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≪文学世界、絢欄たる美㈢≫陰翳礼讃(いんえいらいさん)/谷崎潤一郎(著)

kage

2016/12/03 (Sat)

谷崎潤一郎の世界a

谷崎潤一郎の没後51年目の2016年。

明治・大正・昭和の長きにわたる作家生活で、

数多くの傑作を生み出した文豪の魅力をひもとく21冊をご紹介。

耽美にして繊細、それが私が谷崎潤一郎に抱くイメージです。

アイコンりす今回の書籍案内人・・・・Arika


文学世界、絢欄たる

 陰翳礼讃(いんえいらいさん)/谷崎潤一郎(著)

陰翳礼讃 (角川ソフィア文庫)/KADOKAWA / 角川学芸出版

¥価格不明
Amazon.co.jp


Arikaアイコン(小)1日本人として読んでおきたい、
日々の暮らしの中にある日本文化を問いなおす随筆集!

建築コーナーに置いてあったのは表題作「陰翳礼讃」が建築を学ぶ人の必読書になっているかららしい。日本建築の闇の美しさや日本人の美意識について書かれている。海外で最も読まれている谷崎作品らしい。墨汁の黒、ぼんやりした薄明り、蝋燭の搾り出す怪しい光……。ほの暗い闇、すなわち「陰翳」にこそ日本的な美がある。西洋文明と対比させながら、日本文化の本質を鋭く考察した表題作ほか、7編を収録した随筆集。普段見落としがちなところにも美しさや面白みがあることをわからせてくれます。読んでいて何か禅や茶の湯の通じるものがあり、筆者の美的センスそして日本の文化に潜む美を絶妙な表現で語っています。 個人的には「ラン惰の説」「半袖ものがたり」が印象に残りました。大正時代のトイレ事情を面白おかしく考察する「厠のいろいろ」が特に面白かったです。日本の美を、それもどこかほの暗い美を表現させたらこの人の右に出る人はいないと思うし、私個人はこの人の表現する「日本の美」に対する強い執着心は好きです。

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