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(3・11を心に刻む「あの日」を思う本)岬のマヨイガ/柏葉 幸子(著) さいとう ゆきこ (絵)

kage

2017/03/07 (Tue)

2017年3月のテーマ特集本
東日本大震災3・11

死者、行方不明、そして震災関連死を含めると2万1000人を超える犠牲者を出した(2016年2月警視庁発表)東日本大震災。

歳月を経た今だからこそ、語れる言葉思いがある。

「あの日」を思う。

もう一度、3・11を心に刻む。

アイコンりす今回の書籍案内人・・・・Arika


悼む、そして生きていく物語(3)

  岬のマヨイガ/柏葉 幸子(著) さいとう ゆきこ (絵)

岬のマヨイガ (文学の扉)/講談社

¥価格不明
Amazon.co.jp

あの日、両親を亡くした萌花は会ったこともない親戚にひきとられるために、そして、ゆりえは暴力をふるう夫から逃れるために、狐崎の駅に降り立った。彼女たちの運命を変えたのは大震災、そしてつづいて襲った巨大な津波だった。命は助かったが、避難先で身元を問われて困惑するふたり。救いの手をさしのべたのは、山名キワという老婆だった。その日から、ゆりえは「結」として、萌花は「ひより」として、キワと三人、不思議な共同生活が始まったのだ―。



Arikaアイコン(小)1東日本大震災をモチーフに筆を執る
ひとつひとつゼロから積み上げ、見直してゆく、自然とともにある生活の意味

両親を亡くした萌花。夫のDVから逃れてきたゆりえ。震災に巻き込まれた二人はある老女に助けられ、岬の家で共同生活を始める。河童や狛犬や座敷童など不思議な存在との交流を通じて、傷ついた人々が居場所を見つけていくファンタジー。ゆりえさんと萌花ちゃんを救ってくれた山名キワさんがとても素敵なおばあちゃんで独特の存在感がありました。他人同士なのにお互い思い合い温かい交流が生まれていく様子がとてもよかったです。震災で人々がどう日常に戻ろうか試行錯誤していく様子と、悪いものを退けようと、お地蔵様やら河童やらが出てくるあたり、うまく融合していたと思う。神様達のキャラがとても素敵。不思議な出来事がたくさん起こりますが、日常と地続きな感じがしたのは東北や遠野の温かい言葉だったり、土地柄なのかもしれません。これからも3人が支え合って笑顔で暮らしていけますように。柏葉さんは岩手生まれなのは知っていたけど、ステキなイラストを描くさいとうさんも岩手の人なのね。



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