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(10月のBOOK特集)本がある場所≪海外文学≫…Arika

kage

2015/10/05 (Mon)

(2015年10月のBOOK特集)

出会い、運命、ドラマのそばにはいつもがある
本がある場所が紡ぐ物語


本のある場所1a

いま、書店や図書館、図書室、出版社など本にまつわる場所が舞台の小説が人気を博している。

出会い、運命、ドラマのそばにはいつもがある。

本好きな人にとって、本に囲まれた空間は楽しいもの。

アイコンりす総合的書籍構成編集人・・・・Arika*


海外文学の中の本の物語

 シェイクスピア&カンパニー書店の優しき日々/ジェレミー・マーサー(著)、市川 恵里 (翻訳)

シェイクスピア&カンパニー書店の優しき日々/河出書房新社

¥2,808
Amazon.co.jp

Arikaアイコン(小)1リ、セーヌ左岸の、ただで泊まれる本屋。ジョイスの『ユリシーズ』を生みだした伝説の書店の精神を受け継ぐ二代目シェイクスピア・アンド・カンパニーは、貧しい作家や詩人たちに食事とベッドを提供する避難所だった。ヘンリー・ミラー、アナイス・ニン、ギンズバーグらも集ったこの店に、偶然住み着くこととなった元新聞記者がつづる、本好きにはこたえられない世にもまれな書店の物語。 本屋が舞台になった本といえば、ガチの本命のこの本を抜きにして語ることはできないんじゃないでしょうか。パリの実在の古書店が舞台で、それもとびきり重要な、有名作家も出入りする本屋の中に寝泊まりした日々の思い出です。本屋は今もあります。ウィキペディアで写真も見れますよ。




2009年全米図書館協会「ヤングアダルトのためのベストブックス」ボストン作家協会賞受賞。
 図書室からはじまる愛/パドマ ヴェンカトラマン(著)、小梨 直 (翻訳)

図書室からはじまる愛/白水社

¥2,376
Amazon.co.jp

Arikaアイコン(小)1書室という言葉と舞台がインドであるという点に惹かれて手にした本。1941年、インド。お嬢さまとして何不自由なく育ったヴィドヤは、尊敬する父親が重いけがを負ったことで生活が一変、苦しみの日々を送るようになる。しかし、禁じられた図書室にしのび込んだことから、希望を見いだしていく…。物語自体はシンプルで、まっすぐ話が進むのでわかりやすいのだけど、読みようによって、親と子の理解と愛の物語だったり、昔の日本のように男女交際が厳しく制限された社会のういういしい恋物語だったり、『小公女』みたいないじめの話だったり、戦争と平和と祖国愛について真剣に考える話だったり、女も自分の収入がないといざっていうとき大変よねーという話だったり、やっぱり読書って素晴らしいよという話だったりする。ヴィドヤという少女が不幸に見舞われながらも、大学に行きたい、学びたい、という希望を捨てずにまっすぐに生きていく、ヤングアダルトの見本のようなストーリー。登場するのは物語がだいぶ進んでからですが、家の図書室が大きなキーポイントになっている物語です。インドが舞台の小説は初めて読みました。





 記憶の国の王女/ ロデリック タウンリー(著)、布施 由紀子 (翻訳)

記憶の国の王女/ロデリック タウンリー

¥1,944
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Arikaアイコン(小)1当は消えてしまうはずのお話が、物語の主人公シルヴィ王女と夢の中に住んでいる作者の力で再生し、蘇る話。『とても大きな素敵なこと』の主人公のお姫様シルビィが、自分の本の読者に溶け込んで「自分のお話」以外にも「お話」を広げていく。この本の主人公は、「同じ物語」に飽き足りず、読者の夢に入り込むという掟破りをして「自分の物語」を切り拓いてゆきます。そして、「記憶」というものは決して消えることはなく、ただ心の奥底にしまいこまれているのだということ、そして「忘れる」ということがしまわれている「記憶」たちにとってどういうことなのか・・・子供向けの本です。でも、人の心の不思議や古いことを伝えていく大切さがしみじみと伝わってきます。子供の頃読んだ本の主人公達を久しぶりに外へ出してあげよう、そんな気持ちになりました。 「本は読者を待っている」そう思わせてくれる素敵な本です。





 まだ名前のない小さな本/ ホセ・アントニオ ミリャン (著)、ペリーコ パストール (絵)、安藤 哲行 (翻訳)

まだ名前のない小さな本 (シリーズ 愛書・探書・蔵書)/晶文社

¥1,728
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Arikaアイコン(小)1人公は、まだ「むかしむかし」と「おしまい」の2行しかできていない赤ん坊のような「ちっちゃなお話」。彼は一人前の本になるため学校に通っていますが、なかなか大きくなりません。そのわけを知るために冒険に出発し…。 「ぼく、大きくなったらなんになるの?」本棚から飛び出した、ちっちゃなお話の冒険。本が好きになる本。〈本〉たちが大さわぎ!本の世界はひろーくて、興味しんしん。 なぜ自分は大きくならないかを聞くために百科事典を探し始めます…。「科学雑誌」のママや「民法」のパパ、太ったお手伝いさんの「クッキング・ブック」、几帳面な「法規」など魅力的な人物…いえ本がいっぱい!「ちっちゃなお話」の冒険譚はもちろん、いなくなった「ちっちゃなお話」を探す「法規」達の捜索隊や本が通う学校の様子は、本好きならにやりとしてしまうでしょう。きっと読み返すたびに新しい発見がありそうな、小さな文学である。 本が嫌いな人もつい本が好きになるかも?




アメリカの図書館には、猫のいるところも普通にあるんだなあ。
 図書館ねこ デューイ ―町を幸せにしたトラねこの物語/ヴィッキー・マイロン(著)、羽田詩津子 (翻訳)

図書館ねこ デューイ ―町を幸せにしたトラねこの物語/早川書房

¥1,646
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Arikaアイコン(小)1却ボックスから救い出された子猫の実話です。一見どこにでもありそうな、拾われた赤ちゃん猫の、18年に渡る生涯を描いた、猫の一生の物語なのですが、この猫は、著者ヴィッキーにとって家族となったばかりか、スペンサーという町の人々にも、特別な猫になったのです。
その経緯が、延々と語られた物語です。なにしろデューイは、特別に愛された猫なのですから。注目すべきはアメリカの町の図書館の様子がよく伝わってきます。何年かで契約が切れてメンバーチェンジする日本の町の図書館とは随分様子が違います。猫のデューイの名の由来も、図書館職員の仕事内容についても、面白かった。「図書館は本の倉庫ではありません。出会いの場所です。」など、ところどころ、著者の優れた見識を伺わせる図書館に関わるコメントに目がとまる。ただ、この書を、単にある図書館ねこにまつわる感動的な物語と評するのは惜しい気がする。特に猫好きでもない私が、最後まで一気に読み終えたのは、これが猫を通して、人生を確認した物語だったからです。






 ビッビ・ボッケンのふしぎ図書館/ヨースタイン ゴルデル&クラウス ハーゲルップ (著)、磯 良一 (絵)

ビッビ・ボッケンのふしぎ図書館/日本放送出版協会

¥1,728
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Arikaアイコン(小)1の歴史にまつわるミステリー仕立ての本です。ニルスとベーリットはいとこ同士。ふたりがレターブックの交換をはじめたときから、奇妙なことばかり起こるようになった。ふたりのことをなんでも知っているなぞの女ビッビは、世界中の古くてめずらしい本を集めているらしい。ビッビだけがその場所を知っている「ふしぎ図書館」にはまだ誰にも書かれていない本が収められているという。彼女はいったい何者?レターブックをつけねらうはげ頭の男のたくらみは?フィヨルドと氷河に囲まれた美しい小さな村を舞台に、これから書かれる本を探してふたりの冒険ははじまった。 実在の作家の名前などが登場していました。挿画が版画みたいな感じで、不気味さが増しました。デューイの十進分類法を初めて見ました。当然と言えば当然なのですが、欧米のための分類法なんですね。日本語版用の追記があったのは嬉しかったです。 原書はノルウェーで小学生に無料配布されたそうです。





 はてしない物語/ミヒャエル・エンデ(著)、上田 真而子&佐藤 真理子 (翻訳)

はてしない物語 (エンデの傑作ファンタジー)/岩波書店

¥3,089
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Arikaアイコン(小)1スチアンはあかがね色の本を読んでいた――ファンタージエン国は正体不明の〈虚無〉におかされ滅亡寸前。その国を救うには、人間界から子どもを連れてくるほかない。その子はあかがね色の本を読んでいる10歳の少年――ぼくのことだ! 叫んだとたんバスチアンは本の中にすいこまれ、この国の滅亡と再生を体験する。 内容は、バスチアン少年が本の世界に入り込んでしまう冒険物語。読書をすすめるうちに、いつのまにか自分がバスチアン少年と一体化してしまう不思議な感じがあじわえる。とくに中盤は山場で、物語のとんでもない展開にくぎづけになってしまう。ジャンルとしてはファンタジーに入るのかもしれないが、たんなるファンタジーにとどまらない奥深い内容になっている。しかも本のなかに謎がちりばめられているので、読み返すたびに新たな発見がある。この本は大人が読んでもおもしろいし、子供が読めば読書好きになることうけあいである。ぜひ文庫本のほうではなく、豪華装丁本で読むことをおすすめする。なぜなら、この本の装丁自体に秘密があるから。





 ファンタージエン 秘密の図書館/ラルフ・イーザウ (著)、酒寄 進一 (翻訳)

ファンタージエン 秘密の図書館/ソフトバンククリエイティブ

¥1,944
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Arikaアイコン(小)1書店が物語のスタートになります。バスチアンの冒険のきっかけを生んだあかがね色の本はどうやって古本屋に辿りついたのか?古本屋に就職希望のカール・コンラート・コレアンダーは行方不明となった店主兼ファンタージェン図書館長トルッツを探しにファンタージェンを奔走する。『はてしない物語』で育った世代が同作品をオマージュして描いたシリーズのラルフ・イーザウ版の本書、シェアワールドの作品としても素晴らしい上に発想が斜め上った。特に機械仕掛けのフッフールとか。。こんな設定誰が考えるだろう! 書かれなかった物語まで本になって集められている図書館とかもワクワクする~。行ってみたい! そして、続編『ファンタージエン 秘密の図書館』(ラルフ・イーザウ著)は、その古書店の主人が主人公で、図書館が舞台になっています。





 崖の国物語/ポール スチュワート (著)、クリス リデル(絵)

崖の国物語〈5〉最後の空賊 (ポプラ・ウイング・ブックス)/ポプラ社

¥1,728
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崖の国物語〈6〉ヴォックスの逆襲 (ポプラ・ウイング・ブックス)/ポプラ社

¥1,728
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崖の国物語〈7〉自由の森の戦い (ポプラ・ウイング・ブックス)/ポプラ社

¥1,728
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Arikaアイコン(小)1ール・スチュワート&クリス・リデル「崖の国の物語」シリーズ。ちょうど、5巻、6巻、7巻が戦う司書たちの物語です。本巻で3部作であった主人公ルークの物語が完結。ルークの出生の秘密が解き明かされる。彼は図書館員から始まり、天駆ける図書爵士。そして自由の森槍騎兵へと転々と変わっていく姿は、彼自身の成長の姿を現しているのだろう。

5巻はルーク3部作の始まり。時代はトゥイッグより後になり、浮遊石は石の巣病にかかり浮力を失くしてしまう。その時代、旧地上町の地下で大図書館を守り続けるルーク属する図書館司書学会と、対立する夜の守護聖団。ルークはオオハグレグマの研究のため地下を出て深森へ。東オオモズ市場、自由の森…そして今回なんといっても魅力的なのが登場人物たち。劣等感を抱えたフェリックス、同じく司書勲士の率直で優しいマグダ、夜の守護聖団に属しながら罪悪感を抱くザンス、もちろん懐かしい顔ぶれも。

6巻は前巻の続きとなる作品。自由の森から旧地上町の地下図書館へ戻ったルークは、偵察飛行中に事故に遭い、奴隷として売られてしまう。しかし、売られた先は、最高学位者ヴォックスの館だった。そしてヴォックスは、今の自分の境遇を恨み、膨大な悪の計画を企てていたのだった。本シリーズの面白味は、物語の構成よりも、世界観の設定にある。本巻も同様で、新しくがれきの町を含む、旧地上町が詳しく紹介されている。しかし、ヴォックスの企みによって涯の国自体に大きな災いが降りかかり、壊滅の危機を迎えようとしている。

7巻ではヴォルテックスが仕掛けた暗黒の大嵐によって壊滅したサンクタフラスクと旧地上町。住民たちは新天地を探して自由の森を目指す。一方、旧地上町が壊滅したことで鋳物工場地帯の監督官たちは、奴隷という労働力を失いつつあった。そこで彼らは、自由も森の住民を新たな労働力と見込み奴隷狩りに進軍する―― 。





 舞台裏の殺人/キャロリン・G. ハート(著)、青木 久恵 (翻訳)

舞台裏の殺人 (ミステリアス・プレス文庫)/ミステリアス・プレス

¥799
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Arikaアイコン(小)1ステリ専門書店を経営する女性、アニーが主人公。ポップなイラストで目立つ装丁ながらも、中身は骨格のしっかりしたミステリー。主人公のアニーとマックスがおしどり夫婦(この作品は結婚前ですが)なので、かなりドロドロした人間模様なのに、なぜか爽やかな印象。この作品の中のマニアックなミステリの引用もさることながら、食べ物の描写が非常に上手い。コーヒーってそんなに美味しい飲みものだったかなと思わせてしまう。私もこんなブラウワーズ・ロックでミステリ書店を開きたいなぁ。シリーズで何冊か出ています。なかなかおもしろいですよ。





 図書館の死体/ジェフ・アボット (著)、佐藤 耕士 (翻訳)

図書館の死体 (ハヤカワ・ミステリ文庫)/早川書房

¥907
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図書館の美女 (ハヤカワ・ミステリ文庫)/早川書房

¥907
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図書館の親子 (ハヤカワ・ミステリ文庫)/早川書房

¥1,080
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Arikaアイコン(小)1ェフ・アボット『図書館~』シリーズ(ハヤカワ文庫)。図書館の館長さんが謎解きをする話です。ジョーダン・ポティートは大都会での生活を捨て、生まれ故郷のテキサス州ミラボーで図書館館長を務めている。冴えない風貌の図書館長が、冴えた推理を繰り広げ、シリーズを重ねるに連れてアクションまでこなすようになるのがステキ。

「図書館の死体」では、タイトル通り図書館で死体が発見され、主人公の館長が自ら容疑を晴らそうと素人探偵を始める。そんなんで大丈夫かと思う、かなり軽率な行動が多いが、文体と相まって翻訳物にしては読みやすく重厚感はない。暴かれる人間関係の作りは見事。

「図書館の美女」では、意外とモテる主人公。そんなに魅力的かな?いまいちそこが引っかかってモヤモヤ。一つの事件と見せかけていろいろ交錯しているのは楽しかったけれど、事件より恋のさや当てに目が行ってしまって事件がかすむ。ローナのキャラが強すぎるように思った。ドロドロでグチャグチャの人間関係重視で謎に捻りがない感じがしました。

「図書館の親子」は、何の説明もなく物語に入る、最初、少年時代の話がスティーブンキングめいていていい感じ。結構仲間が死ぬ展開なので、もし、本当にこんなになったら気が気じゃない!田舎にも色々と秘密があるのね…。 今までのストーリーが伏線となって、面白さが、2割増しでした。 しかし、子どもの無邪気な悪意は底知れなくて恐ろしいです。





 刑務所図書館の人びと―ハーバードを出て司書になった男の日記
 /アヴィ スタインバーグ(著)、金原瑞人&野沢佳織 (翻訳)


刑務所図書館の人びと―ハーバードを出て司書になった男の日記/柏書房

¥2,700
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Arikaアイコン(小)1務所の図書館という普段私たちが触れることのない場所の物語です。大学は出たけれど、進むべき方向を見失っていたアヴィ。偶然手にした求人広告を見て、刑務所で働くことに。犯罪者といっても、人間味あふれる彼らにしだいに心を動かされていく。看守と受刑者、いったいどちらが正当なのか…悩みながらも奮闘する、ひとりの青年の実録。 著者は、ユダヤ教徒の家庭に生まれ、ハーバード大学を卒業、卒業後は図書館の司書として就職。このような経歴を聞くと、スーパーエリートを想像するかもしれない。しかし彼が勤めているのは、ただの図書館ではなく、ボストン刑務所の中の図書館である。刑務所と図書館、なんというコントラスト。出てくる受刑者たちの個々のエピソードだけでも濃ゆいんだけど、語り手自身も濃い来歴の持ち主だからか、ちと私には口当たりが濃厚すぎて読むのに苦労した。本書は、そんな刑務所図書館のリアルでユーモラスな日常を綴った一冊。





 ノッティングヒルの恋人/リチャード カーティス (著)、小島 由記子 (翻訳)

ノッティングヒルの恋人 (竹書房文庫)/リチャード カーティス

¥637
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Arikaアイコン(小)1人公が旅行書専門書店のオーナーです。映画化もされたので、有名どころではありますが・・・原題;Notting Hill(邦題:ノッティングヒルの恋人)です!本当の恋を求める二人の恋のゆくえを、ウエストロンドンのノッティングヒルという街を舞台に描く、最高にロマンティックな物語。ストーリーは売れない旅行専門店を経営するウィリアムと、世界一有名で美しい映画スター、アナ・スコットが奇跡的な出会いをしたことから始まります。アナはウィリアムや彼の親友たちとの交流を通じて、ハリウッドとは違うノッティングヒルの温かい雰囲気に魅せられ、癒される気持ちを感じます。しかし、アナはビバリーヒルズに住む世界一の映画スター。ウィリアムはノッティングヒルに住むただのバツイチ男…。誠実だからおかしくて、情熱的だから傷つきやすい、こんな二人の恋はどんな結末を迎えるのでしょうか…?王子様を待つ女性ならよくありがちですが、これはまさにその反対バージョン。たのしいストーリーでした。





世界各国で読まれる大ベストセラー小説!
 風の影/カルロス・ルイス サフォン (著)、木村 裕美 (翻訳)

風の影〈上〉 (集英社文庫)/集英社

¥802
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風の影〈下〉 (集英社文庫)/集英社

¥802
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Arikaアイコン(小)1書館本です。1945年バルセロナ。霧深い夏の朝、少年ダニエルは父親に連れて行かれた「忘れられた本の墓場」で1冊の本に出会った。謎の作家、都市の迷宮…。歴史、冒険、ロマンスあふれる世界的大ベストセラー。これは面白い。「忘れられた本の墓場」が出てきた時点では、「モモ」に出てくるマイスターホラの時間の国みたいなイメージを持ち、ファンタジーと思いきやミステリと思いきや、これは意外にもある種の純文学ではあります。本の墓場にて、おびただしい数の本を前にして主人公が思い浮かべたこと。「本の1冊1冊の内側には、限りない宇宙が広がっている。その建物の外側では人々の普通の生活がある。」このイメージ好きだな。本ってすごい。こんな薄っぺらい紙の中に様々な世界があるんだから。「ブッデンブローク家の人びと」「百年の孤独」「天使よ、故郷を見よ」などを想起しつつ、それはそれはあやういダニエルの彷徨を追う。傷ついてなお傷つかぬフェルミンが智天使のように見える。下巻を通じて言えることは若さ垣間見えるダニエルがとってもかわいらしいということです(笑)



小さな本の数奇な運命 /アンドレーア ケルバーケル (著)、 望月 紀子 (翻訳)

小さな本の数奇な運命 (シリーズ愛書・探書・蔵書)/晶文社

¥1,512
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Arikaアイコン(小)1代未聞、本が自らの人生を語る!一冊の本が、古書店の片隅で買い手が現れるのを待っている。ヴァカンスまでに売れなければ廃棄処分、と宣告されて。ちょっと身につまされる本の独白。60年前、新刊書店に並んだときの晴れがましさ。初めて女性の手でページをめくられたとき。本棚の隣人たち。売れる本への嫉妬。リサイクルされて段ボールになる恐怖―。“ぼく”=本は生きていて、浮き沈みもあれば、感情もある。伝えたいこともいっぱいある。本の擬人化は珍しい。手にとってもらう日を待つ、本から見た世界が描かれていました。本の側からみた私達の世界と見え方が凄く上手く書かれてました。ひょっとすると私達が本を買うのは本に呼ばれてるのかもとか古本屋に売られるのはこんな気持ちなのかもとか思いながら楽しく読む事が出来ました。 古書店で買手を待つ時のドキドキ感、他の本たちとの交流、過去の持ち主のこと、本の視点を通して見るのが面白い。テレビ、コンピュータ、携帯電話が登場したショックも生きのびたんだ。まだまだやれるよ。




 チャリング・クロス街84番地―書物を愛する人のための本/ ヘレーン・ハンフ (編集)、江藤 淳 (翻訳)

チャリング・クロス街84番地―書物を愛する人のための本 (中公文庫)/中央公論社

¥700
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Arikaアイコン(小)1ューヨークに住む本好きの女性がロンドンの古書店にあてた一通の手紙から始まった20年にわたる心温まる交流が描かれた往復書簡集。書物というものの本来あるべき姿、真に書物を愛する人々を思い、ささやかな本の存在意義の大きさを知ることになる。 最初は古書の注文のために書かれていた手紙が、次第にその世界を広げていく。途中から手紙の日付が気になりはじめた。メールの感覚からすると信じられないような長い年月が経っていることに気づく。 本を読むこと、本について考えることの楽しみ、そして懐かしい手紙のやりとりを思い出させてくれた。 この作品は読書好き(特に英米文学好き)なら、オススメです!




2013年度全米図書館協会アレックス賞受賞作
 ペナンブラ氏の24時間書店/ロビン・スローン(著)、 島村浩子(翻訳)

ペナンブラ氏の24時間書店/東京創元社

¥2,052
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Arikaアイコン(小)1業中の青年クレイが再就職した〈ミスター・ペナンブラの24時間書店〉は変わった店だった。まったく繁盛していないのに店名どおり24時間営業で、梯子付きの高い高い棚には、存在しないはずの本(Google検索にもひっかからない!)がぎっしり詰まっているのだ。暗号で書かれているらしいそれらの本の解読に、クレイは友人たちの力を借りて挑むが、それは500年越しの謎を解き明かす旅の始まりだった――すべての本好きに贈る冒険と友情、その他もろもろ盛りだくさんの物語。本とネット、アナログとデジタルのいい所と完璧でない所が交錯していて面白い。主人公の周りにたくさんの個性あふれるキャラクターたちが集まって謎を解いていくのは楽しい。本の匂いだけでなく、ページをめくる楽しさ、装丁、活字などを楽しむ人たちがいる限り、紙の本はまだまだなくならない。データだけでは伝わらない魅力が本にはたくさんある。 2013年度全米図書館協会アレックス賞受賞作。解説=米光一成





 古書店主/マーク・プライヤー(著)、澁谷正子(翻訳)

古書店主 (ハヤカワ文庫NV)/早川書房

¥1,015
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血盟の箱 ──続・古書店主 (ハヤカワ文庫 NV フ 36-2)/早川書房

¥1,058
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Arikaアイコン(小)1ーヌ河岸の古書店主が次々と消えていく。謎とたくらみに満ちた極上の小説露天の古書店が並ぶパリのセーヌ河岸。そこでアメリカ大使館の外交保安部長ヒューゴーは、年配の店主マックスから古書を二冊買った。だが悪漢がマックスを船で連れ去ってしまう。ヒューゴーは警察に通報するが、担当の刑事は消極的だった。やむなく彼は調査を始め、マックスがナチ・ハンターだったことを知る。さらに別の古書店主たちにも次々と異変が起き、やがて驚愕の事実が! 有名な作品の古書を絡めて描く極上の小説。元FBIプロファイラーで現フランスの米大使館に勤務する保安責任者ヒューゴが友人のブキニスト(古書露天商)が拉致される現場を目撃したところから事件が始まる。〝いかにもなアメリカ人〟がパリを舞台に堅苦しく駆け回るクライムノベル。第1作目ということもあるのだろう、ちょっと肩に力が入りすぎ、稀覯本・犯罪組織・ナチハンターと色々の要素を盛り込みすぎ、また割とご都合主義の展開と新人作家らしい気負いが見られる。しかしゆったりとした話の進め方、パリの街の雰囲気の描写など見るべき点も多い。書き進めるうちに良いシリーズになっていく予感がする。




 本の町の殺人/ローナ・バレット(著)、大友香奈子 (翻訳)

本の町の殺人 (創元推理文庫)/東京創元社

¥1,058
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Arikaアイコン(小)1ステリ専門書店本日開店!殺人事件の在庫はございません!古書と専門書の書店が軒を連ね、それを目当てに大量の観光客が押し寄せる、読書家の聖地、本の町ストーナム。トリシアはそんなストーナムにあるミステリ専門書店の店主だ。ヴィンテージものの初版から、新刊のベストセラーまで取りそろえたこの店は、彼女の夢と努力が詰まった大切な城。ところが経営不振だった隣の料理書専門店の店主が殺され、高価な料理本の初版が消えた。保安官は第一発見者のトリシアを容疑者扱い。なんとか容疑を晴らそうと、彼女は必死で事件を調べはじめる。本屋だらけの町を舞台にしたライトなミステリシリーズ第1弾。ミステリー専門書店の店主トリシアは、殺人事件の容疑者にされてしまい、しかたなく自ら捜査を開始する。コージーミステリーで、キャラの面白さや全体的なユーモアを楽しむ作品だと思います。ただ主人公のトリシアより、彼女の姉のアンジェリカや従業員たちのほうが魅力的なキャラに思えるのは否定できない。むしろトリシアには何回「おいっ!」とツッコミたくなったことか、そこで保安官に手の内全部さらけ出したあげくに心証をますます悪くしてどうする!?、とか。あとせっかく本の町なんだから、他の書店についてもう少し書き込んで欲しかった。とにかく「誰が?」、難しいトリックもなく楽しく読みました。 コージーものとしては、甘さもなく、まやかしもなく、気軽に楽しめる。






 サイン会の死/ローナ・バレット(著)、 大友香奈子(翻訳)

サイン会の死 (本の町の殺人2) (創元推理文庫)/東京創元社

¥1,166
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Arikaアイコン(小)1書と専門書の町、読書家の聖地ストーナム。トリシアはそんなストーナムのミステリ専門書店の店主だ。今日は『ニューヨークタイムズ』のベストセラー作家ゾウイのサイン会の日。最初で最後の全国ブックツアーの最終地点を、故郷ストーナムの小さな書店にしてくれたのだ。ゾウイのアシスタントだという姪の態度はひどかったものの、サイン会はなんとか成功。だがほっとしたのも束の間、姿が見えなくなった主役を探しにいったトリシアが見つけたのは、人気作家の変わり果てた姿だった。本屋だらけの町で起こる事件を描くライトミステリ第2弾。今回も舞台の魅力の割には本の蘊蓄や謎解きとは無縁な成り行きなのだけど、重すぎない内容が息抜きとして読むにはちょうど良い感じ。事件ではあるけれど謎はそんなに無い印象。どうやったのかは問題にならず、誰がやったのかだけが問われたみたいでした。基本的にトリシアの苦悩や苦労が前面に出ているからか、他の人の話題が出るとこれが伏線!と目立っている気がしてあんまり見てはいけないような奇妙な心境になってしまった。怒り狂ったピンク色のかすみにもなったりするアンジェリカがいなかったら退屈だったかもしれない。本の町の雰囲気はとても好きです。 主人公トリシアとその姉アンジェリカの距離感がうまく描写されていて、姉妹ってこんな感じだよねと思ったり。それと前作同様に登場する料理が美味しそうで、作者もこだわりがあるのかも。ともあれ、笑顔のハッピーエンドが爽やかで雰囲気の良い作品。




 本を隠すなら本の中に/ローナ・バレット(著)、大友香奈子 (翻訳)

本を隠すなら本の中に (創元推理文庫)/東京創元社

¥1,296
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Arikaアイコン(小)1「いますぐわたしの家から出ていって!」大学時代のルームメイト、パミーが家に転がり込んで二週間、我が物顔で家を占領するだけでなく、トリシアの大事な城であるミステリ専門書店に出て客に迷惑をかけるにいたって、ついに堪忍袋の緒が切れた。ところがトリシアが追い出したその日のうちに、こともあろうに人手不足に悩むカフェの店主でトリシアの姉アンジェリカが、うっかりパミーを雇ってしまったのだ。だがそのパミーが店の裏で殺された……。古書と専門書の町、読書家の聖地ストーナムで起こる事件を描く、ライトミステリ。本の町の殺人シリーズ第3弾。アガサ賞候補作。いやはや主人公のトリシアも彼氏の記者もなんかもう大丈夫?ってくらい性格悪くてナンダカナー(人間性に問題がある登場人物が殺されて・・・というあたり、またかって思う人もいるかも)。彼氏の書いてる新聞をバカにしちゃいかんだろ。被害者となるお友達も全くいいとこなしで、読後感がザラザラしまくりでした。 メインのストーリー以外に雑多な情報がいろいろ書いてあるので、そちらのほうが楽しめた。嬉しいこと悲しいこと新しい恋?等々読み所が沢山の一冊でした。古書店ばかりの村なんて素晴らし過ぎる。この町に住みたい!!! モデルになっているイギリスの村にも、いつか行きたい。



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