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(2016年メディアミックス作品)6月17日に映画公開される原作&コミック

kage

2016/06/17 (Fri)

さる1

2016年に映画化・ドラマ化・アニメ化のメディアミックス作品をご紹介!!
 ■ 映 画 化 作 品(6月17日全国公開)

6月17日(金)公開
・帰ってきたヒトラー
 


映画化・ドラマ化・アニメ化のメディアミックス作品をご紹介!!

映画公開前にチェックするもよし、見た後でじっくり復習するもよし。

合わせて原作本・コミックを楽しんでください!







ジャンル:コメディ
 帰ってきたヒトラー  【6月17日公開】

帰ってきたヒトラー 上 (河出文庫 ウ 7-1)/河出書房新社

¥691
Amazon.co.jp

【上巻目次】
序章 ドイツで目覚める
1章 2011年8月30日————ヒトラー復活
2章 おたくはアドルフ・ヒトラーに見えるよ
3章 ガソリン臭い制服
4章 ただひとり、私だけの力で
5章 ねえ、サインもらえない?
6章 そのメイキャップはご自分で?
7章 あきれたテレビ
8章 プロダクション会社に採用
9章 ほんとうの名前
10章 骨の髄まで芸人
11章 ドイツ式敬礼、知ってます
12章 アドレス設定狂想曲
13章 愚劣な政治家ども
14章 ふたたび表舞台へ
15章 総統に乾杯!
16章 ユーチューブに出ているんですよ!
17章 アクセス数が70万回を超えました!
18章 お嬢さん、泣かないでくれ


帰ってきたヒトラー 下 (河出文庫)/河出書房新社

¥691
Amazon.co.jp

【下巻目次】
19章 新聞の一面に載る
20章 謎の女
21章 〈ウサギ耳の犬〉という名のキツネ
22章 あなたはナチスなの?
23章 極右政党本部への突撃取材
24章 孤独なクリスマス
25章 検察に突き出されるぞ!
26章 〈ビルト〉紙への反撃
27章 〈ビルト〉紙の降伏
28章 グリメ賞の受賞
29章 真実
30章 彼が帰ってきた
31章 狂乱のオクトーバーフェスト
32章 陰謀の真相
33章 ネオナチの襲撃
34章 入院の顛末
35章 英雄の本
36章 また歩き出す


■内容紹介
テレビで演説をぶった芸人ヒトラーは新聞の攻撃にあうが民衆の人気は増すばかり。極右政党本部へ突撃取材を行なった彼は、徐々に現代ドイツの問題に目覚め、ついに政治家を志していくことに…。静かな恐怖を伴ったこの爆笑小説は、ドイツで大反響を巻き起こした。本国で二五〇万部を売り上げ、映画で二四〇万人動員したベストセラー小説の待望の文庫化。

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■原作の感想
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Arikaアイコン(小)1タイムスリップものではあるが、毒を含んでいて、なかなか笑える。
上から目線で誠に申し訳ないが、翻訳家のセンスが素晴らしいw!!

旧敗戦国民の本音と建前。日本に比べてドイツは「建前」の対外活用が格段に上手かった。しかし経年変化等により、隠れていた破綻が随所で明確化しつつある。その核心を内部から突くたとえ話の傑作が、「帰ってきたヒトラー」です。ヒトラーがそのまま現代に蘇ったらどうなるか…というもしもシリーズのようなSF作品。ヒトラーが読者に語りかけるような文体がとても読みやすいし、ヒトラーが現代のテクノロジーや文化に戸惑ったり独自の解釈を考えるところが非常に面白い。ヒトラーがテレビのチャンネルを回して料理番組はつまらんとかいいながら貧困家庭のドキュメンタリー番組が気になっているのが笑いました。制服はどこにあるか聞かれた時、クリーニング屋だ!と大きな声で言うくだりも笑いました。特に携帯電話のくだりは笑ったw筋金入りのモノマネお笑い芸人としてメディアに取り上げられるんだけど、周囲の人々と接する様子もリアル。そりゃ周りからするとヒトラーの発言に「お、おう…」みたいなリアクションになるよねw

上巻は比較的コメディ要素が強く、下巻では物語が進むにつれ現代のヒトラーへと変化していく。そこに現れたのは優秀なスタッフに支えられ、一方では敵対する相手を粉砕し、必要によっては妥協する、現代の狡猾な政治家ヒトラーの姿。齟齬と誤解の結果から得た人気によって、当初は笑えるほどに顕著だったヒトラーと現代ドイツの齟齬そのものが少しずつ埋まっていく。ヒトラーの姿形をしているからこそ権力への道を進むことができたという矛盾こそが本作最大に皮肉ではなかろうかと…。 ヒトラーのギャップに最後まで笑えるのだけども、ヒトラーはあの時代あれだけ支持されたのだから人間的に魅力がないわけじゃない、そこも正面から描かれてて恐ろしくもありました。

ドイツの現状への不満や、ある意味日本以上に戦争に対する、ナチ的なモノへのアンタッチャブルな姿勢が感じられるが、「我が闘争」の再版や本書のような本がキチンとコメディとして受容されている限り、ドイツは大丈夫だという気がします。興味深いのはドイツの人たちって「ナチネタなんかもう古いんだよ」って台詞が普通に出てくるくらい、ナチスやヒトラーのことをギャグにしてるの!?と思ったり、でもドイツ国内ではヒトラーの本が出版されてなかったり、周りの人のヒトラー本人の発言への微妙な対応など、タブーなのか、本音の部分ではどう捉えてるのかなど、ドイツ人のマライ・メントライン氏による解説が興味深かった。やはりドイツでは長年ナチスはタブーで、だからこそこの本がドイツで売れたことは凄いし、イスラエル人が「ドイツ人が自身の過去に対して健全な距離をとり、それを笑えるようになったことを非常に前向きにとらえています」と語ってて、あー戦後70年経ったんだなあと思いました。 日本でこうした本が刊行された場合、はたして笑って受容できるだろうか?そうした事実に気がつかせてくれるところも一流の風刺小説だと思いました。表紙のインパクトもあり(笑)、個人的には正直、文庫でこの分量ならば上下巻でなく一巻本にまとめて欲しかったです。





■映画ストーリー
ナチス・ドイツを率いて世界を震撼(しんかん)させた独裁者アドルフ・ヒトラー(オリヴァー・マスッチ)が、現代によみがえる。非常識なものまね芸人かコスプレ男だと人々に勘違いされる中、クビになった局への復帰をもくろむテレビマンにスカウトされてテレビに出演する。何かに取りつかれたような気迫に満ちた演説を繰り出す彼を、視聴者はヒトラー芸人としてもてはやす。戦争を体験した一人の老女が本物のヒトラーだと気付くが……。

★映画チェック★
ティムール・ヴェルメシュのベストセラー小説を実写化したコメディードラマ。独裁者アドルフ・ヒトラーが突如として現代に出現し、奇想天外かつ恐ろしい騒動を引き起こす。舞台を中心に活躍するオリヴァー・マスッチがヒトラーを演じ、「トレジャー・ハンターズ アインシュタインの秘宝を追え!」などのファビアン・ブッシュや『ビッケと神々の秘宝』などのクリストフ・マリア・ヘルプストらが脇を固める。21世紀の民衆が、知らず知らずのうちにヒトラーに扇動されていくさまに注目。


■スタッフ
監督: ダーヴィト・ヴネント
脚本: ミッツィ・マイヤー
原作: ティムール・ヴェルメシュ
製作: クリストフ・ムーラー / ラース・ディートリヒ
製作総指揮: オリヴァー・ベルビン / マーティン・モスコウィック
製作補: セルゲイ・ルービンシュタイン
撮影監督: ハンノ・レンツ
キャスティング: ウルリケ・ムーラー
ラインプロデューサー: クラウス・スピンラー
セットデザイナー: ジェニー・ルースラー
衣装: エルケ・フォン・ジヴァース
ヘアメイク: ジャネット・ラツェルスベルガー / グレゴール・エクスタイン
編集: アンドレアス・ヴォドラシュケ
音楽: エニス・ロトホフ
英題:LOOK WHO'S BACK
製作年:2015年
製作国:ドイツ
日本公開:2016年6月17日 (TOHOシネマズ シャンテほか)
上映時間:1時間56分
配給:ギャガ
製作会社:Mythos Film
製作協力:Claussen Wobke Putz Filmproduktion / Constantin Film Produktion

■キャスト
アドルフ・ヒトラー: オリヴァー・マスッチ
ファビアン・ザヴァツキ: ファビアン・ブッシュ
クリストフ・ゼンゼンブリンク: クリストフ・マリア・ヘルプスト
カッチャ・ベリーニ: カッチャ・リーマン
フランツィスカ・クレマイヤー: フランツィスカ・ヴルフ
キオスクのオーナー: ラルス・ルドルフ
ミヒャエル・ヴィツィヒマン: マイケル・ケスラー
ケルントナー局長: トーマス・ティーメ



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