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ずっと読み継がれる名作中の名作「新潮文庫ロングセラーTOP20(※初版刊行~2016年3月末の累計発行部数)」

kage

2016/08/21 (Sun)

ずっと読み継がれる名作中の名作

ほん運び 新潮文庫ロングセラーTOP20
(※初版刊行~2016年3月末の累計発行部数)


1位
 こころ/夏目漱石(著)

友情と恋の、どちらかを選ばなくてはならなくなったら、どうしますか……。

こころ (新潮文庫)/夏目 漱石

¥400
Amazon.co.jp

鎌倉の海岸で、学生だった私は一人の男性と出会った。不思議な魅力を持つその人は、“先生”と呼んで慕う私になかなか心を開いてくれず、謎のような言葉で惑わせる。やがてある日、私のもとに分厚い手紙が届いたとき、先生はもはやこの世の人ではなかった。遺された手紙から明らかになる先生の人生の悲劇――それは親友とともに一人の女性に恋をしたときから始まったのだった。





2位
 人間失格/太宰治(著)

この主人公は自分だ、と思う人とそうでない人に、日本人は二分される。

人間失格【新潮文庫】 (新潮文庫 (た-2-5))/太宰 治

¥302
Amazon.co.jp

「恥の多い生涯を送って来ました」。そんな身もふたもない告白から男の手記は始まる。男は自分を偽り、ひとを欺き、取り返しようのない過ちを犯し、「失格」の判定を自らにくだす。でも、男が不在になると、彼を懐かしんで、ある女性は語るのだ。「とても素直で、よく気がきいて(中略)神様みたいないい子でした」と。ひとがひととして、ひとと生きる意味を問う、太宰治、捨て身の問題作。




3位
 老人と海/アーネスト・ヘミングウェイ(著)、福田恆存(訳)

男は死ぬまで闘いだ。

こんなに薄い本でそれを悟れる君は幸福とだけ言っておく。


老人と海 (新潮文庫)/新潮社

¥464
Amazon.co.jp

キューバの老漁夫サンチャゴは、長い不漁にもめげず、小舟に乗り、たった一人で出漁する。残りわずかな餌に想像を絶する巨大なカジキマグロがかかった。4日にわたる死闘ののち老人は勝ったが、帰途サメに襲われ、舟にくくりつけた獲物はみるみる食いちぎられてゆく……。徹底した外面描写を用い、大魚を相手に雄々しく闘う老人の姿を通して自然の厳粛さと人間の勇気を謳う名作。





4位
 坊っちゃん/夏目漱石(著)

坊っちゃん (新潮文庫)/夏目 漱石

¥309
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松山中学在任当時の体験を背景とした初期の代表作。物理学校を卒業後ただちに四国の中学に数学教師として赴任した直情径行の青年“坊っちゃん”が、周囲の愚劣、無気力などに反撥し、職をなげうって東京に帰る。主人公の反俗精神に貫かれた奔放な行動は、滑稽と人情の巧みな交錯となって、漱石の作品中最も広く愛読されている。近代小説に勧善懲悪の主題を復活させた快作である。





5位
 異邦人/カミュ/著、窪田啓作/訳

人間らしくホンネで生きていくことって本当は、非常識なことかもしれないな。

異邦人 (新潮文庫)/新潮社

¥432
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母の死の翌日海水浴に行き、女と関係を結び、映画をみて笑いころげ、友人の女出入りに関係して人を殺害し、動機について「太陽のせい」と答える。判決は死刑であったが、自分は幸福であると確信し、処刑の日に大勢の見物人が憎悪の叫びをあげて迎えてくれることだけを望む。通常の論理的な一貫性が失われている男ムルソーを主人公に、理性や人間性の不合理を追求したカミュの代表作。





6位
 友情/武者小路実篤(著)

好きな女の子と卓球をすることに――。

あなたならわざと負ける? それとも……。


友情 (新潮文庫)/武者小路 実篤

¥400
Amazon.co.jp

脚本家野島と、新進作家の大宮は、厚い友情で結ばれている。野島は大宮のいとこの友人の杉子を熱愛し、大宮に助力を願うが、大宮に心惹かれる杉子は野島の愛を拒否し、パリに去った大宮に愛の手紙を送る。野島は失恋の苦しみに耐え、仕事の上で大宮と決闘しようと誓う――青春時代における友情と恋愛との相克をきめこまかく描き、時代を超えて読みつがれる武者小路文学の代表作。





7位
 雪国/川端康成(著)

身も心も愛してほしいのに、なぜ男は冷たいふりをするのよ。

雪国 (新潮文庫 (か-1-1))/新潮社

¥389
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親譲りの財産で、きままな生活を送る島村は、雪深い温泉町で芸者駒子と出会う。許婚者の療養費を作るため芸者になったという、駒子の一途な生き方に惹かれながらも、島村はゆきずりの愛以上のつながりを持とうとしない――。冷たいほどにすんだ島村の心の鏡に映される駒子の烈しい情熱を、哀しくも美しく描く。ノーベル賞作家の美質が、完全な開花を見せた不朽の名作。








8位
 破戒 /島崎 藤村 (著)

言われのない差別と偏見の中で丑松が生きた明治。

21世紀の世の中は変わりましたか?


破戒 (新潮文庫)/島崎 藤村

¥767
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明治後期、部落出身の教員瀬川丑松は父親から身分を隠せと堅く戒められていたにもかかわらず、同じ宿命を持つ解放運動家、猪子蓮太郎の壮烈な死に心を動かされ、ついに父の戒めを破ってしまう。その結果偽善にみちた社会は丑松を追放し、彼はテキサスをさして旅立つ。激しい正義感をもって社会問題に対処し、目ざめたものの内面的相剋を描いて近代日本文学の頂点をなす傑作である。[付・北小路健「『破戒』と差別問題」]





9位
 悲しみよこんにちは/フランソワーズ・サガン(著) 河野万里子(訳)

海外名作新訳コレクション。

南仏の陽光に導かれ、セシルは悲劇への扉を開く――。

解説・小池真理子。

少女小説の聖典、半世紀を経て新訳成る!


悲しみよこんにちは (新潮文庫)/新潮社

¥529
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セシルはもうすぐ18歳。プレイボーイ肌の父レイモン、その恋人エルザと、南仏の海辺の別荘でヴァカンスを過ごすことになる。そこで大学生のシリルとの恋も芽生えるが、父のもうひとりのガールフレンドであるアンヌが合流。父が彼女との再婚に走りはじめたことを察知したセシルは、葛藤の末にある計画を思い立つ……。20世紀仏文学界が生んだ少女小説の聖典、半世紀を経て新訳成る。





10位
 斜陽/太宰治(著)

「僕は恥ずかしさのために死にそうです」。

カッコよく、堕ちていくのも悪くない。


斜陽 (新潮文庫)/新潮社

¥367
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破滅への衝動を持ちながらも“恋と革命のため”生きようとするかず子、麻薬中毒で破滅してゆく直治、最後の貴婦人である母、戦後に生きる己れ自身を戯画化した流行作家上原。没落貴族の家庭を舞台に、真の革命のためにはもっと美しい滅亡が必要なのだという悲壮な心情を、四人四様の滅びの姿のうちに描く。昭和22年に発表され、“斜陽族”という言葉を生んだ太宰文学の代表作。




11位
 金閣寺/三島由紀夫(著)

コンプレックス。挫折。美。

23歳の男は、なぜ金閣を炎上させたか。 


金閣寺1

一九五〇年七月一日、「国宝・金閣寺焼失。放火犯人は寺の青年僧」という衝撃のニュースが世人の耳目を驚かせた。この事件の陰に潜められた若い学僧の悩み――ハンディを背負った宿命の子の、生への消しがたい呪いと、それゆえに金閣の美の魔力に魂を奪われ、ついには幻想と心中するにいたった悲劇……。31歳の鬼才三島が全青春の決算として告白体の名文に綴った不朽の金字塔。





12位
 潮騒/三島由紀夫(著)

世界の「MISHIMA」、この時29歳。

純潔無垢でパーフェクトな恋物語。 


潮騒 (新潮文庫)/三島 由紀夫

¥497
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文明から孤絶した、海青い南の小島――潮騒と磯の香りと明るい太陽の下に、海神の恩寵あつい若くたくましい漁夫と、美しい乙女が奏でる清純で官能的な恋の牧歌。人間生活と自然の神秘的な美との完全な一致をたもちえていた古代ギリシア的人間像に対する憧れが、著者を新たな冒険へと駆りたて、裸の肉体と肉体がぶつかり合う端整な美しさに輝く名作が生れた。






13位
 塩狩峠/三浦綾子(著)

他人の犠牲になんてなりたかない、誰だってそうさ

――そうだろうか、本当に? 


塩狩峠 (新潮文庫)/新潮社

¥767
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結納のため、札幌に向った鉄道職員永野信夫の乗った列車は、塩狩峠の頂上にさしかかった時、突然客車が離れて暴走し始めた。声もなく恐怖に怯える乗客。信夫は飛びつくようにハンドブレーキに手をかけた……。明治末年、北海道旭川の塩狩峠で、自らを犠牲にして大勢の乗客の命を救った一青年の、愛と信仰に貫かれた生涯を描き、生きることの意味を問う長編小説。





14位
 伊豆の踊子/川端康成(著)

旅の終りにひとすじの涙……

これが孤独なぼくの初恋なんだ。 


伊豆の踊子 (新潮文庫)/新潮社

¥389
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旧制高校生である主人公が孤独に悩み、伊豆へのひとり旅に出かける。途中、旅芸人の一団と出会い、そのなかの踊子に、心をひかれてゆく。清純無垢な踊子への想いをつのらせ、孤児意識の強い主人公の心がほぐれるさまは、清冽さが漂う美しい青春の一瞬……。ほかに『禽獣』など3編を収録。巻末の三島由紀夫による「解説」は、川端文学の主題と本質についてするどく論じている。





15位
 変身×カフカ/フランツ・カフカ/著、高橋義孝/訳

世界文学史上最高の問題作。

変身 (新潮文庫)/新潮社

¥350
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ある朝、気がかりな夢から目をさますと、自分が一匹の巨大な虫に変わっているのを発見する男グレーゴル・ザムザ。なぜ、こんな異常な事態になってしまったのか……。謎は究明されぬまま、ふだんと変わらない、ありふれた日常がすぎていく。事実のみを冷静につたえる、まるでレポートのような文体が読者に与えた衝撃は、様ざまな解釈を呼び起こした。海外文学最高傑作のひとつ。





16位
 車輪の下/ヘルマン・ヘッセ/著、高橋健二/訳

いい学校に行くだけが人生か? 

傷つきながらも旅立とうとする君、これを読め。


車輪の下 (新潮文庫)/新潮社

¥367
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ひたむきな自然児であるだけに傷つきやすい少年ハンスは、周囲の人々の期待にこたえようとひたすら勉強にうちこみ、神学校の入学試験に通った。だが、そこでの生活は少年の心を踏みにじる規則ずくめなものだった。少年らしい反抗に駆りたてられた彼は、学校を去って見習い工として出なおそうとする……。子どもの心と生活とを自らの文学のふるさととするヘッセの代表的自伝小説。





17位
 点と線/松本清張(著)

黒々とした悪を立派に推進中。

善良そうなそいつも。いかにも悪そうなあいつも。 


点と線 (新潮文庫)/新潮社

¥562
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九州博多付近の海岸で発生した、一見完璧に近い動機づけを持つ心中事件、その裏にひそむ恐るべき奸計! 汚職事件にからんだ複雑な背景と、殺害時刻に容疑者は北海道にいたという鉄壁のアリバイの前に立ちすくむ捜査陣……。列車時刻表を駆使したリアリスティックな状況設定で推理小説界に“社会派”の新風を吹きこみ、空前の推理小説ブームを呼んだ秀作。





18位
 黒い雨/井伏鱒二(著)

あの20世紀最大の悲劇を、坦々と、静かな語り口で後世に伝える――小説の力だ。 

黒い雨 (新潮文庫)/新潮社

¥724
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一瞬の閃光に街は焼けくずれ、放射能の雨のなかを人々はさまよい歩く。原爆の広島――罪なき市民が負わねばならなかった未曾有の惨事を直視し、“黒い雨”にうたれただけで原爆病に蝕まれてゆく姪との忍苦と不安の日常を、無言のいたわりで包みながら、悲劇の実相を人間性の問題として鮮やかに描く。被爆という世紀の体験を、日常の暮らしの中に文学として定着させた記念碑的名作。





19位
 三四郎/夏目漱石(著)

三四郎は、君だ。

恋の悩み、学問への疑問、友との関係……

何度読んでも新鮮な気持ちになれるみずみずしい永遠の傑作。 


三四郎 (新潮文庫)/新潮社

¥367
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熊本の高等学校を卒業して、東京の大学に入学した小川三四郎は、見る物聞く物の総てが目新しい世界の中で、自由気儘な都会の女性里見美禰子に出会い、彼女に強く惹かれてゆく……。青春の一時期において誰もが経験する、学問、友情、恋愛への不安や戸惑いを、三四郎の恋愛から失恋に至る過程の中に描いて『それから』『門』に続く三部作の序曲をなす作品である。





20位
 あすなろ物語/井上 靖(著)

夢を見ても許されるのは、何歳までなんだろう――。 

あすなろ物語 (新潮文庫)/新潮社

¥562
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天城山麓の小さな村で、血のつながりのない祖母と二人、土蔵で暮らした少年・鮎太。北国の高校で青春時代を過ごした彼が、長い大学生活を経て新聞記者となり、やがて終戦を迎えるまでの道程を、六人の女性との交流を軸に描く。明日は檜になろうと願いながら、永遠になりえない「あすなろ」の木の説話に託し、何者かになろうと夢を見、もがく人間の運命を活写した作者の自伝的小説。


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