には呆気にとられました。その後ご都合主義的に色々な事情が重なって、結果的に人助けに繋がり大義名分が出来たのですが、ドン引きでした。ツンデレ妹と大人なしめ妹が登場したけど絡みは少し弱かったですし、妹たちも大して懐いていないようで…。 読み終わって個人的に何よりもがっくりしたのが、結局主人公は、自分が決めた設定抜きでは誰からも特別好かれてはいなかったということです。途中まではまだ良かったが、幼馴染みがぶちこわして後はもう何がなんだかが残念でした!




 覚えてないけど、キミが好き/比嘉 智康

覚えてないけど、キミが好き (一迅社文庫)覚えてないけど、キミが好き (一迅社文庫)
(2012/04/20)
比嘉 智康

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イラスト/希望 つばめ

高校二年生の小衣吉足、あだ名は小吉。高一の妹ひなたと二人暮らし。両親を三年前に亡くし、そのショックから「自分にとって身近な人であればあるほど忘れてしまった」特殊な記憶喪失で過去の一部を失くしていた。そんなある日、突如、誰もが振り返るような美少女が転入してくる。その名は浅海ゆらら。吉足は、ゆららから衝撃の真実を告白されてしまう。「わたしの元カレは…小衣吉足です」記憶を失った空白の一年、本当に吉足はゆららと付き合っていたのか?そしてゆららの急接近に慌てる妹ひなたの真意とは。

Arika注目1h記憶喪失の主人公と特異体質の妹と元カノの迷探偵!
記憶喪失で妹ひなたと二人暮らしの主人公、吉足。そこに、元カノと名乗る浅海ゆららが吉足を追って転校して来る。さらに妹ひなたには抱きしめた人の運を吸ってしまう体質もあって。というのが大まかなあらすじである。設定は悪くなかったがいろんな要素をいれすぎてテンポが悪くなっている様に感じた。また記憶喪失というよりは妹の体質が話の中心だった印象。 小学生のとき一緒にお風呂に入った女子とホクロの数を数え合い云々(という内容のラブレターの朗読)のあたりに比嘉エロスが炸裂!?主人公がラッキースケベを回避しようとする紳士なのも好感が持て、主人公・妹・表紙の子三人の気の遣い合い描写には応援したくなる気持ちになれストレス無く楽しめました。。前半は明るめなラブコメ調だったのに対し、後半になるにつれて段々シリアスな展開になっていくのだが、みんな仲良しなラブコメ特有の空気感のおかげで、それほど重い空気にはならなかったが記憶喪失の主人公やヒロインと妹の関係が明かされるまでは少々不気味さは残る。そして、どことなく台詞回しに不自然な感じを受けるし、何かひっかかる。色々と謎を展開して終わった一巻、風呂敷を広げるだけ広げて、次巻はどうするのだろうか? と気になる妹もの。





 JSが俺を取り合って大変なことになっています/糸緒 思惟

JSが俺を取り合って大変なことになっています (一迅社文庫)JSが俺を取り合って大変なことになっています (一迅社文庫)
(2012/03/17)
糸緒 思惟

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イラスト/小路 あゆむ

JSの許嫁ができたんだが。しかも3人。まあ聞いてくれ。突然、俺のクラスに金髪の幼女がやってきて、「あなたがわたくしの許嫁ですのね?」←ナニソレ。

今度は俺の妹が「なら、あたしがアニキと結婚する!」←ハァ!?

さらに幼なじみまでもが「わっ、私も、おにいちゃんと結婚したい…!」←今ここ。

ノーマルな俺のモテ期がJSの修羅場で大変なことになっている。

Arika注目1hJSと大人(高校生)の間での恋愛に至る道のり、JSらしい未熟な感情表現!
この本の半分は、幼女の裸で出来ていますのでご注意を…。

普通の高校生活を送っていたはずの天命にある日突然金髪のJS幼女・輝夜が現れ許嫁を名乗る。それに憤慨した妹・千世理と妹の友達で幼馴染みの蛍奈まで天命と結婚したいと責め寄ってきて…。高校生の天命がJS達に言い寄られる単純なお話。「とりあえず脱ぐ」と言えるほど、とにかく表紙の3人がよく脱ぎます。羞恥心がほぼ無いので止められないという完全にロリコンホイホイと小路あゆむ先生の幼女イラストが光ってる作品。変態メイドという加速器もあり、裸エプロンやネコ耳なども連発…あまりのモロ出し・密着ぶりに通報オチが無いことが不思議なくらいの際どさです。小悪魔を通り越して痴女と化した幼女3人に主人公(ロリコンではない)が振り回される様はとても面白かったです。ヒロイン3人も、これ以上無いというくらいストレートに好意を向けてくるので、可愛くてしかたなかったです。表紙やあらすじから受ける印象よりもはるかに強烈な内容だったので、損した気分にはなりませんでした。ただ、あまりヒロイン3人に感情移入し過ぎると、恋愛対象外とはいえ曲がりなりにも好意を「迷惑」だと愚痴をこぼしたり、3人の相手をしているときに別の女のことを考えていたりする主人公には、ほんの少しですがイラッとすることもありました。ロリが題材になると笑えない気持ち悪さの作品は多いけど、今作はちゃんと笑えた。 ただ異性にはやや軟派な思考の主人公と、犯罪臭全開なギャグばかりなので、真面目な方は色んな意味でご注意を…。





 最近の妹ブームはどうやら俺のおかげらしいですよ /藍上 ゆう

最近の妹ブームはどうやら俺のおかげらしいですよ (一迅社文庫)最近の妹ブームはどうやら俺のおかげらしいですよ (一迅社文庫)
(2012/07/20)
藍上 ゆう

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イラスト/生煮え

妹の美帆と二人で平和に暮らしていた俺、今野瑛人は深夜の公園で妹学校なる聞いたこともない学校の生徒を名乗るユアナと出会った。“混迷する感情の果て”からやってきたというユアナからいきなり「あたしを妹にして下さい!」って言われちゃったんだけど。突然現れて妹にしてくれなんてどうかしてるだろう、普通。当然「無理だよ!」って即座に断ったんだけど―。

Arika注目1h妹萌えのメタラノベかと思いきや半分は姉萌えだった!
異世界の妹学校から立派な妹になるべく主人公の元に女の子がやってくる。 主人公には妹ブームを起こさせる能力があるけど、なんのこっちゃという感じ。 姉学校もあるらしくお姉さんもやってくる(笑)。実妹がヤバい。こってこての萌えキャラノベルなんだけど、たまにいいこと言ってるからそこが悔しい。文章のテンポはいいし、文章・構成も安定。キャラは個々の好み次第かなと思う。面白いけど圧倒的に中身がない。ラブコメ描写をいかに楽しむかって作品で、あー楽しかったで翌日辺りに忘れてるような・・・。タイトル通り、妹萌えのメタラノベかと思いきや半分は姉萌えだった。確かにラノベって作家か編集部にシスコンしかいないのかってくらい妹キャラが多いけど姉もいいよ。単純に姉や妹とのイチャイチャを楽しむなら可。





 放課後ランダムダンジョン /瀬尾 つかさ

放課後ランダムダンジョン (一迅社文庫 せ 1-5)放課後ランダムダンジョン (一迅社文庫 せ 1-5)
(2010/11/20)
瀬尾 つかさ

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イラスト/CH@R

Arika注目1h3人がチームを組み謎の迷宮を探索する魔法バトルファンタジー!
魔法の発達した様々な異世界と繋がって20年、その繋がりが断絶して5年経った地球が舞台。共に過去のある事件から挫折していた少女あかりと主人公の和馬、そして彼の妹エーリエの3人がチームを組み謎の迷宮を探索する魔法バトルファンタジー。ローグライクのダンジョンの設定を筋道立てて書くとこうなるのか、という感じ。少年少女に危険を押し付ける世界の歪みという題材、過去に仲間を亡くした主人公とヒロインが再起する物語などはさすがの手腕だが、やはり少し圧縮率が高すぎる。タイトルから、シレン的なダンジョン探索描写がメインで楽しめるのかな?って思ってたけど、それほどでもなかった。魔法体系が異世界の数だけ存在するという発想はイイかなと思ったけど、特にそれが物語で生かされているわけでもなく、あと、無限袋とか唐突に出されてもワケわからんかったし、異なるRPGの魔法体系が共存する世界観を描こうとした、という意図に関しても、設定説明に過不足を感じた。しかし、この作者はホントにゲームが好きなんだなーと読み終わって思った。あらゆる魔法体系を詰め込んだ話を書くためだけの舞台を用意しちゃうんだからなぁw1巻完結なのが残念!後半急展開で重要な過去話がいっきに明らかになって最終決戦とか もう少し1巻では謎を残して2巻で少しずつ掘り下げて完結くらいのほうが良かった。





 ぷりるん。~特殊相対性幸福論序説~/十文字 青

ぷりるん。~特殊相対性幸福論序説~ (一迅社文庫)ぷりるん。~特殊相対性幸福論序説~ (一迅社文庫)
(2009/07/18)
十文字 青

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イラスト/ま@や

ラブラブ光線絶賛放射中な妹――うずみ(♀)元・天才美少女、自由奔放な姉――綾(♀)みんなのアイドル、気になるクラスメイト――桃川みう(♀)おみ足がステキな憧れの先輩――小野塚那智(♀)彼女たちに振り回される人――ユラキ(♂)ユラキの悩みは今日もつきることなく、“ぷりるん"はまた現れる。十文字青流、新感覚系ラブストーリー誕生!

Arika注目1hラノベお定まりのハーレムラブコメと思いきや予想外……。
遠くから見ている分には指を指して笑えるが、お近づきにはなりたくない!

手作り弁当にハートマークをつけてくるような主人公を慕う可愛い妹、部屋の中でも下着姿でうろつきともすれば誘惑してくる美人な姉、クラスのアイドル的存在でデートに誘ってくるクラスメイト、知的クールでいつも命令してくる美人な部活の先輩、表紙やあらすじからして、主人公がそんな美少女たちからのハーレム状態で右往左往してお気楽に悩むのかと思いきや…物語は想像以上に深刻な事態に陥っていくことになり、予想外にシリアスな展開に、一気に読まされた。SEX依存症のメンヘル女や「ぷりるん」しか口にしないストーカー女などかなりきつかった。特にメンヘル女につきまとわれ、常識の通じない姉に出自を暴露され、妹に家出され、自我が崩壊し鬱から自殺願望に追い込まれる主人公の心情描写がうまい。非現実的な設定はラノベからかりながら、現実にそんな状況になったらこうなるだろう的な確信犯的な展開。現代の多くの中高生がかかえる対人関係に対する不安をリアルに描いた作品で、かなり重い内容である。ぼろぼろになった主人公が姉や友人や「ぷりるん」によって救われる。他人とのコミニュケーション、家族の存在、友人関係の重要さが描かれたシリーズ1作目。個人的には「ぷりるん」がどういう心情で主人公を思おうとやっている行為はストーカーであり、主人公が最後に手のひらを返すように彼女を好きになるのは解せないが・・・。それこそ、血縁がない妹とのHAPPY ENDのほうが現実的だと思う。幸福とは何だかわからなくなって、幸福が消える。みうはその状態に陥っているように思える。 常に日のあたった表の世界だけを見たいという人はこの作品は読まないほうがいい。





 パンツブレイカー/神尾 丈治

パンツブレイカー (一迅社文庫)パンツブレイカー (一迅社文庫)
(2011/11/19)
神尾 丈治

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イラスト/丸ちゃん。

「半径2メートル以内に近づく者の下着を消し去る」前代未聞の能力“パンツブレイカー”を持った少年・汐正幸。周囲に疎まれ、研究機関や宗教団体に狙われる受難の果てに、妹の美幸とともに特殊学校法人「国立醍醐学園」へやってきた。そこは正幸のような特殊な事情を持つ生徒だけを通わせるための学園だった。正幸の能力に興味を持った天才少女・姿影那はその力を解明しようとするが、影那に恨みを持つ者が襲いかかる!ノーパン異能学園ラブコメ発動。

Arika注目1h自分の周囲の”パンツ”を消してしまうという特異体質のドタバタを扱うラノベ!
タイトルに偽りなし。なぜか半径2メートルのパンツを閃光とともに無差別に消し飛ばす特異体質「ギフト」という能力を持った主人公の話。そんなギフトを持っているため、普通の生活は送れず、同じように変なギフトを持った中高生を隔離して生活をする秘密の島で高校生活を過ごすことに。秘密の島のはずなのですが、ギフトに逆恨みを持つ旧悪徳宗教団体に見つかり、秘密の島に乗り込んできた2人の旧悪徳宗教団体職員ととんでもない方法で戦う。この設定といい、戦い方といい、ラノベならでは、というかあり得ないぶっとんだ設定になっておりとても楽しめました。また、ブラコンの妹もギフトを持った兄に近づくため、パンツを脱いでから兄に近づいてゆくというとんでもない小技が効いており、これまた楽しい内容になっています。つまりは完全に勢い余ったエロ路線のギャグなんだけど、社会からの蔑視によるシリアスな苦悩やそれに向き合う姿勢の描き方など想像以上にしっかりしていたし、神から授かりしそれを祝福ととるか呪いととるか、という論題も面白い。

パンツブレイカーG (一迅社文庫)パンツブレイカーG (一迅社文庫)
(2012/05/19)
神尾 丈治

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『パンツブレイカー』の続巻として『パンツブレイカーG 』がある。こちらは正幸と美幸、汐兄妹の関係がメインで、これが半端じゃない。「人込みに入っていけない兄に弁当を届ける為衆人環視の中でパンツを脱ぐ」という健気な部分を見せていた妹の美幸ですが、この巻ではそういったネタを混ぜず、よりストレートな方向で兄・正幸に寄せる信頼感を見せてくれます。自分の意志とは無関係に発動する能力のお陰で人に迷惑をかけてしまうが「言い訳だけはしない生き方」を貫く事で誤解を受けやすい兄をフォローするために恨みを抱える人間の元に赴いて「自分は兄を信頼しているから」という想いを伝える事で相手の凍てついた感情を溶かしたり出来すぎた妹ぶりを発揮していますので、こちらもお薦めです。






 イスノキオーバーロード /貴島 吉志

イスノキオーバーロード (一迅社文庫)イスノキオーバーロード (一迅社文庫)
(2009/05/20)
貴島 吉志

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イラスト/AKIRA

双子の妹であるメイド・ユスハと共に、サングリア商王国の幼き姫・ヴェセルに仕えることとなった剣士・スティロス。わがままにも思えるヴェセルに振り回されるスティロスだったが、不穏な影が迫る中、王国、そして姫に秘められた秘密を知っていき……。

Arika注目1hなんというか羊の皮を被ったロリとメイドと暗喩ホイホイ……。。
一見するとよくある話。しかし、そんな羊の皮を一枚剥がすと、そこにはロリとメイドという二大モチーフに対する、本編の流れと雰囲気を損なわない線を維持しながらに、ヘビーユーザーをも唸らせる密度のめくるめく描写が拡がる。普通に生きることが許されない王女と、その王女を護衛する不器用な青年の物語。「ちみっこだの、洗濯板だの、つるぺた姫だの、少しは遠慮せんか、このあほだま!」こんな子がベタ甘に惚れちゃうんだぜ?たまらんでしょ…。ロリ姫様とのいちゃいちゃ度に関してははとても良かったけど、話のオチ自体は少し弱かった気がする。ツン系ロリ幼女をべた惚れさせるのって、男のロマンらしいので、ロリ萌え、もしくはメイド萌えなラノベ読みには理屈抜きにお勧めです。






 だから少女はおもいでをたべる /七烏未 奏

だから少女はおもいでをたべる (一迅社文庫)だから少女はおもいでをたべる (一迅社文庫)
(2012/02/18)
七烏未 奏

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イラスト/ Rけん

郊外にひっそりと佇む街―霊戸路町。駄菓子屋を営みながら、妹の幽霊と暮らす僕の前に現れたのは、ゴシックロリータに身を包んだひとりの少女だった。忘れてしまった大事な「何か」を抱える僕たちと、“まもの”を自称する少女の共同生活は、やがて優しく残酷な真実へと辿りつく―。

Arika注目1h毛の生えていない女の子たちと、残酷で優しい奇跡に辿り着く物語。
(あとがきより引用)

「おもいでを食べるまものじゃ」と名乗り、突然家に住まわせろと言う謎の少女と幽霊の妹と住む少年というエキセントリックな2人が初対面(?)から普通にほのぼのと日常を過ごしていることに違和感を覚えたり、ちぐはぐな構成が気になりましたが、終わり方は中々に綺麗。ユメの台詞は胸に響くものが多かったですね。「おわってかなしいじゃなくて、たのしいじかんがすごせてよかった」と思える人になりたいものです。 どことなく美少女ゲームを彷彿とする感じの文体でしたが、著者の七烏未さんのシナリオが好きな方なら問題なく楽しめるだろう。ただし、あのあとがきはそれまでの良い雰囲気を完全にぶち壊されて気持ち悪かった。




 XIII番の魔符詠姫/手島 史詞

XIII番の魔符詠姫 (一迅社文庫)XIII番の魔符詠姫 (一迅社文庫)
(2012/02/18)
手島 史詞

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イラスト/桐野 霞

世界が終わる刹那、謎の現象で並行世界へと転移していたキリクとその妹シエラは、常人にはあり得ない霧を操る異能の力を手にすると同時に、他人から血を吸わねば生きられない体質になってしまっていた。生きるために、夜な夜な霧を操り血液を集めるキリク。そんな彼の前に現れたのは、巷で続出する吸血鬼を追う現代の魔術師、13番目の魔符詠姫となったばかりの紅葉だった。互いを敵と知らぬまま出逢った二人だが、紅葉はキリクの正体に気づかずその人柄を気にいって自分の助手に任命してしまうのだが、キリクはいつ正体がバレるかと気が気でなく…。手島史詞が贈る伝奇ラブコメ最新作、ついに登場。

Arika注目1h人の血を吸わねば生きられない「吸血鬼」になってしまった少年と、吸血鬼を狩る「魔符詠姫」の少女のラブコメ&バトル。
異世界で死んだ筈の主人公は、気が付いたら吸血鬼になって転生した……。これだけだと何所にでもあるネット小説みたいですが、ヒロインの紅葉(くれは)が実は吸血鬼狩りの執行者。しかも主人公の正体を知らずに、成り行きで吸血鬼狩りの助手にしてしまいます。主人公は人を襲わないと生きていけない自分の生き方と、ヒロインに嘘をつかなくてはならない罪悪感に板挟みなりながらも答えを出していきます。そして紅葉も、途中で主人公が退治すべき吸血鬼だと気付き……後はご自分でお確かめ下さい(笑)だが、とにかく展開は読みやすいけどそれでいて楽しめた、ややご都合主義作品ですが、それはそれでよかった。そして一迅社テイストでエロい、挿絵もなかなかエロく危険です。 設定はいいけど、描写・伏線の張り方が甘い、危機感があまり読み取れない。一番は登場人物かなと個々のキャラクタ、人間関係が素敵。紅葉かわいい、すごく可愛い。物語はきっちり纏まっていて、少年少女の青臭さがすごくいい感じで効いている。全体的に軽いのが惜しかったけど、とても面白い作品でした。






 ANGEL+DIVE〈1〉STARFAKE /十文字 青

ANGEL+DIVE〈1〉STARFAKE (一迅社文庫)ANGEL+DIVE〈1〉STARFAKE (一迅社文庫)
(2008/05/20)
十文字 青

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イラスト/青稀 シン

温厚を通り越し自分に害をなす相手にまで心優しい損な少年・夏彦。いつも相手のことを第一に考え、自分のことは後回しばかり。幼馴染には心配をかけ、小学生の妹には叱りつけられる毎日。そんな頼りなく受動的な夏彦が、ある日偶然出会ったトワコという少女に不思議と心惹かれてゆくことに。―しかし、出会って間もなく彼女は姿を消してしまう。釈然としない夏彦は同級生たちの力を借りて彼女の捜査に乗り出すも、同じく彼女を追っている者たちと遭遇し…!?今、運命に翻弄される少年少女たちの物語が幕を開ける。

Arika注目1h「薔薇のマリア」とはまた違った雰囲気で様々な人間ドラマが展開してゆく…。
各章が短く断片的に語られながら静かに話が進む。謎の少女との出会いと別れ、家族のこと、幼馴染みのこと、友達のこと、夢のこと、運命のこと、様々なことが1つのエピソードとして静かに、淡々と、飄々と綴られていく。不思議な雰囲気である。夏彦も少々不思議な人物。何事にも動じないのだが、何も知らないかのようで実は細かいことまで考えたりしている。独特なのが表紙を飾る双子の真鳥姉妹。この姉妹には重大な秘密がありそうだがほとんど明かされていない。というか、本作ではメインヒロインですらない。夏彦と出会ってから姿を消した少女トワコの話が今巻のメイン。このトワコの素性も、実は夏彦や姉の春にもありそうな秘密も不明。秘密だらけである。本作自体がプロローグのようなので、次巻に確認くださいとしか言えないが、ありきたりではない発想力の十文字脳はどうなっているのか?夏彦はとてもじゃないが13歳とは思えないし、この巻のラストで豹変を果たしているので、その間に一体何があったのか書いてくれるであろう2巻以降が気になる。夏彦・依慧・織慧・希有の掛け合いの会話が楽しい。希有はいいキャラしてる。


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