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〈ようこそ ファンタジーの世界へ〉「北風のうしろの国」「リリス」/ジョージア・マクドナルド

kage

2016/04/25 (Mon)

4月の特集〈ようこそ ファンタジーの世界へ〉
ファンタジー1a

子どものころは夢の世界が大好きで、妖精や小人や魔法の世界へ行ってみたいと願っていました。

でも、ちょっと待てよ!

物語の主人公たちのように勇気も知恵もない私が行ったところで、勇敢な冒険はできそうにないと気づいたのでした。

ファンタジーは本の世界で十分。

だって、思う存分想像の羽は広げられるんですもの。

ゆっくりじっくり腰を落ち着けて、どっぷりあちらの世界へ誘ってくれるファンタジーをいろいろご紹介。

ワクワクしていた子供心を思い出す本を集めてみました。

アイコンりす今回の書籍案内人・・・・Arika


ワクワクしていた子供心を思い出す本を集めてみました。
ファンタジーの国へ、ようこそ。

 北風のうしろの国/ジョージ・マクドナルド(著) アーサー・ヒューズ (絵) 中村 妙子 (訳)  
 リリス/ジョージ・マクドナルド(著) 荒俣 宏 (翻訳)


北風のうしろの国 (ハヤカワ文庫 FT ハヤカワ名作セレクション)/早川書房

¥950
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リリス (ちくま文庫)/筑摩書房

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Arikaアイコン(小)1「指輪物語」や「ナルニア国物語」以前の、セピア色した幻想の物語!
『北風のうしろの国』をご存じだろうか? そこは旧約聖書詩篇第126篇にあたるような、「もはや死もなく、悲しみも、叫びも、痛みもない」ところ。幼く愛らしい少年ダイヤモンドが出会ったのは、美貌の女性「北風」。彼女は時に妖精のように野の花をそっとゆすり、時に嵐の海で豪華客船を沈ませる。彼は北風の胸に抱かれて空を走り、そして北風の後ろの後ろの国で聞いた音楽に耳を澄ませ、周りの人々にその喜びを分け与える。エレガントでそして粗暴な北風と真珠のような男の子の物語に耳を傾けよう。

古典ファンタジーの祖マクドナルドが描くもう一人の美貌のヒロイン・リリス。万華鏡の中に放り込まれたかのように、大鴉のしわがれ声と禅問答をさせられ、白骨に躍りかかられる。めくるめく夢幻の世界に翻弄させるのは被虐の喜びかもしれない。主人公・ヴェインと共に不可思議な世界を旅し、旅の終りに「真の世界への旅立ち」は死の扉が開けられた時始まると知ります。目に見える現実の世界だけではなく、未だ見ぬ世界からの心への問いかけ、抱く夢はまぎれもない現実となる、と作者は「リリス」を通して永遠に語りかけます。聖書的な表現が多いですが、リリスは「キリスト教の根本原理」を描いたのもではなく、キリスト教的な世界観の上に成り立っていると見るのが自然だと思います。マクドナルド流「魂の解放」の書です。 ただ内容的には、魔性の女・リリスが一方的に悪者扱いされていたりして、その辺りは時代的限界なのでしょうが、いずれにしても、英国ファンタジー史上、最もイマジネイティヴな傑作なので、興味のある方にはオススメです。





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