【特集】池井戸潤作品★経営者たちの肖像2/2『下町ロケット』

2015/11/12 (Thu)

経営者たちの肖像2/2


その事故は事件だった!直木賞候補の話題作 ・・・・ ！
　下町ロケット

下町ロケット (小学館文庫)/小学館

￥778
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「お前には夢があるのか? オレにはある」

研究者の道をあきらめ、家業の町工場・佃製作所を継いだ佃航平は、製品開発で業績を伸ばしていた。そんなある日、商売敵の大手メーカーから理不尽な特許侵害で訴えられる。
圧倒的な形勢不利の中で取引先を失い、資金繰りに窮する佃製作所。創業以来のピンチに、国産ロケットを開発する巨大企業・帝国重工が、佃製作所が有するある部品の特許技術に食指を伸ばしてきた。
特許を売れば窮地を脱することができる。だが、その技術には、佃の夢が詰まっていた――。
男たちの矜恃が激突する感動のエンターテインメント長編!
第145回直木賞受賞作。

池井戸潤、絶対の代表作
(解説・村上貴史)





夢を語る学究肌・・・・ ！！

佃 航平（つくだ こうへい）

精密機械メーカー「佃製作所」社長


いつも正しいわけじゃないし、実際に間違うこともある。

不器用なやり方かも知れないが、やっぱりオレはモノを作りたい

（『下町ロケット』より）



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登場人物像
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幼い頃の夢は宇宙飛行士。長じてロケット工学を専攻し、宇宙科学開発機構の研究者になるが、父の死に伴って、7年前に稼業の精密機械製造業の社長を継いだ学究肌の異色経営者。

理不尽には素直に怒り、弱音も吐く素直な性格。ときには自ら社員を誘って飲みに行くなど、経営者然としていないフランクな性格。夢を語るときは少年のような純粋さを覗かせ、「社長はまだ研究者だった頃の夢が忘れられないんですよ」と古参の社員から　戒められる面もあるが、おおむね関係は良好。

資本金3000万円、従業員は200名と中堅規模ながら、エンジンに関する技術とノウハウは大企業を凌ぐと評判で、社長就任以後売り上げを3倍にアップさせた。しかし、ライバル企業から巨額の賠償金を伴う特許侵害の訴えを起こされ、さらには乗っ取りまで画策されるなど、さまざまなトラブルに直面する。

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家族
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バツイチで、母と、中高一貫の私立中学に通う反抗期の娘との3人暮らし。




WOWOW版

連続ドラマW　下町ロケット [DVD]/ポニーキャニオン

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2011年8月21日から9月18日まで毎週日曜日22:00 - 23:00に、WOWOWの連続ドラマWで放送された。

主演は三上博史。

初回は無料放送された全5話。

※基本的に原作に忠実なストーリー運びであるものの、設定の変更がされている。


TBS版

第1話 ジャパン･ドリーム感動物語の誕生!!中小企業が大企業に勝負!涙…!夢とプライド/作者不明

￥価格不明
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2015年10月18日から2015年12月20日〈予定〉毎週日曜21:00 - 21:54に、TBS系の「日曜劇場」で放送。

主演は阿部寛。

阿部の娘役は、土屋太鳳が演じる。

ナレーションは元NHKアナウンサーの松平定知が担当。

日曜劇場での池井戸潤原作作品は、『半沢直樹』（2013年）『ルーズヴェルト・ゲーム』（2014年）に次いで3作目で、前2作と共通したスタッフで制作される。また後半のストーリーは、10月3日から朝日新聞で連載されている続編『下町ロケット2 ガウディ計画』と同時進行となる。