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(散歩が楽しめる文庫:時間散歩が楽しめる文庫2/6)荷風随筆集(上) 日和下駄 他十六篇/永井荷風 (著) 野口冨士男 (編)

kage

2016/11/16 (Wed)

散歩文庫

散歩、寄り道、道草、散策。

それは日常のささやかで、小さな幸せを見つけた瞬間。

けれどそんな、ちょっとした時間がもてないときもあったりする。

だからそんなときは、文庫や書籍で散歩してみませんか?

アイコンりす今回の書籍案内人・・・・Arika


本当は、旅に出かけるのが一番、リフレッシュできるのだろうけれど・・・・。

そんな時間がもてない人のために、ちょっと遠出した散歩ものや、

思い切って旅行に出かけた気分に浸れる、時間散歩が楽しめる文庫を6冊紹介。

ちょっと足を延ばして、散歩や散策に出かけたら、日常が、昨日よりもずっと色づいているに違いない。



時間散歩が楽しめる文庫/6

≪荷風が歩いた東京散策記≫

明治・大正・昭和と、東京の移りゆくさまを記した東京散策記録
  荷風随筆集(上) 日和下駄 他十六篇/永井荷風 (著) 野口冨士男 (編)

荷風随筆集 上 日和下駄 (岩波文庫 緑 41-7)/岩波書店

¥713
Amazon.co.jp


Arikaアイコン(小)1思い出、景色、草花の匂い。
荷風が歩いた東京を読んで味わって、体感できる。

「日和下駄 一名 東京散策記」と題され、市中散策の古典的名著。大正3年(1914)8月~翌年6月まで「三田文学」に掲載され、11月に『日和下駄 全』として刊行された。荷風、35歳の時である。「市中の散歩は子供の時から好きであった。」とあり、日記「断腸亭日乗」を読んでもわかるように、とにかくよく歩いた人だったようです。散歩になんか目的はなく、ただ、「歩け歩けと思って、私はてくてくぶらぶらのそのそといろいろに歩き廻るのである。」それでも、目的があるとすれば、「何という事なく蝙蝠傘に日和下駄を曳摺って行く中、電車通の裏手なぞにたまたま残っている市区改正以前の旧道に出たり、あるいは寺の多い山の手の横町の木立を仰ぎ、溝や掘割の上にかけてある名も知れぬ小橋を見る時なぞ、何となくそのさびれ果てた周囲の光景が私の感情に調和して少時我にもあらず立去りがたいような心持をさせる。そういう無用な感慨に打たれるのが何より嬉しいからである。」、荷風は東京の街を散策する。それは「無用な感慨に打たれるのが何より嬉しいから 」だ。1910年から59年の東京が、ここに。散歩の名著にして、美しい小説のような街への賛歌。住時の東京を歩きたい………そう思わせる秋の夜長にぴったりな一冊。

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