(大人の心を揺さぶる絵本)アンドゥ/渡邉良重(著) 高山なおみ(著)

2016/10/15 (Sat)

子どもだけのものにしておくなんてもったいない!
時に心の癒し、時にイマジネーションを刺激する、大人のためのとっておき絵本をご紹介。
ギフトにもお薦め!

≪その2≫心をリフレッシュさせたいときに、
感性と好奇心を刺激する絵本
アンドゥ/リトル・モア

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アンドゥ 新装版/リトル・モア

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* 本書は、2008年に小社より刊行した『アンドゥ』の表紙新装版です。
本文ページの絵、文章に、内容上の変更はございません。

天綴じのこの美しい本の表紙をめくると、ページの中央でふたつに分かれていて、紙を、アン(左) ドゥ(右) アン(左)ドゥ(右)と、交互にめくることで紡がれる、ある女性の物語。紙をめくる行為が、体験として刻まれる造本も、大きな魅力のひとつ。表紙こそ美しく彩られているけれど、中は茶紙にシンプルな色使いで高山さんのイメージとぴったり。パラフィン紙のような手触りの紙に幾度も触れるうちに、どこかへ連れ去られるような不思議な浮遊感を味わえる。「誰かとおなじ自分など いないって/今日とおなじ日などないって」のことばが心に残った。渡邉さんの絵はほんとうに好きだ。女性が喜びそうなお洒落で繊細な大人のアート絵本ケロ☆

渡邉良重
1961年山口県生まれ。グラフィックデザイン会社DRAFTを経て、2012年、アートディレクターの植原亮輔氏と共にキギを設立。独自の世界観で、グラフィック、テキスタイル、D‐BROSをはじめとしたプロダクトのデザイン、「CACUMA」での服のデザインなど幅広く活躍。また、子供用の絵本アプリ「MERRY BOOK ROUND」の開発も手掛け、自身のイラストで3つの物語を2014年1月に公開
高山なおみ
1958年静岡県生まれ。レストランのシェフを経て料理家に。文筆家としての顔も持つ(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
物語を担当したのは、料理家・高山なおみ。
近頃は、文筆家としての活躍もめざましい彼女が、はじめて物語を書下ろしました。
絵を担当したのは、渡邉良重。
女性的な感性を活かした作品は、柔らかい線の中に、力強さが共存しています。
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