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(10月のBOOK特集)本がある場所≪自分スタイルで本と住まう≫…Arika

kage

2015/10/24 (Sat)

(2015年10月のBOOK特集)

出会い、運命、ドラマのそばにはいつもがある
本がある場所が紡ぐ物語


本のある場所1a

いま、書店や図書館、図書室、出版社など本にまつわる場所が舞台の小説が人気を博している。

出会い、運命、ドラマのそばにはいつもがある。

本好きな人にとって、本に囲まれた空間は楽しいもの。

アイコンりす総合的書籍構成編集人・・・・Arika*


≪自分スタイルで本と住まう≫


「仏壇のある美しい書庫」、施主と建築家、それぞれが描く家づくりの物語。
  書庫を建てる: 1万冊の本を収める狭小住宅プロジェクト/松原 隆一郎、堀部 安嗣 (著)

書庫を建てる: 1万冊の本を収める狭小住宅プロジェクト/新潮社

¥2,052
Amazon.co.jp

Arikaアイコン(小)1ともとは書庫づくりが目的だったわけではなく、墓や仏壇に象徴されるような「イエ」をどう残すか、それが課題だった。あふれる本をどうにかしたい、実家の思い出を残したい――。“イエ"の歴史そのものである祖父の半生を遡りながら新たな“家"を建てる家づくり。阿佐谷北、早稲田通り沿いのわずか8坪の土地に、仏壇と1万冊の本を機能的に収納したこの書庫ができるまでにはどんな経緯があったのか。土地探しから竣工まで、その過程を施主と建築家、それぞれの立場から描いたドキュメント。施工の詳細や図面など図版多数。小説家・松家仁之による書庫訪問記も収録。




積ん読仙人、もって瞑すべし。
 随筆 本が崩れる /草森紳一(著)

随筆 本が崩れる (文春新書)/文藝春秋

¥950
Amazon.co.jp

Arikaアイコン(小)1つぜん、崩れる。地震で崩れる。何万冊もの蔵書が、凶器となって、ふりかかる。これは読書の快楽への罰なのか。崩れた瞬間からはじまる抱腹、超絶、悪夢の本との格闘技。 3万冊を超える蔵書を持つ、評論家・草森紳一が本に埋もれた暮らしをユーモラスに綴る。本が崩れて風呂場に閉じ込められたエピソードなど、かなり切羽つまっている。にも関わらず、妄想を膨らませてこの状況を楽しんだりしているところが仙人と言われる所以か。これだけの本が、永代橋付近の2DKのマンションに収まっていること自体、奇跡に近い。しばらくして著者が亡くなっていたことを、磯崎新のエッセイで知った。磯崎によると「万巻の書物に囲まれ、足の踏み場もなくなり、本の山にはさまれて倒れたため、何日も発見がおくれた」という。それを踏まえて読むと、本書に紹介してある草森邸の「書物」の風景は鬼気迫るものがある。「書の仙人」として生涯を全うした著者に深い敬意と哀悼を捧げたい。ご冥福を祈ります−





不老の書。 自由奔放に老いる、を学びました。
 独居老人スタイル /都築 響一 (著)

独居老人スタイル (単行本)/筑摩書房

¥2,916
Amazon.co.jp

Arikaアイコン(小)1えて独居老人でいること。それは老いていくこの国で生きのびるための、きわめて有効なスタイルかもしれない。個性的な16人の老人たちの独居生活ぶりを活写したインタビュー集。アーティストの秋山祐徳太子の部屋は、本のみならず、さまざまなものが層になって床を埋め尽くしている。「片付けるっていうのは消極的なことでしょ」という秋山にとっては、この状態こそが活力の源なのかもしれない。それぞれは15ページほどの文章と写真とで紹介されるのだが、その少ないページの中にどれだけ生が込められているか。一人の老人の人生だけで1冊の本が書けてしまうような、中編小説のダイジェストのようであり、いい映画のダイジェストのようでもある。破天荒な人生もあれば、静かな人生もある。この本から学び取るものは「いかにして老いるか」というより「いかにして老いないか」ということ。世間や一般常識に流されず、年齢の波にさらわれず、燐として独居するスタイル、それが不老の方法。登場される方々はとても自由奔放な生活を送られている、素敵な方ばかりでした。よい意味で老人の概念を覆してくれる良書である。



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