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≪文学世界、絢欄たる美㈡≫細雪 (上・中・下) /谷崎潤一郎(著)

kage

2016/12/02 (Fri)

谷崎潤一郎の世界a

谷崎潤一郎の没後51年目の2016年。

明治・大正・昭和の長きにわたる作家生活で、

数多くの傑作を生み出した文豪の魅力をひもとく21冊をご紹介。

耽美にして繊細、それが私が谷崎潤一郎に抱くイメージです。

アイコンりす今回の書籍案内人・・・・Arika


文学世界、絢欄たる

 細雪 (上・中・下) /谷崎潤一郎(著)

細雪 (上) (新潮文庫)/新潮社

¥594
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細雪 (中) (新潮文庫)/新潮社

¥680
Amazon.co.jp

細雪 (下) (新潮文庫)/新潮社

¥767
Amazon.co.jp



Arikaアイコン(小)1戦前の大阪の雰囲気を余すところなく伝える叙事詩
蒔岡家の鶴子、幸子、雪子、妙子の四姉妹が織りなす恋と人間模様

戦争中に谷崎が細々と書きためていった作品です。大阪・船場の由緒ある商家に生まれた美しき四姉妹の色恋沙汰を軸に、滅びゆく日本の美と風俗を薫り高く描いた谷崎の代表作。現在にいたるまで数多くの言語に翻訳され、世界各国で出版されています。旧家意識が邪魔し、お見合いがうまくいかず三十路となった三女と、無軌道な生活を送りバーテンの子を宿す四女。そんな妹たちに心を痛める次女を主な話し手に、関西の美しい四季、風俗を織り交ぜて物語は進みます。「テーマ性の有無」という点で、賛否が分かれる作品ですが、四姉妹とそれにからむ登場人物、時代をていねいに描ききった谷崎の力量はやはり偉大です。子供をたくさん育てて大家族をしきってるけどどこか鷹揚とした長女・鶴子、本家と蘆屋の間をとりもち苦労の絶えない次女・幸子、ぼんやりとしてるが芯のあるいかにもお嬢様な三女・雪子、先進的で活発な四女・妙子。刻々と迫り来る戦争の予感が、このうとましくも美しい四姉妹のつながりをよりいっそう輝かせています。市川崑監督による映画版も評価が高い。


細雪[東宝DVD名作セレクション]/石坂浩二

¥2,700
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原作:谷崎潤一郎
監督:市川崑
脚本:市川崑/日高真也
出演:佐久間良子/吉永小百合/古手川祐子/伊丹十三/石坂浩二/岸恵子

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