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大人本セレクト(60)…Arikaの「今日の棚の三冊」(ブラック・ベルベット/GARM WARS 白銀の審問艦/世界は終わりそうにない)

kage

2015/11/05 (Thu)

■大人だから楽しんで読める、大人だから読んでほしい様々なジャンルの『大人本セレクト』をレビュー!
Arikaおとな本1
VOL・060

ほん運び大人だからこそ読んでほしい、Arikaの「今日の棚の三冊」




『MAZE』、『クレオパトラの夢』に続くシリーズ第3弾!
 ブラック・ベルベット/恩田陸

ブラック・ベルベット/双葉社

¥1,728
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Arika報告書v1アイコンT共和国で見つかった死体と休息を絶った科学者を結びつけるのは、想像を超えた存在だった。東と西が交差する異国で謎の女と不可思議な薬の真実を追う。読み終えるとひとつの国を旅したような気持ちになった。彼の艶ってのはほんといいなあと読むたびに思う。橘さんとの絡みがもっとあったら嬉しかった。そして最後にちゃんと着地してて良かった。トルコに行きたいなあ。トルコ料理ってなじみがない気がするから食べてみたい。次作を楽しみにしてる。




機は熟した—— 構想15年、 幻の超大作「ガルム戦記」 ついに映画化。 押井守、最新書きおろし!  GARM WARS 白銀の審問艦 /押井 守 (著)、山田 章博 (イラスト)

GARM WARS 白銀の審問艦/KADOKAWA/エンターブレイン

¥1,836
Amazon.co.jp

Arika報告書v1アイコン東京国際映画祭で公開された「The last Druid GarmWars」。その大元となったデジタルエンジン研究所時代の「ガルム戦記」を所々変更にして小説にしたもの。飛来する”セル”のために絶減危機に陥ったガルムたちは、戦闘に特化した種へと変貌していった…。地球前史、数億年前の星が舞台のSFファンタジー。時間やサイズの単位、さまざまな所で独自の単語が出てきて、世界に入り込むのが大変でした。押井氏の物語は所謂ストーリーではなくその世界の日常の連続のようなものなのかなと解釈しました。だから結末があんな感じなのだと考えると少なくともつじつまは合いそうだなと。映画化されているので、映像を見たほうが面白いかも。




膝を打ちたい気分で人生の凸凹をあじわうエッセイ集。
 世界は終わりそうにない/角田光代

世界は終わりそうにない/中央公論新社

¥1,512
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Arika報告書v1アイコンエッセイはどれを読んでも角田光代らしいと感じる。映画「八日目の蝉」の成島出監督との対談を読んで、じっくり見てみたいと思った。また、書評と好きな作家同士の対談が良かった。三浦しをんさんとの女子高トーク、よしもとばななさんとの女流作家トーク、文庫本に関する座談会ではディープな文庫世界が楽しめた。 恋愛の苦しみ、読書の深み、暮らしの滋味…。角田光代が送る、人生の凸凹を味わうエッセイ集。各章短いので電車で読むのにぴったりの本でした。 船戸与一、成島出の対談も収録。



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