FC2ブログ
2019 11 « 1.2.3.4.5.6.7.8.9.10.11.12.13.14.15.16.17.18.19.20.21.22.23.24.25.26.27.28.29.30.31. »  2020 01

(小説で読み解く「女の一生」4⃣)「虹色天気雨」大島真寿美(著)

kage

2016/06/19 (Sun)

女の一生1

女の生き方を題材にした注目作が、女性作家により近年多数刊行されている。

4つの側面に分けて、いま読むべき作家をご紹介。


アイコンりす今回の書籍案内人・・・・Arika


4⃣女同士の友情
恋にも家族愛にも似た、女同士の微妙なこの感情の正体を探る。


書店員さんがいま一番読みたい作家・・・大島真寿美

大島真寿美と言う作家は天才だ。

文章から、情景を思い浮かばせて、どんどんストーリーに陥れる魅力は時間を忘れる。

それぞれの恋愛模様を活写することにより、

価値観の違いというか人生観の違いを描きだし、

メインターゲットとなっている女性読者に対して大きな共感を得る。



 虹色天気雨/大島真寿美(著)

虹色天気雨 (小学館文庫)/小学館

¥535
Amazon.co.jp

Arikaアイコン(小)1遠くの親戚より近くの親友。アラサ―女性3人の友情物語!
失踪した夫を探そうとする奈津と、その娘を預かる市子、年下の恋人のいるまりという、三人の幼馴染のにぎやかな日常を描く。主人公は独身女性・市子。幼馴染みの奈津から早朝に電話で起こされ、旦那が失踪したので娘の美月を、預かって欲しいと連絡が入る。三人は中学時代からの女友達。専業主婦の奈津が、失踪した夫を探す為に市子に一人娘美月を預けるところから始まる物語。20年以上も友達関係が続き、友の娘を自分の娘のように扱い、応援できるって凄い。彼とも別れ、子供もいない市子やまりにとっては、姪よりも気の置けない存在のようです。この三人の女性の相手の男性が不甲斐ない。友がいなかったら、ウツウツと落ち込むでしょうが、奈津の靭さに驚きもしました。クヨクヨせずに前に進む姿勢に拍手したいです。女友達で集まれば、怖いものはないように思えます。 奈津以外にも、仲間が沢山いる。みんな温かい。女友達の友情とその周辺の出来事の話だが、子育て中はなかなか昔馴染みの友達とはこんなにどっぷり付き合いにくい物なのに・・、と、ちょっと思いながら読了。 この作者がこんなタイプの作品を書くとは知らなかったので、一文が心地よく長い。スープの冷めない距離…と言う言葉があるけれど、この物語の登場人物は、心の温度が冷めない距離を長い時間維持し続けている。




大島 真寿美(おおしま ますみ)

日本の小説家。

愛知県名古屋市出身。

南山短期大学卒業。

☑受賞歴
1992年、「春の手品師」で第74回文學界新人賞受賞。

2012年、「ピエタ」で第9回本屋大賞第3位。

2014年、「あなたの本当の人生は」で第152回直木三十五賞候補。




関連記事
スポンサーサイト



コメントフォーム

kage


URL:




Comment:

Password:

Secret:

管理者にだけ表示を許可する

この記事へのトラックバック