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大人本セレクト(112)…本棚に置いて大切にしたい、宝物のような3冊

kage

2017/01/21 (Sat)

■大人だから楽しんで読める、大人だから読んでほしい様々なジャンルの『大人本セレクト』をレビュー!
Arikaおとな本1
VOL・112

ほん運び大人だからこそ読んでほしい、
「本棚に置いて大切にしたい、宝物のような3冊」

 さよならのあとで/ヘンリー・スコット・ホランド(詩) 高橋和枝(絵)

限りなくシンプルで素朴な、たった42行の美しい詩。

大切な人とのさよならのあとでも、いつもと変わりなく名前を呼べるように…

遺された人の心の空洞を埋める宝物のような一冊。



さよならのあとで/夏葉社

¥価格不明
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Arika報告書v1アイコン近所の本屋で立ち読みしていたある日、知人の訃報が飛び込んできました。放心しながら棚に目をやると、この本がふと目に留まったのです。亡くなった人の視点から、この世からいなくなることについて綴った一編の詩。永別のかなしみをいやす、42行の言葉。 死ぬことは大げさなものではなく、単に「隣の部屋」に移るようなもの。だから、これまでと同じように私とつきあってください・・・。大切な誰かとの「さよなら」は誰も等しく避けられない。悲しみは千差万別で、その寄り添い方について正解を求められると口を噤む。この本が書棚にあることが支えになる。哀しみでいっぱいのあたまに、ほんの少し静けさというスペースを作り、遺された人の心の空洞を埋める宝物のような一冊です。



 断片的なものの社会学/岸政彦(著)

帯に書いてあった星野智幸さんのことばがいい尽くしている。

「この本は何も教えてはくれない。ただ深く豊かに惑うだけだ」

断片的なものの集まりであるからこそ、それぞれがちがうものを見出す一冊。


断片的なものの社会学/朝日出版社

¥価格不明
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Arika報告書v1アイコン社会学者が聞き取り調査で見聞きした、心に残る出来事の数々。そんな、整理がつかない人生の断片を丁寧にエッセイです。理念と実践、両方書いてあって片方じゃだめだということが書かれてある。社会という一括りで見る見方と個人的な体験。どっちも大切で、どっちかじゃダメ。私たちが日々暮らす中でも、こうした断片はたくさんあるはず。名前をつけられない、でも大切な気持ちを思い出させてくれます。帯に書いてあった星野智幸さんのことばがいい尽くしている。断片的なものの集まりであるからこそ、それぞれがちがうものを見出す一冊。




 木をかこう /ブルーノ・ムナーリ(作)  須賀敦子(訳)

木を描くことで広がる、想像力と、自身の可能性。

枝を伸ばし、葉を茂らせる、とはそういう事。

なんだか無性に木を描いてみたくなる一冊。



木をかこう (至光社国際版絵本)/至光社

¥価格不明
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Arika報告書v1アイコン木の描き方、その規則を教える絵本です。最初の方の、レオナルドダビンチの言葉が好き。この本は、現実の木を簡単な線で表現できることが分かって楽しい。小学生の頃、桜の木を描こうとして苦労したのを思い出した。上に行くほど枝を細く、木の種類によって規則は違います。「観察」が必要です…と私が思う。木も描くことができるし、木を覚えることもできます。この本を読むと、木が生きていることを改めて実感し、机の上のグリーンもかわいく思えてきます。木と同じように、人間にもそれぞれ個性がある。絵を描くことで、新たに見えてくるものがある。そう気づかせてくれる一冊です。


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