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(4.5月特集)『古典』古くて良いもの〈古典芸能〉狂言編

kage

2017/05/06 (Sat)

2017年4月‐5月《前半》特集本
古典1a

堅苦しくて難しいという印象でも、

奥が深くて知れば知るほど面白くなってくるのが「古典の魅力」です。

現代向けに編集された本を案内役に、歴史をさかのぼってみませんか?


アイコンりす今回の書籍案内人・・・・Arika


〈古典芸能〉狂言編

日本の古典芸能。

今に伝える技を楽しむべく、狂言に注目した本を紹介。

日本の伝統芸能である能楽の一分野。

江戸時代までは猿楽と呼ばれ、と同様に猿楽から発展した伝統芸能で、猿楽の滑稽味を洗練させた笑劇。

室町時代に大成したふたつの古典芸能のひとつを知る。



このカラっとした大きな笑いで元気になろう。
 茂山宗彦・茂山逸平と狂言へ行こう /茂山宗彦・茂山逸平(著)

茂山宗彦・茂山逸平と狂言へ行こう (旬報社まんぼうシリーズ)/旬報社

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アイコンりす茂山宗彦・茂山逸平と狂言へ行こう /茂山宗彦・茂山逸平(著) 【2017/05/01】



室町時代に誕生した狂言は、
滑稽を旨とする軽妙な対話劇で、狂言は笑いのデパート

 新版 あらすじで読む名作狂言50選/小林責(監修) 森田拾史郎(写真)

新版 あらすじで読む名作狂言50選 (日本の古典芸能)/世界文化社

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アイコンりす新版 あらすじで読む名作狂言50選/小林責(監修) 森田拾史郎(写真) 【2017/05/02】




この本を読んでいると実際の「狂言」が観たくなる。
「新版 日本の伝統芸能はおもしろい」シリーズは本当におもしろい!?

 新版 日本の伝統芸能はおもしろい 野村萬斎と狂言を観よう 
   /小野幸恵(著) 野村萬斎(監修)


新版 日本の伝統芸能はおもしろい 野村萬斎と狂言を観よう/岩崎書店

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アイコンりす新版 日本の伝統芸能はおもしろい 野村萬斎と狂言を観よう/小野幸恵(著) 野村萬斎(監修)   【2017/05/03】




装束や小物の美しい文様、
手の込んだ意匠をパラパラ眺めるだけでも十分に愉しめる♪

 狂言のデザイン図典
  /木村正雄(文) 茂山千五郎 (監修) 岩田アキラ(写真)


狂言のデザイン図典/東方出版

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アイコンりす狂言のデザイン図典/木村正雄(文) 茂山千五郎 (監修) 岩田アキラ(写真) 【2017/05/04】





まんがで楽しむ能楽シリーズ第三弾
エスプリ、ウィット、人生の悲哀に富んだ狂言の本質をまんがで読み直す。

 まんがで楽しむ狂言ベスト七〇番/村尚也(文) 山口啓子(漫画)

まんがで楽しむ狂言ベスト七〇番/檜書店

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アイコンりすまんがで楽しむ狂言ベスト七〇番/村尚也(文) 山口啓子(漫画) 【2017/05/05】



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■狂言とは
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日本の古典芸能の一。猿楽のこっけいな物真似 (ものまね) の要素が洗練されて、室町時代に成立したせりふ劇。同じ猿楽から生まれた能に対する。江戸時代には大蔵・和泉 (いずみ) ・鷺 (さぎ) の三流があったが、鷺流は明治末期に廃絶した。本狂言と間 (あい) 狂言に大別される。能狂言。

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■狂言の語源
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狂言は、道理に合わない物言いや飾り立てた言葉を意味する仏教用語の「狂言綺語」(きょうげんきご)に由来する。この語は主に小説や詩などを批評する際に用いられた(例;願以今生世俗文字業狂言綺語之誤 翻為当来世々讃仏乗之因転法輪之縁 白楽天)。この語が猿楽の滑稽な物まね芸を指す言葉として転用され、やがて上述の諸芸能の名称として定着した。一般名詞としても、滑稽な振る舞いや、冗談や嘘、人をだます意図を持って仕組まれた行いなどを指して狂言と言うようになった。

能は面(仮面。おもてと読む)を使用する音楽劇で、舞踊的要素が強く抽象的・象徴的表現が目立つ。またその内容は悲劇的なものが多い。これに対し狂言は、一部の例外的役柄を除いて面を使用せず、猿楽の持っていた物まね・道化的な要素を発展させたものであり、せりふも含め写実的表現が目立つ。内容は風刺や失敗談など滑稽さのあるものを主に扱う。

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■狂言の分類
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狂言は大きく以下の3種類に分類される。

別狂言
┣能「翁」の一部をなす三番叟(さんばそう。大蔵流では「三番三」と書く)と、その特別演出である風流(ふりゅう)をいう。

本狂言
┣一曲として独立して演じられるもの。通常、狂言という場合はこれをさす。

間狂言(あいきょうげん)
┣単に間(あい)とも。能の一部として演じられるものをいう。


脇狂言
┣めでたさ本位の曲。「末広がり」「福の神」「三人夫」「宝の槌」「鍋八撥」など。

大名狂言
┣主従もののうち、大名がシテを務めるもの。
「萩大名」「武悪」「靫猿[1]」「今参」「粟田口」など。

小名狂言(しょうみょうきょうげん)
┣主従もののうち、太郎冠者がシテを務めるもの。
「栗焼」「止動方角」「附子」「棒縛」「鐘の音」「金藤左衛門」など。

聟女狂言
┣聟入りもののように聟がシテを務めるもの、及び女性の登場するもの。
「二人袴」「八幡前」「比丘貞」「右近左近」「千切木」「寝音曲」など。

鬼山伏狂言
┣閻魔大王や鬼の類がシテを務めるもの(人が鬼に化ける話もこれに含まれる)、及び山伏がシテを務めるもの。
「朝比奈」「八尾」「清水」「梟」「柿山伏」など。

出家座頭狂言
┣僧や新発意、座頭がシテを務めるもの。
「布施無経」「呂連」「薩摩守」「伯養」「猿座頭」「丼礑」など。

集狂言(あつめきょうげん)
┣上記の分類に収まらないもの。
「瓜盗人」「茶壷」「膏薬練」「釣狐」「合柿」「居杭」など。

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■狂言の流派
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江戸時代に家元制度を取っていた流派としては大蔵流(おおくら りゅう)・和泉流(いずみ りゅう)・鷺流(さぎ りゅう)の3派がある。このうち現在能楽協会に所属する流派として存続しているのは大蔵流と和泉流だけである。鷺流は今日山口県・新潟県佐渡島・佐賀県に残存しているが、能楽協会への入会資格を認められていない。

大蔵流(おおくら りゅう)…東京が本拠地。
┣猿楽の本流たる大和猿楽系の狂言を伝える唯一の流派。代々金春座で狂言を務めた大藏彌右衞門家が室町後期に創流した。

現在大蔵流には、東京を本拠とする山本東次郎家・宗家大藏彌太郞家・善竹十郞家、京都を本拠とする茂山千五郞家・茂山忠三郞家、大阪神戸を本拠とする善竹忠一郞一門がある。台本は江戸の大蔵宗家の芸系を受け継ぐ山本東次郞家のものと、江戸時代以来京都を本拠としてきた茂山千五郞家のものとに大別される。両者は芸風も対照的で、山本東次郞家が武家式楽の伝統を今に残す古風で剛直な芸風なのに対して、茂山千五郞家は写実的で親しみやすい芸風である。

過去に大蔵流から人間国宝に認定されたのは善竹彌五郞・三世茂山千作・四世茂山千作・四世山本東次郞の4名。四世茂山千作は2000年に文化功労者、2007年には狂言界で初の文化勲章を受章している。


和泉流(いずみ りゅう)…名古屋が本拠地。
┣和泉流は、江戸時代初頭に京都の素人出身の職業狂言師である手猿楽師(てさるがくし)として禁裏御用を務めつつ、尾張藩主徳川義直に召し抱えられていた七世山脇和泉守元宜が、同輩の三宅藤九郞家、野村又三郞家を傘下に収めて創流した流派である。宗家は山脇和泉家で、一応の家元制度を取ってはいたが、三派合同で流儀を形成したという過去の経緯もあり、近世を通じて家元の力は弱かった。特に三宅藤九郞家と野村又三郞家には和泉流における狂言台本である六義(りくぎ)を独自に持つことができる特権があり、そうした面からも一定の独自性が保たれてきた。

現在和泉流は、名古屋を本拠とする野村又三郞家(いわゆる野村派)と狂言共同社(いわゆる名古屋派)、そして東京を本拠とする野村萬藏家・野村万作家・三宅右近家(いわゆる三宅派)の3派に大別され、台本もそれぞれ異なる。芸風は江戸時代においては上方系が写実性に富んだものだったようだが[要出典]、近代に入り東京に進出してから変化した[要出典]。

過去に和泉流から人間国宝に認定されたのは六世野村萬藏、九世三宅藤九郞、七世野村萬藏(野村萬)、二世野村万作の4名。野村萬は2008年には文化功労者に選ばれている。

鷺流(さぎ りゅう)…山口県・新潟県佐渡島・佐賀県に残存
┣鷺流は徳川家康のお抱え狂言師となった鷺仁右衞門宗玄(1560–1650年)が一代で築き上げた流派である。宗玄は、もとは山城国猿楽系の長命座に属していたが、長命座が金剛座に吸収されてからは宝生座に移り、慶長19年(1614年)に家康の命令で観世座の座付となったのを機に一流をなした。家康に寵愛され、大蔵流を差し置いて幕府狂言方筆頭となって以降は、江戸時代を通じて狂言界に重きをなした。芸風は良く言えば当世風で写実的、悪く言えば派手で泥臭く卑俗なものだったらしい。宗家は鷺仁右衞門(さぎ にえもん)家、分家に鷺傳右衞門(さぎ でんえもん)家、門弟家に名女川六左衞門(なめかわ ろくざえもん)家などがあったが、宗家をはじめとしてほとんどの職分が観世座に属していた。

この観世座という巨大な座に頼り切った脆弱な構造が災いし、明治維新を迎えるや鷺流は混乱の極みに達した。時の家元だった十九世鷺権之丞は変人と評されるほどの人物で、とても流派を統率する力はなく、困窮した職分は大挙して吾妻能狂言に参加した。これは能楽と歌舞伎を折衷した演劇で、成功せずに明治14年(1881年)頃までには消滅してしまったものだが、参加組は歌舞伎役者に家芸を伝えたと謗られてその後も能楽界への復帰が許されなかった。そして明治28年(1895年)に十九世鷺権之丞が死去すると宗家は断絶。その後は最後の鷺流狂言師となった鷺畔翁が晩年に鷺流宗家を自称していたものの、大正11年(1922年)の彼の死去をもって鷺流は能楽協会に所属する流派としては廃絶するに至った。

鷺畔翁をはじめ能楽界を追放された鷺流狂言師たちは歌舞伎界に接近し、「松羽目物」と言われる能楽写しの舞踊劇の演出に多大な影響を与えた。その意味では、鷺流は今日の歌舞伎によって継承されているということができる。なお鷺流の狂言自体は山口県山口市で傳右衞門派が同県の指定無形文化財に、新潟県佐渡市で仁右衞門派が同県の指定文化財に、そして佐賀県神埼市千代田町高志地区で高志狂言が同県の指定無形民俗文化財として残っており、時折国立能楽堂などで上演されたこともある。

■その他の流派
室町時代後期から江戸時代初期にかけては南都禰宜流(なんとねぎ りゅう)という神人を中心とした流派があったことが知られている。神人とは神社に属して芸能その他卑賤の仕事に従事した者の称で、かつて猿楽が有力寺社に属していた名残とも言える存在である。室町時代には盛んに活動していたことが諸記録によって知られるが、江戸時代に入ると急速に衰え、江戸初期には既存の流派(大蔵流など)に吸収されて消滅したと言われている。その他にも無名の群小諸派が存在したようで、流派としては既に滅んでしまったが、一部の台本は『狂言記』『続狂言記』『狂言記拾遺』『狂言記外編』という一般読者向けの読み物となって江戸時代に出版され世に残った。

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■狂言の慣用句
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きょうげんうたい【狂言謡】
狂言中でうたわれる歌謡。特定の狂言にうたわれるもの、独立した小曲で諸狂言に用いられるものなどがある。

きょうげんおうぎ【狂言扇】
狂言で用いる扇。流儀によって図柄が決まっている。また、大名は金地、小名は銀地、太郎冠者は鳥の子地など、役柄で色も異なる。

きょうげんかた【狂言方】
1 演能の際に、狂言を演じる人。本狂言・間(あい)狂言・三番叟(さんばそう)などをつとめる。狂言師。
2 歌舞伎の狂言作者のこと。江戸後期には特に四、五枚目の下級作者をいい、立作者の下でせりふの書き抜き、幕の開閉などの仕事をした。

きょうげんきぎょ【狂言綺語】
道理に合わない言葉と巧みに飾った言葉。仏教・儒教などの立場から、小説・物語の類をいう。きょうげんきぎょ。

きょうげんきご【狂言綺語】
道理に合わない言葉と巧みに飾った言葉。仏教・儒教などの立場から、小説・物語の類をいう。きょうげんきぎょ。

きょうげんこうたい【狂言小謡】
狂言謡の一種。主として本狂言の酒宴の場で、酌に立つときにうたう短い謡。謡曲の一節からとったものが多い。

きょうげんごうとう【狂言強盗】
自分が金品を着服したうえで、強盗に襲われてその金品を奪われたようにふるまうこと。

きょうげんこまい【狂言小舞】
1 狂言方のまう舞で、小舞謡を地とする短いもの。狂言中の酒宴の場などに舞われるほか、黒紋付き袴 (はかま) 姿で地謡の謡によって、単独でも舞われる。狂言小舞。
2 歌舞伎の初期のころに演じられた舞踊の一。1が歌舞伎に入って発達したもの。→小舞十六番

きょうげんざ【狂言座】
能舞台で、橋懸かりの付け根の奥の一隅。後見柱の向かって左脇で、間(あい)狂言をつとめる役者が、自分の演技の前後に控える場所。間座(あいざ)。

きょうげんさくしゃ【狂言作者】
歌舞伎で、劇場専属の劇作者。宝暦(1751~1764)ごろ、立作者・二枚目・三枚目・狂言方・見習作者の制度が確立した。劇作のほかに演出事務・舞台監督なども担当。

きょうげんし【狂言師】
1 狂言を演じる役者。
2 江戸時代、大奥や諸大名の奥向きに出向いて歌舞伎狂言を演じ、また、奥女中に歌舞や音曲を教えた女師匠。お狂言師。

きょうげんじさつ【狂言自殺】
死ぬつもりがないのに、人をだますために自殺のふりをしてみせること。
「金につまると―をして田舎の親たちを、おどかす」〈太宰・東京八景〉

きょうげんじょうるり【狂言浄瑠璃】
歌舞伎狂言の劇中で演じられる常磐津(ときわず)・清元などの浄瑠璃による所作事(しょさごと)。

きょうげんづくし【狂言尽(く)し】
1 能と交互に上演するのでなく、狂言だけを何番か上演すること。またその会。
2 歌舞伎のこと。「物真似(ものまね)狂言尽くし」を略して称したもの。

きょうげんばかま【狂言袴】
狂言で、太郎冠者および商人・百姓などの役のつける袴。紋散らしの模様がある。半袴。

きょうげんばしら【狂言柱】
《狂言座の向かってすぐ右にあるところから》後見柱(こうけんばしら)の異称。

きょうげんぼん【狂言本】
歌舞伎狂言の筋をまとめた版本。元禄年間(1688~1704)に流行した。多くは挿絵が入っているので絵入り狂言本ともいう。

きょうげんまく【狂言幕】 ⇒定式幕(じょうしきまく)
歌舞伎舞台の正式な引き幕。右から萌黄 (もえぎ) ・柿 (かき) ・黒の3色の縦縞模様があるもの。昔は、各座で色や配色順が異なった。江戸に起こり、明治期に上方へ伝播 (でんぱ) 。狂言幕。

きょうげんまわし【狂言回し】
1 歌舞伎劇で、筋の運びや主題の解説に終始必要な役柄。
2 表立たずに物事の進行をつかさどる人物。「社長交代劇の―をつとめる」

きょうげんめん【狂言面】
狂言で用いる面。おかしみのあるものが多い。神・鬼や動物のほか、老人・醜女の役などに用いる。武悪(ぶあく)・嘯(うそふき)・賢徳・乙(おと)など。

きょうげんやくしゃ【狂言役者】
歌舞伎狂言を演じる役者。

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