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【特集】池井戸潤作品★現代社会でひもとく池井戸作品≪2011~2015≫

kage

2015/11/30 (Mon)

テープ1


ペンギン読む現代社会でひもとく池井戸作品≪2011~2015≫

芸能=【芸】 スポーツ=【ス】

■2011年の事象
01月20日-中国の2010年GDPが日本を抜き、世界第2位に(1位はアメリカ)
01月26日-ITUが世界のインターネット人口20億人、携帯電話契約件数50億件と発表
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03月11日-東日本大震災
03月17日-1ドル、初の77円代に
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04月

≪池井戸作品≫

池上信用金庫に勤める小倉太郎。その取引先「松田かばん」の社長が急逝した。残された二人の兄弟。
 かばん屋の相続

かばん屋の相続 (文春文庫)/文藝春秋

¥637
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銀行って、本当にドラマの源泉です


融資を見送られた印刷会社の逆転劇。異色の行員がしでかした大ミスの行方。倒産寸前の会社を巡る女社長と若手行員の奮闘など、名手が再び銀行を舞台に綴った珠玉の6編。老舗の兄弟が相続を巡って対立する表題作もまた、現実の出来事を想起させるリアルな手触り。

かばん屋の相続(2011年4月 文春文庫) - 文庫オリジナル


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06月 
オリンパスM&Aを繰り返し巨額の損失を計上
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09月02日-野田住彦内閣発足
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■2012年の事象
02月

≪池井戸作品≫

それぞれの人生とプライドをかけて挑む奇跡の大逆転とは・・・・ ! 
 ルーズヴェルト・ゲーム

ルーズヴェルト・ゲーム (講談社文庫)/講談社

¥864
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野球も、経営も、シーソーゲームが面白い


”ときに恐ろしく苦しいが、楽しくもある。 まるで人生そのものです”。経営陣と実業団野球部、それぞれの戦いが呼応し、大きなドラマを織りなす爽快な逆転劇。若者(野球部)、中年(現経営陣)、大御所(旧経営陣ほか)と、年代ごとに味のあるキャラ多数。

ルーズヴェルト・ゲーム(2012年2月 講談社 / 2014年3月 講談社文庫)


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03月12日 - 世界の人口が70億人突破
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06月

≪池井戸作品≫

半沢直樹、出向! あのドラマの続きが読める!
子会社の証券会社に出向した半沢に舞い込んだ巨額の案件を親会社が横取り。
「倍返し」を決意した半沢はIT業界を舞台に反撃に出る。  

 ロスジェネの逆襲

ロスジェネの逆襲 (文春文庫)/文藝春秋

¥756
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いろいろあって彼も大人になりました


前作『花バブ』からおよそ4年を経て執筆された、半沢シリーズ第3作。出向先でも「倍返し」は当たり前? 虚無感を抱えがちなロスト・ジェネレーション世代の部下たちを、半沢がたしなめつつ温かく引っ張り上げていく手法は、世の上司たちすべてのお手本。題は”逆襲”ですが、バブルとロスジェネが闘わず、一緒にやっていく話。世代論は血液型診断みたいなもので、あんまり意味がないと思う。それを逆説的に小説にした作品。

ロスジェネの逆襲(2012年6月 ダイヤモンド社)


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08月22日-ロシアWTO加盟
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09月11日-尖閣諸島国有化
09月 JPモルガン・チェース巨額損失事件
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11月06日-アメリカ大統領選、オバマ勝利

≪池井戸作品≫

筋書きのない会議がいま、始まる―。 “働くこと”の意味に迫る、クライム・ノベル! 
 七つの会議

七つの会議/日本経済新聞出版社

¥1,620
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事件は、会議室でも起こっている!


エリートに万年二番手、アウトロー、事務職女子から経営者まで、さまざまな立場の人々の視点からひとつの企業の内部構造を描き出した、立体的連作短編集。会議という、一見動きに乏しいシチュエーションが、かえって心理戦の白熱ぶりを引き立てている。手法としては『シャイロック~』の一般企業版でしょうか。万年係長の八角さんという人が出てきますが、気に入っているキャラクターのひとり。こういうおっさん、好きです。

七つの会議(2012年11月 日本経済新聞出版社)


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12月26日-第二次安部晋三内閣発足
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■2013年の事象
02月23日-安部首相、オバマ大統領との会議でTPP参加を表明
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07月18日-アメリカ・デトロイト市が破産

≪池井戸作品≫

直木賞作家が“身近に潜む恐怖”を描く文庫オリジナル長編!
 ようこそ、わが家へ

ようこそ、わが家へ (小学館文庫)/小学館

¥751
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家庭に、職場に迫る影。 戦慄のホームドラマ!


平凡なサラリーマン・太一が、ささいなきっかけからストーカーの標的に? 突如として恐怖に塗り籠められる日常、それと時を同じくして、職場でも問題が勃発。厳しい立場に立たされつつも、家族で一丸となり、問題に立ち向かっていく一家の姿は清々しい。いい家族。職場で太一を助ける茶髪のシングルマザー・摂子さんが、いい味出してます。

ようこそ、わが家へ(2013年7月 小学館文庫) - 文庫オリジナル


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■2014年の事象
04月01日 - 消費税5%→8%引き上げ
04月09日 -Windows XPのサポート期間終了
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08月

≪池井戸作品≫

半沢直樹シリーズ第4弾、今度の相手は巨大権力! 新たな敵にシリーズ史上最大の倍返し!  
 銀翼のイカロス

銀翼のイカロス/ダイヤモンド社

¥1,620
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日本の”折れた翼”を修復せよ!


銀行と航空会社に加え、政界、官庁、それぞれの論理と建前、因襲が交錯する中、最前線に戻った型破りバンカー・半沢直樹の怒りが炸裂する! 新キャラが続々登場する中、かつて半沢に煮え湯を飲まされた天敵、あの”史上最凶のおネエ”も華麗に再登板。池井戸さんの作品はバブルにはじまり、IT、航空再編など、今の時代が舞台になっているので、本当にわかりやすく読めます。今回の舞台は経営破綻したJALをモデルにした帝国航空。記憶に新しいこともあり、実際に繰り広げられた政治屋同士の覇権争いもモデルがすぐに想定できるし、全体も把握しやすかったです。作品内ではいつもどおりの半沢節で複雑にからむ政治家、ドラマでもお馴染みのあの人にバッサバッサと物申す! 終盤に繰り広げられるやりとりは読むだけでその様が目に浮かぶ。

銀翼のイカロス(2014年8月 ダイヤモンド社)


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■2015年の事象
01月07日 - フランス・パリの政治週刊紙「シャルリー・エブド」本社がイスラム過激派の男2人により銃撃され、12人死亡、4人重傷
01月09日-パリ郊外ダマルタン=アン=ゴエルで人質を取り立てこもっていた容疑者2名をフランス警察特殊部隊が射殺
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05月02日 - イギリス王室のキャサリン妃が第2子の女児を出産
※「シャーロット・エリザベス・ダイアナ」と命名、イギリス王位継承順位第4位となる
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11月13日 - パリで同時多発テロ事件、6カ所の場所で乱射や爆発が起き、120人超の死者

≪池井戸作品≫

その部品があるから救われる命がある。ロケットから人体へ――。佃製作所の新たな挑戦!  
 下町ロケット2 ガウディ計画

下町ロケット2 ガウディ計画/小学館

¥1,620
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ロケットから人体へ―佃製作所の新たな挑戦、ふたたび!?


ロケットエンジンのバルブシステムの開発により、倒産の危機を切り抜けてから数年――。大田区の町工場・佃製作所は、またしてもピンチに陥っていた。量産を約束したはずの取引は試作品段階で打ち切られ、ロケットエンジンの開発では、NASA出身の社長が率いるライバル企業とのコンペの話が持ち上がる。そんな時、社長・佃航平の元にかつての部下から、ある医療機器の開発依頼が持ち込まれた。「ガウディ」と呼ばれるその医療機器が完成すれば、多くの心臓病患者を救うことができるという。しかし、実用化まで長い時間と多大なコストを要する医療機器の開発は、中小企業である佃製作所にとってあまりにもリスクが大きい。苦悩の末に佃が出した決断は・・・・・・。医療界に蔓延る様々な問題点や、地位や名誉に群がる者たちの妨害が立ち塞がるなか、佃製作所の新たな挑戦が始まった。内容は、前作と同じく大企業 vs. 中小企業の戦いが複数に絡み合い、勧善懲悪の物語になっています。「最後は勝つ」と分かっていても、飽きさせず、ハラハラする展開はさすが池井戸潤さんだと思いました。

下町ロケット2 ガウディ計画(2015年11月5日 小学館)


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