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(3・11を心に刻む「あの日」を思う本)イタリアで、福島は。 /安西洋之 (著)

kage

2017/03/15 (Wed)

2017年3月のテーマ特集本
東日本大震災3・11

死者、行方不明、そして震災関連死を含めると2万1000人を超える犠牲者を出した(2016年2月警視庁発表)東日本大震災。

歳月を経た今だからこそ、語れる言葉思いがある。

「あの日」を思う。

もう一度、3・11を心に刻む。

アイコンりす今回の書籍案内人・・・・Arika


福島を生きる≪原発事故の現実≫(6)
 イタリアで、福島は。 /安西洋之 (著)

イタリアで、福島は。 (NextPublishing)/クロスメディア・パブリッシング

¥価格不明
Amazon.co.jp

解説・早野龍五(東京大学大学院理学系研究科教授)

「ただの事実」がそれなりに伝わるだけで、たいしたことなんだよなぁ。  ――糸井重里氏(ほぼ日刊イトイ新聞)推薦!

※本書は、2015年11月25日~12月8日にかけて、ほぼ日刊イトイ新聞に連載した記事を刊行したものです。
早野龍五氏による解説は本書のために書下ろしました。


【目次】
はじめに ・・・ほぼ日編集部

1 ミラノ万博開催中に福島の今を伝える
2 検索エンジンの言う
3 福島には別な現実があったんだね
4 原子力を勉強している学生はどう聞いたか
5 知日派が過ごしたこの4年半
6 日欧200人以上の高校生の論文が英国専門誌に掲載される
7 イタリアが欧州の鍵となるのでは
8 青空市場と大手スーパーに共通するもの
9 信頼する、される
10 自分にとってのFUKUSHIMAを考える

解説 ・・・早野龍五


Arikaアイコン(小)1データを提示しながらも、いまだ風評被害に泣かされる「福島の食」 
「信頼とは2つだけの関係ではなく、3つの関係でこそ成り立つね。君(A)がアントニオ(B)を信頼するには、君から信頼されているぼく(C)という第三者があったほうが良い。」(p. 55.)

安全性に関する客観的なデータを提示しても、いまだ偏見と風評被害にさらされている福島の食品。センセーショナルなだけの記事に過剰に反応したり、一方的に忌避したりするのではなく「いかによき傍観者になれるか」というのが、当事者ではない人々のひとまず目指すべきところではなかろうか。2015年、美食の国イタリアで「食」をテーマに開催されたミラノ万博「Fukushima Food Safety Conference」。ミラノで開催された食の安全について考えるイベントを通じて、海外から見た福島について平易な言葉で語ったオンデマンド出版のPDF版。チェルノブイリなど身近な放射能問題に直面してきたヨーロッパの国に暮らす人々の本音はどのようなものなのでしょうか。イベントは一過性のキャンペーンで終わったのか、それともイタリアの人々の認識を少しでも新たにしたのか。ミラノと東京を拠点にするビジネスプランナー、安西洋之さんが、「イタリアでの福島」について、ありのまま、伝えています。当の日本人でさえイタリアと変わらない状態の人も少なくなかったのではと考えさせられました。本書で報告されている日伊合同シンポジウムは、食の問題に限らないより大きな問題意識を投げかけるものでもあります。



著者について

安西洋之(あんざい・ひろゆき)
モバイルクルーズ株式会社代表取締役。上智大学文学部仏文科卒業後、いすゞ自動車入社。欧州自動車メーカーへのエンジンなどのOEM供給ビジネスを担当後、独立。1990年よりミラノと東京を拠点としたビジネスプランナーとして欧州とアジアの企業間提携の提案、商品企画や販売戦略等に多数参画している。国際交渉のシナリオ立案とデザイン企画を得意としている。また、海外市場攻略に役立つ異文化理解アプローチ「ローカリゼーションマップ」を考案し、執筆、講演、ワークショップ等の活動を行っている。
著書に『世界の伸びている中小・ベンチャー企業は何を考えているのか?』(クロスメディア・パブリッシング)、『ヨーロッパの目 日本の目 文化のリアリティを読み解く』(日本評論社) 。共著に『「マルちゃん」はなぜメキシコの国民食になったのか? 世界で売れる商品の異文化対応力』(日経BP社)。

 

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