2017 07 « 1.2.3.4.5.6.7.8.9.10.11.12.13.14.15.16.17.18.19.20.21.22.23.24.25.26.27.28.29.30.31. »  2017 09

(3・11を心に刻む「あの日」を思う本)いちえふ 福島第一原子力発電所労働記(1~3巻) /竜田一人(著)

kage

2017/03/12 (Sun)

2017年3月のテーマ特集本
東日本大震災3・11

死者、行方不明、そして震災関連死を含めると2万1000人を超える犠牲者を出した(2016年2月警視庁発表)東日本大震災。

歳月を経た今だからこそ、語れる言葉思いがある。

「あの日」を思う。

もう一度、3・11を心に刻む。

アイコンりす今回の書籍案内人・・・・Arika


福島を生きる≪原発事故の現実≫(3)
 いちえふ 福島第一原子力発電所労働記(1~3巻) /竜田一人(著)

いちえふ 福島第一原子力発電所労働記(1) (モーニング KC)/講談社

¥価格不明
Amazon.co.jp

いちえふ 福島第一原子力発電所労働記(2) (モーニング KC)/講談社

¥価格不明
Amazon.co.jp

いちえふ 福島第一原子力発電所労働記(3) (モーニング KC)/講談社

¥価格不明
Amazon.co.jp

「いちえふ(=1F)」とは福島第一原子力発電所の通称。「F」は福島。「1」は第一。

現場の作業員や地元住人は「フクイチ」ではなく「いちえふ」と呼ぶ──。

新人賞MANGA OPENの大賞受賞作として「モーニング」に掲載されるやいなや読者、国内外のメディアからのすさまじい反響を呼んだ話題作がついに単行本化!
ここに描かれるのは「フクシマの真実」ではなく、作者がその目で見てきた「福島の現実」だ。

「メディアが報じない福島第一原発とそこで働く作業員の日常」、そして「この先何十年かかるともしれない廃炉作業の現実」を、あくまでも作業員の立場から描写。「この職場を福島の大地から消し去るその日まで」働き続ける作業員たちの日々を記録した、いま日本に暮らすすべての人たちに一度は読んでみてもらいたい「労働記」です。


Arika報告書v1アイコン現場が詳しい絵と日常的に描かれていて貴重。
1F(福島第一原発)作業員が描く渾身の原発ルポルタージュ漫画

福島第一原発、通称「1F(イチエフ)」で作業員として働いた著者による前代未聞の原発ルポマンガ。2012年時点のいちえふの作業員が見た現場が描かれている。年間の被曝限度は法律で決まっていて1年で50ミリシーベルト、5年では100ミリシーベルト。放射線量の高い場所での補修作業は作業できる時間が短く、真夏の作業は大変そうだ。悪質な会社は元請けに名簿上げるために人数だけを集めて人数分の支度金もらって逃げてしまうらしい。現場で働く人間にしかわからない廃炉作業の実態と作業員たちの日常を、冷静な眼差しと高い画力で再現。「そこで生活している人がいる」ことのリアリティを淡々と描いていて、だからこその程よい距離感がある、後世に残るであろう記録マンガの傑作。読みながら「1F」の報道がめっきり少なくなっている、と感じた。今の福島はどのような状況なのだろうと思いを巡らせた。商店街が新しくできたり鉄道が一部開通されるニュースの一方未だ仮設住宅での生活を続けなければならない方々がいる。避難先での子供達への心無い言葉や恐喝。6年過ぎて見えてきた光と陰。全面マスクを装着し、使い捨ての防護服を二重に着し、靴下は重ねばき、靴の上にはビニール袋をかぶせ、放射線計を肌身離さず持って、常に被曝量を管理し、挨拶は「ご安全に」。今なお6,000人からの人々が働く「1F」の作業現場大勢の人々。廃炉までは30~40年…だけど廃炉作業は止めるわけにはいかず、放射性廃棄物の最終処分の方法はない現状。結局は「放置」ということにもなりかねないことを考えると、背筋がゾッとする。





関連記事
スポンサーサイト

コメントフォーム

kage


URL:




Comment:

Password:

Secret:

管理者にだけ表示を許可する

この記事へのトラックバック