FC2ブログ
2020 08 « 1.2.3.4.5.6.7.8.9.10.11.12.13.14.15.16.17.18.19.20.21.22.23.24.25.26.27.28.29.30. »  2020 10

≪コーヒーにまつわる映画3≫洋画:コーヒーをめぐる冒険

kage

2015/09/19 (Sat)

2015年9月のDVD特集!!

コーヒー2

★香り高いコーヒーショップが都内を中心に次々オープンしている昨今。

そこで今月は、世界で愛されるコーヒーにまつわる映画をピックアップ。

美味しいコーヒーを飲みながら、味わい深い映画を週イチ全4作を紹介!



物語:3/配役:4/演出:4/映像:3/音楽:4
総合評価 :★★★☆ 5点満点評価=3・6点
 洋画:コーヒーをめぐる冒険
OH BOY  2014年3月1日公開!

コーヒーをめぐる冒険 [DVD]


★作品情報
ジャンル:コメディ/ドラマ
製作国:ドイツ
製作年:2012年
上映時間:85分 
監督:ヤン・オーレ・ゲルスター
配給:セテラ・インターナショナル

★出演
トム・シリング
マルク・ホーゼマン
フリーデリッケ・ケンプター
カタリーナ・シュットラー
ユストゥス・フォン・ドナーニー


★内容
これがデビューとなるドイツの新鋭監督ヤン・オーレ・ゲルスターが、ベルリンに暮らす青年の可笑しくも不条理な不運続きの一日を全編モノクロ映像で紡ぎ、本国ドイツで大ヒットするとともに、ドイツ・アカデミー賞で作品・監督・主演を含む6部門受賞の快挙を達成したコメディ・ドラマ。主演は「素粒子」のトム・シリング。父親に内緒で2年前に大学を辞めて以来、ベルリンでのんきな毎日を送る青年ニコ。恋人の家で目覚めたその朝、不注意にも彼女を怒らせてしまい、荷物と一緒に追い出されてしまう。しかしそれは、ニコの最高にツイてない一日のほんの始まりに過ぎなかった。



Arika報告書v

飲みたいコーヒーが飲めない♪



ーヒーがようやく飲めるまでの話しで、その中でどうしようもない若者が、社会との意味合いのヒントがでてくるような作品。

ドイツ系またはベルリンを背景をした作品には、モノクロ映画が多い。

美しさに溢れた街が、大戦で崩壊し、東西に二分された都市には、この二原色こそ最上なのだろう。

この映画は、一人の青年の、走り書きした日記のような物語である。 

題名こそ、『冒険』という邦題が付いているものの、スリル感も皆無。

そしていわゆるロードムービーでもない。

いっけん社会からはずれた青年が、社会の外側から見た、『普通」社会の話であり、ベルリンの街をウロチョロするだけだ。

しかしそこには、アウトサイダーから見た、『普通』社会の異常さに気付く主人公がいる。

朝、起きて隣りに寝ていた彼女と別れ話になる。

運転免許再交付のため審査官と話し合うが、誘導尋問に引っかかり免許停止。

ATMで金をおろそうとするがキャッシュカードは吸い込まれたまま出てこない。

父親に金の無心に行くが、2年前に大学を中退していたことがばれ、送金はなくなり、口座も廃止に。

やることなすことすべてダメで、どういう訳かコーヒーを飲むことさえ出来ない。

今まで甘くみていた人生が一気に険しくなる一日だった。

主人公ニコは、そのような社会に戸惑ながら、ベルリンの街を歩く、そうした社会は、まさしく新しい発見の嵐、冒険の様である。
 
なかなか一杯のコーヒーにもあり付けなかったニコは、最後に、ある覚悟を決めてコーヒーをひと口あおる。
 
狂った『普通』社会へ中に身を投じる覚悟を決めて……。

法学部、勉強しない、金がない、あげく免許取り消し……アララ。そして社会に出る勇気。

戦後最悪の不況という社会に出る勇気は、波乱万乗の波の人生に出る勇気だった。

 社会の定義は時代によって変わり、多種多様な人材の価値観と、思想が妥協しした者の人間の共同体である。

人間は、その喜興な世界を生きていけなければならない宿命がある。 

ファシズムと資本主義、共産主義というすべての思想と価値観を、世界唯一で体験したベルリンだからこそ、成立した映画です。

ベルリンのそういう入り組んだ思想的背景を知らない若者にとっては、製作者の意図が分かりずらく、退屈な作品だろうかと思うのであまりお勧めはしません。




関連記事
スポンサーサイト



コメントフォーム

kage


URL:




Comment:

Password:

Secret:

管理者にだけ表示を許可する

この記事へのトラックバック